丸紅、三峰川(みぶがわ)電力、長野県茅野市に141kW蓼科第二発電所を完成
丸紅は、100%子会社の三峰川(みぶがわ)電力により長野県茅野市に建設中だった、141kW 蓼科第二発電所が完成し、竣工式を開催しました。商業運転は本年1月15日より開始されていて、おおよそ一般家庭約270世帯分に相当する電力を固定価格買取制度の下、中部電力に売電しています。
2010年に丸紅は、三峰川電力を通じ、蓼科開発農業協同組合が所有する水力発電所「蓼科発電所」の営業権及び発電設備一式を買収しました。蓼科発電所は、2007年5月より、設備の老朽化のため運転を休止でした。
買収後、2011年6月に260kW蓼科発電所が運転を再開、そして同一水系の利用となる141kW蓼科第二発電所が今回新設されました。
これにより丸紅は、三峰川(長野県伊那市・2か所)、蓼科(長野県茅野市・1か所)、北杜(山梨県北杜市・3か所)、そして7か所目となる本件、蓼科第二(長野県茅野市)を加えました。
プレスリリース / 丸紅、2014年5月26日
・長野県茅野市における小水力発電所稼動・竣工式開催の件
"丸紅株式会社(以下「丸紅」)は、100%子会社の三峰川(みぶがわ)電力株式会社(以下「三峰川電力」)による蓼科第二発電所(長野県茅野市)の建設が2013年12月に完工し、本年1月15日より商業運転を開始したことを受け、本日竣工式を開催致しました。事業主は三峰川電力100%となります。本事業は、長野県茅野市糸萱区の渋川大橋脇にある滝之湯堰土地改良区農業用水路に小水力発電所を設置したもので、すでに運転中の三峰川電力が所有する蓼科発電所(2011年6月運転開始)と同一水系にあることから、メンテナンスの効率化などのシナジー効果が期待されます。
本事業から得られる年間発電量は、一般家庭約270世帯の年間電力消費量を見込んでおり、発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し売電しております。
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三峰川電力は蓼科発電所運営により、経験を培うと共に、地元茅野市及び滝之湯堰土地改良区との友好関係を築いてきました。今後も茅野市において、小水力発電を始め、潜在する資源を利活用し事業化を進めて行く事で、同市が目指す自然エネルギーを活用する未来のまちづくりに協力・貢献したいと考えています。丸紅は2006年から小水力発電の運営を行い、本件は三峰川(長野県伊那市・2か所)、蓼科(長野県茅野市・1か所)、北杜(山梨県北杜市・3か所)に続く国内7か所目の案件になります。今後、丸紅は2020年までに国内30か所程度の中・小水力発電所の開発を目指し、全国で環境に優しい再生可能エネルギーの創出に積極的に取り組んでいきます。
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三峰川電力株式会社 長野県茅野市小水力発電所
施設名 所在地 認可出力
蓼科発電所 茅野市北山地内(蓼科区) 260kW
蓼科第二発電所 茅野市北山地内(糸萱区) 141kW
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関連
・三峰川電力 / 設備紹介
- 三峰川流域外の小水力発電所
蓼科発電所
-----image(”蓼科発電所水車発電機”) : 上記サイトより
- 蓼科発電所 諸元
・小水力発電所「蓼科発電所」の買収・再生について-----丸紅、2010年6月21日
-----image(”上左-蓼科発電所外観、上右-発電所取水口、 下左-水車発電機、下右-送水管”) : 上記リリースより-----
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蓼科発電所
所 在 地 長野県茅野市北山4035-983
最大出力 260kW RPS電源(予定)
最大使用水量 0.53m3/sec
有効落差 64.55m
年間発電電力量 1,830,000kWh
建設コスト 約3億円
節約石油換算量※ 476,268L/年 (ドラム缶約2,380本)
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参考
・北杜市、丸紅グループの三峰川電力と官民パートナーシップによる同一水系新設3ヶ所の小水力発電導入事業を推進-----ソフトエネルギー、2011/06/28
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