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王子ホールディングス、北海道江別市の25MWバイオマス発電事業計画を発表

 王子ホールディングスは、グループ会社である王子エフテックスの北海道江別工場において、25MWバイオマス発電事業計画を発表しました。北海道の山林未利用材を主な燃料とし、バイオマス資源を利用した発電事業です。バイオマスボイラーの設備能力は、100T/h(ボイラー発生蒸気量)で、発電規模が25MWです。これにより一般家庭40,000戸分に相当する約150GWh/年の発電量、売上高にして年間約40億円を見込んでいます。投資額は、約85億円。完成予定は、2015年7月。
 またバイオマスボイラーで発電した電気を全量売電する以外にも、発電過程で発生する蒸気および温水の一部を、隣接する工場に供給し利用するということです。

 今回の北海道江別市以外にも、王子グループは、静岡県富士市、宮崎県日南市にバイオマスボイラーを設置し、3件目となります。同グループは、バイオマス活用以外にも、北海道白糠町における太陽光発電や、北海道の社有地における地熱発電の調査、さらには太陽光発電などの再生可能エネルギーに積極的に取り組む姿勢を示しています。

 エネルギーを消費する企業から、創造もする企業への転換はなかなか興味深い動きです。

 
プレスリリース / 王子ホールディングス、2013年7月31日
北海道におけるバイオマス発電事業に関するお知らせ

"王子ホールディングス株式会社の100%子会社である王子グリーンリソース株式会社(本社:東京都中央区、社長:藤原省二)は、北海道江別市に発電事業を目的とするバイオマスボイラーを設置することを決定しましたので下記の通りお知らせいたします。


1. 設置の目的
 王子グループは、グループ資源を活用した資源環境ビジネスの一層の拡大を目指しており、発電事業はその大きな柱の一つと考えております。
 既に、北海道における水力発電増強工事ならびに太陽光発電設備の設置を決定しておりますが、今回、北海道江別市に静岡県富士市、宮崎県日南市に続く3基目となるバイオマスボイラーを設置いたします。設置するバイオマスボイラーは、豊富な森林資源を有する北海道の山林未利用材を主な燃料とする計画であり、燃料集荷にあたっては、当社グループの社有林や木材生産拠点の一層の活用を図る予定です。またバイオマスボイラーで発電した電気は全量外部へ販売する計画ですが、発電過程で発生する蒸気および温水の一部を、隣接する王子エフテックス株式会社江別工場に供給し、コジェネレーションを推進いたします。
 このバイオマスボイラーの設置により、間伐材などの山林未利用資源の活用が進み、国土保全、水源涵養、二酸化炭素吸収など様々な機能を持つ森林の整備が促進されるとともに、地域林業の活性化にも貢献できるものと考えております。
 王子グループは、今後もグループ資源を生かした発電事業の拡大を図り、事業構造転換を推進してまいります。

2. 設置するボイラーの概要
1) 設置場所: 王子エフテックス株式会社 江別工場構内
2) 設備能力: 100T/h(ボイラー発生蒸気量) 25MW(発電能力)
3) 売 電 量: 約150GWh/年(一般家庭40,000戸分相当)
4) 売 上 高: 約40億円/年
5) 投 資 額: 約85億円
6) 使用燃料:  未利用材等の木質バイオマス燃料等
7) 稼動時期: 2015年7月(予定)
.......... "

関連
宮崎県におけるバイオマスボイラー設置による発電事業に関するお知らせ-----王子ホールディングス、2013年2月12日

・王子ホールディングス : 地球温暖化への対応 CO2の削減

王子グリーンリソース / 事業について

".....エネルギー事業
王子グループが保有する森林資源や土地、設備といった資産をベースに、バイオマス発電や水力発電、地熱発電、太陽光発電などさまざまな再生可能エネルギーの事業化に取り組みます。
.........."



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