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兵庫県は、下水処理場2ヶ所に各500kWpの自家消費用太陽光発電を設備

 兵庫県は、武庫川下流浄化センター(尼崎市)及び揖保川浄化センター(姫路市)の下水処理場2ヶ所に各500kWpの自家消費用太陽光発電を設備しました。リリースによると下水処理場の自家消費用太陽光発電設備としては国内最大級とのことです。

 それぞれ、電力需要が最も逼迫する夏季晴天時には、2処理場で8~10%のピークカットが可能となるとのことです。売電収入を意図しない自家消費用太陽光発電設備も徐々に普及し始めています。兵庫県以外でも、下水道や上水道関連施設に太陽光発電を導入する例もみられます。自治体の未利用なスペースの有効活用という面からも、発電事業、そして今回のような自家発電事業。両方のメリット、デメリットの洗い出しが重要になります。成果に期待しております。


プレスリリース / 兵庫県、2013年6月21日
流域下水道処理場における太陽光発電設備の運転開始について~下水処理場の自家消費用太陽光発電設備としては国内最大級~

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-----image : 同プレスリリース、関連資料より

"武庫川下流浄化センター及び揖保川浄化センターの太陽光発電設備が完成し、平成25年7月1日から運転開始します。

”このたび、武庫川下流浄化センター及び揖保川浄化センターの太陽光発電設備が完成し、平成25年7月1日から運転開始します。同設備で発電した電力は全て処理場で自家消費します。また、同設備は下水処理場の自家消費用太陽光発電設備としては国内最大級の規模になります。
 今回の運転開始により、2処理場での温室効果ガス(CO2等)排出量が削減される他、夏季晴天時には消費電力量の8~10%のピークカットが可能となります。
..........設置場所、発電規模及び事業費
設置場所 発電規模 工事費(土木工事費を含む)
武庫川下流浄化センター(尼崎市平左衛門町) 500kW※ 約2億9千万円(税込み)
揖保川浄化センター(姫路市網干区興浜) 500kW※ 約2億8千万円(税込み)
※下水道処理場に設置された自家消費用太陽光発電設備としては、国内最大級(H24年12月調べ)
...........夏季晴天時の消費電力量ピークカット

電力需要が最も逼迫する夏季晴天時には、2処理場で8~10%のピークカットが可能となります。
処理場名 ①ピーク時消費電力量(kWh/時) ②ピーク時発電量 (kWh/時) ②/①
武庫川下流浄化センター 3,000 300 10%
揖保川浄化センター 4,000 300 8%
※ピーク時:夏季12時~15時
.......... ”-----関連資料(PDF:1,948KB)より
.......... "


参考エントリー
大阪市水道局、パナソニック電工と共同で太陽光発電パネルの発電効率向上を目的とした散水冷却システムを開発-----ソフトエネルギー、2011/08/03

東京都下水道局、江戸川区の葛西水再生センターに独自開発の自動追尾装置付きの490kWpの太陽光発電所を完成-----ソフトエネルギー、2010/04/16

県水道局に大臣表彰-御所浄水場に太陽光発電導入 / クリッピング 奈良新聞-----ソフトエネルギー、2007/12/19


街のあちこちに生まれる太陽光発電所 再生可能エネルギーまめ知識
/ p5 ■上下水道施設が太陽光発電所になる!



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