イベント 5/21 Panasonic、太陽光発電の電力でで金環日食の模様を富士山山頂から全世界に向けてインターネット配信

追加情報
太陽光発電の電力のみで「金環日食」インターネットライブ中継に成功-----パナソニック(BW版)、May 21, 2012

"Ustreamで全世界142カ国、約20万人が視聴
パナソニック株式会社は、本日2012年5月21日(月)、当社のエナジーソリューション技術を活用し、全世界に向けてインターネットライブ中継を行うプロジェクト“ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMA by SOLAR POWER”に挑戦しました。残念ながら富士山頂からの中継では、厚い雲の影響で日食の撮影が実現できなかったものの、並行して撮影していた和歌山県新宮市からの金環日食の様子を富士山5合目ベースキャンプからの解説とともにライブ中継しました。

今回の中継機材に使用した電力のすべては、太陽光発電システムで発電した電力を長寿命鉛蓄電池や家庭用ポータブル電源に充電したものを利用しました。特設サイトとUstreamには、世界142カ国から、約20万人が集まり、前日の撮影隊の富士山登頂や金環日食の様子を観賞しました。

プロジェクトの様子は特設サイト、Ustreamにて引き続き公開しています。今後も多くの方に、当社の取り組みに関して積極的にお伝えしてまいります。
.......... "


 当初のエントリーは以下、


 パナソニックは、ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMAby SOLAR POWER と題したイベントを企画。2012年5月21日(月)の金環日食の模様富士山頂から、クリーンエネルギーのみで、全世界に向けてインターネット上で生中継する。

 前日の5月20日から、富士山中間地点から、山頂に向けてアタックチームが登る様子をライブ中継も行い、当日、金環日食の映像を5月21日(月)7:30頃から配信する予定だという。それらの映像は、特設ウェブサイトとFacebookのサイトで見ることができるということです。機材のリストも公開されていて、荷物は結構な量です。登山チームの装備も本格的な登山のものでしょから、重装備での荷揚げとなります。そのあたりも見ものですね。録画も公開予定ということです。

 こうなれば、天気。そのとき、東京が曇りだったりしたら、富士山のほうの中継に人が集まりそうです。富士山もだめだったら、どこかの通信社が雲の上から撮影を挑む企画でもやってくれるといいのですが、、、、

 とにかく天気がいいことを願っております。

パナソニックが太陽光発電による電力のみで「金環日食」を富士山頂からライブ中継-----パナソニック、2012年4月18日

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-----image : 同リリースより-----
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"パナソニック株式会社は、日本の自然の象徴的な存在である富士山の山頂から、2012年5月21日(月)に起こる金環日食を、クリーンエネルギーのみで、全世界に向けてインターネット上で生中継するプロジェクト“ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMA by SOLAR POWER”を実施します。

..........エナジーソリューション事業にかける情熱とそれを支える技術・商品を世界中にご理解いただくために実施するものです。ビデオカメラ、撮影機材、PCなど、中継に使用する機材に必要な電力のすべてを、業界最高水準※1の発電量を誇る「HITR太陽電池」により発電し、自社製の蓄電池を介して供給します。

当日、富士山周辺は金環日食が綺麗に見える「中心食帯」と呼ばれる帯状の地域の中にあり、特に空気の澄んだ富士山頂では一層美しい金環日食を見ることが可能です。しかし、5月の富士山頂は雪に覆われた零下の環境下にあり、生活電力もありません。そこで本プロジェクトでは、「HITR太陽電池」で発電した電力を家庭用のポータブル電源に充電し、スタッフが凍りついた急斜面を登山し山頂に運びます。こうした過酷な行程を乗り越えるスタッフ達の活動を交えながら、金環日食の瞬間を、日本国内で最も太陽に近い場所から世界中に配信します。

プロジェクトの進捗状況は、4月18日より特設されるウェブサイトおよびfacebookページ上で、5月21日の金環日食当日までの間、配信していきます。撮影に使用する機材やスタッフの紹介、本番を想定した実施テストの模様などを配信していく予定です。このプロジェクトを通して、神秘的な金環日食の瞬間を多くの方にご覧いただけることを心より楽しみにしております。

※1 太陽光発電システム容量1kWあたりの年間予測発電量 HIT210シリーズ:1.169kWh/kW(大阪市の場合)2012年2月現在。国内の住宅用太陽光発電システム業界において(社)太陽光発電協会基準「年間予測発電量計算式」に基く。当社調べ。


【“ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMA by SOLAR POWER”概要】
■実施時期:2012年5月21日(月) 7:30頃 金環日食ライブ中継(予定)
http://panasonic.net/eclipselive

■実施過程:
[1] 4月18日~
特設キャンペーンサイトおよびfacebookページを立ち上げ。プロジェクト紹介ムービーを公開。スタッフ紹介、テスト撮影の模様など、特設キャンペーンサイトおよびfacebookページにて、プロジェクトの進行状況を随時レポート。

[2] 5月17日
富士山の中間地点にベースキャンプを設置し発電・充電を行う。

[3] 5月20日(日食前日)
富士山中間地点から、山頂に向けてアタックチームが登る。
(登山の様子を現地からリアルタイム中継します)

[4] 5月21日金環日食時
山頂で全ての機材をバッテリーに繋ぎ、金環日食映像の様子をライブ中継。

[5] 後日
上記の一連の様子をスペシャル動画として特設HPにて公開。
            
■使用機材:
【五合目ベースキャンプ】
ライフイノベーションコンテナ※2(HITR太陽電池パネル、長寿命サイクル用鉛蓄電池)
※2 無電化地域向けの「ライフイノベーションコンテナ」とは、仕様が異なります。

【山頂撮影部隊】
ポータブル電源CB-LS01H 16台(総出力2,068Wh)
日食撮影用カメラVARICAM
スタッフ撮影用カメラ/赤道儀(天体追尾システム)
PC(Let's note、FOMA回線利用)など

