世界最大のミラー集光式392MW太陽熱発電所 Ivanpah Solar を見てみよう !

 Googleマップで使われている地図の画像の精度が上がっている。より拡大しても精細な画像を閲覧することができる地点が増えています。

 ということで、そのGoogleが投資している BrightSource Energyのミラー集光式392MW太陽熱発電所 Ivanpah Solarの”近影”をGoogleマップで見てみることにします。下の記事の段階では、なにもなかったのですが、、、

Google、建設中のBrightSource Energyのミラー集光式392MW太陽熱発電所 Ivanpah Solar に1億6800万ドルを投資-----ソフトエネルギー、2011/04/13

Ivanpah_solar_google_map_1
-----image : Googleマップで、Ivanpah Solar Energy Complexを見る-----
Ivanpah_solar_google_map_2Ivanpah_solar_google_map__tower
Ivanpah_solar_google_map__mirror

 画像を拡大して、中心のタワーを見たのが上の左の画像。鏡もはっきりと見えました。

 そして、Flickrには、多くの画像がアップされていました。

Ivanpah_solar_flicker_set
-----image : Flickr : brightsourceenergyセットより


  アイバンパ太陽熱発電所群 Ivanpah Solar Complexは、BrightSource Energy社のLPT 550 heliostatsシステムを採用した3基のミラー集光式太陽熱発電所です。3基の合計は、392MWで世界最大規模とされています。発電の仕組みは、太陽を自動追尾するヘリオスタッツ Heliostats とよばれる14.4平方メートルの巨大な鏡、約50,000枚により光をタワーに集めることで熱を発生させ、内蔵のボイラーで水蒸気を作り、発電機を回転させ電気を作るというものです。

 起工から6年あまりの歳月を経て、この世界最大の太陽熱発電所は、まもなく発電を開始します。続報があれば、そのときにまたお伝えします。


関連
・Ivanpah Solar : Update from Ivanpah – May 2013
Ivanpah_solar_site_news
-----image : 上記サイトより

Ivanpah Construction Footage

(BrightSource,2013/07/24)

Mojave Mirrors: World's Largest Solar Plant Ready to Shine-----National Geotraphic,July 25, 2013

関連エントリー
大規模太陽熱発電所の作り方2 BrightSource Energy / YouTubeから-----自然エネルギー、2011/04/13


追加情報
Google出資の世界最大級のソーラーサーマル発電所で誤算、発電量が計画を大幅に下回る-----Business Newsline、2014/11/17

"..........Ivanpah Solar Power Facilityに関して、発電量が当初の予想を大幅に下回る状況で推移していることが判った。

Ivanpah Solar Power Facilityは鏡で反射した太陽光を使って蒸気を発生させることで発電を行うソーラーサーマル型の発電所で、当初の計画では14万世帯の消費電力に相当する392MWの発電量が得られるはずだった。

しかし、運転開始以降の発電量は、日照条件などの影響を受けて当初予想の約60%に止まる結果となっている。
.......... "

Ivanpah developers confident of meeting long-term target-----CSP Today,Nov 10, 2014

At Ivanpah Solar Power Plant, Energy Production Falling Well Short of Expectations-----Breaking Energy,October 29, 2014

Ivanpah Solar Electric Generating System Reaches ‘First Sync’ Milestone-----NRG Energy,September 24, 2013


コメント続き

Googleマップは、精細度を増しただけでなく、雲のない画像で地上がはっきりと見えるようになってきているようです。しなやかな技術研究会のしなやかな技術研究会の地図、vol.2を使う面白さが増えそうです。今回の例のように、過去の”地点”も再度見直すと新たな発見がありそうです。


参考
GoogleマップとEarth、8000億画素の新衛星画像で刷新-----ハフィントンポスト、2013年06月27日

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環境省、東北地方の風力発電導入促進のための風況マップ特別版を公開

 環境省は、東北電力供給管内7県(青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島・新潟)の東北地方の風力発電導入促進のための風況マップ特別版を公開を新たに公開しました。

