NEDOと電源開発、北九州市沖 2MW着床式洋上風力発電機の実証運転を開始
NEDOと電源開発が共同で福岡県北九州市沖約1.4kmの海域に設置していた、着床式の2MW洋上風力発電機が、6月27日付けで実証運転を開始したそうです。春より進められていた準備の模様は、NEDOのフォトギャラリーで見ることができます。動画も公開されるかもしれません、期待しています。
・NEDO、銚子沖に続き北九州沖でも着床式洋上風力発電を設置-----ソフトエネルギー、2013/04/05
NEDOは、銚子沖と今回の北九州市沖の二箇所で異なる内容で着床式の洋上風力発電の実証運転を開始したことになります。銚子沖は、三菱重工製の2.4MW機で、基礎がケーソンタイプの重力式コンクリート基礎。そして、北九州沖には、日本製鋼所室蘭製作所の2.0MW(「J82」改)が採用されています。こちらの基礎は、ハイブリッド重力式で、写真でみると鉄骨トラス構造に見えます。
”(1)福岡県北九州市沖(発電容量)2.0MW(2,000kW)
(ハブ高)海面高さ約80m
(ローター直径)約83m
(2)千葉県銚子市沖(発電容量)2.4MW(2,400kW)
(ハブ高)海面高さ約80m
(ローター直径)約92m”
今後は、2015年まで実際に発電し、さまざまなデーターが収集されることになります。
プレスリリース / 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、2013年6月27日
・北九州市沖で着床式洋上風車の実証運転を開始
"NEDOと電源開発株式会社が共同で福岡県北九州市沖約1.4kmの海域に設置した洋上風力発電設備※1(着床式、出力2MW)が、本日、実証運転を開始しました。発電した電力を陸上に送電することで、風車の信頼性や継続的に発電を行うために不可欠なメンテナンス技術など、洋上風力発電の導入普及に必要な技術の確立を目指します。※1 NEDOは、太平洋側(千葉県銚子沖)でも洋上風力発電設備の実証研究を実施しており、沖合いにおける着床式洋上風力発電設備の設置は2基目となりますが、北九州市沖の洋上風車は、風車基礎部分にハイブリッド重力式を採用しているなどの違いがあります。(詳細:添付資料参照)
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関連
・北九州市沖で着床式洋上風車の実証運転を開始-----電源開発、平成25年6月27日
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/ 福岡県北九州市沖 現場レポート
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・NEDOと東京電力、千葉銚子沖の着床式洋上風力発電を稼動。実証実験を開始-動画集-----自然エネルギー、2013/03/06
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[ カテゴリー : 風力発電 ]
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