■中継に使用する総電力量(すべて太陽光パネルで発電):14,200Wh
.......... "

関連
ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMA(特設ウェブサイト)

 各種情報告知
・Facebook:PanasonicEclipseLive

・Twitter : @FujiyamaEclipse

[日本語字幕] ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMA by SOLAR POWER

(PanasonicNewsPortal,2012/04/18)

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日本電機工業会(JEMA)の電機工業技術功績者表彰最優秀賞、富士電機のNZのナ・アワ・プルア地熱発電所が受賞

  日本電機工業会(JEMA)は、第61回電機工業技術功績者表彰の最優秀賞は、富士電機株式会社の『トリプルフラッシュシステム採用による単機容量世界最大の地熱発電設備(ニュージーランド国 ナ・アワ・プルア地熱発電所)』が受賞したと発表しました。
 受賞理由には、「ほとんどの地熱発電プラントがシングルフラッシュ(1段階汽水分離)あるいはダブルフラッシュシステム(2段階汽水分離)を適用しているところを、熱水配管の閉塞を引き起こすスケール析出の課題を解決して、トリプルフラッシュ(3段階汽水分離)システムを採用し、地熱流体の持つエネルギーを余すところなく利用し最大出力147MWという単機容量世界最大の地熱発電設備を実現させた。」と書かれています。

 地熱の蒸気でタービンをまわし、さらに蒸気を分離した後の熱水を減圧することで蒸気を得るサイクルをさらに2度繰り返すのが、トリプルフラッシュ(3段階汽水分離)という方法で、より効率的な地熱エネルギーの利用が可能になるということです。
 ちなみに、地熱発電の地熱利用サイクルには、このフラッシュサイクルの他に、バイナリーサイクルがあり、こちらは地熱蒸気で直接タービンを回転させるのではなく、地熱流体を熱交換器に導き、二次作動流体であるイソブタン、または水とアンモニア混合流体などの低沸点媒体を利用して発電する方法があります。バイナリーサイクルは、地熱流体を全量地下へ還元することができるので、環境に与える影響を少なくできます。また、システムが小型化できることもあり、バイナリーサイクルのほうが日本向きという話も聞いたことがあります。
 ニュージーランドのナ・アワ・プルア地熱発電所では、なぜこのトリプルフラッシュシステムが採用され、高い評価を得ているのかについては、調べられませんでした。

 ところで、Nga Awa Purua Geothermal Power Stationは、今回の発表では、ナ・アワ・プルア地熱発電所。グリーン・ポストの記事では、ヌアワプルア地熱発電所としてきました。当初の富士電機システムズのリリースの表記に合わせてきたためです。本当のところ、発音的にはどちらが近いのでしょうか? ニュージーランドの先住民マオリ族の社会でも、この地熱発電所の貢献が評価されていることから、先日以下のエントリーも書きました。地元に愛される地熱発電所ということも、今後の地熱開発に重要な点だと思います。動画を紹介しているので、是非下のエントリーもご覧ください。

人に愛される、世界一の地熱発電所- ニュージーランド ヌアワプルア 132MW-----再生可能エネルギー GreenPost、2012-04-13

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-----image(”ナ・アワ・プルア地熱発電所の地熱発電プラント”) : 富士電機ホールディングス 2010年5月17日リリースより


プレスリリース / 日本電機工業会、2012.04.13
平成24年度(第61回)電機工業技術功績者表彰を行いました

" 一般社団法人 日本電機工業会
平成24年度(第61回)電機工業技術功績者表彰 受賞者決定

一般社団法人 日本電機工業会(以下JEMA)は、本日、4月13日11時より経団連会館にて平成24年度「電機工業技術功績者表彰」を行います。今回の最優秀賞には、富士電機株式会社の『トリプルフラッシュシステム採用による単機容量世界最大の地熱発電設備(ニュージーランド国 ナ・アワ・プルア地熱発電所)』が選ばれました。
JEMAは、昭和27年以来毎年1回この「電機工業技術功績者表彰」を実施しており、重電機器・白物家電機器の両分野で新製品・新技術などの優れた成果を挙げた功績者を表彰して参りました。今年度で第61回目を迎えます。
..........
平成24年度(第61回)電機工業技術功績者表彰の受賞概要
【最優秀賞】
『トリプルフラッシュシステム採用による単機容量世界最大の地熱発電設備(ニュージーランド国 ナ・アワ・プルア地熱発電所)』 (富士電機株式会社)

地熱発電は、地中に存在する熱エネルギーを蒸気や熱水のかたち(地熱流体)で取り出し、発電に利用するものである。そのため、石油などの化石燃料を燃焼させて蒸気を発生させる火力発電に比べてCO2の排出量が極めて少なく、地球温暖化防止の観点で優れた発電方式である。また、風力・太陽光など他の再生可能エネルギーとは異なり、天候や気象条件に左右されること無く安定的に利用することが可能である。一方、資源採取許認可で、地熱流体の採取量は通常制限されている。そのため、一定の地熱流体の流量からより多くのエネルギーを取り出し、発電するシステムの提供が求められている。

 ほとんどの地熱発電プラントがシングルフラッシュ(1段階汽水分離)あるいはダブルフラッシュシステム(2段階汽水分離)を適用しているところを、熱水配管の閉塞を引き起こすスケール析出の課題を解決して、トリプルフラッシュ(3段階汽水分離)システムを採用し、地熱流体の持つエネルギーを余すところなく利用し最大出力147MWという単機容量世界最大の地熱発電設備を実現させた。本設備の稼動により、化石燃料による発電量を削減し、CO2の排出量削減、地球温暖化防止に貢献した。

【優秀賞】
■ 重電部門 優秀賞
『世界初,カラーイメージインテンシファイアの開発と実用化』
(株式会社東芝)
■ 家電部門 優秀賞
『新興国への省エネエアコン普及を促進する電解コンデンサレスインバータ技術の
開発』
(ダイキン工業株式会社)
■ ものづくり部門 優秀賞
『世界初,発電用ガスタービン動翼の再生技術の開発・実用化』
(株式会社東芝)