 これまでも環境省は、導入ポテンシャルマップや調査報告書を発表しています。今回のものは、東日本大震災を受け、東北地方で検討されている風力発電事業に対して、事業化に際して不足している風力発電事業を評価するために必要な長期間にわたる風況変動データを提供するために作成されたものであるということです。これまでのものよりも詳細な約500mメッシュで解析した風況データベースを作成し、これを地図情報と関連付けた「風況マップ(東北地方)」と「平成 23 年度 東北地方における風況変動データベース作成事業 報告書(平成24年3月)」が公開されました。
 公開された「風況マップ(東北地方)」はGoogleマップのレイヤーの形で提供され、kmzファイルをダウンロードしGoogleマップを開き、県ごとにプロットされたバルーンを開き、自治体を選んで閲覧します。福島県沖での浮体式洋上風力発電所の実証実験計画もり、洋上風車用のデーターも公開されました。

Ishinomaki_windmap
-----image(”上-<宮城県石巻市の風況マップ>、下-<地点をクリックするとそこのデーターが表示されます>”) : Googleマップにレイヤーの表示例-----
Ishinomaki_windmap_panel

Allakitawindmap
-----image(”上-<秋田県の広域を表示させてみた風況マップ>、下-<福島県沖の洋上風車が想定される洋上の風況マップ。表示させてみると、近海20kmは意外と風が弱い、、、、>”) : Googleマップにレイヤーの表示例-----
Fuku_wind_offshore

 環境省は、さらに5年で”保護側”のデーターベースとマップなどを整備するというアナウンスをしたという報道もあります。

環境省、東北を中心に自然エネルギーの候補地の野生生物の生息状況などを調べたデータベースを5年で整備-----自然エネルギー、2012/02/27

 環境省が、再生可能エネルギーの導入促進と環境保護などの規制側の両方を担うということに多少の疑問を感じつつ、とりあえず、規制と促進の両方の情報が必要です。今は、まだ環境保護側の情報が未対応ということですから、慎重な”現場”の判断と対応に期待するしかない、、、、。住民、利害関係の調整など急激な開発には必ずリスクが伴います。見つめていきましょう。


プレスリリース / 環境省、平成24年5月10日
風力発電導入促進のための風況マップ(東北地方)の公開について

1724
-----image(”(風況マップの表示イメージ、岩手県久慈市)”) : 同リリースより

" 環境省では、風力発電の導入ポテンシャルが大きな東北地方における風力発電の導入を促進するため、気象シミュレーション技術を活用して、東北電力供給管内7県(青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島・新潟)の過去20年間の年平均風速と変動(標準偏差)を約500mメッシュで解析した風況データベースを作成し、これを地図情報と関連付けた「風況マップ(東北地方)」を公開しましたのでお知らせします。
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/windmap/index.html

1.風況マップ(東北地方)の作成の背景・目的
 平成23年3月11日に発生した東日本大震災を受け、我が国では地球温暖化対策・エネルギー政策の両面から、再生可能エネルギーの導入を一層加速することが求められています。そうした中、我が国には大きな風力発電の導入ポテンシャルがある一方、風力発電事業を評価するために必要な長期間にわたる風況変動データが不足していることが、風力発電事業の事業性を判断する上で大きなリスク要因の1つとなっています。
 そこで、環境省では、風力発電の導入ポテンシャルが大きな東北地方における風力発電の導入を促進するため、当該地域において検討されている風力発電事業の事業性評価に資するべく、風力発電事業者等が風況リスクの評価に利用可能な風況データベースを作成し、これを地図情報と関連付けた風況マップを公開しました。

