新潟県松之山温泉でバイナリー地熱発電の実証研究が行われます
新潟県は、新潟県松之山温泉でバイナリー地熱発電の実証研究が行われることをアナウンスしました。バイナリー地熱発電は、
「80~150℃の蒸気や熱水を熱源として、アンモニアなど、低沸点の媒体を加熱・蒸発させて、その蒸気でタービンを回し発電します。2つの媒体(水と低沸点媒体)を利用することからバイナリーと呼んでいます。」(下記プレスリリースより)
実施予定の実証研究の具体的な内容は、温泉発電の普及のために、温泉や電力系統に影響を及ぼさない温泉発電システムの実用機の開発で、新潟県松之山温泉で実証試験を行うということです。
100℃以下の既存温泉による発電の試みとしては、全国初とのことです。
-----image : Googleマップ : 新潟県十日町市松之山湯本より
プレスリリース / 新潟県、2010年04月07日
・松之山温泉でバイナリー地熱発電設備を設置した実証研究が行われます
" 地熱技術開発(株)及び(独)産業技術総合研究所は、環境省の競争的資金を活用し、バイナリー地熱発電の実用化に向けた実証研究を松之山温泉(十日町市)で行います。1 事業名 温泉発電システムの開発と実証
2 事業主体
代表事業者 地熱技術開発株式会社
共同事業者 独立行政法人産業技術総合研究所
3 事業概要
温泉発電の普及のために、温泉や電力系統に影響を及ぼさない温泉発電システムの実用機の開発を行うとともに、温泉地での実証試験を行い、早期普及を図る。100℃以下の既存温泉による発電の試みとしては、全国初。
4 研究期間 平成22年度~24年度(3年間)
22年度 装置の開発・調査
23、24年度 装置を設置しての実証試験
5 事業費 年間1億円程度(環境省からの全額委託事業)
6 経緯
平成21年度に県で実施した「バイナリー地熱発電導入可能性調査」が契機となり、事業主体は松之山温泉を実証地として選定。※ バイナリー地熱発電とは
1 80~150℃の蒸気や熱水を熱源として、アンモニアなど、低沸点の媒体を加熱・蒸発させて、その蒸気でタービンを回し発電します。2つの媒体(水と低沸点媒体)を利用することからバイナリーと呼んでいます。
2 通常の蒸気発電に使われる地熱より低い温度、または、小規模な蒸気・熱水が利用可能で、温泉井に適用できる可能性があります。
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関連
・新潟県 : エネルギー・情報化
/ バイナリー地熱発電導入可能性調査検討委員会(第2回)の開催結果(H21.10)
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5 会議資料
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可能性のある温泉状況一覧( PDF形式 119 キロバイト)
参考資料「発電の原理」(1/2)( PDF形式 906 キロバイト)
参考資料「発電の原理」(2/2)( PDF形式 813 キロバイト)
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・産業技術総合研究所
/ 地熱資源研究グループ-トップページ
/ 地熱資源研究グループ-日本の地熱発電所
参考エントリー
・自然エネルギー政策プラットフォーム(JREPP)が発足 2050年自然エネルギービジョンとその実現へ向けた政策を提言/ プレスリリース 環境エネルギー政策研究所(ISEP)-----ソフトエネルギー、2008/07/08
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環境エネルギー政策研究所や小水力利用推進協議会などの再生可能エネルギー関連の団体が、2050年の自然エネルギー利用の政策的な提言をまとめた。発表によれば、2050年の国内の電力需要の60%以上を自然エネルギーで賄い、日本国内のエネルギー起源のCO2排出量を75%以上削減できる可能性を示した。政策的な提言としては、日本が選択できるエネルギー政策の可能性として大いに評価されるにちがいない。
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