【優良賞・奨励賞】
上記各賞のほか、「優良賞」8件、15名、「奨励賞」55件、107名が選ばれました。
.......... "

関連
日本電機工業会 : 表彰事業

ニュージーランド国営 Mighty River Power、単独発電機では世界最大となるヌアワプルア(132MW-富士電機システムズ製)地熱発電所の運用をまもなく開始-----ソフトエネルギー、2010/04/28

参考
Wikipedia : 地熱発電

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ホンダ Honda、埼玉県と共同でソーラー水素ステーションと燃料電池車 FCXクラリティの実証を開始

 ホンダ Hondaは、埼玉県と共同で進めている実証実験の一環として、日本初の高圧水電解システムを適用したソーラー水素ステーションを埼玉県庁内に設置するとともに、新たに外部給電機能を装備した燃料電池車 FCXクラリティの運用試験を開始したと発表しました。
 詳しいスペックは公開されていませんが、報道などの数値をみるとロスの次世代ソーラー水素ステーションに準じたもののようにですね。高圧水電解システムの採用によりコンプレッサーが不要になるということでシステムの小型化簡略化が計られています。システムは、24時間で1.5kgの水素を製造でき、この1.5kgの水素は、FCXクラリティが約150km走行することができる量に相当するということです。
 さらに今回の、FCXクラリティの外部給電機能は、一般家庭が使用する約6日分の電力を供給(9kW連続7時間以上)することができ、電源車としても使用できる仕様になっている点がロスのシステムにはない新しい仕様のようです。

 ただ、設備された太陽光発電システムについては、太陽光と商用電源を併用すると書かれているだけで、設備容量が書かれていません。太陽電池と商用電源で1.5kgの水素を製造するのに必要な電力が書かれていれば、水素ステーションの内容も想像できるのですが、、、、

プレスリリース / Honda,2012年03月27日
埼玉県庁敷地内に、ソーラー水素ステーションを設置~給電機能を装備した「FCXクラリティ」を埼玉県に納車~

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-----image(”ソーラー水素ステーション&FCXクラリティ”) : 同リリースより

" Hondaは、埼玉県と共同で取り組んでいる実証実験の一環として、日本初の高圧水電解システムを適用した「ソーラー水素ステーション」を埼玉県庁敷地内に設置し、本日、上田 清司 埼玉県知事と檀原 雅 岩谷産業株式会社 取締役副社長、山本 芳春 Honda取締役常務執行役員の出席のもと、オープニングセレモニーを行いました。
また、一般家庭のおよそ6日分の使用電力を供給できる、最大出力9kW※の外部給電機能を装備した燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」を新たに開発し、埼玉県に納車しました。

今回は環境省の委託を受け、将来の低炭素社会の実現に向けた産官共同の実証実験として、水素の製造から、貯蔵、供給までのプロセスにおいてもCO2を一切排出しない、日本初のソーラー水素ステーションを設置しました。Honda独自技術である高圧水電解システムにより、水素の製造と圧縮を一体化することでコンプレッサーが不要となり、小型・低騒音化を実現。将来は家庭用水素供給装置としての普及を目指し、水素エネルギーの効率的な管理と有効活用の可能性を検証していきます。
なお、このソーラー水素ステーションは、太陽光と商用電源を併用し、24時間で1.5kgの水素を製造します。この1.5kgの水素は、FCXクラリティが約90マイル(約150km)走行することができる量に相当します。
このソーラー水素ステーションを拠点に、外部給電機能を装備したFCXクラリティを公用車として活用することによって、実際の都市環境下でのCO2削減効果の検証を行い、また、緊急時における移動可能な発電設備としての実用性を検証します。

Hondaはかねてより、化石燃料の代替、排出ガスの削減、地球温暖化への影響の低減という観点から、燃料電池を将来の究極のクリーンパワーととらえ、積極的に開発を行っています。

※ Honda測定値
.......... "

関連
Honda 次世代に向けた取り組み : 水素の製造供給システム

Honda、家庭用 次世代ソーラー水素ステーションの実証実験開始-----Honda,2010年01月28日

Hondasolarstation_ros
-----image : 上記リリースより

".....2001年よりロスアンゼルスセンターで稼働してきた従来型のソーラー水素ステーションは、高圧水素の製造のために、水電解装置および水素圧縮コンプレッサーが必要だった。一方、次世代ソーラー水素ステーションは、Hondaの独自技術である高圧水電解システムにより水素の製造と圧縮を一体化することで、コンプレッサーが不要となり、小型・低騒音・低コスト化を実現し、家庭用水素供給装置としての可能性を広げた。また、従来に比べ水素製造システム効率も25%※向上している。
これにより、8時間で約0.5kgの水素が供給され、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」が30マイル(約50km)走行できる。....."

HONDA : FCXクラリティ主要諸元(日本仕様)

「次世代ソーラー水素ステーション」実証実験を開始します ~埼玉県・本田技研工業(株)で共同実験~-----埼玉県、2012年3月26日

ホンダ、埼玉県庁にソーラー水素ステーション-----carview.co.jp,2012年3月28日

県庁に次世代ソーラー水素ステーション-----埼玉新聞、2012年3月28日

関連エントリー
Honda、埼玉県庁にソーラー水素ステーション」を設置し、燃料電池車 FCXクラリティの10kW以上の外部出力電源機能などの実証実験を実施-----しなやかな技術研究会、2011/04/22

ホンダ Hondaの太陽光発電と水素製造装置による燃料電池車への水素充填システム-----自然エネルギー、2010/07/27

コメント続き
 ここからは、また勝手な数値で予想してみます。

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ソーラーリザーブ SolarReserve、ネバダ州で建設中の110MW太陽熱発電所用の高さ162mの中心塔をお披露目