2.風況マップの特徴
 気象シミュレーション技術を活用して、風況データベースを作成しました。東北電力供給管内7県(青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島・新潟)について、過去20年間(1991年~2010年)の詳細な時間解像度(1時間)及び空間解像度(500m)による風況データを作成し、2MW級の風車の標準的なハブ高さである地上高80mにおける年平均風速を算出して、それに基づいて風況変動(標準偏差)の解析を行いました。
 作成された風況データベースの各データは位置情報を持っているため、地図情報と関連付けて表示することができます。そこで、一般に公開されているフリーソフトウェアであるGoogle Earthを利用した風況マップを作成しました。これにより、風力発電事業者やレンダー(金融機関)等が風況データを確認することができ、事業性評価に活用することが可能となります。
 風況データベースに関する詳細情報は、「平成23年度東北地方における風況変動データベース作成事業成果報告書」を参照してください。

 http://www.env.go.jp/earth/report/h24-02/index.html

3.風況マップの閲覧方法
 環境省ウェブサイト「風況マップ(東北地方)」から、「マップデータの閲覧」をクリックし、データファイルを開くことによって閲覧できます。

 http://www.env.go.jp/earth/ondanka/windmap/index.html
..........
なお、閲覧に当たっては、Google Earthをインストールする必要があります。

4.データ取扱い上の留意点
 風況マップは、年平均風速のみを考慮したデータベースを基に作成しており、各種社会条件や事業採算性等は考慮しておりません。また、風況マップによって表示される風況データは観測に基づいたものではなく、シミュレーションによって算出されたものであり、シミュレーション誤差を含んだデータです。
 風況データベース及び風況マップを利用することによって生じたあらゆる不利益又は損害に対して、環境省は一切責任を負いません。
 なお、風況データベース及び風況マップの著作権は環境省に帰属します。引用する場合には、出典(環境省「風況マップ(東北地方)」等)を明記してください。
.......... "

関連
環境省 : 風況マップ(東北地方)

"■公開データ項目
次のデータ項目を公開しています。

風況変動データベース項目
データ項目 データの説明
20年間の年平均風速 20年間の年平均風速の平均値[m/s](シミュレーション誤差を加味せず)

年平均風速の標準偏差 20年間の年平均風速の標準偏差[%](シミュレーション誤差を加味)

年平均風速の最大値 20年間の年平均風速の最大値[m/s](シミュレーション誤差を加味せず)

年平均風速の最小値 20年間の年平均風速の最小値[m/s](シミュレーション誤差を加味せず)

※風況変動データベースは、地上高80mにおける20年間の年平均風速を使用しています。この年平均風速は気象シミュレーションで得られた1991年から2010年の20年間の風況データ(時間解像度1時間・空間解像度500m)に基づき作成したものです。"

平成23年度 東北地方における風況変動データベース作成事業 成果報告書-----環境省、平成24年5月
Env_go20125touhokuwindreport
-----image : 上記報告書カバー

"平成 23 年度 東北地方における風況変動データベース作成事業 報告書目次
1. はじめに -----1
1.1. 業務の背景 -----1
1.2. 業務の目的-----1
1.3. 業務の実施にあたっての基本方針-----1
2. 業務の実施内容 -----3
2.1. 東北地方の過去 20 年の詳細な風況データの作成-----3
2.1.1. 東北地方の過去 20 年の詳細な風況データの作成方法-----3
2.1.2. 気象シミュレーション結果の検証・考察-----7
2.2. 風況変動データベースの作成-----15
2.2.1. 風況変動データベース構築方法-----15
2.2.2. 風況変動データの計算方法-----18
2.2.3. シミュレーション誤差評価-----19
2.2.4. 20 年間の年平均風速の解析結果-----23
2.2.5. 東北地方の長期風況トレンドの考察-----41
2.2.5.1. 東北エリア全域平均-----41
2.2.5.2. 気候区分別エリ平均-----80
2.3. 公開用データの作成-----114
2.3.1. データ公開方法-----114
2.3.2. 風況変動データベース公開システム-----115
2.3.3. 風況変動データベースの公開用データ化-----126
2.3.4. 公開データの閲覧方法-----136
2.3.5. Google Earth の主な使い方----- 141
.......... "

参考エントリー
環境省、Google Earthを使って閲覧できる再生可能エネルギーの導入ポテンシャルマップのデーターを公開-----ソフトエネルギー、2011/01/12

環境省、平成22年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査の結果を公表-----ソフトエネルギー、2011/04/22

平成21年度 再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査調査報告書-環境省 / 自然エネルギー資料-----自然エネルギー、2010/08/02

