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2012年の太陽光発電のNo.1 EPC(設計·調達·建設)業者は、ファーストソーラー - IMS Research

 この時期には、毎年それぞれの再生可能エネルギーの実績などが発表になります。今回発表になったのは、IMSリサーチがまとめた、太陽光発電のEPC(設計·調達·建設)までを一貫して請け負うインテグレーターのベスト15ランキングです。
 一位はファーストソーラーで二位はサンパワーで、いずれもアメリカ合衆国の事業社で、前者は390 MW、後者は190 MWをEPC契約により受注しています。ファーストソーラーは、なんといっても550MWpもの巨大なTopaz Solar Farmにより、サンパワーは290 MWpの Agua Caliente Solar の建設により、数年にわたって大きく数字を伸ばすことができました。

 3位は、ドイツのBelectric。トップ15には、USAが4社、ドイツが3社、そして中国6社。あとは、フランスとインドから1社づつがランクインとなりました。目立つのは、中国勢の躍進で、トップ30には、これら6社に加え8社が加わるということですから驚きです。インドのL&T ECC Solarは、初のベスト15入りとなりました。ドイツ勢が、いまだ健在ということにも確認できました。


 ところで、2012年の太陽電池モジュールのサプライヤーランキングは、2月にお伝えしたように、以下のような状況です。こうしてみると、中国、台湾、韓国勢の躍進が目に付きます。

1 Yingli Green Energy
2 First Solar
3 Suntech
4 Trina Solar
5 Canadian Solar
6 Sharp Solar
7 Jinko Solar
8 JA Solar
9 SunPower
10 Hanwha SolarOne

 いずれも、日本勢の数字は世界ではまったく目だっていませんし、シャープの屋台骨も気がかりです。


プレスリリース / IMS Research,27 March 2013
First Solar Ranked Largest Photovoltaic EPC in 2012 as European Companies Falterジャパンサイト

Pr_pv_integrators_mar_2013
-----image : 同リリースより

"For the first time First Solar became the world’s largest photovoltaic (PV) EPC (engineering, procurement and construction) contractor in 2012, with more than 500 megawatts (MW) of projects completed – an increase of 50 percent over 2011, according to a new report from IMS Research, now part of IHS Inc. (NYSE: IHS). The report also revealed that a major shift in global rankings occurred in 2012 due to the explosive growth witnessed in Asia and the Americas at the expense of Europe. Just four European EPCs appeared in IHS’ top 10 rankings for 2012.

U.S. Companies Come Out On Top
Two other US-based EPCs – SunEdison and SunPower also featured in the top fifteen, installing 390 MW and 190 MW respectively.
..........
First Solar and SunEdison were found to have benefitted from the huge utility-scale PV pipeline being constructed both in the US and many other countries over a number a years, including the 550 MW Topaz Solar Farm and the 290 MW Agua Caliente Solar Project.

The Rise of Asia
Asian EPCs also featured heavily again in the 2012 rankings, most notably Chinese companies linked to state-owned utilities and industrial companies that benefited from massive domestic demand in ground-mount projects.
.......... "

関連
IMS names First Solar largest 2012 PV EPC as european companies falter-----Renewable Energy Focus,28 March 2013

追加情報
ファーストソーラーがやってくる! 北九州で2014年にCdTe薄膜採用、1.4MWpのメガソーラー建設へ-----ソフトエネルギー、2013/11/26


参考
JETRO : 貿易・投資相談Q&A 輸出に関する基本的な制度や手続き : 契約 製造設備一式をターンキーで輸出する際の留意点

".....近年では「ターンキー契約」という用語に代わって、EPC(Engineering, Procurement, Construction)契約という呼称が用いられています。..........ターンキー契約(またはEPC契約)は設備の据付・試運転までを売り手側が引き受けて、買い手に引き渡す契約ですが、フルターンキーが土木・建築工事まで含め工場建設に必要なほぼ一切の資機材と役務を売り手が提供するのに対し、セミターンキーは通常、土木・建築工事は買い手の範囲となります。....."

2012 太陽電池メーカーシェア / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2013/02/01





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