日立のダウンウィンド型5MW HTW5.0-126風力発電機がグッドデザイン賞を受賞
日立製作所のダウンウィンド型5MW HTW5.0-126風力発電機がグッドデザイン賞を受賞しました。日本の洋上での利用を想定した新型の風力発電機で、最大出力は5000kW、三枚翼でその直径は126m。ハブの高さは90m以上とされています。最大の特長は、 ナセル(本体部)が風上に向くダウンウィンド型であることです。このダウンウィンド型の風力発電機は、2012年7月に共同開発していた富士重工業から完全に譲渡され、日立が開発から設計・製造・販売・保守までを一貫して対応できる体制を整えてきたものです。近々、実証機が完成する最新鋭の洋上用の大型風力発電機です。
・日立製作所、茨城県神栖市に5MWダウンウィンド洋上風力発電機 HTW5.0-126 の実証機を建設へ-----ソフトエネルギー、2013/11/27
グッドデザイン賞を受賞する際のポイントとなったのは、ナセル前面に備えたラジエーターに、風がスムーズに流れるようにくふうされた風洞形状のデザイン。これが、審査員に「ナセルの外観デザインにおいてダウンウィンド型風力発電機の“顔”となる表情をつくりあげている」と評価されました。
早く実機が見たいですね。
プレスリリース / 日立製作所、2014年10月1日
・5MW風力発電システム「HTW5.0-126」が「2014年度グッドデザイン賞」を受賞
-----image[”上-HTW5.0-126(イメージ図)、下-風の流れ(イメージ図)”] : 同リリースより-----
" 株式会社日立製作所(略/以下、日立)の5MW風力発電システム「HTW5.0-126」は、このたび、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2014年度グッドデザイン賞」を受賞しました。今回グッドデザイン賞を受賞した「HTW5.0-126」は、定格出力5MW、ローター直径が126mとなる大型の洋上向け風力発電システムです。ローターを風下側に配置する日立独自のダウンウィンド方式であることに加え、軽量・コンパクトな設計になっており、着床式洋上風力発電や浮体式洋上風力発電における基礎工事や浮体工事費用の低減や、高い安全性が期待できます。
デザインの特徴は、ナセルの前方で風を取り込み、3方向に排気する風洞形状です。コンピューターシミュレーションを実施し、風洞形状の中に配置したラジエーターを効率的に冷却する機能と、スリムで景観に配慮したデザイン性を両立しています。
グッドデザイン賞審査委員評価コメント:
「暴風雨など不安定な天候にさらされる洋上および山岳設置型風力発電機に望まれるダウンウィンドローター方式のナセル本体のデザインを評価した。風に対峙するナセル前方部にラジエーターを組み込み、ラジエーターを通過した風の流れを風洞内部の扇状壁面部において下部および左右に排気させる一連の機能は、着眼点を含め新規性が感じられる。またナセル本体をコンパクトにまとめ、製造、運搬、設置、運用コストの削減につなげた取組みもさることながら、ナセルの外観デザインにおいてダウンウィンド型風力発電機の“顔”となる表情をつくりあげている点は評価に値する。」
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関連
・グッドデザイン賞 / 風力発電機 [5,000kW(以下5MW)風力発電システム HTW5.0-126]
-----image : 上記サイトより
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概要
日本の厳しい洋上環境に対応した、5MW(メガワット)の大出力風力発電システム。 ナセル(本体部)が風上に向くダウンウィンドローター方式の利点を活かして、発電機冷却用のラジエーターをナセル正面に設け、周囲を囲むような風洞形状を特徴としたデザイン。風を効果的に取り込んで冷却効率を高めることで、冷却ファンなどの電気部品を削減し、ナセルの軽量化を実現した。これにより、輸送、設置コストの低減、設置後の安全性をはかった。さらに、ラジエーターを露出させず景観へのおさまりにも配慮した大型風力発電のデザインをめざした。
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・日立製作所 : HTW5.0-126 - 仕様
-----image(”上-外観、下-ナセル部概要”) : 上記サイトより-----
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