カテゴリー「about」の3件の記事

レジリエンスという言葉 resilience 名詞 

 心理学の用語レジリエンスが、社会的、かつ国際的なコミュニティや個人の生活にとって重要な単語として浮かび上がったのは、結構前のことです。心理的なストレスに対する自発的治癒力といった意味でつかわれていました。
 そして、2000年代に入ってから、気候変動問題、エネルギーの質と供給量(需給調整)の問題が化石燃料に依存する世界にとって、すでに脅威となっているという認識から、状況の機器への対応としての社会的な復元性といった意味でつかわれるようになってきました。国の2010年ころの文章にも「 resilience を対応力と訳し、気候変動の影響を. 防止・軽減する社会や自然システムの能力を意味すると解説しています。

 最近よく記事を読みに行くサイトに、 resilience.org があります、こちらのサイトは気候変動、エネルギー問題を中心にコミュニティの持続可能性を維持するための、レジリエンス、つまりしなやかな地域社会という文脈で記事を展開しているサイトです。そこの案内を読むと、世界でこの単語が使われているニュアンスがわかります。

resilience.org / communities-guide

 グリーンポストが展開する、しなやかな技術研究会では、
 Alternative Technology Research Group for the world of resilient communities
 という内容を研究しています。日本語にすると、しなやかなコミュニティを展開するためのオルターナティブテクノロジーの研究会となります。

参考
・Wikipedia : レジリエンス (心理学)

テーマ「レジリエンス」〜ビジネスパーソンが押さえておくべきキーワード〜-----"未来を考えるプロジェクト"DODA、2015/05/02


おすすめエントリー

続きを読む "レジリエンスという言葉 resilience 名詞 "

| | コメント (0) | トラックバック (0)

はじめに

 地球環境の悪化、気候変動の原因は、私たち人間です。または、そう考えるのに十分な理由があります。

 またこの影響により、私たちの現在の生活はさまざまな形で影響を受け、それは時には生活環境を破壊されたり、人命を失うことさえあります。さらに、この変動とその影響は、子供たちの世代により大きな被害をもたらす可能性があります。

 ただし、この気候変動と人間の化石燃料の大量消費に代表されるような無計画な活動の因果関係は、完全には解明されていませんし、さらには、完全なる証明もないかもしれません。このことに懐疑的な人については、「あなたに幸運を」とただ言わせていだだきます。

 私には、危機と見えるこの問題について、まったく問題にしないということも、一つの生き方だと思います。

 ただ、この危機は、私、私たち共通の大きな課題だと思います。困難ですが、考え行動する能力と時間があります。

 生活の質的な変換を、危機という契機をへて、「大いに必要だ。工夫してみたい」と考えます。そう考えているのは、もしかすると一家族と周囲の小さなネットワークかもしれません。

 もちろん、そうでないことは、知っていますが!

 それでも、第一歩を踏み出します。たぶん、稔り多い何かが、ベターな何かを育てることができるように思います。

 危機は、契機です。この危機に強く集中し。そして、一度その存在だけを残し、思考や毎日の生活から消し去ります。恐怖と不安を払拭するためです。

 そして、”可能な限り”リラックスして、”できるだけ”自由に、この危機をのりこえるライフスタイルについて、具体的に考えていきたいと思っています。


 どうぞ、よろしく。
 しなやかな技術研究会 代表 恒任東士(つねとうとうじ、ニックネーム t_t )

続きを読む "はじめに"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Q & A

 会話、メールなどでいただいた質問で、このサイトを訪問してくれた方の参考になりそうな内容をQ&A形式でまとめてみました。

Q

自然エネルギーに関してなら、このプロジェクトに興味あるけど、漠然としていて、またインデックスの範囲がひろすぎてとりとめがない。もっとターゲットをしぼったほうがいいのでは?

A


起業15年。自然エネルギー屋としてやってきて、成功しているとはいえないまでも、自然エネルギーの分野については、一言どころかたくさん意見があります。この分野でも、まだまだしたいこと、しなくてはならないことがたくさんあります。
 事業者、研究家としての立場を追及しつつも、なぜ自然エネルギーかと問われれば、巨大集中型のシステムの限界とシステムモデルとしての効率の悪さを考えた時に、代替案としての小規模分散型のシステムに関心を持ち、衣食住のさまざまな情報を集めたり、実践してみるうちに、偶然ビジネスとしては自然エネルギーがあったという経緯があります。エネルギーといわれれば、自然エネルギーによる電気、熱以前に「食」があり「水」があります。
 また、どんな仕事をしていても、人間には衣食住の現場があり、本人が意識しようと、しまいと、仕事に関係ないと考えていても、根源的には、すべての人間には生活者としての視点があります。
 しかし、人間はその生活者としての視点をよく忘れます。忘れると、システムも自然と一人一人の人間から離れていくと思います。したがって、自然エネルギーを語るときにも、当然衣食住のさまざまな実相の動きがダイナミックに反映するようなシステムを考える必要があります。このシステムをわたしは、「しなやかなシステム」として自分では考えています。
 さらに、日本はシステム的には省エネ、エネルギーを考える場合には、巨大なシステムの細かい管理による効率化という、あまり牧歌的ではない答えが主力になります。そのためのトップダウン、危機管理という動きがますます強化されれうのは必至です。この困難な時代をへて、リソースは有限、欲望は無限という時代がおわり、リソースは不足、知恵は無限という時代が始まると思います。
 このProject 50/2050がどこまで機能するのか、私にもわかりません。ただ、大風呂敷ではありません。どこまで機能するかではなく、力点を考える上でも全体の概観が重要だと考えています。


Q 自然エネルギーの同業者 A しなやかな技術研究会 つねとうとうじ


続きを読む "Q & A"

| | コメント (0) | トラックバック (0)