おすすめエントリー

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アトランティス Atlantis Resources、アジア初世界最大クラスとなる潮流発電所をインドで建設へ

 アトランティス Atlantis Resourcesが、アジア初となる潮流発電プロジェクトをインドで始めることになったと発表しました。計画が進められるのは、インドグジャラート州 Gujarat。伝えられるところによると、グジャラート州の州知事Narendra Modi氏自らが、潮流発電の分野で世界をリードすることを強く希望しているということです。

Indian state of Gujarat plans tidal energy project-----NewNet News,1 December 2009

 アトランティス・リソース社 Atlantis Resourcesの潮流発電機AK-1000は、直径18m水平2連プロペラの世界最大の1MW潮流発電機です。これだけの大きさながら、驚くほど動画や画像が少ないこともあって、その全容と運用状況の詳細がよくわからない点もミステリアスな要素を増大させてきた”謎の潮流発電機 Tidal Energy Plant”です。イギリスのEMECのテストサイトで実証実験が行われ、そのポテンシャルを証明してみせたと言われています。

アトランティス Atlantis、世界最大の直径18m水平2連プロペラの1MW潮流発電機 AK-1000 をEMECのテストサイトへ-----ソフトエネルギー、2010/08/16

 計画されている場所は、パキスタン国境とも近い Gulf of Kutch。パイロットプランとして、2011年内に50MWの潮流発電所(1MW-50基で、1億5000万ドル)の建設を開始し、将来的には300MW以上のポテンシャルがあるという研究を得て、合計250Wの世界最大の潮流発電所の建設を行う計画だということです。

Indiatidalgulf_of_kutch

-----image : Google マップ「Gulf of Kutch」より

 それにしても、これほどまでに巨大で話題性の高い潮流発電機の動画、画像がかくも少ないのか、、、? 本当にないですねぇ。

プレスリリース / Atlantis Resources,12th January 2011

State of Gujarat to install Asia’s first commercial scale tidal current power plant in the Gulf of Kutch in India at Vibrant Gujarat 2011 Summit

" The Right Honourable Chief Minister of Gujarat, Narendra Modi, has taken a further step today in proving his renewable energy and sustainable economic growth credentials by approving a 50MW tidal power project to be constructed in the Gulf of Kutch in the Indian State of Gujarat. The ceremony was also attended by Minister of State, the Honorable Saurabhbhai Patel.

The MoU was signed as part of the Vibrant Gujarat Summit 2011, coined ‘Davos in Action’ by organizers, which is attended by world leaders, leading business figure heads and dignitaries from over 70 countries.

The State of Gujarat has agreed terms with marine energy developer Atlantis Resources Corporation who will partner with Gujarat Power Corporation Limited on the landmark project that could commence construction as early as 2011. A total of 250MW of future tidal power development was agreed under the terms of the MoU.

Atlantis recently conducted an economic and technical study of prime sites in the Gulf of Kutch where as much as 300MW of economically extractable tidal power resource was discovered. The project company will also conduct investigations into the ability to combine the offshore wind resource in the Gulf with the proven tidal current resource to assess the feasibility of a mega marine power project.

The project team will now begin work on an initial 50MW project which could be scaled-up to more than 200MW of installed capacity. The project will require hundreds of millions of dollars of investment in tidal turbines, associated power export infrastructure and the development of a local supply chain and will lead to the creation of hundreds of jobs in the region.

Atlantis Resources is recognised as one of the leading players in the global marine energy industry and recently revealed plans to develop one of the world’s largest marine power projects in the United Kingdom using its new 1MW AK1000 tidal power turbine.
.......... "

・18 January 2011-India plans Asian tidal power first
201118jan01-----image : 上記リリースより

" Projections indicate that the cost of the initial 50MW farm - to consist of 50 1MW turbines - will come in at about $150m. "

関連
Gujarat State Portal

Gujarat plans Asia’s first commercial tidal power plant-----Ecoseed Information Network,January 14, 2011

