« NEDOプロジェクト、山梨県米倉山にメガソーラーと300kW次世代フライホイール蓄電システム実証試験施設が完成 | トップページ | ローソンと八幡平市は、松川地熱発電所から暖房用の熱水供給を受け周年ピーマンを栽培 »

出光興産ら3社、北海道阿女鱒岳地域において、試錐井の仮噴気試験を実施

 出光興産、国際石油開発帝石、三井石油開発の3社は、地熱発電の事業化に向けて2011年より調査を開始した北海道阿女鱒岳(あめますだけ)地域(赤井川村)において、地熱構造試錐井(しすいせい)の仮噴気試験を実施しました。調査開始から4年を経て、今回の仮噴気試験をはじめとした今後の調査結果をもとに、第3段階の調査(試験井掘削、生産・還元試験、貯留層能力評価、環境調査など)への移行を判断するとのことです。

出光興産、国際石油開発帝石、三井石油開発、北海道および秋田県での地熱発電に向けた構造試錐井の掘削を開始-----ソフトエネルギー、2013/07/29

プレスリリース / 出光興産、(国際石油開発帝石、三井石油開発)、2015/10/5
ニュースリリース / 北海道阿女鱒岳地域での地熱発電に向けた仮噴気試験の実施について(PDF)

Hokkaido_geo_idemitsu
-----image : 同リリースより

" 出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、略)、国際石油開発帝石株式会社(本社:東京都港区、略)、三井石油開発株式会社(本社:東京都港区、略)は、地熱発電の事業化に向けて2011年より調査を開始した北海道阿女鱒岳(あめますだけ)地域(赤井川村)において、構造試錐井(しすいせい)の仮噴気試験を実施いたしました。


1.今回の実施内容および目的
 2013年より掘削した構造試錐井のうち、2013年度に掘削したAME-1号井および本年掘削したAME-3号井を使用して、本年10月 1 日より仮噴気試験を開始しました。この試験を通じて、井戸の噴気能力(蒸気量)、地下温度、流体の化学成分、井戸周辺の透水性などについて詳細な検証作業を行います。

2.調査概要
(1)第1段階(2011年度完了)
  地表調査(地表地質調査、重力探査、電磁探査など)
(2)第2段階(2012年~16年度(予定))
 ①構造試錐井の掘削調査、搬入路整備など構造試錐井の掘削を行い、地質構造、地下温度、透水性などを調査します。(構造試錐井 AME-1号、2号、3号:掘削完了、AME-4号:掘削中)
 ②温泉モニタリング調査 近隣の温泉井において、温泉水の温度、湧出量、化学成分をモニタリングしています。

3.今後のスケジュール
 今回の仮噴気試験をはじめとした今後の調査結果をもとに、第3段階の調査(試験井掘削、生産・還元試験、貯留層能力評価、環境調査など)への移行を判断します。
.......... "


参考
石油資源開発ら3社、北海道標津町において地熱構造試錐井の掘削作業を開始-----ソフトエネルギー、2013/08/26

[ カテゴリー : 温泉、地熱、地中熱 ]

関連エントリー
地熱の開発には、時間がかかります-----しなやかな技術研究会、2015/10/16

|

« NEDOプロジェクト、山梨県米倉山にメガソーラーと300kW次世代フライホイール蓄電システム実証試験施設が完成 | トップページ | ローソンと八幡平市は、松川地熱発電所から暖房用の熱水供給を受け周年ピーマンを栽培 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 出光興産ら3社、北海道阿女鱒岳地域において、試錐井の仮噴気試験を実施:

« NEDOプロジェクト、山梨県米倉山にメガソーラーと300kW次世代フライホイール蓄電システム実証試験施設が完成 | トップページ | ローソンと八幡平市は、松川地熱発電所から暖房用の熱水供給を受け周年ピーマンを栽培 »