西日本鉄道、 太陽光発電事業に参入。手始めに神大牟田線の筑紫工場に500kWp
西日本鉄道は、 太陽光発電事業に参入すると発表しました。まず、神大牟田線の福岡県の筑紫工場の屋根に500kWpの太陽光発電設備を設置し、発電電力を九州電力に売電する予定とのことです。
これまでも鉄道事業者が大規模な太陽光発電施設を建設した例はありますが、売電を主なる目的としての設置といっての事業参入はまだめずらしいです。
今後、鉄道事業者が発電事業にどのように取り組んでいくのか? 注目しています。
プレスリリース / 西日本鉄道、2012年7月30日
・ニュースリリース一覧 / 太陽光発電事業に参入します!(PDF)
"西鉄天神大牟田線 筑紫工場の屋根に 500KW のソーラーパネルを設置● 西日本鉄道㈱では、西鉄天神大牟田線の筑紫工場(筑紫野市)において、新たにソーラーパネルを設置し、太陽光発電事業に参入いたします。
● 環境・エネルギー問題に対する社会的要請が高まる中、電力の大口需要家である当社では、太陽光発電事業に参入することで、地域社会に貢献するとともに、環境負荷低減に努めてまいります。
● 今回、西鉄天神大牟田線の筑紫工場の屋根上に、総出力 500KW(キロワット)、面積約 4,000 ㎡の太陽光発電設備(ソーラーパネル)を設置します。当施設は日当たりが良く、影による影響が少ないため、効率的に安定した発電を行うことが可能と判断し、選定いたしました。
● 当施設の太陽光発電設備の着工は平成 25 年 3 月、同年 10 月から運用開始の予定です。■ 太陽光発電事業への参入の概要
【事 業 主 体】 西日本鉄道㈱
【設 置 場 所】 西鉄天神大牟田線 筑紫工場屋根上 (筑紫野市下見 673-3)
【建 物 概 要】 平屋建て鉄骨造 (屋根面積約 10,000 ㎡)
【発 電 設 備】 ソーラーパネル 約 4,000 ㎡
【発 電 容 量】 500KW
【事業スキーム】 〔発電事業者〕 西日本鉄道㈱
〔設計 ・ 施工〕 ㈱スピナ
【投 資 額】 約 180 百万円
【スケジュール(予定)】 着 工・・・平成 25 年 3 月
竣 工・・・平成 25 年 9 月
運用開始・・・平成 25 年 10 月
【年間発電量】 約 490MWH (住宅換算約 140 戸)
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参考エントリー
・街のあちこちに生まれる太陽光発電所 再生可能エネルギーまめ知識
”■鉄道が発電所になる!”
参考
・鉄道分野における低炭素化及び省エネルギー対策に関する連絡会議(第2回)及びエコレールラインプロジェクト推進検討会議の結果について-----国土交通省、平成24年7月31日
おすすめエントリー
・GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/7/30-8/2日版
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