太陽光発電システム鑑定協会、来年1月より使用済み太陽電池の回収・再資源化サービスを開始
太陽光発電システムのメンテナンス支援などを実施している、太陽光発電システム鑑定協会は、来年1月より使用済み太陽電池の回収・再資源化サービスを開始すると発表しました。
同団体では、使用済みの太陽光パネルの廃棄についての問題点として、5点の課題あげ、
(1)太陽光パネルは鉛などの有害物質が含まれている場合もあること
(2)個々の太陽光パネルについて鉛など有害物質の含有情報の一元管理がされていないこと
(3)全国で統一した廃棄ルールがなく一部地域では一般廃棄物として粉砕・埋立処理されていること
(4)太陽光パネルからはアルミニウム、ガラスや銀などの有価物の回収が可能であり、埋立処理ではなく再資源化すべきであること
(5)戸建住宅の再資源化には10万円以上の費用が掛かること
などとし、これらの課題を解決するため、ガラス再資源化協議会や大手精錬会社と連携し、回収から再資源化までを一貫して受託する「使用済み太陽光パネルの回収・再資源化サービス」を開始するとしています。価格も発表になっています。18kg以下の結晶系太陽電池モジュールの場合、価格は税別1枚あたり1200円。一般家庭の場合200Wpが25枚の場合で、合計5kWpのシステムで処理費用は3万円。プラス解体および輸送費となると、10万以下でできそうですが、それでも結構な金額です。
今後、大量廃棄時代を迎えるまでには各メーカーも対応してくると思いますが、回収・廃棄の一連のワークフローを確立する上で、参考になるプランがまず登場したということで、興味深い事業です。産業用などの、モジュール数の多い場合は、より低価格での回収が可能になるようです。
自分が捨てる場合の価格の希望としては、すべてこみで高くても5kWpで5万円(家庭用の場合)というのが値ごろ感かなと思います。実際に設置しているみなさんは、どう思いますか?
それから、回収したパネルでまだ利用できるものは、中古パネルとして販売することも考えておられるようですね。そのあたり、事業が始まるとまた気になるので、また詳しい内容を知りたいと考えています。
プレスリリース / 太陽光発電システム鑑定協会、2013.11.12(@press版)
・使用済み太陽光パネルの回収・再資源化サービスの提供開始 ~回収から資源化まで1ストップで受託
-----image(”上-処理フロー、下-廃棄量予測”) : 同リリースより
" 一般財団法人太陽光発電システム鑑定協会(本社:東京都千代田区、代表理事:円谷 智彦)は、使用済みの太陽光パネルを回収し、再資源化するサービスを、2014年1月末からの開始を目途に体制を整えます。 .......... 【提供の背景】 太陽光発電システムはFITを背景に急速に普及が進んでいますが、使用済みの太陽光パネルの廃棄方法は定まっておらず、更には大量廃棄を目前に控えながらも幾つもの課題が解決されていないのが現状です。▼使用済みの太陽光パネルの廃棄については、下記5点の課題があります。
(1)太陽光パネルは鉛などの有害物質が含まれている場合もあること
(2)個々の太陽光パネルについて鉛など有害物質の含有情報の一元管理がされていないこと
(3)全国で統一した廃棄ルールがなく一部地域では一般廃棄物として粉砕・埋立処理されていること
(4)太陽光パネルからはアルミニウム、ガラスや銀などの有価物の回収が可能であり、埋立処理ではなく再資源化すべきであること
(5)戸建住宅の再資源化には10万円以上の費用が掛かることこれらの課題を解決するため、太陽光発電システム鑑定協会では、ガラス再資源化協議会や大手精錬会社と連携し、回収から再資源化までを一貫して受託する「使用済み太陽光パネルの回収・再資源化サービス」を開始します。
【「使用済み太陽光パネルの回収・再資源化サービス」概要】
<特長>
太陽光発電システム鑑定協会では、関連団体・企業と連携し、パネルメーカー、型式を問わず使用済み太陽光パネルを回収し、再資源化まで一貫して受託できる体制を整えます。この一貫したサービスは国内初の試みであり、関係者からは大きな期待が寄せられています。
また、回収した太陽光パネルの内品質が良い場合はリユースし、売上益はお客様に返還するなど、幅広く、丁寧なサービスを実現いたします。<価格(税別)>
1,200円/枚
(指定収集場所への持ち込み、18kg/パネル以下の結晶系太陽光パネルの場合)
※:パネル枚数の多い発電所の場合は、より低価格での回収が可能です。■協会概要
商号 : 太陽光発電システム鑑定協会
代表者 : 略
所在地 : 〒102-0083 東京都千代田区麹町1-3
設立 : 2012年7月
事業内容: 太陽光発電システムのメンテナンス支援
.......... "
関連
・太陽光発電システム鑑定協会(一般財団法人)
- 2012年10月25日 一般財団法人 太陽光発電システム鑑定協会、太陽光発電システムの検査サービスを本格的に活動開始!
"..........今まで発見が比較的に困難だった太陽光パネルの不具合を自動検出する装置を使用する事で、「短時間」「低料金」で検査サービスをご提供します。
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太陽電池アレイの不具合を検出する装置「SOKODES」
当協会の提供する検査サービスには、太陽電池アレイの不具合を自動検出する装置「SOKODES(ソコデス)」を使用しています。
今までは、太陽光パネル単位での障害個所の特定は難しく、メンテナンス上の課題となっていましたが、「SOKODES」は、複数の太陽光パネルの電気抵抗を同時計測し、配線の接続不良などを即座に検知、障害個所を特定する事が出来、検査時間の短縮にもなり低価格での検査サービスを可能にしました。■検査費用
基本的には会員様向けのサービスとなっておりますが、一般の方でも検査をお受けしています。キャンペーン期間 :2012年10月25日~2010年2月25日まで特別価格
一般住宅/会員様 :通常20,000円⇒特別価格15,000円、
非会員様:通常30,000円⇒特別価格20,000円
メガソーラー/会員様、非会員様とも期間中は通常お見積金額から30%OFFの特別価格■検査データ保管
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