Largest tidal power device unveiled-----BBC News,12 August 2010

貴重な画像
Tidal giant goes in at EMEC-----Orkney Renewables,25 August 2010

World's Largest Tidal Power Turbine Is Unveiled-----Zimbio,August 11, 2010

コメント続き

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Google マップ : しなやかな技術研究会 2

 ソフトエネルギーを2011年もよろしくお願いいたします。
 
 自然エネルギーやその利用を考える時、その土地の風土を考えることは欠かせません。インターネットによる、もっとも大きなこの分野の利便性の向上とは、なんといっても地図情報の充実にあるのではないでしょうか。
 いつでも、世界中のその土地のようすを把握できること、ある程度の情報を把握できることで、ますます興味が掻き立てられます。しなやかな技術研究会ではGoogle Mapを利用して情報を整理しようとしています。これからも活用していきたいと思います。


より大きな地図で しなやかな技術研究会 2 を表示

 Google マップ : しなやかな技術研究会(2007年4月8日作成 - 2010年3月14日)はこちらからご覧いただけます。

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みんなで発電マップ / おすすめサイト

みんなで発電マップ

Renewableenergymapgakusan0
-----image : 同サイト画像

" 自然エネルギーの発電所マップです。リストは、風力・太陽光・地熱の順で並んでます。誰でも編集可能です。どんどん追加お願いします。リストは2ページにまたがっているので、太陽光・地熱はリスト最下部の2ページ目をクリックしないと見られません。大規模からバス停用の小さなものまでいろいろあって楽しいよ。- Public Created on Feb 11
By Gaku - Open Collaboration "

 Googleマップで、Gakuさんが始めた”みんなで発電マップ”が、風力発電どうでしょう(日本版)の制作者なども加わり、すごく充実してきました。共同作業のメリットがでてどんどん項目が増えていきそうで、楽しみです。
 ユーザー登録をしていれば、Googleマップの上のリンクからGoogle Earth用のKMLファイルをダウンロードして読み込めば下のようにGoogl Earthで見ることができます。gakuさんのtwitterでのアナウンスは以下です。twitterと合わせれば、コミュニケーションが可能でしょうから、こうした地図の共有化、作業例としても貴重な例をなりそうですね。

Renewableenergymapgakusan1
-----image : Google Earth、みんなの発電マップのKMLファイルを読み込んだ表示-----Renewableenergymapgakusan2

Twitter Gaku Yamaguchi: 今更ですが、みんなで発電マップ

 グリーン・ポストも機会があれば利用させていただきます。

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出光興産、生グリーン電力を2010年4月から”直接”三菱地所所有の「新丸の内ビルディング」に配電。100%自然エネルギーのビル誕生へ

 出光興産は、青森県の風力発電事業などの実発電分を東京の三菱地所の新丸の内ビル向けに供給し、これにより同ビルが100%自然エネルギーにより電力を賄うという画期的な契約が成立したことを発表しました。
 これまでは、グリーン電力証書といういわば、債券によるみなし取引であった自然エネルギーの利用という形態が、今回は発電者が他の電力会社の送配電網を利用し遠隔地まで需要者に電力を送るという直接販売という新たな形での契約が成立したということは、発電、送電、配電(給電)という電力業者の役割の寡占状態からの新たな形態への変化のさきがけとなるのかが非常に注目される事業となります。

プレスリリース / 出光興産、2009年12月9日
日本初・CO2排出量ゼロのエネルギー「生グリーン電力」の活用スタートへ  出光興産が三菱地所所有の新丸ビルへ供給

" 三菱地所株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木村 惠司、以下、三菱地所)と出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:中野 和久、以下、出光)は、出光が供給する「生グリーン電力」を三菱地所所有の「新丸の内ビルディング」(千代田区丸の内1-5-1)において受電することを本日合意しましたのでお知らせします。
これまで、グリーン電力証書システム※1の事例はありますが、再生可能エネルギー100%の「生グリーン電力」※2を直接需要地が受電する取り組みは日本で初めてとなります。
出光は、二又風力開発株式会社(所在地:青森県上北郡六ヶ所村)などによって発電した生グリーン電力を2010年4月から託送※3により、直接新丸ビルに供給します。三菱地所は、新丸ビルで使用する電力すべてを「生グリーン電力」で賄い、これにより、新丸ビルのCO2排出量が年間約2万t削減されることとなります。
なお、三菱地所と出光は、東京都、千代田区ならびに青森県が進める「再生可能エネルギー地域間連携」の仕組みに参加することを今後検討して参ります。

