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富山県南砺市の農業用水路の空き利用の520kW山田新田用水発電所が竣工

 富山県南砺市に、農業用水路の空き容量を利用して発電する、520kW山田新田用水発電所が竣工しました。かんがい期 (4/21~9/10) 0~2.64 立方m /s、非かんがい期(9/11~4/20) 2.64 立方m /sの水力が見込まれ、有効落差25.2mで横軸フランシス水車により、年間供給電力量257万kWhが見込まれています。
 富山県は、農業用水を利用した小水力発電所は、昨年9月に運転を開始した庄発電所を含め 13 箇所が稼働中とのことです。富山県は、有数の小水力資源と積極的な取り組みが期待される県です。さらに、平成27年度までに4~5箇所以上の小水力発電施設の整備を目指すとのことです。

 農業用水を利用した小水力発電では、土地改良区が実施した場合、所有する揚水機場や排水機場等の電気を必要とする施設(通称:見合い施設)の電気料金や、発電所と共用する用水路等の維持管理費に売電収入をあてることができ、土地改良区の農業水利施設の維持管理費の軽減が図られるメリットがあり、農業関連事業としても有望だとのことです。(富山県関連サイトより)


プレスリリース / 富山県 農村整備課、2013年03月14日
富山県 報道発表一覧 / 「山田新田用水発電所」の竣工式について

" 農業用水を利用した小水力発電は、再生可能エネルギーの有効活用により地球温暖化防止に貢献するとともに、土地改良施設の維持管理費の軽減が図られるため、本県では、小水力発電所の整備や導入支援、発電適地調査などの取組みを積極的に実施しているところです。
現在、県内の農業用水を利用した小水力発電所は、昨年9月に運転を開始した庄発電所を含め 13 箇所が稼働中ですが、このたび、平成 23 年度より整備を進めてまいりました「山田新田用水発電所」が完成することから、その竣工式を下記のとおり挙行しますので、お知らせします。

1 竣工式の内容
(1)日 時:平成25年3月16日(土)
..........
2 発電所の概要
(1)場 所:南砺市殿地内
(2)有 効 落 差:25.2m
(3)水 車 型 式:横軸フランシス水車
(4)使 用 水 量:農業用水路の空き容量を利用して発電
・かんがい期 (4/21~9/10) 0~2.64m3/s
・非かんがい期(9/11~4/20) 2.64m3/s
(5)最 大 出 力:520kW
(6)年間供給電力量:257万kWh
(7)総 事 業 費:617百万円

一般家庭約612軒分に相当
CO2削減量 1,428t
.......... "

関連
クリーンなエネルギーで、地球温暖化の防止に大きく貢献!-----南砺市、2013年3月17日
0000034931l
-----image : 上記リリースより

"..........
農業水利施設の維持管理費の軽減及び地球温暖化を目的に、農林水産省地域用水環境整備事業の補助を受け整備された同発電所。冬期間使用しない農業用水を活用し、25.2mの落差から生まれる電力は最大出力520Kwを誇ります。また、年間257万kwhの供給電力は、一般家庭612世帯分に相当し、地球温暖化の防止に大きく貢献します。総事業費は6億1,700万円。.........."

富山県農林水産部耕地課 : 農業用水を利用した小水力発電の推進について ~環境への調和と農村振興から注目される小水力発電~

参考
富山県 : 企業局の小水力発電
13
-----image : 「富山 経済別報」平成21年11月号6258-----
16

"..........
(1)建設推進
本県は、平成20年度に設置した富山県地球温暖化対策県民会議のなかで、小水力発電の先進県として今後も積極的な展開を図ることとしています。平成27年度までに4~5箇所以上の小水力発電施設の整備を目指すこととしており、採算性が確認され関係者間の協議や合意形成を了した地点から随時着手する計画です。
.......... "

17
-----image : 「富山 経済別報」平成21年11月号6258より


参考エントリー
富山県、二上浄化センターに放流水利用の10kW小水力発電設備が完成-----ソフトエネルギー、2013/02/21


おすすめエントリー
週刊GreenPost 65号 2013/3/18- 日版 しなやかな技術研究会





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