 米太陽熱発電のベンチャー、ソーラーリザーブ SolarReserveは、ネバダ州で建設中の110MW太陽熱発電所用の高さ162mの中心塔をお披露目しました。この大型集熱式の太陽熱発電所の正式名称は、Crescent Dunes Solar Energy Plantです。ネバダ州のTonopahで2011年の9月に工事が開始されました。今回、完成した高さ162mは、これから配置される太陽を追尾する自動制御された鏡、1000にもおよぶヘリオスタットによって集められた太陽のエネルギーが集められる重要な施設です。この大型太陽熱発電所の最大のメリットは、得られた熱を貯蔵できる溶融塩エネルギー貯蔵設備を備えていることです。集められた熱は、すべて溶融塩に集め、熱交換システムを経て適宜蒸気をつくり発電タービンを回転させることができます。この循環により、安定した発電が可能になります。完成予定は、2013年末です。

完成すれば、世界一の規模であることは間違いなさそうです。鏡で太陽のエネルギーをタワーの一点に集める姿はきっと輝いていることでしょう。

 ソーラーリザーブ SolarReserve社は、2007年より全世界で25以上3000MWに達する集熱型太陽熱発電の提案を行い、1990年には、10MWのパイロットプラントを運用、その成果を受けて、世界中で太陽熱発電を展開しようとしています。すでに、1000MW程度の規模での集光型太陽熱発電 CSP のプロジェクトを運営する世界屈指の太陽エネルギー会社となっています。太陽光発電も1100MW程度手がけているということです。

プレスリリース / SolarReserve, Feb. 9, 2012
SOLARRESERVE REACHES MAJOR CONSTRUCTION MILESTONE IN COMPLETING TOWER FOR WORLD’S LARGEST MOLTEN SALT SOLAR TOWER PLANT

Solarreserve
-----image : 同リリースの動画より
SolarReserve Tower Completion Movie

(SolarReserveTV,2012/02/09)

" Nevada project represents leading solar thermal technology worldwide - integrated energy storage provides predictable and zero-emissions electricity day or night to meet peak demands

a U.S. developer of large-scale solar power projects, today announced completion of the 540-foot solar power tower for its 110 megawatt (MW) Crescent Dunes Solar Energy Plant located near Tonopah, Nev. Utilizing the most advanced solar thermal technology worldwide, the Crescent Dunes Plant will be the nation’s first commercial-scale solar power facility with fully integrated energy storage and the largest power plant of its kind in the world.

“Completion of the solar power tower is a significant milestone not only for SolarReserve and our plant, but also for the solar energy industry as a whole. This project is on track to bring American innovation to fruition and is already creating jobs,” said Kevin Smith, CEO of SolarReserve. “Our U.S.-developed technology has the ability to store energy for 10-15 hours and solves the issue of intermittent power generation to the grid, the number one limitation to other solar and wind renewable energy technologies. We can deliver electricity ‘on demand’ the same way a coal, natural gas or nuclear fueled plant does ? but without emitting any harmful pollution or hazardous materials ? providing a genuine alternative to conventional power generation.”

The flagship project is jointly owned by SolarReserve, ACS Cobra, a worldwide leader in the engineering and construction of power plants and solar thermal facilities, and Santander, a global financial services and banking leader. ACS Cobra’s Nevada-based affiliate, Cobra Thermosolar Plants Inc., is the general contractor for the project and is utilizing Nevada and regional subcontractors to perform the work.
...........
Construction of the facility began in September of 2011 and currently has over 100 workers on site. More than 70 percent of the construction workers are local Nevadans and 80 percent of the subcontractors are Nevada-based, including union and non-union firms. Construction is expected to peak at more than 600 jobs on site during the 30-month construction period and is estimated to create more than 4,300 direct, indirect and induced jobs at companies throughout the U.S. that provide engineering, equipment supply and manufacturing, transportation and other value-added services. To date, orders for the project have been placed for equipment and services in more than 20 states.
.......... "

関連
SolarReserve / Crescent Dunes

" The Crescent Dunes Solar Energy Project is a 110 MW plant located near Tonopah, Nevada. Once constructed, it will power up to 75,000 homes during peak electricity periods.

Project Overview
110 MW solar thermal power tower plant utilizing the advanced molten salt power tower technology with integrated storage. "

Tonopah Solar Energy
How_to_solar_thermal_plant_works
-----image : 上 - ”How a Solar Thermal Plant Works”、下 - ””。いずれも「Fact Sheet Crescent Dunes」より----Heliostats

World's Biggest Solar Tower Now Complete-----Solar Feed,

・Wikipedia : Crescent Dunes Solar Energy Project

参考動画
SolarReserve Concentrated Solar Power Technology Animation

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イベント 10/8 エネルギー映画”3本”上映会&パネルディスカッション「未来のエネルギー」-第4の革命、アンダー・コントロール、イエロー・ケーキ-

-----イベント案内のサイトより-----(要事前申込。多数の場合抽選)

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-----image : 同リリースより

" エネルギー映画特集+監督パネルディスカッション 「未来のエネルギー」
※応募多数の場合は抽選となります。
 当選者の方には、9/30(金)に当選メールをお送りいたします。