※1 グリーン電力とは、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの再生可能エネルギーにより発電された電力のことで、「電気そのものの価値」の他に「環境付加価値」を持つ電力と考えられる。この「環境付加価値」を、電力と切り離して「グリーン電力証書」という形で購入し、通常使用する電気と組み合わせることで、再生可能エネルギーにより発電されたグリーン電力を使用しているとみなすことができるシステム。
※2 発電所から需用者に直接送られたグリーン電力。需用者はグリーン電力を「みなし」ではなく、直接電気として使用する。
※3 他の電力会社が保有・運用している送配電網を使って、発電所から需用者に電気を送ること。
(別ウィンドウで開きます)(参考資料)新丸の内ビルディング概要(PDF:16KB) "

関連
新丸の内ビルディング

三菱地所プレスリリース / 2009/12/09 日本初・CO2排出量ゼロのエネルギー「生グリーン電力」の活用スタートへ ~出光興産グループが三菱地所所有の新丸ビルへ供給~(PDF 149KB)

Shinmarugooglemap
-----image : Google Map : 新丸ビル(都道402号線, 千代田区, 日本)

参考動画
丸の内エリア 古くて新しいオフィスビル群が誕生

(tokyomx,2009年04月27日)

コメント続き
 残念ながら都会に住みながら、できるかぎり人ごみに興味がないので、遠くからながめただけというですが、丸の内じっくりみたい気がしてきました。こうした気持ちを他人に喚起するという意味からもこうしたあたらしい試みは歓迎です。(t_t)

参考
Marunouchi.com

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サイエンティフィック・アメリカン誌が選ぶ世界10大再生可能エネルギープロジェクト その2

 サイエンティフィック・アメリカン誌が選んだ世界の10大再生可能エネルギープロジェクトを”その1”に引き続き詳しくみていきたいと思います。



6-World's Largest Photovoltaic Power Plant Olmedilla Photovoltaic Park in Olmedilla de Alarcon, Spain

 6番目は、スペインのOlmedillaの60MWの太陽光発電所。Wikipedia : List of photovoltaic power stationsでも一番だが、もっと大きなプロジェクトが進行しているので、いつまで一番かはわからないですね。ここには、SilikenのSLK60という太陽電池モジュールが導入されているようですが、初めて聞くメーカーです。



7-World's Most Productive Geothermal Field The Geysers in Sonoma and Lake Counties, Calif.

 7番目は、カリフォルニアの地熱発電所です。その名は、Geysers地熱発電所で、Wikipediaによれば、22もの発電施設により合計 750 MWの最高出力を誇るとあります。

The Geysers / History
The_geysers
-----image : 上記サイトキャプチャー画像

 上のサイトによれば、建設は1921年に250KWの地熱発電所としてスタートしたとあります。由緒ある、巨大な地熱発電所群といったほうがいいようです。

参考ビデオ
Geothermal Heats Up
 この記事の巻末をご覧ください。

How a Geothermal Plant Works

(alternativeenergycom,2007年10月30日)



8-World's Largest Dry Biomass-Fired Power Plant Oy Alholmens Kraft in Pietarsaari, Finland

 8番目は、フィンランドのバイオマス発電施設です。Energico Oy社のサイトの情報によると、最大出力260 MWのバイオマス燃料による火力発電所は、2001年から営業運転をしているようです。比較的新しいバイオマス発電所です。燃料は、木質バイオマスに加え、Reed”葦(あし)”も乾燥バイオマス燃料として利用しているようです。

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ツバル、2020年に再生可能エネルギー100%により、クライメイト・ニュートラル Climate Neutralを目指す

