水ing、茨城県守谷市で175kW消化ガス発電事業を実施へ
水ingは、茨城県守谷市と協定を締結、175kWの消化ガス発電事業を行います。この事業は、水ingが守谷浄化センター内に自己資金で発電設備を建設し、守谷市から購入する消化ガスを燃料として発電を行う民設民営(BOO : Build Own Operate[建設 所有 運営]方式で実施されます。投資額は明らかにされていませんが、守谷市としては、下水処理の段階で発生する消化ガスを金をかけずに処理でき、少なからず消化ガスを燃料として販売する代金を処理できる他、発電と同時に発生する温水の供給を受けることで、消化槽を加温し、水処理の効率化を図ることができます。
守屋市の利益は、スマートジャパンの記事によると、”再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して全量、東京電力に20年間売電するとして、合計8000万円[分類-メタン発酵ガス、バイオマス由来、買取価格は39円/kWh(税別)]の収入となるとのことです。
今回導入予定のシステムは、25kWガスエンジンが7台。合計175kWの消化ガス発電設備で、一般家庭約300世帯分に相当する年間発電量約1,400,000 kWhが見積もられています。稼動予定は、2015年10月1日となっています。
プレスリリース / 水ing、2014/10/29
・茨城県守谷市と消化ガス発電事業の基本協定を締結
-----image(”上-完成予想図、下-スキーム図”) : 同リリースより-----
" 水ing株式会社(略、本社:東京都港区)は、守谷浄化センター消化ガス発電事業の基本協定を守谷市と締結したことをお知らせ致します。本事業は、関東地方で初めて、民間の資金とノウハウを活用して実施するBOO(民設民営)方式により、下水処理工程で発生する消化ガスを有効活用して、発電事業を行うものです。
水ingは、守谷浄化センター内に自己資金で発電設備を建設し、守谷市から購入する消化ガスを燃料として発電を行います。その電気を「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(FIT)を用いて電力会社に売却することにより収入を得て、20年間の事業運営を行います。
また、発電と同時に発生する温水を守谷市に供給して消化槽の加温に用いるなど、総合水事業会社として当社が保有する汚泥ソリューション技術や長年に亘り培ってきたノウハウを随所に活かしています。
守谷市は、従前焼却処分していた消化ガスの有効利用により、ガスの売却による新たな財源を確保することで、老朽化が懸念されている下水道インフラの適正な更新を行い、下水道事業の持続的発展に向けて、運営推進を図ります。水ingとしては、山形県鶴岡市の案件に続き、本事業がBOO方式によるFIT制度を利用した消化ガス発電事業の2例目となります。当社は、今後もお客様のニーズに合致した消化ガスの有効利用をはじめとした汚泥ソリューションを提供してまいります。
事業概要
事 業 名 守谷浄化センター消化ガス発電事業
発 注 者 守谷市
事 業 者 水ing株式会社
施 設 概 要 消化ガス発電設備 1式(発電容量 175kW、ガスエンジン 25kW×7台)
発電事業期間 2015年10月1日~2035年9月30日
年間発電量 約1,400,000 kWh(一般家庭 約300世帯分)
施設所在地 茨城県守谷市野木崎235番地(守谷浄化センター内)
.......... "
関連
・下水から燃料作り発電へ、守谷市が8000万円を得る-----スマートジャパン、 2014年11月07日
参考
・水ing、山形県鶴岡市で300kW消化ガス発電事業を実施へ-----ソフトエネルギー、2014/08/26
[ カテゴリー : バイオガス/メタン ]
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