東芝、英国シェフィールド大学の系統周波数調整実証試験向けにコンテナ型SCiB蓄電池を受注
東芝は、英国シェフィールド大学が企業と連携して行う系統周波数調整実証試験向けにコンテナ型SCiB蓄電池を受注しました。納品される蓄電池は、チタン酸リチウムを用いた1MWh相当のリチウムイオン二次電池「SCiBTM」です。正確には、定格 968kWh で2MW蓄電池システムに組み込んで使用されます。イギリス初となるリチウムイオン大型蓄電池による再エネ由来電力運用システムとなります。
蓄電池は9月に納入され、実証は11月から開始される予定です。実証試験では、周波数や電圧などの電力品質維持のための周波数制御などの系統運用サービスにおける蓄電池蓄電池システムの役割の確認などが行われます。
同蓄電池は、約1万回以上の充放電が可能な長寿命、高い安全性、高入出力などの優れた特性を持ち、英国ウェスト・ミッドランズ州ウォルヴァーハンプトンのウィレンホール変電所に設置され、気象条件により出力が変動する風力発電や太陽光発電の導入拡大に伴う系統周波数調整に用いられ、電力の安定供給の維持に貢献する予定です。
プレスリリース / 東芝、2014年06月24日
・英国シェフィールド大学の系統周波数調整実証試験向けに蓄電池を受注
-----image[”納入する蓄電池コンテナ(イメージ)”] : 同リリースより
" .....英国シェフィールド大学が英国政府系研究機関である工学・物理化学研究委員会(Engineering and Physical Sciences Research Council (EPSRC))の助成を受け、配電会社のウェスタン・パワー・ディストリビューション社と連携して実施する系統周波数調整用蓄電池システムの実証試験向けに蓄電池を受注しました。蓄電池を9月に納入し、実証は11月から開始される予定です。今回受注した蓄電池は、チタン酸リチウムを用いた1MWh(メガワットアワー)相当の容量の当社製リチウムイオン二次電池「SCiBTM」で、約1万回以上の充放電が可能な長寿命、高い安全性、高入出力などの優れた特性が評価されました。英国ウェスト・ミッドランズ州ウォルヴァーハンプトンのウィレンホール変電所に設置され、気象条件により出力が変動する風力発電や太陽光発電の導入拡大に伴う系統周波数調整に用いられ、電力の安定供給の維持に貢献します。
英国では、2008年に施行された気候変動法により、温室効果ガスを2050年には1990年比80%削減する目標が掲げられ、この実現に向けて洋上風力発電を中心とした再生可能エネルギーの導入が拡大しており、電力の安定供給に向けた周波数変動抑制や送配電網の拡充・整備などが課題となっています。
..........
注1 周波数や電圧などの電力品質維持のための周波数制御などの系統運用サービス
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受注した蓄電池の概要
1.定格 968kWh (2MW蓄電池システムに組み込んで使用)
2.主要機器 蓄電池コンテナ、蓄電池盤、蓄電池モジュール(SCiBTM)
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関連
・Giant battery to help tackle energy storage challenges-----University of Sheffield, 24 June 2014
・東芝の二次電池 SCiB
-----image : 上記サイトより
" SCiB(TM)は、高い安全性を確保しながら、10000回を超えるサイクル寿命、 急速充電性能、高出力性能、低温動作等の優れた諸特性を有する二次電池です。"
関連エントリー
・九州電力、長崎県の対馬、鹿児島県の種子島と奄美大島に再エネ+のリチウムイオン蓄電池等実証試験設備を設置-----ソフトエネルギー、2014/03/24
・新型二次電池「SCiB(TM)」の事業化について / プレスリリース 東芝-----しなやかな技術研究会、2007/12/27
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