波力・潮流・潮汐・海洋温度差発電のカタログを作りはじめます!
海洋エネルギーの開発が世界各地で、そして国内でも具体的になってきました。当ブログでもこれまでにさまざまな話題をピックアップしてきましたが、企業名だけで結構あるので、ここいらで整理のためにまとめてみることにしました。
今後、ぼちぼちと時間をかけて、このリストを整理するとともに、世界の海洋エネルギー関連のプロジェクトをピックアップしていくつもりです。今後ともよろしくお願いいたします。
参考MEMO
・海洋エネルギー発電の先行きはコストで決まる-----グローバルインフォメーション(News2u.net)、2012年11月12日
"式会社グローバル インフォメーションは、GlobalDataが発行した報告書「Marine Power (Wave and Tidal) - Installed Capacity, Levelized Cost of Energy (LCOE), Profiles of Technology Developers and Key Country Analysis to 2030 (世界の海洋エネルギー(波力・潮力)発電市場:設備容量・均等化エネルギー費用(LCOE)・技術開発企業のプロファイル・主要国の分析)」の販売を開始しました。GlobalData社の新調査レポートは、海洋エネルギー事業の開発により大幅に温室効果ガスの排出や大気汚染を削減でき、また直接、間接の雇用が生み出され、さらに海岸地域の経済的発展につながると記しています。しかしながら、世界で勝ち抜いて行くためには当業界はコストを削減する方法を見つけ出さねばならないでしょう。
海洋エネルギーとは潮力、波力、海流、塩分濃度差、あるいは海水温度差を用いて発電した電力のことを言います。海洋エネルギー産業は未だ年若いものではありますが、現在の化石燃料に依存した発電に打ち勝つ将来性を備えています。
海洋エネルギーは再生可能発電技術の中で最もコスト高であり、設備投資額が波力発電ではキロワット当たり9000米ドルから12500米ドルに上り、また潮力発電でもキロワット当たり8000米ドルから9500米ドルとなります。発電技術毎に単位発電電力あたりの所要コストを比較した共通基準エネルギー原価(LCOE)は、波力発電ならびに潮力発電がそれぞれ0.49米ドル/kWh、および0.39米ドル/kWhとなっています。洋上風力発電ではLCOEがおよそ0.23米ドル/kWhであるので、海洋エネルギー発電が競争力を持ったエネルギー源となるためには同程度の値立てを実現しなければなりません。ともかくも、波力発電事業のコストは今後の技術開発により大幅に下げられるものと期待されています。
海洋エネルギー産業は海洋発電機器の標準規格ができあがっていないこと、発電事業者に対する資金援助統一化のための法的枠組みが欠けていること、また事業認可を得るためのきちんとしたガイドラインや許認可プロセスが整備されていないことから今のところは進展が滞っています。多くの国ではまだ日の浅い海洋エネルギー産業の振興のため何らかの資金援助方法を提供してはいます。海洋エネルギーの真の実力は未だ発揮されるまでには至らず、また発展には時間がかかるでしょうが、2010年代の技術開発を背景にして2020年代には疑いなくシステムの新設が増加すると予測されます。
市場調査レポート: 世界の海洋エネルギー(波力・潮力)発電市場:設備容量・均等化エネルギー費用(LCOE)・技術開発企業のプロファイル・主要国の分析
Marine Power (Wave and Tidal) - Installed Capacity, Levelized Cost of Energy (LCOE), Profiles of Technology Developers and Key Country Analysis to 2030
http://www.gii.co.jp/report/gd253060-marine-power-wave-tidal-installed-capacity.html
出版日: 2012年10月18日
発行: GlobalData
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- 市場調査リポート : 世界の海洋エネルギー(波力・潮力)発電市場:設備容量・均等化エネルギー費用(LCOE)・技術開発企業のプロファイル・主要国の分析 Marine Power (Wave and Tidal) - Installed Capacity, Levelized Cost of Energy (LCOE), Profiles of Technology Developers and Key Country Analysis to 2030(GlobalData 2012年10月18日)
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・週刊GreenPost 48号 - しなやかな技術研究会 2012/11/12-16日版 P.3
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