 九つの環礁からなる人口12000人強のツバル。面積は、25.9平方キロメートルで軍隊ももたない小さな国が、気候変動による海面上昇により水没の危機に見舞われています。そのツバル国が、2020年までの次の10年間で太陽光発電や風力発電などを導入することで、脱化石燃料を果たし、カーボンニュートラル(クライメイト・ニュートラル Climate Neutral)な国作りを目指すと宣言したそうです。関西電力が国際協力の一環として導入した40kWpの太陽光発電施設は、Googleマップのサッカー場の際にしっかりと映っています。

Sinking Island Nation Of Tuvalu Will Use All Renewable Energy By 2020-----Huffingtonpost,07/20/09

Tuvalul-----image : Google Earthキャプチャー画像。[Googleマップ]-----
Tuvalupv

関連
UNEP : Climate Neutral Network / News

Unep_climate_neutral_map
-----image : Climate Neutral Networkキャプチャー画像

Government of Tuvalu's official Tourism web site

ツバル国名誉総領事館

外務省 : ツバル / わかる国際情勢 ! 水没が懸念される国々~ツバルを通して見る太平洋島嶼国

At risk from rising seas, Tuvalu seeks clean power-----Reuters UK,Sun Jul 19, 2009

コメント続き

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NRDCとGoogle、今度は風力などのアメリカの再生可能エネルギーマップRenewable Energy for Americaをネットに掲上

 以前紹介した、Natural Resources Defense Council(NRDC)のClean Energy and Conservationに引き続き、

自然環境と再生可能エネルギーの開発。わたしたちはどこを守り、どこを開発するのか?-----ソフトエネルギー、2009/04/08

 Googleマップ(Google Earth)のサービスを利用したRenewable Energy for Americaが公開されました。前者が、再生可能エネルギーの利用にあたって、開発を避けるべき地域の地図であり、そして今回のものが風力発電の予定も含めた開発状況、太陽エネルギーやバイオマス資源のエネルギー賦存量を示す地図が公開されました。

Renewable Energy for America
Renewable_energy_america2009
-----image : 上記サイトキャプチャー画像

" American farmers and entrepreneurs can help meet our energy needs, strengthen national security, create jobs and fight global warming by investing in homegrown power sources. See whether harvesting renewable makes economic sense for you: Click on a state to zoom in for detailed county-specific information. Use the options below to select the types of facilities and types of energy potential you would like to view. "

関連記事
Maps for planning renewable energy projects-----Leonardo ENERGY,2009-06-02

コメント続き

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韓国、エネルギーに太陽光など拡大 初の長期計画 / クリッピング 47News(共同通信)

" 韓国の李明博大統領は27日、大統領府で国家エネルギー委員会を開き、2030年までのエネルギー基本計画をまとめた。地球温暖化や原油高騰に対応し、太陽光・風力など再生可能エネルギーや原子力の比率を大幅に高めるのが柱。 .........."
-----47News(共同通信)、2008/08/27

関連記事
韓国、代替エネルギーへの投資を今年60%増加させる計画-----ロイター、2008年 07月 28日

S.Korea sets ambitious energy development targets-----Forbes,08.27.08

".....The world's fifth-largest crude oil importer will also aim to reduce the use of fossil fuels to 61 percent of total energy consumption by 2030 from 83 percent at present, while boosting the ratio of alternative energy to 11 percent from 2.4 percent, it said.
..... "

080828pm1900capturedskorea
-----image:Google Earthキャプチャー画像、[2008/8/28PM1900収録]

コメント
 韓国のエネルギー自給率は、現在4.2%程度だという。現状は、2004年のデーターで4%の日本とどっこいどっこいというところです。
 韓国は、再生可能エネルギーを2.4%から11%に、原子力も原発10基を増設し14.9%から27.8%ということですから、これから両国の政策が変わっていく可能性があります。原子力依存は同じですが、再生可能エネルギーに関しては、太陽光発電と海洋エネルギー利用などで、成功例がでれば、韓国の再生可能エネルギーの分野に道が開ける可能性はあります。
 ただ、さまざまな情報を総合すると、危うさは日本とどっこいどっこいというところだと思っています。Make a difference!を具体的に勝ち取るのは、さて?(t_t)

参考エントリー

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