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ダイキン工業、福島県相馬市で管水路用マイクロ水力発電(71.4kW)の本格実証実験開始

 ダイキン工業は、2014年11月より富山県南砺市のる森清配水池で実証実験を行っている15.3kW(最大発電電力22kW)の管水路用マイクロ水力発電機に続き、新たに福島県相馬市で2カ所目の実証実験を開始します。 これらは、環境省のCO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業への採択を受けて行われるもので、合わせて、100キロワット以下のマイクロ水力発電装置の、発電規模に対して導入コストが高く、機器のサイズも大きいため、設置可能な場所が限定されるという課題の克服に取り組みます。

 今回のシステムは、最大発電量が75kWで、実証場所の最大有効落差、最大流量条件から、発電電力は最大71.4kWとなります。最大年間発電量は一般家庭172軒分に相当する619MWhがを見込まれています。
 実証期間は、2015年7月~2015年12月の予定です。


プレスリリース / ダイキン工業、2015年7月14日
福島県相馬市で管水路用マイクロ水力発電システムの本格実証運転を開始

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-----image(”管水路用マイクロ水力発電システムによる発電の流れ”) : 同リリースより

" 環境省「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」採択事業

 ダイキン工業株式会社は、上水道の水流エネルギーを利用して発電する管水路用マイクロ水力発電システムの実用化に向け、2015年7月30日より福島県相馬市の大野台浄水場で本格実証運転を開始します。

 本システムは、温室効果ガスの削減と、地球温暖化対策の強化を目的として環境省が実施する「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」に採択されたものです。本事業の一環として、2014年11月より富山県南砺市で実証実験を行っており、今回新たに福島県相馬市で2カ所目の実証実験を開始します。
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 当社は空調・油圧機器の省エネ商品開発で培った技術を応用することで、水車・発電機・コントローラーをパッケージ化した、小型で低コストの縦型管水路用マイクロ水力発電システムを開発しました。従来の横型マイクロ水力発電システムと比べ、設置面積が半分で、導入コストも大幅に削減できます。大野台浄水場には、最大発電電力が75キロワットの発電システムと22キロワットの発電システムを導入し、実証実験を行います。

 本システムは、電力消費量の多い上水道施設や、水を多く消費する工場への導入が想定されています。富山県南砺市の実証実験で順調に稼動している最大発電電力22キロワットの発電システムと、新たに福島県相馬市で実証実験を開始する最大発電電力75キロワットの発電システムを取り揃えることで、設置場所の水力に応じてシステムを組み合わせて導入することが可能です。本実証実験で得られたノウハウをもとに全国への普及を推進し、CO2排出量の削減に貢献します。
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■実証実験概要
1.事 業 名: 環境省 CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業
管水路用マイクロ水力発電の高効率化、低コスト化、パッケージ化に関する技術開発
2.実証期間: 2015年7月~2015年12月(予定)※1
3.実証場所: 福島県相馬市(相馬地方広域水道企業団大野台浄水場内)
4.実証内容: 当社が開発した、発電能力が高く、小型で低コストのマイクロ水力発電システムを上水道施設に設置し、今まで使われていなかった水流エネルギーを活用した水力発電の実証研究に取り組む。
本実証では、実証場所の最大有効落差、最大流量条件から、発電電力は最大71.4キロワット、最大年間発電量は一般家庭172軒分※2に相当する619メガワット時を見込んでおり、実使用環境における発電能力を検証する。

※1 フル稼働での実証期間
※2 一般家庭の年間消費電力3600kWhで計算。
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参考
ダイキン工業、富山県南砺市で管水路用マイクロ水力発電(最大15.3kW)を実証実験-----ソフトエネルギー、2014/11/13

参考エントリー

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大分県九重町で 5MWの菅原バイナリー発電所が運転を開始

 九州電力グループの九電みらいエナジーは、平成26年4月から大分県九重町で建設を進めてきた、5MWのバイナリー方式の地熱発電所、菅原バイナリー発電所の営業運転を2015年6月29日より開始しました。システムは、発電端 5,000kW、送電端 4,000kWの空冷式バイナリー方式(使用媒体:ペンタン)で、明確な記載はないが、経緯より富士電機製のプラントが利用されていると思われる(2015/7/23日現在、確認中)。地熱エネルギーは、九重町の所有する既存地熱井を活用したもので、バイナリー方式としては国内最大規模とのことです。また、自治体と民間企業が協働する国内初の地熱発電事業となっています。

 運営主体の九電みらいエナジーは、九州電力の再エネ開発部門、そして、九州電力子会社の西日本環境エネルギー(NEECO)及び株式会社キューデン・エコソル(エコソル)の再エネ事業を集約し、本年7月に設立(関連情報-西日本環境エネルギー、2014年05月29日付情報より)された、再エネ電源全般の開発を行う新会社です。

 大分県の九重町では、3 地熱発電所(八丁原、滝上、大岳)がすでに運用され、さらに同地区では既存地熱井の積極利用による地熱発電所の建設が計画されています。


プレスリリース / 九電みらいエナジー、2015/06/29
菅原バイナリー発電所が営業運転を開始しました
Photo
-----image : 同リリースより

" 大分県九重町で平成26年4月から建設を進めてまいりました「菅原バイナリー発電所」の営業運転を本日開始しました。

 当発電所は、九重町が地熱資源(蒸気・熱水)を提供し、当社がその資源を使用して発電する国内初の自治体と民間企業が協働する地熱発電事業であり、地熱バイナリー方式としては国内最大出力になります。

菅原バイナリー発電所の概要
発電所名 菅原バイナリー発電所
所在地 大分県玖珠郡九重町菅原字西陣554-14
発電所出力 5,000kW(発電端)
事業者 地熱井の所有者:九重町(生産井2本、還元井1本)
発電事業者:九電みらいエナジー株式会社
発電方式 空冷式バイナリー発電方式(使用媒体:ペンタン)
想定発電量 約3千万kWh/年(15年平均)
〔一般家庭約8,000戸分の年間使用電力量に相当〕
......... "

関連
・Facebook : 九電みらいエナジー株式会社 / 平成27年2月 菅原バイナリー発電所 建設便り(No.4)

九州電力グループ 九州未来エナジー / 地熱発電

西日本環境エネルギー、九州電力、大分県玖珠郡九重町で5MWの菅原バイナリー発電所の建設へ-----ソフトエネルギー、

参考
・Wikipedia : 菅原バイナリー発電所

・九重町 : 地熱発電所

出光、大分県に5MWの滝上バイナリー発電所建設へ-----ソフトエネルギー、2015/03/04

5,000kW級 地熱バイナリー発電設備の受注について-----富士電機、2015年5月26日

" 富士電機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、出光大分地熱株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:竹中照雄、以下「出光大分地熱」)より、同社滝上バイナリー発電所向け5,000kW級地熱バイナリー発電設備を受注しましたので、お知らせいたします。

1.受注内容
 当社は出光大分地熱との間で、本発電設備全体の設計、調達、製作、建設を一括請負しました。滝上バイナリー発電所は出光大分地熱の敷地内に設置され、九州電力株式会社滝上(地熱)発電所(発電容量:27,500kW)に供給している蒸気に付随して噴出する熱水を活用して発電します。

 ・名称    : 滝上バイナリー発電所
 ・所在地  : 大分県玖珠郡九重町大字野上3330-152(出光大分地熱の敷地内)
 ・発電容量 : 5,050kW
 ・稼働予定 : 2017年3月
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地熱発電(廃棄熱発電等用)小型バイナリー発電ユニット カタログ


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