十文字チキンカンパニー(岩手)、鶏糞を燃料とした6.25MWのバイオマス発電所を建設
岩手県二戸市の十文字チキンカンパニーは、鶏糞を燃料とした6.25MWのバイオマス発電所を建設すると発表しました。建設予定の十文字チキンカンパニーバイオマス発電所は、再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用し売電を行います。発電出力6.25MW(6,250kW)は、同社施設での使用電力を差し引いた4.8MW(4,800kW)分を、電力会社に売電する予定です。
同社では、宮崎県2ヶ所、鹿児島県1ヵ所の3ヶ所の現在鶏糞発電プラントはを稼動、運用中です。今回の施設は九州以外では初のプラントとなり、食鳥業界単独企業としては最大規模となる見込みだということです。
同社は、鶏糞、および鶏糞を利用した農業用の肥料、土壌改良剤を販売しており、今回も燃焼後の灰は肥料原料として活用されます。使用燃料の量は、鶏糞400トン/日を主に自社及び提携農場より調達します。
今回導入されるシステムは、プラントメーカー 倉敷紡績(クラボウ、大阪)のもので、鶏糞を燃料とした流動床式燃焼水管ボイラー及びタービン発電機の設置が予定されています。着工は平成26年5月、竣工、試運転を経て平成27年12月の営業運転開始が予定されています。
プレスリリース / 十文字チキンカンパニー、2014/03/26
・ニュース / バイオマス発電所の建設について
" 株式会社十文字チキンカンパニー(本社岩手県二戸市、略)は、鶏糞を燃料とするバイオマス発電所を建設し、発電事業に参入することと致しましたのでお知らせいたします。当社は、『人・動物・環境の健康を考える』を企業メッセ―ジとしております。この発電事業を通じて地元のバイオマス資源である鶏糞をクリーンエネルギー源として活用するとともに、燃焼後の灰は肥料原料として活用し資源の循環を維持してまいります。本事業により地元の地域社会活性化、地域振興にお役に立ちたいと願っております。また、地球温暖化対策としてのCO2削減、国のバイオマス発電目標にも貢献できると考えております。
現在鶏糞発電プラントは宮崎県2ヶ所、鹿児島県1ヵ所の3ヶ所があり順調に稼動しております。本施設は九州以外では初のプラントとなり、食鳥業界単独企業としては最大規模となる見込みです。本事業は、再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用し鶏糞を燃料としたバイオマス発電事業で、発電出力は6,250kW、所内使用電力を差し引いた送電能力は4,800kWです。着工は平成26年5月を予定しており、竣工、試運転を経て平成27年12月の営業運転開始を目指しております。
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”..........
【鶏糞バイオマス発電事業の概要】
事業所名 十文字チキンカンパニーバイオマス発電所
所在地 岩手県九戸郡軽米町大字晴山第2地割40‐1
設備概要 鶏糞を燃料とした流動床式燃焼水管ボイラー及びタービン発電機等
プラントメーカー 倉敷紡績株式会社
発電規模 6,250kW(発電端出力)
送電規模 4,800kW(送電端出力)
使用燃料 鶏糞400トン/日(主に自社及び提携農場より供給)
敷地面積 約23,700 ㎡
完成予定 平成27年9月
営業運転 開始予定 平成27年12月
【資金調達】
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プレスリリース版
http://www.chicken.co.jp/news/20140326.pdf
.......... "
関連
・クラボウ(倉敷紡績) エンジニアリング部 : 流動層ボイラ - 技術情報 熱処理装置(流動層ボイラの構造)
-----image(”フローシート”) : 上記サイトより
"流動層ボイラ
流動層焼却装置から発展したサーマルリサイクル装置です。バイオマス燃料である木チップ・タイヤチップや廃プラ・汚泥等を燃料として利用することで、そのエネルギーを蒸気や高温空気として回収します。蒸気タービンと組み合わせることにより発電も可能です。特長
1.流動層式なので木屑やスラッジ状の原料でも均一かつ瞬時に燃焼するので、廃熱ボイラでの熱回収率が高くなります。
2.性状の異なる複数の原料を混焼できます。
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