自然エネルギー: ソフトエネルギー

自然エネルギー

　太陽、風力、水力などの自然エネルギーを周囲の環境から取り出す技術が世界的に注目されています。　さらにこの分野には、地熱、温度差、波力や海流などを利用する海洋エネルギーがあり、研究開発が活発化しています。これらの自然エネルギーを国のレベルでどこまで採用するかを考えることは、その地域の次世代の暮らしのあり方を模索する動きであり、エネルギーの地産地消という観点からみれば、エネルギーの安全保障の問題でもあります。　日本では、ながらく中東の石油に依存したエネルギーの調達のある方への代替案としては、原子力エネルギーがその中心を占めてきましたが、地震国であり、国全体がプレートの境界の上に位置しているといっていいほどの地質学的な特質により、地震と原子力発電の安全の確保という問題は、大きな争点になってきています。　日本は、現状ほとんどのエネルギーを海外に依存しています。石油やガス、石炭などの化石燃料、そしてウランなどです。これらの資源の獲得競争は今後ますます激化すると予想される中で、日本はいまだい核燃料サイクルに大きな予算的な力点をおいた施策をとり続けています。また、一般的にエネルギーという生活にかかせないライフラインに対しての議論も海外における、気候変動とエネルギー問題をセットにして大きな問題意識を共有していこうとする動きも活発化しているとはいいがたいです。　したがって、自然エネルギーを取り巻く状況は、話題性は高くとも、産業、技術の開発という観点、さらには小規模分散型エネルギーの利用と地方の経済の活発化といった具体的な動きにはつながってきていません。　現在ある、さまざまな試みに対してアンテナを張り、この自然エネルギーについて考え続けていきたいと考えています。（しなやかな技術研究会、2008/10/20記）

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●自然エネルギーの種類

太陽エネルギー

風力、風力発電

地熱

大気熱

水力

バイオマス

温度差エネルギー

海洋エネルギー

参考
Wikipedia