宮崎県都農町に約5MWのバイオマス発電所「グリーンバイオマスファクトリー」竣工
読売新聞によると、宮崎県児湯郡都農町で、間伐材などから作ったチップを燃料にする木質バイオマス発電所が稼働したとのこと。2から5MW規模で、主に国内のバイオマスを利用した発電所の情報を集めているので、調べてみました。
運営会社として平成21年8月に設立されたグリーンバイオマスファクトリーは、宮崎県内を中心とした山林未利用材を原料とした木質チップを燃料として使用するバイオマス発電を行い、発電した電気を電気事業者に売電する事業を行なう企業で、施工は住友重機械工業と地元の企業が行っている。発電規模は、約5MW(送電出力5000kW、定格発電端出力5750kW)で、近接する日向市や美郷町で調達した1日200トンの間伐材などを燃料として利用する。年間約7200トンの燃料で、年間の予定送電量は40,000,000kWhを見込んでいる。
読売などによると、総事業費は約35億円で、固定価格買取制度を利用し売電し、15年間で回収する計画だとのことです。送電開始は、平成26年6月を予定しているということです。
都農の木質バイオマス発電所稼働--読売新聞 http://t.co/LwyCj12tZF "..間伐材などから作ったチップ..1日200t..年間発電量は約4000万kWh..総事業費は約35億円..15年間で回収.." #renewjapan #renewbiomass #宮崎
— greenpost (@greenpost) February 11, 2015
関連
・グリーンバイオマスファクトリー / 会社概要
コメント続き
最近のバイオマス発電は、5MWを超えるものもたくさん稼動する状況になってきました。それらが、国内のバイオマス資源を持続可能的に利用するしくみを構築できるのかが、最大の課題であり、関心事です。
参考エントリー
・クラボウ、徳島県阿南市で6.2MWの木質バイオマス発電施設の建設を開始-----ソフトエネルギー、2015/01/19
・高知県宿毛市で、全1万世帯分の電力をカバーする6.5MWのバイオマス発電プラント完成-----ソフトエネルギー、2014/12/11
・岐阜県の岐阜バイオマスパワー、 6.25MW木質バイオマス発電プラントを竣工-----ソフトエネルギー、2014/12/08
・三井物産ら、苫小牧バイオマス発電に出資。約5.8MWの木質バイオマス発電事業を計画-----ソフトエネルギー、2014/10/27
・タケエイ、岩手県花巻市に6.25MWの木質バイオマス発電所の建設を計画-----ソフトエネルギー、2014/10/17
・タクマ、熊本県で有明グリーンエネルギー向け6.25MWバイオマス発電設備を受注-----ソフトエネルギー、2014/09/16
・日本製紙、熊本県八代工場において未利用材100%による5MWバイオマス発電事業を計画-----ソフトエネルギー、2013/04/17
[ カテゴリー : 木質、森林/バイオマス ]
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