« 経済産業省は、4月から11月までの再生可能エネルギー発電設備の導入量を発表しました | トップページ | 産総研、ナノ粒子吸着材を利用し植物系放射性セシウム汚染物を除染・減容するバイオマス発電実証試験プラントを開発中 »

九州電力と九電工、串間市において27基60MWクラスの風力発電所建設にむけて活動開始

 九州電力と九電工は、串間市において27基60MWクラスの風力発電所建設にむけて活動開始を開始したと発表しました。九州電力と九電工は、共同出資する事業会社を設立し、風力発電事業に向けた環境影響評価に着手するとのことです。

 串間風力発電所(仮称)の設置計画によると、2MW~2.5MW(2,000~2,500kW)級の風車を27基程度設置し、全体の開発規模では、完成すれば九州最大となるおおよそ60MWの風力発電所となるとのことです。建設地は、宮崎県串間市本城の稜線沿いの地域です。環境影響評価は、平成25年~平成28年の予定で実施され、順調であれば、建設開始は、平成28年。営業運転の開始は、平成31年の予定であるということです。

 九州電力は、再生可能エネルギーに関しては、風力・太陽光の導入量については、本年3月に50万kW拡大し、平成32年度までに300万kWに向けて取り組むことを発表(平成24年10月19日)しています。
 少しづつ、少しづつ確実に増やしたい再生可能エネルギーです。


プレスリリース / 九州電力、平成24年12月20日
串間市における風力発電事業を目的とした事業会社の設立及び環境影響評価の着手について

Kyudenkushimawind_map
-----image : 同リリースより

" 九州電力株式会社と株式会社九電工は、国産エネルギーの有効活用、並びに地球温暖化対策として優れた電源であることから、風力・太陽光などの再生可能エネルギーの積極的な開発、導入を推進しています。
 このような中、宮崎県串間市において両社が共同出資する事業会社を設立し、風力発電事業に向けた環境影響評価に着手することとしました。
 なお、両社共同による風力開発は、「長島風力発電所」に続いて2地点目となります。

〔風力発電所設置計画の概要〕
発電所名 串間風力発電所(仮称)
開発規模 6万kW級(2,000~2,500kW級の風車を27基程度設置)
計画地点 宮崎県串間市本城 ほんじょう 、都井 といの稜線沿い

主要工程
 環境影響評価:平成25年~平成28年(予定)
 建設工事開始:平成28年(予定)
 営業運転開始:平成31年(予定)

〔事業会社の概要〕
会社名 串間ウインドヒル株式会社(仮称)
所在地 宮崎県串間市
資本金 0.5億円
出資会社 九州電力株式会社 51%、株式会社九電工 49%
設立時期 平成25年1月下旬(予定)

 以上

添付ファイル
串間市における風力発電事業を目的とした事業会社の設立及び環境影響評価の着手について(印刷用) (92KB)
串間風力発電所(仮称)位置図(参考資料)
.......... "

関連
九電工 / 2012年12月20日 串間市における風力発電事業を目的とした事業会社の設立及び環境影響評価の着手について


コメント続き
 九州電力はアクションリポート 2012において、「風力及び太陽光については、2020年度までに設備量で合わせて300万kW(昨年度計画から50万kW拡大)の導入に向けて取り組んでおり、2011年度末までに風力・太陽光合わせて約115万kWが導入されています。」と、微増ながら目標の前倒しを発表しています。

九州電力 : アクションリポート 2012

 さらに、離島での再生可能エネルギーとバッテリーの組み合わせ利用実験などを進めています。

 また、九電工も再生可能エネルギーに、太陽光発電への取り組みを発表しています。九州地区は、風力、太陽光発電以外にもバイオマス、水力、地熱なども有望とされます。今後の利用拡大に期待がかかります。


参考
離島における風力発電等の系統連系量拡大実証事業の実施について-----九州電力、平成24年10月19日

".....風力・太陽光の導入量については、本年3月に50万kW拡大し、平成32年度までに300万kWに向けて取り組む.....
離島においても、風力・太陽光の導入拡大を図りつつ、電力の安定供給を維持するため、積極的な取組みを検討しています。
  この一環として、国の補助事業※1の採択を受け、離島の系統へ蓄電池を設置し、風力等による周波数変動を抑制する実証事業を実施することとしましたのでお知らせします。

 ※1 平成24年度 風力系統連系量拡大実証事業

1 実施場所
・長崎県壱岐市

2 実施期間
・交付決定日~平成25年3月31日まで

3 設置予定の設備
・リチウムイオン電池(4,000kW)

4 主な事業内容
・系統周波数変動を蓄電池により抑制する最適制御手法の検討
・蓄電池の最適な容量に関する検討
・上記検討に必要な関連データの測定・収集
・実系統での実証試験の実施 など

添付ファイル (別紙)実証事業の概要 PDF
”実証事業の概要
 風力等の出力変動による系統への影響を抑制するため、長崎県壱岐市の電力系統に蓄電池を設置し、系統周波数の変動抑制手法等について検討

Kyudeniki_ritouwindbattery2012
-----image : 添付ファイル (別紙)実証事業の概要より-----


Kyudeniki_ritouwindbattery2012_grap
.......... ”
.......... "

九電工 / プレスリリース 2012

”2012年12月18日 太陽光発電事業への参入について(佐賀県多久市)
  多久市メガソーラー設置事業 発 電 出 力  約 1,088kw 発電開始予定 平成 25 年 9 月

2012年08月01日 太陽光発電事業への参入について(佐賀県武雄市)
  武雄市「メガソーラー事業」 発 電 出 力 約 1,000kw 発電開始予定 平成 25 年 3 月 ”


おすすめエントリー
週刊GreenPost 54号 2012/12/25-28日版 しなやかな技術研究会



ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。





greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost
---しなやかな技術研究会のGoogleマップ2-----しなやかな技術研究会 まとめ

[PR]

|

« 経済産業省は、4月から11月までの再生可能エネルギー発電設備の導入量を発表しました | トップページ | 産総研、ナノ粒子吸着材を利用し植物系放射性セシウム汚染物を除染・減容するバイオマス発電実証試験プラントを開発中 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 九州電力と九電工、串間市において27基60MWクラスの風力発電所建設にむけて活動開始:

« 経済産業省は、4月から11月までの再生可能エネルギー発電設備の導入量を発表しました | トップページ | 産総研、ナノ粒子吸着材を利用し植物系放射性セシウム汚染物を除染・減容するバイオマス発電実証試験プラントを開発中 »