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タクマ、熊本県で有明グリーンエネルギー向け6.25MWバイオマス発電設備を受注

 タクマは、熊本県荒尾市において、有明グリーンエネルギーより6.25MW(6259kW)のバイオマス発電設備を受注しましました。燃料は、主に熊本県内の製材所から出る端材などの一般木材や、間伐材などの未利用材をバイオマス燃料です。有明グリーンエネルギーは、石崎商店(熊本県)、九州バイオテック(熊本県)、および松本木材(福岡県)の出資により設立された木質バイオマス発電事業会社です。熊本日日新聞が2014/02/21(現在記事閲覧不可)に伝えたところによると、投資額は約30億円で、6月着工、2016年4月の発電開始を目指すとのことでした。発電関連施設だけで約15人の雇用を見込にでいるということでした。

 木質系バイオマスを利用した”火力”発電の場合、資源を持続可能に利用する観点からは5MW程度まで、またペイする規模としては、2MW以上という情報があります。国内のバイオマス資源の有効利用に関する参考資料のブックマークを近々まとめるつもりです。この規模に大変興味があります。


プレスリリース / タクマ、平成26年9月2日
(株)有明グリーンエネルギー向けバイオマス発電設備の受注について

"  株式会社タクマ(本社:兵庫県尼崎市、略)はこのたび、株式会社有明グリーンエネルギー(本社:熊本県荒尾市、略)よりバイオマス発電設備を受注いたしました。

 株式会社有明グリーンエネルギーは、株式会社石崎商店、株式会社九州バイオテック、および松本木材株式会社の出資により設立された木質バイオマス発電事業会社です。

 本発電設備の発電規模は、6,250kWであり、主に熊本県内の製材所から出る端材などの一般木材や、間伐材などの未利用材をバイオマス燃料として有効活用します。発電した電気は「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」の設備認定を受け、電気事業者への売電が計画されています。

 バイオマスを燃料とするボイラは、当社が最も得意とする商品のひとつであり、1950年代から木質チップやバガス(さとうきびの搾りかす)のボイラを国内外に合わせて580缶以上納入しております。平成24年7月の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」の開始により、安定的な収益が見込めるようになったことから、バイオマス燃料を用いた発電事業への取り組みが活発化しております。当社は、これまで培ってきた技術とノウハウをもとに多種多様なバイオマスの特性に応じた最適システムを提案し、顧客ニーズに応えてまいります。

【設備の概要】
発電所名 : 荒尾バイオマス発電所
設置場所 : 熊本県荒尾市
発電規模 : 6,250kW
主な燃料 : 工場端材などの一般木材、間伐材などの未利用木材
.......... "


関連エントリー
タクマ、広島県の中国木材本社工場向け、約10MWバイオマス発電設備を受注-----ソフトエネルギー、2014/09/05

タクマ、真庭バイオマス発電向け10MW発電設備を受注-----ソフトエネルギー、2014/06/20

タクマ、滋賀県、三重県、そして島根県でバイオマス発電設備を受注-----ソフトエネルギー、2013/11/24


参考エントリー
日本製紙、熊本県八代工場において未利用材100%による5MWバイオマス発電事業を計画-----ソフトエネルギー、2013/04/17

[ カテゴリー : 木質、森林/バイオマス ]



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