西日本環境エネルギー、九州電力、大分県玖珠郡九重町で5MWの菅原バイナリー発電所の建設へ
西日本環境エネルギーは、主たる株主でもある九州電力と連携の上、大分県玖珠郡九重町で5MWの地熱バイナリ発電を実施すると発表しました。九重町と九州電力は、町が菅原地区に所有する地熱井の有効活用策を検討し、噴出試験等の調査、及び周辺温泉等への影響調査を実施してきました。その結果、長期にわたって安定した発電が可能な地熱資源が確認できたこと、噴出による周辺温泉等への影響も認められなかったことから、実施することになりました。
発電署名は、菅原バイナリー発電所で、出力約 5,000kW(発電端) の空冷式バイナリー発電設備で、地熱井の所有者は、九重町です。来年、平成26年3月に工事を開始し、平成27年3月に運転開始予定です。
プレスリリース / 西日本環境エネルギー、2013年11月22日
・お知らせ / 大分県九重町における地熱発電事業の実施について(PDF)より
-----image(”発電所位置図”) : 同リリースより
" 九重町(略)と九州電力株式会社(略)は、町が菅原地区に所有する地熱井の有効活用策を検討するため、噴出試験等の調査、及び周辺温泉等への影響調査を実施してきました。 その結果、長期にわたって安定した発電が可能な地熱資源が確認できたこと、噴出による周辺温泉等への影響も認められなかったことから、地熱発電事業を実施することになりました。
これに伴い、本日、九重町、九州電力株式会社及び西日本環境エネルギー株式会社(略)は、広瀬勝貞大分県知事立会のもと、「菅原地区における地熱発電事業に関する基本協定」を締結しましたのでお知らせします。
本事業の実施にあたっては、九重町が地熱資源(蒸気・熱水)を提供し、西日本環境エネルギー株式会社が発電所の建設、運営と地熱資源の管理等を行い、九州電力株式会社がこれまでの調査実績を踏まえ、技術支援するものです。
九重町は、町の特徴でもある恵まれた自然環境を大切にし、今後も地域活性につながる施策を進めてまいります。
九州電力グループとしては、国産エネルギー有効活用、並びに地球温暖化対策として優れた電源となる地熱資源について、積極的な開発、導入を推進してまいります。
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1 地熱発電事業の概要
発電所名 菅原バイナリー発電所
所在地 大分県玖珠郡九重町
事業者
地熱井の所有者:九重町(蒸気井 2 本、還元井 1 本)
発電事業者 :西日本環境エネルギー株式会社
発電方式 空冷式バイナリー発電設備(使用媒体:ペンタン)
発電規模 約 5,000kW(発電端)
工 事 開 始 時 期 平成 26 年 3 月(予定)
運 転 開 始 時 期 平成 27 年 3 月(予定)
.......... "
関連
・知事通信「九重町菅原地区地熱発電事業の基本協定調印式」-----大分県、2013年11月26日
"西日本環境エネルギー株式会社、九州電力株式会社および九重町による、九重町菅原地区における地熱発電事業の基本協定調印式が行われました。知事は「この度は、自治体と民間企業が共同で取り組む全国初の地熱発電事業が実施されることに心からお喜び申し上げます。再生可能エネルギー日本一の大分県にとっても、さらにこの地位が確固たるものとなります。地熱発電を地域の多様な発展のために使っていただきたいです」と述べました。
.......... "
・大分県九重町における地熱発電事業の実施について-----九州電力、平成25年11月22日
追加情報
・大分県九重町で5MWの菅原バイナリー発電所が運転を開始-----ソフトエネルギー、2015/07/23
・経産省、福島県と大分県の地熱バイナリー発電2案件にJOGMEC経由の初の債務保証を決定-----ソフトエネルギー、2014/04/03
参考
・九重町 : 地熱発電所
"八丁原には、日本最大の地熱発電所(出力11万キロワット)があります。"
参考エントリー
・地熱発電(廃棄熱発電等用)小型バイナリー発電ユニット カタログ
おすすめエントリー
・東芝、ドイツで最大手の不動産会社と提携しアパートなどの太陽光発電事業に参入-----自然エネルギー、2013/12/04
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