農林水産省、7府省、バイオマス産業を軸とする災害にも強いバイオマス産業都市を募集
農林水産省を中心とする7府省は、バイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまち・むらづくりを目指すバイオマス産業都市構想の第一次募集(平成25年3月22日から4月26日)を開始しました。
バイオマス産業都市とは、バイオマスの原料生産から収集・運搬、製造・利用までの経済性が確保された一貫システムを構築し、地域のバイオマスを活用した産業創出と地域循環型エネルギーの強化により、地域の特色を活かしたバイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまち・むらづくりを目指す地域とのことです。再生可能エネルギーとしてのバイオマス資源を有効活用できる地域づくりを促進することが期待されます。応募できるのは、市町村を中心としたグループとなります。
これまで、関係7府省(内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)は、2009年に「バイオマス活用推進基本法」を制定して以来、全国各地に「バイオマスタウン」を展開してきました。今回のバイオマス産業都市は、この動きをより加速するねらいがあります。この関係7府省は連携して、それぞれの施策の活用、各種制度・規制面での相談・助言などを含め支援を行うとのことです。
プレスリリース / 農林水産省、平成25年3月22日
・バイオマス産業都市の募集について
-----image : 同リリース「バイオマス産業都市について(イメージ PDF)」より
" 昨年関係7府省(内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)が共同でとりまとめたバイオマス事業化戦略において、原料生産から収集・運搬、製造・利用までの経済性が確保された一貫システムを構築し、バイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまちづくり・むらづくりを目指すバイオマス産業都市の構築を推進することとされました。 関係7府省が共同でバイオマス産業都市の構築を目指す地域を選定するに当たり、本日から、関係7府省が共同でバイオマス産業都市の第一次募集を行います。1概要
我が国においては、農村部・都市部の各地域において、木質、食品廃棄物、下水汚泥、家畜排せつ物などの豊富なバイオマスを有しており、地域のバイオマスを活用した産業創出と地域循環型の再生可能エネルギーの強化を図り、地域の雇用創出や活性化につなげていくことが重要な課題となっています。
こうした状況を踏まえ、昨年関係7府省が共同でとりまとめたバイオマス事業化戦略において、原料生産から収集・運搬、製造・利用までの経済性が確保された一貫システムを構築し、バイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまちづくり・むらづくりを目指すバイオマス産業都市の構築を推進することとされました。
関係7府省が共同でバイオマス産業都市の構築を目指す地域を選定するに当たり、本日からバイオマス産業都市の構築を目指す地域からの構想(バイオマス産業都市構想)の提案を募集します。2募集期間(第一次募集)
平成25年3月22日(金曜日)から4月26日(金曜日)までです。3選定プロセス
(1)関係7府省によるバイオマス産業都市構想の提案募集(約1ヵ月)
(2)有識者で構成する選定委員会が審査・評価を行い、選定推薦案を決定
(3)推薦案をもとに関係7府省が共同で地域を選定
4応募方法添付資料のバイオマス産業都市募集要領に従い、バイオマス産業都市構想の提案書及び提案書に関連した参考資料を郵送及び電子メールの双方で提出してください。
5その他
関係7府省が連携して、バイオマス産業都市に選定された地域の構想の実現に向けて、バイオマス産業都市関係府省連絡会議を活用しながら、構想の内容に応じて、関係7府省の施策の活用、各種制度・規制面での相談・助言などを含め支援を行います。
<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
バイオマス産業都市募集要領(PDF:279KB)
バイオマス産業都市選定の流れ(PDF:131KB)
バイオマス産業都市について(イメージ)(PDF:350KB)
バイオマス事業化戦略(平成24年9月6日バイオマス活用推進会議)(PDF:853KB)
地域バイオマス産業化推進事業関係資料(PDF:200KB)
........... "
関連
・「バイオマス事業化戦略」の決定について-----農林水産省、平成24年9月6日
- バイオマス事業化戦略検討チーム - バイオマス事業化戦略検討チーム(第9回会合)配布資料 2012年8月9日
"議事次第(PDF:73KB)
資料1-1 バイオマス事業化戦略(案)の概要(PDF:211KB)
資料1-2 バイオマス事業化戦略(案)(PDF:377KB)
別添1 バイオマス利用技術の現状とロードマップ(PDF:296KB)
別添2 バイオマス活用の事業化モデル(PDF:297KB)
別添3 「バイオマス事業化戦略」工程表(案)(PDF:105KB)
資料2 バイオマス活用の事業化に関する主な御意見について(第8回会合)(PDF:213KB)
参考1 これまでの会合で出された主な御意見等について(第1回会合~第8回会合)(PDF:348KB)
参考2 新クレジット制度の在り方について(取りまとめ)(平成24年8月2日新クレジット制度の在り方に関する検討会)(PDF:625KB)
参考3 エネルギー・環境に関する選択肢(平成24年6月29日エネルギー・環境会議決定)(PDF:757KB)
参考4 主要バイオマスの状況(参考資料)(第8回会合配布資料)【全体版(PDF:2,830KB)】 【分割版1(PDF:1,601KB)】 【分割版2(PDF:1,681KB)】
参考5 バイオマスをめぐる現状と課題(参考資料)(PDF:1,503KB)"
・総合科学技術会議 : グリーンイノベーション戦略協議会 / グリーンイノベーション戦略協議会 (第9回) 議事次第 平成25年3月12日
コメント続き
昨年発表された、バイオマス事業化戦略(平成24年9月6日)では、震災・原発事故を受け、地域のバイオマスを活用した自立・分散型エネルギー供給体制の強化が重要な課題であるとし、事業化を重点的に推進し、地域におけるグリ ンー産業の創出と自立・分散型エネルギー供給体制の強化を実現していくことを目的にしているとのことです。
わが国で利用できるバイオマス資源としては、木質、食品廃棄物、下水汚泥、家畜排せつ物など。液体燃料化が見込まれるのは余剰・ 規格外農産物、廃食用油等。廃棄物系と未利用間伐材等の徹底的な利用により施策を強化しなかった場合よりもはるかに大きなバイオマス資源を得ることができるとのことです。
ポテンシャル的には、電力利用可能量としては、施策強化により約1.7倍、バイオ燃料としては約1.57倍のバイオマスエネルギーの活用が見込まれるということです。
-----image : 農林水産省、平成25年3月22日発表「バイオマス事業化戦略(平成24年9月6日バイオマス活用推進会議 PDF)」より
今後の日本の進む道としては、成功例から徹底的に学び、失敗や停滞例からもその問題点を学んでいける方法の確立が必要です。今後の政策的な評価の確立にも大きな変革が必要です。是非、このこの国難に際して、良とできる政策、施策を期待したいところです。
参考
・農林水産省 : バイオマスタウン
"...........
バイオマスタウンの取組紹介愛知県田原市(PDF:1,518KB)
愛媛県松前町(PDF:1,342KB)
岡山県真庭市(PDF:1,803KB)
沖縄県宮古島市(PDF:1,871KB)
宮城県大崎市(PDF:1,739KB)
京都府京都市(PDF:1,840KB)
滋賀県東近江市(PDF:1,511KB)
新潟県上越市(PDF:1,163KB)
神奈川県三浦市(PDF:1,590KB)
石川県珠洲市(PDF:1,505KB)
千葉県旭市(PDF:1,398KB)
千葉県山武市(PDF:1,865KB)
千葉県市原市(PDF:1,433KB)
大分県日田市(PDF:1,582KB)
富山県富山市(PDF:1,595KB)
福岡県大木町(PDF:1,639KB)
兵庫県加西市(PDF:1,845KB)
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