美しい新緑も、厳しかった夏も、そして台風の夏もやってきた2011年の日本。
水に流すという日本の風土にあった解決の道は、これからも通用するのでしょうか。
「原発を持たない国になる」というドイツの決断を背景に、3本のドキュメンタリー映画の上映と、監督ならびに有識者によるパネルディスカッションを行います。
これからのエネルギーについて語り合うこと、それは未来の社会に対する私たちの意思を問い直す機会ともなるでしょう。
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【日時】 2011/10/8(土)12:00~
【会場】 ドイツ文化会館ホール
(http://www.goethe.de/ins/jp/tok/uun/anf/jaindex.htm)
〒107-0052 東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館内
【アクセス】 地下鉄青山一丁目駅A4出口から赤坂郵便局方面へ徒歩5分
【主催】東京ドイツ文化センター、ドイツ連邦共和国大使館、在日ドイツ商工会議所
【協力】イメージフォーラム、ユナイテッドピープル株式会社
【参加費】 無料 
【応募締め切り】 9/29(木) ※応募多数の場合は抽選となります。
【ゲスト】 カール-A・フェヒナー監督、フォルカー・ザッテル監督、
      ヨアヒム・チルナー監督、三島憲一、赤川省吾、四方幸子
【イベント詳細】
上映、パネルディスカッション共に全席自由席、全会入れ替え制です。
各回の上映会の後には、監督との質疑応答があります。
パネルディスカッションは申し込み制です。
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スケジュール&映画紹介
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【当日スケジュール】
12:00~ 『アンダー・コントロール』
14:00~ 『第4の革命 - エネルギー・デモクラシー』
16:00~ 『イエロー・ケーキ - クリーンなエネルギーという嘘』
18:30~ パネルディスカッション「未来のエネルギー」
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アンダー・コントロール
「原子力発電所の権力機構の背後をかいま見せてくれる。
まるでフィクションのような職場風景、無菌状態のコントロールルームや銀色の防護服をまとってこの世で最も危険な物質を扱う従業員たちの姿が映し出される。
こういった原発の現状の日常よ、良し悪しの評価は抜きにカメラは追う。
(ドイツ、2010年、35mm、102分) 」

映画『アンダー・コントロール』予告編

(unterkontrolle2011,2011/09/05)

第4の革命 - エネルギー・デモクラシー
「 再生可能なエネルギー時代への出発を記念する作品。
クリーンで持続可能な脱化石燃料の長所を100%生かした国際的なプロジェクトと新しい経営モデルが続々と紹介される。
2010年、ドイツの500を越える都市で上映された同作品は、各地で大反響を呼び、この年のドキュメンタリー映画で最も多くの観客動員数を記録した。
(ドイツ、2010年、DVD、86分) 」

AVAILABLE NOW ON DVD: THE 4TH REVOLUTION - ENERGY AUTONOMY (theatrical-trailer)

(fechME,2010/05/11)

イエロー・ケーキ - クリーンなエネルギーという嘘(注-yellowcake-derfilm.deへ飛びます)
「これまでのウラン採掘の65年の歴史に焦点を当てる。
そこにはプロパガンダあり、間違った情報あり、そして秘密あり。
ウラン採掘がもたらした環境汚染や健康被害の問題を追うカメラは、ナミビア、オーストラリア、カナダへと時代すらさかのぼっていく。
(ドイツ、2005~2010年、DVD、108分) 」

『イエローケーキ』予告編 ウラン採鉱、精錬の様子 2010年(ドイツ語)

(hiyoodoori, 2011/06/14 )
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ゲストプロフィール
◆カール-A・フェヒナー(『第4の革命 - エネルギー・デモクラシー』監督)
音楽教師の資格を持つドイツの映画監督でジャーナリストならびにプロデューサー。
湾岸戦争の際は報道官として活躍。1998年以降、フェヒナー・メディア株式会社の代表取締役。
主にエネルギーの持続可能性をテーマにドキュメンタリー映画を製作している。
フェヒナー・メディアの編集長として映画製作とメディアへの情報発信を行っている。

◆フォルカー・ザッテル(『アンダー・コントロール』監督)
1970年にマンハイム郊外の小都市に生まれる。1993-1999年、バーデン=ヴュルテンベルク・フィルムアカデミーで劇映画とドキュメンタリー映画の監督を専攻。
制作した多様な作品群は映画祭や展覧会、テレビなどで上映されている。
また映画の制作活動と並んで、オラフ・ニコライ、ダニエル・クラインなどのアーティスト、ティム・エルツァーや作家のマリオ・メントルップとのコラボレーションも行っている。

◆ヨアヒム・チルナー(『イエロー・ケーキ - クリーンなエネルギーという嘘』監督)
1948年、ヴィッテンベルクに生まれる。1970-1974年、ベルリン・フンボルト大学で美学と文化理論を学ぶ。
1975年以降DEFAスタジオのベルリンに関するドキュメンタリー映画の編集者として、1980年以降は監督として勤務。
1990-1991年の間、映画・テレビ連盟の代表を務める。
1991年にDEFAスタジオのアーティスティックな分野の職員全員が解雇されると、映像作家の自主制作プロダクションUM WELT FILMを設立。

◆三島憲一
社会哲学者。大阪大学名誉教授、東京経済大学教授。
ベルリン自由大学名誉博士。
著書には「戦後ドイツ-その知的歴史」「現代ドイツ-統一後の知的軌跡」など。

◆赤川省吾
日本とドイツで育ち、慶應義塾大学経済学部で学んだ後、1994年以降、日本経済新聞社に勤務。
金融・財政を担当した後、2007-2011年の間、ベルリン市局長。
2011年から財務省記者クラブのキャップ。1995年の阪神・淡路大震災は神戸で体験した。

◆司会/四方幸子
キュレーティングおよび批評。東京造形大学特任教授、多摩美術大学客員教授、国際情報科学芸術大学院大学非常勤講師。
情報環境とアートの関係を横断的に研究、並行して数々の先験的な展覧会やプロジェクトを実現。
近年の活動に「ミッションG:地球を知覚せよ!」展(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、2009)、「IST2010」フェスティバル(VACANT、2010)「polarm」展(山口情報芸術センター、2010)など。国内外の審査員を歴任。
..........
17316_photo2
-----image : 同リリースより
......... "

関連
・Twitter : @4thre

ドイツ文化センター

映画「THE 4th REVOLUTION - EnergyAutonomy(第四の革命 - エネルギーの自立)」-----ソフトエネルギー、2010/09/02

