ソニービジネスソリューション、さいたま市内152か所の小中高校向け、太陽光発電設備および蓄電システムに採択
ソニービジネスソリューションは、さいたま市が計画する、市内152か所の小中高校に、太陽光発電システムおよびリチウムイオン電池を核とした蓄電システムを導入する計画の一般競争入札において、最優秀提案者に選定されたということです。
具体的なシステムは、一校あたり、21kWpの太陽光発電システムとソニーエナジー・デバイスの15.6kWhのリチウムイオン蓄電池(オリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池)を導入し、平常時には、太陽光発電によるピークシフト運転を行いながら、蓄電を行い。非常時には、蓄電池により防災拠点としての機能を発揮できるようになります。平常時には、売電すると計画にはありますが、太陽電池の容量がそれほど大きくないので、売電量はそれほど多くないでしょう。夏休みや休日の晴れた日に、若干の売電益が見込まれる程度ではないでしょうか。
太陽電池は、秋田県のトワダソーラー社製とのことですが、詳細はわかりませんでした。国内で、セルの加工から組み立てまで行っているようですが、セルの調達先が不明です。
1校あたりの太陽電池の導入量は小さくとも、全体では3MWpを越えます。日常のピークカットと非常時にも使える太陽光発電システムを学校に導入し、自治体としてのエネルギーへの取り組みへと組み込んでいく。うまく機能すれば、役に立つ事例となりそうです。
プレスリリース / ソニービジネスソリューション、2013年9月11日
・さいたま市内152か所の小中高校向け、太陽光発電設備および蓄電システム設置 ~ソニービジネスソリューションが最優秀提案者に選定
-----image[”さいたま市立学校太陽光発電設備・蓄電池設置事業概要(さいたま市ホームページより)”] : 同リリースより
" ソニービジネスソリューション株式会社(略)は、埼玉県さいたま市から、市内小中高校における太陽光発電システムおよびリチウムイオン電池を核とした蓄電システムの設置案件に対し提案を行い、このたび最優秀提案者に選定され仮契約を締結いたしました(注1)。提案したシステムでは、太陽光発電システムにおいては、高出力250W高効率の太陽光パネルにより専有面積を抑え、軽量化と耐震性を実現します。また、蓄電システムにおいては、ソニーが開発したオリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池を使用した系統連系型の新システムを採用します。この両者の効率的な連携運転により、高い安全性と長寿命を実現するとともに、維持コストを抑えることのできるシステムとなっています。本システムは、平成25年度から平成27年度にかけて、さいたま市内152校に設置される予定です。
再生可能エネルギーや未利用エネルギーの活用、省エネルギー対策が求められるなか、さいたま市は、「さいたま市エネルギー・スマート活用ビジョン ~新エネルギー政策~」を策定、推進しています。
ソニービジネスソリューションは、電気エネルギーの効率的な利用が、環境対応のなかでも喫緊の課題であることをふまえ、今後ともお客さまの環境エネルギービジョンの実現に向けて、機器およびソリューションの提供を通じて、支援を続けていきます。
注1: さいたま市の議会承認をもって正式契約となります
..........
主な機器(一校あたり):
■太陽光パネル21kW:株式会社トワダソーラー製(秋田県鹿角市)
■オリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池による蓄電システム15.6kwh:ソニー株式会社製
(製造事業所:ソニーエナジー・デバイス株式会社、福島県郡山市)主な特長
高安全性・長寿命・急速充電
平常時だけでなく、災害時を想定した安全性能と毎日利用して15年以上の期待寿命をもったオリビン型リン 酸鉄リチウムイオン電池を採用
蓄電システムによる系統連系
再生可能エネルギーによる系統連系/逆潮流による売電をしながら、蓄電システムの有効活用が可能
再生可能エネルギーシステムをマネジメント運転
災害停電時には、蓄電システムの電力で再生可能エネルギーの連系運転再稼働を完全自動制御
夜間放電後、電力枯渇状態からも人的作業を伴わずに自動復帰し運転を再開させます。
単相交流インバーターとパワコンセパレートシステム
単相交流インバーターとすることで、電力会社と動力契約をしていない施設でも利用可能。また特定負荷への電力供給時にも変電設備が必要ありません。さらにパワーコンディショナーをセパレート設置でき、直流高圧配線を短くできると同時に、風力発電やV2H(Vehicle to Homeの略、電気自動車から家の中に電力を取り込む仕組みのこと)とも柔軟に連系接続が可能です。注2: 設計及び監理業務は、埼玉建築設計監理事業協同組合が中心となり、組合員が設計を実施予定。
注3: 施工業務は、埼玉県電気工事工業組合の組合員である株式会社蓜島電機、株式会社岡村電機、株式会社丸電が中心となり実施し、同組合の組合員がサポート予定。
.......... "
"事業概要
本市では、「さいたま市エネルギー・スマート活用ビジョン~新エネルギー政策~」のリーディング事業として、平成25年度から平成27年度の3年間で
市立学校152校に太陽光発電設備および蓄電池の導入を行い、再生可能エネルギーの導入拡大およびエネルギーセキュリティの強化を図ります。
..........
実施について
総合評価方式による一般競争入札(WTO対象)により、事業者を決定します。◆お知らせ
2013.8.26 総合評価の結果を掲載しました
平成25年8月21日(水)に「さいたま市立学校太陽光発電設備・蓄電池設置事業総合評価委員会」で最優秀提案者が選定されましたので、結果を公開します
下記「総合評価方式による最優秀提案者の選定結果について」をご覧ください
.......... "
・ソニービジネスソリューション 蓄電システム / 太陽光発電との組み合わせで“自立型蓄電システム”を実現する高容量6.0kWhの業務用リチウムイオン蓄電池 業務用蓄電池 ESSP-3005/18P (6.0kWh)
-----image : 上下とも、「ESSP-3000シリーズ(太陽光パネル対応)カタログ 1303(PDF)」より-----
・太陽光発電との組み合わせで“自立型蓄電システム”を実現する高容量6.0kWhの業務用蓄電池を発売-----ソニー(ソニーエナジー・デバイス ニュース)、2013年01月24日
・オリビン型リン酸鉄を用いたリチウムイオン二次電池で1.2kWh蓄電モジュールの量産出荷を開始-----ソニー、2011年04月18日
ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost
---しなやかな技術研究会のGoogleマップ2-----しなやかな技術研究会 まとめ
[PR]
| 固定リンク
« ジャパンマリンユナイテッドと佐賀大学、AIP認証を取得。浮体式没水型海洋温度差発電開発にはずみ | トップページ | イベント 10/3-6,10/10-13 ソーラーデカスロン Solar Decathlon 2013 in カリフォルニア »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント