昭和シェルとソーラーフロンティア、宮崎県国富工場に+2MWpのメガソーラーを計画。これにより国富町内のメガソーラーは計7.3MWp
昭和シェル石油は、グループ会社の太陽電池メーカーであるソーラーフロンティアの宮崎県国富工場の屋根に新たに2MWpの大規模太陽光発電所 メガソーラーを取り付け、生み出された電力は全て九州電力に売却する事業を”屋根借り”という形で実施すると発表しました。
ソーラーフロンティアの国富工場は、2011年2月に、CIS薄膜太陽電池モジュールの商業生産を開始、同年7月には全ラインを稼働させている、年間で900メガワットの生産能力を有す太陽電池の工場です。国富工場の2番館の屋上においては、2MWpのメガソーラーがすでに設置され、発電電力は工場の電力として供されています。今回の三番館は、7月1日から開始された再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用しての発電事業として実施されるもので、同じ工場内に自家用と発電売電用という大規模太陽光発電所が稼動するという極めて珍しい事例となります。
同工場は、日本最大の太陽電池工場であると同時に、CIS薄膜太陽電池モジュールを生産する工場としては世界最大です。太陽電池を製造する工場の電力を太陽電池で発電し、また売電するというのも、また面白いですね。
なお、今回の+2MWpをあわせて、国富町内で稼働または計画されているメガソーラーは計7.3メガワットとなり、計算上は、同町全世帯のうち約3割が太陽光発電システムを導入した場合に匹敵する規模になるということです。
プレスリリース / 昭和シェル石油、2012/10/30
・国富町内のメガソーラー計7.3MWに、町内約3割の世帯分の太陽光発電に匹敵
"昭和シェル石油株式会社(略)とソーラーフロンティア株式会社(略)は、世界最大のCIS薄膜太陽電池の製造工場「国富工場」(宮崎県国富町)における発電事業(名称:「第2国富工場メガソーラー」)に関して協力することを決定しましたのでお知らせします。発電規模は約2メガワット、年内完工を目指して工事を進めていきます。これにより国富町内で稼働または計画されているメガソーラーは計7.3メガワットとなり、同町全世帯のうち約3割が太陽光発電システムを導入した場合に匹敵する規模になります。また昭和シェル石油としては新潟県の「新潟雪国型メガソーラー」に続き国内2例目の太陽光発電事業となります。国富工場では、すでに2番館の屋上に2メガワットを設置し自家使用していますが、今回は3番館の屋根にソーラーフロンティアが生産するCIS薄膜太陽電池モジュールを設置し、生み出された電力は全て九州電力に売却されます。国富工場の所有者であるソーラーフロンティアが発電事業者である昭和シェル石油に屋根を貸与します。
国富工場は、2011年2月からCIS薄膜太陽電池モジュールの商業生産を開始、同年7月には全ラインを稼働させています。年間で900メガワットの生産能力を有し、日本最大の太陽電池工場であると同時に、CIS薄膜太陽電池モジュールを生産する工場としては世界最大です。現在、同工場で生産するCIS薄膜太陽電池モジュールの変換効率は13%を超えており、設置容量(kW)あたりの実発電量(kWh)は他の太陽電池を上回っています。昭和シェル石油とソーラーフロンティアは、これからも実発電量に優れ、環境に優しいCIS薄膜太陽電池を使って、日本のエネルギーの地産地消に一層貢献してまいります。
.........."
関連
・ソーラーフロンティア / メガソーラー
- 2012年10月30日 昭和シェル石油とソーラーフロンティア、宮崎県国富工場の屋根貸しで2MWの発電事業へ
- 2012年10月16日 ソーラーフロンティア、製造拠点を最先端の国富工場に集約
".....宮崎第二工場(年産60MW)における現行仕様の太陽電池モジュールの生産を2012年末に一時休止....."
コメント続き
工場が太陽光発電所になる! という話は増えてきましたが、太陽電池の工場が太陽光発電所になる! といいうのは初のケースじゃないでしょうか? 海外ではあったかもしれませんが、国内でこの規模は初? 調べてみることにします。とりあえず、以下のまとめには、加えておきます。
・街のあちこちに生まれる太陽光発電所 再生可能エネルギーまめ知識
- ■工場が太陽光発電所になる!
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・週刊GreenPost 50号 - しなやかな技術研究会 2012/11/26-30日版
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