 詳細、お問い合わせは、イベント案内のサイトをご覧ください。

続きを読む "イベント 10/8 エネルギー映画”3本”上映会&パネルディスカッション「未来のエネルギー」-第4の革命、アンダー・コントロール、イエロー・ケーキ-"

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Williams F1、KTSi、モータースポーツで培った蓄電・平滑用フライホィールを生かしエネルギー用を共同開発へ

 イギリスのF1ファクトリー、Williams Grand Prix Engineering Limited (Williams F1)は、レーシングカー用に開発した、高い効率のフライホィール技術を応用し、鉄道や電力産業用の蓄電および平滑(平準化)用のフライホィールシステムを、Kinetic Traction Systemsと共同開発すると発表しました。
 Williams F1は、Porsche 911 GT3 R hybridに搭載され、高い評価を受けた、WHP flywheel energy storage systemを応用。この技術は、実際にバッテリーの変わりにレースカーに搭載され実証運転済み。対するKinetic Traction Systemsは、鉄道用に開発したフライホィールシステムの技術をもちより、長期にわたり開発を続けることになったようです。

プレスリリース / Williams Grand Prix Engineering Limited (Williams F1) ,01 Sep 2011
Williams F1 and KTSi to Advance Composite Flywheel Energy Storage Technology

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-----image : 同リリースより

" Williams Grand Prix Engineering Limited (Williams F1) and Kinetic Traction Systems, Inc. (KTSi) have signed a long-term Co-operation Agreement to advance and promote innovative, clean flywheel-based energy storage and recycling systems for mass transit rail and grid applications.

Originally intended for use in the Kinetic Energy Recovery Systems of its racing cars, Williams F1’s subsidiary, Williams Hybrid Power (WHP) has developed high-performance, lightweight mobile flywheel energy storage systems. These incorporate its patented Magnetic Loaded Composite (MLC) technology which gives the systems their unique high cycling ability and high-power characteristics. WHP’s mobile flywheel systems have been successfully applied in applications such as the Porsche 911 GT3 R hybrid.

KTSi’s proprietary stationary GTR flywheel systems, which leverage WHP’s MLC technology, capture braking energy of trains to increase performance, reduce electrical energy consumption, and lower carbon emissions for metro transit agencies around the globe.
......... "

関連
Williams F1 and KTSi to Advance Composite Flywheel Energy Storage Technology-----Kinetic Traction Systems,01 Sept 2011
/ KINETIC TRACTION'S REVOLUTIONARY SYSTEMS

Williams Hybrid Power (WHP) / Williams Hybrid Power - WHP Flywheel Technology overview
/ Stationary Applications

Williams F1 and Kinetic Traction Systems partner to advance composite flywheel energy storage technology for rail and grid applications-----Green Car Congress,1 September 2011

Flywheel Hybrid Technology

(AutolineDetroit,2008/06/04 )-----AutolineDetroit 2010/05/19 -Flywheel-Hybrid Porsche - Autoline Daily 394

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現代重工業 Hyundai Heavy Industries、500KW潮力発電の実証実験に着手

 現代重工業 Hyundai Heavy Industries は、全羅南道 珍島郡 Jeollanam-do Jindo(Uldolmok Passage)において、海上石油リグ用プラットフォームで500KW潮力発電の実証実験に着手したと発表しました。ここでは、1,000 KW(1MW)クラスの潮流発電装置がすでに存在していたという情報もありますが、詳細はよくわかりません。

 今回実証実験が開始されたのは、500KWの潮流発電機で、こちらも詳細な資料や、その姿さえ明らかではありません。
 
 いずれにしろ、韓国国内では、他にも潮流発電、潮汐力発電、波力発電などへの取り組みがいくつも開始され、すでに商用運転を開始したものもあります。韓国西岸部は、潮流も早く、潮位差も大きな地域として知られています。これからも情報を集めていきたいと思います。

プレスリリース / Hyundai Heavy Industries,9 Jun 2011
Hyundai Heavy moving into tidal power business

Hyundai500kw_tidal
-----image(”Prototype of 500 kW tidal current power system in Jeollanam-do, Korea”) : 同リリースより

" Hyundai Heavy Industries, the world's biggest shipbuilder and Korea's largest green energy provider, today completed the site trial of a prototype 500 kW tidal current power system at Uldolmok Passage in Jeollanam-do, southwest Korea.
Tidal current power is a form of hydropower that converts the kinetic energy of the tidal currents into electricity using turbines. This type of green energy is now in the spotlight thanks to its weather-proof and sustainable power generating capability.
Hyundai Heavy's prototype tidal current power system directly connects a tidal turbine, a gearbox, and a generator for power transmission. The system can operate regardless of current direction using a specially designed turbine system.
After completing factory and basin tests last year, the Company successfully produced target power generation from site trials this May.
Based on the data collected from the trials, Hyundai Heavy plans to pursue tidal current power farm projects by scaling up power generators. The Ulsan-based company is also part of the government-backed National Project for Developing MW-class Tidal Current Power Farm with other Korean companies. The project is due to be completed in 2014.
.......... "

関連
Hyundai Heavy moving into tidal power business-----Green Car Congress,12 June 2011

・Wikipedia : Uldolmok Tidal Power Station

韓国のウルトルモク1MWの潮流発電所が建設されました-----ソフトエネルギー、2009/06/12

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ハマーフェストストーム Hammerfest Strom(ノルウェー)のHS1000潮流発電機、イギリス ScottishPower Renewablesのプロジェクトに採用 

