タクマ、滋賀県、三重県、そして島根県でバイオマス発電設備を受注
廃棄物処理プラントやボイラなどの設備関連の事業を行っている兵庫県のタクマは、滋賀県米原市で3,550kW、三重県松阪市で5,800kW、そして島根県松江市で6,250kWのバイオガス発電設備を3件受注したと発表しました。
滋賀県米原市の3,550kWのいぶきグリーンエナジー社向けバイオマス発電は、主な燃料として、リサイクル木材を利用し、平成26年12月に完成予定です。
三重県松阪市の5,800kWの三重エネウッド社向けバイオマス発電は、主な燃料として、山林に放置されている未利用材を燃料とし、平成26年11月に完成予定です。
そして島根県松江市の6,250kWの松江バイオマス発電社向けバイオマス発電は、同じく山林に放置されている未利用材を燃料とし、平成27年3月に完成予定です。
いずれも、日本のバイオマス発電における適正規模ともいわれる、5MW、つまり5,000kW前後です。バイオマス発電の持続可能性が問われる場面では、ちょうどいい大きさといえるかもしれません。
この規模の普及にも大きな期待をもっています。日本の森林資源の発電事業における成功例となることを!
プレスリリース / タクマ、平成25年11月5日
・バイオマス発電設備(3件)の受注について
" 株式会社タクマ(略)は、いぶきグリーンエナジー株式会社(略)、三重エネウッド株式会社(略)、松江バイオマス発電株式会社(略)から、相次いでバイオマス発電設備を受注いたしました。バイオマス燃料を活用した発電設備や蒸気供給設備の需要は、製材会社や製紙会社を中心に以前からありましたが、再生可能エネルギーの活用によるCO2削減や地産地消型のエネルギー事業を推進する気運の高まりに加え、昨年7月の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」の開始により、安定的に売電収入を見込めるようになったことを理由に異業種分野からの参入も増加し、バイオマス資源を燃料とした発電事業の取組みがますます活発化しております。
このような市場環境の中、1950年代から木質チップやバガス(さとうきびの搾りかす)等を燃料としたボイラプラントを国内外に合わせて580缶以上納入してきた実績とそれに裏付けられた技術・ノウハウがお客様に評価され、昨年7月の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が開始されて以降、同制度の適用を受けるバイオマス発電設備の当社受注件数は11件となり、この11件の発電出力合計は9万kWを超える規模となっております。
バイオマス資源を活用した発電事業は今後も増加することが見込まれ、当社はこれまで培ってきた技術とノウハウをもとに多種多様なバイオマスの特性に応じた最適システムを提案し、顧客ニーズに応えてまいります。
【受注の概要】
1.いぶきグリーンエナジー株式会社向け
会社概要 :木材加工と木材リサイクルを手掛けるヤマムログループの発電事業会社
設置場所 :滋賀県米原市
発電規模 :3,550kW
主な燃料 :リサイクル木材
完成予定 :平成26年12月
2.三重エネウッド株式会社向け
会社概要 :三重県初の木質バイオマス発電事業を推進する目的で、県内の林業関係者等により設立された「三重エネウッド協同組合」を母体として設立された木質バイオマス発電事業会社
設置場所 :三重県松阪市
発電規模 :5,800kW
主な燃料 :山林に放置されている未利用材
完成予定 :平成26年11月
3.松江バイオマス発電株式会社向け
会社概要 :ナカバヤシ株式会社、日本紙パルプ商事株式会社、三光株式会社の3社共同で設立された木質バイオマス発電事業会社
設置場所 :島根県松江市
発電規模 :6,250kW
主な燃料 :山林に放置されている未利用材
完成予定 :平成27年3月
.......... "
参考
[ カテゴリー : 木質、森林/バイオマス ]
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