北電、上川郡東川町で、690kWユコマンベツ水力発電所を運開
北海道電力は、6月20日、2012年5月より建設を進めてきた上川郡東川町の水力発電所、690kWユコマンベツ発電所が営業運転を開始したと発表しました。全国的に、法流水や維持流量などの未利用な水資源を活用した中小水力発電の建設がすすんでいます。今回のユコマンベツ発電所は、1945年8月に運転を開始した13,800kWの江卸(えおろし - 水力)発電所の取水設備を利用し、一部を改良し、水槽、水圧管路、放水路を新設し、横軸フランシス水車を設備した新設の小水力発電所です。河川水(最大使用水量 1.3m3/s)と導水路の落差(66.10m)により最大出力 690kW を発電、年間発電電力量としては約420万kWhが期待されます。
プレスリリース / 北海道電力、2014年6月20日
・ユコマンベツ発電所の営業運転開始について
-----image : 同リリース「【添付資料】「ユコマンベツ発電所の概要 [PDF]」より-----
" ..........これまで利用されてこなかった河川水の水力エネルギーを有効活用する中小水力開発に取り組んでおります。2012年5月より建設を進めていたユコマンベツ発電所(所在地:上川郡東川町、発電所認可出力:690kW)が、本日、営業運転を開始しましたのでお知らせいたします。ユコマンベツ発電所における年間の発電電力量は、約420万kWh(一般家庭約1,400軒分の電気使用量に相当)となる見込みであり、これにより、年間約1,500トンのCO2排出削減が可能となる見通しです。
当社は引き続き、再生可能エネルギーの導入拡大に向けた取り組みなどを通じて、低炭素社会の実現に貢献してまいります。
”ユコマンベツ発電所の概要
ユコマンベツ発電所は、既設江卸発電所※の取水設備を一部改良(水槽、水圧管路、発電所、放水路を新設)し、既設ユコマンベツ取水堰から取水している河川水(最大使用水量 1.3m3/s)と導水路の落差(66.10m)により最大出力 690kW を発電することで、これまで利用されてこなかった河川水の水力エネルギーを有効活用するものです。
※ 昭和 20 年に運転開始した最大出力 13,800kW の流れ込み式・水路式の発電所。
忠別川、湧駒別川およびピウケナイ川から取水をしている。所在地 北海道上川郡東川町
河川の名称 石狩川水系 忠別川支流湧駒別川
発電方式 流れ込み式・水路式
最大使用水量 1.30m3/s
有効落差 66.10m
認可出力 690kW
年間発電電力量 約420万kWh
年間CO2排出削減量 約1,500t
水車型式・台数 横軸フランシス水車・1台
.......... ”-----【添付資料】「ユコマンベツ発電所の概要 [PDF]」より
.......... "
関連
・北海道電力 : 発電・送配電設備
"水力発電所 54カ所 1,239,105kW(2013年3月15日現在)
主な発電所
(1) 水力(出力3万kW以上)"
/ 北海道電力 水力発電について
/ 旭川支店のご紹介 > 支店管内の電力設備一覧
"江卸(えおろし) 石狩川 認可出力(kW)13,800 運転開始年月1945.8"
/ 設備写真ライブラリ 水力発電設備
-----image : Google マップで「江卸発電所付近」を見る
参考
・Twilog @greenpost : 北海道(北海道の再生可能エネルギー関連の情報。2011年08月23日より、203件)
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