新潟県、粟島沖で日大理工学部の小型プロトタイプ潮流発電機の実証実験を共同実施
新潟県は、海洋再生可能エネルギー実証フィールドに選定された粟島の粟島浦村沖において、低流速でも発電可能な浮体式潮流発電装置の小型プロトタイプを同海域に設置し、発電性能、防水性や強度等を検証する実証試験を10月28日から~31日までの4日間実施しました。この潮流発電機の小型プロトタイプは、3m×3mのスチール製の浮体に据付られた、水中で回転する50cm×50cmの可変ピッチ式アルミ製水車と定格30W(最大100W)の発電機から構成された実海域でテストされる実証用第一号となるものです。
新潟県粟島浦村沖は、国(内閣官房総合海洋政策本部事務局)が公募していた海洋再生可能エネルギー実証フィールドに7月に選定されました。小型プロトタイプ向け実証フィールドとしての選定で、浮体の上で、風力、海中で潮流、さらに浮体上に太陽光発電も行うというハイブリッドタイプの実証試験が計画されています。
・浮体式洋上風力、海流、潮流発電、そしてOTECなど、今後のわが国の海洋エネルギー開発フィールドと案件が決まった-----ソフトエネルギー、2014/07/22
新潟県は、昨年末に粟島浦村、粟島浦漁業協同組合及び新潟県海洋エネルギー研究会とともに、日本大学理工学部と、海洋再生可能エネルギーの利活用に向けた取組みに関する共同研究協定を結びました。海洋再生可能エネルギーの研究開発、漁業や地域産業への利活用、関連した産業・人材の育成を行うとしています。
今後、平成28年までに、実機の十分の一スケールとなる、1m×1mの可変ピッチ式アルミ製水車(定格150W)による実証を行う予定です。
新潟県 / 2014年10月21日
・海洋エネルギー導入実証試験が行われます
-----image : 上下とも同リリース「海洋エネルギー導入実証試験(PDF)」より-----
" 粟島浦村沖の「海洋再生可能エネルギー実証フィールド」(平成26年7月国選定)を活用して、初となる実海域における海洋エネルギー導入実証試験(浮体式小型潮流発電装置)が行われます。
また、知事が10月31日(金)に実証試験を視察します。
1 実証試験(概要)
(1)実施主体 新潟県海洋エネルギー研究会、日本大学理工学部(共同実施者)
(2)協力機関 粟島浦村、粟島浦漁業協同組合
(3)期 間 平成26年10月28日(火)~31日(金) 4日間
28日~29日:内浦漁港での曳航予備試験
30日~31日:実証フィールドでの実証試験
(4)場 所 粟島浦村北方海域他
(5)試験内容 低流速でも発電可能な浮体式潮流発電装置の小型プロトタイプを実海域に設置し、発電性能、防水性や強度等を検証
(6)装置概要 水 車:50cm×50cm可変ピッチ式アルミ製
発電機:定格30W(最大100W)
浮 体:3m×3mスチール製
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関連
・日大理工学部 : ニュース: 2013年 / 2013年11月27日 海洋再生可能エネルギーの利活用に向けた取組みに関する共同研究協定を新潟県等と締結しました
-----image : 上記リリースより
・粟島沖で海洋エネ実証試験実施へ-----新潟日報、 2014/10/26
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同研究会アドバイザーの県産業振興課によると、実証試験は粟島の北側の沿岸や周辺で行う。発電機を載せた3メートル四方の浮体と、海中の潮の流れで回る水車を一体にした装置を、漁船で移動させながら試験をする。装置は流速が遅くても発電できる型という。経費は事前の準備や試験後の成果分析なども含めて約600万円と見込まれ、県が2分の1を補助する。技術開発や最適な海域の選定が進めば、安定的な発電ができる可能性があり、同課は「潮流発電の実用化につながるデータが得られると期待している」としている。
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県海洋エネルギー研究会は電力関連会社や総合建設コンサルタント会社など産学の13社・団体が会員で、会長は谷本和明・新潟国際情報大学教授が務める。"
・粟島における海洋エネルギー導入推進の一環として、日本大学理工学部等との協定を締結します。-----新潟県、2013年11月21日
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今年度より、粟島にて潮流発電開発に向けた調査等を実施
平成26年度は、調査結果を基に、実証機の開発、実証に取り組む
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参考
・日本大学理工学部理工学研究所
/ 工作技術センター(潮流発電装置) - 資料番号⑧潮流発電装置(1983年8月愛媛県今治市来島海峡)
/ 理工学研究所講演会
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理工学部シンボリック・プロジェクト形成支援事業(学部長指定研究) キックオフ シンポジウム 平成23年3月23日
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海洋空間分野 海洋利用システム(基盤技術のイノベーション) 「海洋再生可能エネルギー利用のため複合浮体システムの研究」 居駒 知樹
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コメント続き
ここのところ海洋エネルギーに関しては、積極的に情報を集める暇がありませんでした。しかし、国内での実証フィールドも決まり内容も見えてきたので、また集めて行きたいと思います。
参考
・波力・潮流・潮汐・海洋温度差発電のカタログ 海洋エネルギーは次代を担う!
- 波力・潮流・潮汐・海洋温度差発電のカタログ Index / 資料 / MEMO
[ カテゴリー : 潮汐力・海流など海洋エネルギー ]
[ カテゴリー : 海洋エネルギー-OTEC ]
浮体式の風力発電と波力発電で公開実験 再生可能エネルギー研究、安全ガイドラインを作成---海上技術安全研究所 http://t.co/1BhOeY9mVw #renewjapan #renewmarine #tidal #floating #renewwind #offshore
— greenpost (@greenpost) November 11, 2014
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