 次々に潮流、そして波力発電機のプロジェクトの試験運用や計画を現実化させているイギリスで、ハマーフェストストーム Hammerfest Strom社(ノルウェー)の1MWのHS1000潮流発電機が、イギリスのScottishPower Renewablesのプロジェクトに正式に採用されたと発表されました。
 今回の契約は、総額400万ポンド(約7億円)で計画の最初の開発に充当し、オークニーの欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centreで来年運転実験が開始されるということです。
 さらに、ScottishPower Renewablesの計画では、スコットランドの西海岸のアイレーの海峡に1MWのHS1000潮流発電機十基による潮力発電所建設が将来的には控えているということです。
 オークニーの欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centreでは、さまざまなタイプの潮流発電機が年末から来年にかけてつぎつぎと運転が開始されます。その中にノルウェーが当初開発した300kWのHS300の成果を受けて、HS1000が加わったのですから、イギリスがどれほどこれらの海洋エネルギー開発計画に本気であるのかがわかります。可能性のあるものはすべてテストするというその姿勢は、オークニーに欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centreを是が非でも誘致した当初から変わらぬものでした。同センターの誘致とその後の展開は、海洋エネルギー開発のヨーロッパでの中心的な役割を海洋国イギリスが担おうとする同国の明確な姿勢の表明です。

プレスリリース / Hammerfest Strom,17 August 2010
ScottishPower Renewables Welcomes Hammerfest Strom Commitment to the Scottish Renewable Energy Sector

Hammerfest_stromsite
-----image : 上 :Hammerfest Stromサイトより。下Hammerfest Strom : HS1000サイトより-----
Hammerfest_strom_hs1000

" ScottishPower Renewables’ Managing Director Keith Anderson joined First Minister Alex Salmond in Oslo today (Tuesday 17th August) as the Norwegian tidal-power developer Hammerfest Strom announced major contracts worth £4m to construct the first of their advanced HS1000 tidal turbines in Scotland.
..........
ScottishPower Renewables (SPR), a major shareholder in Hammerfest Strom for the last 5 years, has already submitted a planning application to install ten HS1000 machines at a tidal-power array in the Sound of Islay on the west coast of Scotland. Beyond this, SPR is developing a 95 turbine project at Ness of Duncansbay in the Pentland Firth as part of The Crown Estate’s first marine energy leasing round. The company also confirmed that it will be entering the Ness of Duncansbay project into the Scottish Government’s £10 million Saltire Prize for marine energy innovation.
.......... "

関連
ScottishPower Renewables Welcomes Hammerfest Strom Commitment to the Scottish Renewable Energy Sector-----ScottishPower Renewables,17 August 2010

THE NEWS THIS WEEK 24/08/2010-----European Marine Energy Centre,20-Aug-2010

" ..........
In Norway, First Minister Alex Salmond praised world leading work by EMEC in encouraging the development of wave and tidal technologies. After the announcement that Scottish businesses have secured contracts worth £4 million to build the prototype turbine for Hammerfest Strom UK, a company jointly owned by ScottishPower Renewables and Norwegian energy firms, Mr Salmond said "This is another example of how the European Marine Energy Centre, our wave and tidal technical test centre in Orkney, is continuing to pay dividends through further overseas investment in Scotland." The 1 megawatt (MW) HS1000 device is due to be installed at Orkney-based EMEC next year.
.......... "

Carbon Trust: Marine renewables will be ready for mass scale deployment in 10 years + funding for 6 UK based technologies-----Marine Energy Systems,February 5, 2010

潮力発電の開発本格化へ:スコットランド企業がタービン受注[公益]-----NNA.EU,2010/8/18

参考エントリー
アトランティス Atlantis、世界最大の直径18m水平2連プロペラの1MW潮流発電機 AK-1000 をEMECのテストサイトへ-----ソフトエネルギー、2010/08/16

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産業技術総合研究所、米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)と共同で、集光型太陽光発電システムの発電性能の検証実験へ

 産業技術総合研究所は、米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)と共同で、集光型太陽光発電システム(CPV :
concentrator photovoltaic)の発電性能の検証実験を行うと発表しました。集光型太陽光発電システムは、レンズにより特殊な太陽電池素子に集光し発電する方式です。つい先日も下のようなニュースが流れ、より具体的な段階に入ったことが強く印象づけられているシステムです。

集光型太陽光発電の独コンセントリックス・ソーラー Concentrix Solar、北アフリカの赤道に展開予定の太陽熱発電プロジェクト「デザーテック」に参加-----ソフトエネルギー、2010/06/28

 今回行われる日米の実験では、快晴率が高く乾燥した米国サイト(コロラド州オーロラ市)と温暖湿潤な日本サイト(岡山市京山)に、500倍の集光レンズ付きの集光型高効率太陽電池2,400個を使い、最大出力が約15 kWの系統連系型システムをそれぞれに2基づつ設置し、2011年1月より発電量と気候データどりを開始するということです。

 採用されるメーカーなどは発表されていませんが、日本製、米国製、ドイツ製の3種類の集光型高効率太陽電池を利用するということです。赤道を南北にはさむベルト地帯以外で、どこまで集光型太陽光発電システムが有効かを計る実証実験が行われます。

プレスリリース / 産業技術総合研究所、2010年6月29日
集光型太陽光発電システムの日米共同実証実験を開始

Photo
-----image(”CPVシステムの仕組みと日本サイトの完成予想図”) : 同リリースより

" 異なる日照条件で屋外発電性能を比較、評価技術の確立へ
ポイント
・同一の集光型太陽光発電システムを日米に設置して、発電性能の同時検証(比較)を行う
・システムには日米独3カ国で製造された3種の多接合型太陽電池を搭載し、発電量を予測可能な高精度評価技術を開発する
・集光型太陽光発電システムを国内の丘陵地に設置するのは日本初

