IHI、長野県七味温泉ホテル向け20kWの小型バイナリー発電装置を温泉利用向けに受注
IHIは、長野県七味温泉ホテル向けに20kWのパッケージタイプの小型バイナリー発電装置「ヒートリカバリー“HRシリーズ”」一台を受注しました。七味温泉ホテル渓山亭の温泉を利用して発電するもので、温泉発電用としては同社の初号機となります。付帯設備を含めた発電システム一式を、2014年3月下旬に納品予定です。
IHIは、小型バイナリー発電装置「ヒートリカバリー“HRシリーズ”」を福島と茨城で1台づつ受注したばかりで、今回の長野の案件は、それに続くものです。同社は、今年度末までに、20台以上の受注を目標に営業活動を展開しているとのことです。
・IHI、福島でバイオマスボイラーと併用の20kW小型バイナリー発電装置を受注。茨城でも焼却炉に1台-----ソフトエネルギー、2014/01/15
使い勝手がいいとされ、0℃~95℃の少量の温水を利用して発電できる小型バイナリー発電システムの今後の展開が楽しみです。
プレスリリース / IHI、2014年1月21日
・最大送電端発電出力20kWの小型バイナリー発電装置を温泉利用向けに受注
-----image(”小型バイナリー発電装置外観 ”) : 同リリースより
"IHIは、最大送電端発電出力20kWのパッケージタイプの小型バイナリー発電装置「ヒートリカバリー“HRシリーズ”」一台を、七味温泉ホテル株式会社(長野県上高井郡)から受注しました。
本装置は、同社の七味温泉ホテル渓山亭の温泉を利用して発電するもので、温泉発電用としては当社の初号機となります。
受注範囲は、付帯設備を含めた発電システム一式で、納入は2014年3月下旬の予定です。ヒートリカバリーは、70℃~95℃の温水を利用して少量の温水でも最大で20kWの発電が可能な装置です。
この装置で発電した電力は、送電網(商用電源)に接続することが可能なため、自家用として利用可能なだけでなく、地熱(温泉)による再生可能エネルギー固定買取制度の適用で売電も可能であることから、今回の受注へと至りました。
同ホテルでは、90℃前後の温泉を利用して発電するほか、浴用だけでなく、ハウス栽培などへの二次利用なども検討しております。ヒートリカバリーは、従来、バイナリー発電に適さないとされ捨てられていた、少量の温水の利用実現を目的に開発したものです。
最大送電端発電出力20kWの小型・軽量タイプで、これまで熱エネルギーの回収が難しいとされてきた、工場などで分散して排出されている100℃未満の温水を集約せずに利用できる機会が増えます。さらに、少ない熱エネルギーで高出力を得ることが可能な、非常に高効率で画期的な装置です。当社では、今年度末までに、20台以上の受注を目標に営業活動を展開するとともに、今後、更なるラインナップの拡充を図り、お客様の様々な省エネ・発電のニーズに対応していきます。
..........
七味温泉ホテル株式会社
本社所在地:長野県上高井郡高山村大字牧
代表取締役:橋本 良彦氏
納入先 :七味温泉ホテル渓山亭(長野県上高井郡高山村七味)
客室数 : 18室
.......... "
参考
・地熱発電(廃棄熱発電等用)小型バイナリー発電ユニット カタログ
参考ツィート
・Twilog : #binary(世界のバイナリー発電の話題)
・Twilog : #binary #renewjapan(日本のバイナリー発電の話題)
ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost
---しなやかな技術研究会のGoogleマップ2-----しなやかな技術研究会 まとめ
[PR]
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント