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早稲田環境研究所ら、秩父市で2MWの木質バイオマス発電事業プロジェクトを計画

 早稲田大学発環境系ベンチャー企業、早稲田環境研究所らは、埼玉県秩父市において秩父市木質バイオマス発電事業プロジェクトを実施すると発表しました。
 この木質系バイオマス資源を利用した発電事業は、間伐材、剪定枝、建廃チップ等からなる木質チップ、60t/日(約20,000t/年)を原料とし、発電規模は約2MWを計画しています。

 また、このプロジェクトグループは、

 地域の木材の供給量に適合した中規模での発電事業のパッケージ化を実現
 ソーシャルインパクト・ボンド(SIB)型の社会的価値、環境価値を含めた資金調達手法を適用
 発電事業のみならず、周辺の企業誘致等を一体的に行い、熱融通等エネルギー面での新たな取り組みを行う
 6次産業化等への展開に向けた事業拠点を創出
 地域PPS(新電力)のスキームを活用した地産地消型のエネルギーシステムを構築

 といった幅広い視点からの利用を計画していくということです。

 秩父市は、2011年から、ちちぶバイオマス元気村発電所100kWを運転しています。この発電所は、木質系バイオマスガス化・ガスエンジンコージェネレーションシステムで、電力ほほか、15万キロカロリーの熱を利用して、約600世帯にお湯を供給する能力を備えています。ちちぶバイオマス元気村発電所は、平成24年8月22日には、総発電量が100万kWhを達成しています。
 
プレスリリース / 早稲田環境研究所、2014年06月11日
秩父市木質バイオマス発電事業プロジェクト開始決定

" 早稲田大学発環境系ベンチャー企業 株式会社早稲田環境研究所 http://e-wei.co.jp (東京都新宿区、略)は、秩父市における木質バイオマス発電事業プロジェクトを、かぶちゃん電力株式会社(東京都千代田区、略)、株式会社サイサン(埼玉県さいたま市、略)、株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ(東京都新宿区、略)と共同で開始することを決定した。本プロジェクトに限らず地域連携型未利用バイオマス(木質系、食品系、畜産系、廃棄物系等)の有効利用に向けたプロジェクトの実現の支援を強化する。

秩父市木質バイオマス発電事業プロジェクトの概要
 秩父市における発電事業プロジェクトでは原料となる木質チップは、60t/日(約20,000t/年)とし、間伐材、剪定枝、建廃チップ等を原料とし、発電規模は約2MWを計画している。また、

①地域の木材の供給量に適合した中規模での発電事業のパッケージ化を実現すること。
②ソーシャルインパクト・ボンド(SIB)型の社会的価値、環境価値を含めた資金調達手法を適用すること。
③発電事業のみならず、周辺の企業誘致等を一体的に行い、熱融通等エネルギー面での新たな取り組みを行うとともに、6次産業化等への展開に向けた事業拠点を創出すること。
④地域PPS(新電力)のスキームを活用した地産地消型のエネルギーシステムを構築すること。

 を含めた事業設計を行う。
..........
 なお、秩父市おける事業化においては、以下の事業成果に基づき検討を行うものである。
‹◇平成23〜25年度環境省地球温暖化対策技術開発・実証事業「未利用木質バイオマスの高効率エネルギー利用システムの開発と実証」
‹◇平成25年度新エネルギー等共通基盤整備促進事業・再生可能エネルギー発電事業を通じた地域活性化モデル開発化援調査事業「木質バイオマスガス化発電を核とした次世代型産業集積拠点の創出事業」
‹◇埼玉県環境部 早稲田大学環境総合研究センタ 「埼玉県分散型エネルギ システム研究会 バイオマスWG」
◇公益財団法人本庄早稲田国際リサーチパーク「本庄スマートエネルギータウンプロジェクト」
.......... "

関連
秩父市
/ 木質バイオマス発電事業の取り組み
/ 次世代型環境学習施設 吉田元気村の利用について

ちちぶバイオマス元気村発電所の運転時間が、1万時間を達成しました!!-----秩父市、2011年(平成23年)5月




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