概要
 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)太陽光発電研究センター【研究センター長 近藤 道雄】は、(米国)国立再生可能エネルギー研究所(NREL)と共同で、日米両国で同一の集光型太陽光発電システム(以下「CPVシステム」という)を設置し、発電性能の実証実験を開始する。CPVシステムは、レンズを用いて自然太陽光を500倍以上の光強度に集め、小面積の超高効率多接合型太陽電池によって発電する効率のよい発電方式である。しかし、天候、特に快晴率や太陽光スペクトルの影響を大きく受けるため、今回の実証実験では、快晴率が高く乾燥した米国サイト(コロラド州オーロラ市)と温暖湿潤な日本サイト(岡山市京山)にCPVシステムを設置して、気候の違いが発電性能に及ぼす影響を比較する。また、日米独3カ国で製造された性能の異なる多接合型太陽電池3種を搭載し、CPVシステムの発電量を正確に予測する評価方式を開発し、国際的整合性のある測定技術を確立・標準化すること、さらにCPVシステムおよび集光型高効率太陽電池の普及拡大を目指す。
..........
研究の内容
...........
 今回の実証実験に用いるCPVシステムは、500倍の集光レンズ付きの集光型高効率太陽電池2,400個を使い、最大出力が約15 kWの系統連系型システムであるが、このシステムを2サイトそれぞれに2基ずつ設置する。システムで使用する集光型高効率太陽電池モジュールの発電効率は28 %であり、一般的な結晶シリコン形太陽電池モジュールの約2倍である。

 わが国は遊休な平地に乏しいために、メガワット級大規模太陽光発電システム(メガソーラー)の適地が少なく、これまで太陽光発電システムの普及は住宅用を中心に進んできた。CPVシステムは1本の支柱に据え付けるために基礎に要する面積が小さく、平地だけでなく丘陵地にも設置することができる。今回、国内で初めてCPVシステムを丘陵地に設置することによって、丘陵地への設置工法も実証する。

今後の予定
 2010年内に日米両国のCPVシステムを完成し、2011年1月より発電量と気候データの取得を開始して、性能評価方法を開発する。実証期間は最長5年間を予定している。CPVシステムの発電量を正確に予測する評価方式を開発し、国際的整合性のある性能評価技術の確立・標準化を目指す。

用語の説明
..........
◆集光型太陽光発電システム(CPVシステム)
レンズまたは鏡で自然太陽光を100倍から500倍程度に集めて小面積の太陽電池に照射する方式を用いた発電システム。この方式は宇宙での太陽光発電などで用いられる高性能だが非常に高価な太陽電池を、地上でも安価に使えるように太陽電池の面積を小さくするために用いられる。この方式は高効率だが太陽光の動きに合わせる必要があるため太陽を追尾する装置とともに用いられる。また、この方式は砂漠などの直射日光が多く得られる地域に適している。集光倍率が百倍以上のレンズを使う場合には、化合物系3接合型太陽電池が用いられる。[戻る]

◆多接合型太陽電池 ......... "

関連
National Renewable Energy Laboratory
/ Concentrating Photovoltaic Technology
/ Updated Report Details an Emerging CPV Industry
January 5, 2010

Spire unit completes Phase I of NREL CPV cell program, gets go-ahead for second phase-----pv-tech.org - Photovoltaics International,12 January 2010

産総研、集光型太陽光発電システムの発電性能を検証する共同実験開始-----マイコミジャーナル、2010/06/30

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NTTドコモ、携帯電話用ソーラー充電器 FOMA ecoソーラーパネル 01を夏に販売へ

 NTTドコモは、太陽光を利用して高効率な充電を実現したソーラー充電器「FOMAR ecoソーラーパネル 01」を開発、7月~8月に発売する(予定)だと発表しました。 30分のソーラー充電で30分以上の連続通話が可能で、約4~5時間で携帯電話を満充電にできる性能だということです。
 サイズは、約186mm×幅 約103mm×厚さ 約17.0mmで、重さ220グラム。アウトドアに持っていく気がするサイズと重さです。登山やサイクリング、日向で仕事をするという人や非常時などに一台あってもいいかなという製品です。

プレスリリース / NTTドコモ、2010年5月13日
ソーラー充電器「FOMA ecoソーラーパネル 01」を開発

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-----image(”商品の外観 FOMA ecoソーラーパネル 01”) : 同リリースより

" .....太陽光を利用して高効率な充電を実現したソーラー充電器「FOMAR ecoソーラーパネル 01」を開発いたしました。本製品は快晴であれば、約4~5時間で携帯電話を満充電にできる性能があり、お客様がご利用いただくことでCO2の排出削減に貢献でき、環境活動にご参加いただけます。
..........
【主な特長(予定)】
発電量を最大化する「MPPT ※1 機能」を搭載し高効率な充電を実現
快晴時には約4~5時間で満充電になる、高効率な充電が可能。
30分のソーラー充電で30分以上の連続通話が可能 ※2 な通話の電力消費と同等以上の発電力を実現。
様々な場所での充電が可能
電源を得られない屋外や災害発生時、家庭やオフィスの窓際など、様々な場所での充電が可能。
対応機種の充実
FOMA端末(一部除く※3 )および「FOMA 補助充電アダプタ 01」にも対応。
販売開始日 : 2010年7月~8月(予定)
販売チャネル : 全ドコモ取扱店

1 MPPT :
Maximum PowerPoint Trackingの略。
太陽電池から効率よく電力を取り出す技術で、MPPT制御を搭載しない場合に比べて、1.3倍から1.5倍程度の発電量が期待できます。
2 機種、季節、日射条件、周囲温度などにより、大きく変動する場合があります。
3 スマートフォンなどのFOMA外部接続端子非対応の機種に関しては非対応となります。

「FOMA ecoソーラーパネル 01」の概要
主な仕様(予定)

カラー ホワイト
外形寸法 高さ 約186mm×幅 約103mm×厚さ 約17.0mm
質量 約220グラム
充電時間1 約4.8時間
太陽電池セル(種別) 単結晶シリコン
定格出力 1.22W
定格電力 5.4V
定格電流 約250mA
出力端子 FOMA端末用充電コネクタ
設置角度調整 2段階調整可能
使用温度範囲 5℃から35℃
耐熱温度 約70℃
ケーブル長 約1.2メートル
.......... "

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