英ブレアー首相は、何を残そうとしているのか、、、
国によってさまざまな条件がある。風土、気候などの自然環境。人と技術の量と質。産業化の時期などでさまざまな問題と可能性を抱えている。
イギリスはどうなんだろう? 世界の政財界のオピニオンリーダーたちが集まった通称ダボス会議では、アフリカや環境問題では、ブレアー首相は評価されたが、常に”けれど”と脚注をつけられていた。英ブレアー首相の選ぼうとしている道は、ヨーロッパの道でありそして英国の道でもある。時には対立するEUと自国の利害の調整にかけるエネルギーが妙に力強く感じる。正直な力という感じがする。2010年まで予定どおり任期をまっとうするとすれば、2009年の1月までの米ブッシュ大統領以降の世界に影響力をもつことになる。
・Blair bypasses Bush to build a consensus on climate change-----Independent Online,14 February 2007
京都議定書は、不完全かもしれない。しかし、このステージが国際的に唯一約束として発効している足場です。Yahoo!で京都議定書と検索してみる。
・京都議定書(Wikipedia)
・京都議定書の概要(環境省)
検索結果は、環境省のサイトよりもWikipediaが上位にきた。Wikipediaも、時には内容が不正確だと指摘されることがあるが、もっとも参照される強力なオンライン・エンサイクロペディアに成長してきている。情報も不完全なものに頼っているとさえいえる。だが、正確さが時には型にはまってしまって、なにもあたらしいものを生み出すことができないときに、正確さよりもダイナミックな動きが必要とされることがある。
おさらいしたところで、インディペンデント紙の記事に戻る。
ブレア首相は、イラクで誤った。そして、国民にも謝った。現在も自国の兵士の命をイラクで危険にさらしていることは、大きな問題となっている。
エネルギー政策では、原子力と再生可能エネルギーの現実的な成長を促す政策を推し進めているように見える。ブッシュ大統領との大きな違いは、ブレアー首相が多くの内外のむずかしい問題において、すぐれた調整能力を世界的な視野で発揮できる点だろう。説得力があるような気がする。
さて、インディペンダント紙が書いているように、ブレアーはブッシュ後のアメリカにに京都議定書への参加をを再考させることができるのだろうか?
最近更新されたEUのエネルギー政策にも、原子力と再生可能エネルギーの利用により脱炭素の方向へと域内全体が向かうことが記されています。
EU自体にもさまざまな意見と取り組みがあり、日本の参考になる政策があると思います。(t_t)
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