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ネプチューン・ウェーブパワー Neptune Wave Powerのブイ型波力発電機 Model 3.1 、実証試験進行中

 アメリカ、テキサス州ダラスのネプチューン・ウェーブパワー Neptune Wave Power社は、ブイ型波力発電機 Model 3.1の実証試験をニューハンプシャー大学の海洋再生可能エネルギーセンター University of New Hampshire's Center for Ocean Renewable Energy (UNHCORE)のテストサイトにて開始しました。テストサイトは、ニューハンプシャー州のポーツマス沖約10kmに位置しています。そこでは、これまでネプチューン・ウェーブパワー Neptune Wave Powerの前プロトタイプのブイ型波力発電装置である、Model 3.0の実証実験が行われていました。今回実証試験が開始されたModel 3.1は、より完成品に近い機能を備えた実証機として開発されたものです。

 ネプチューン・ウェーブパワー Neptune Wave Power社とニューハンプシャー大学の海洋再生可能エネルギーセンター(UNHCORE)は、これらの実証試験を経て将来、0.5 - 2mの波高の海況において、 50-100 KWの出力を得ることができるブイ型波力発電装置の開発を急ぐ方針です。
 

プレスリリース / Neptune Wave Power,October 18, 2012(PR.com版)
Neptune Wave Power Gets Positive Results Testing Latest Buoy
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-----image : 同リリースより

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-----image : Neptune Wave Power : Photo Galleryより

"Neptune Wave Power, LLC has been running tests on Model 3.1 of their Wave Energy Conversion (WEC) device within the University of New Hampshire’s Center for Ocean Renewable Energy (‘CORE’) – with great results. The tests have proven the viability of Neptune’s technology in a repeatable manner – for the first time.

“Our goal is to deliver energy by creating the most robust, maintainable, and economic system possible,” said Steve Hench, Chief Scientist at Neptune Wave Power. “We are optimizing energy extraction from ocean waves through a tunable system that reacts to a wide range of sea states. The tests have been very positive.” Model 3.1 has definitively proven that Neptune’s technology can harvest wave energy and convert it into commercially viable electricity.

Both Model 3.0 and 3.1 buoys have been tested at the UNH CORE, with Model 3.1 showing significant improvements in the overall harvesting of energy from waves. The advances of Model 3.1, including a custom designed generator, scalable and mass producible hull design and a remote mechanical tuning feature has allowed Neptune to maximize the energy harvested. “The buoy is performing just as we modeled it,” said Eddie Mayfield, President, Neptune Wave Power. “We are very excited to obtain real-world validation of our work to date.”

About Neptune Wave Power
Neptune Wave Power has developed patented technology that will produce cost-effective commercial quantities of electric power using a generation system harnessing kinetic energy from ocean waves. The generation cost compares favorably not only with that of other generation systems such as wind power or alternative proposed wave energy capturing devices, but with many other conventional power sources as well. Neptune Wave Power is headquartered in Dallas, Texas. For more information, visit www.neptunewavepower.com.

About University of New Hampshire Center for Ocean Renewable Energy ‘CORE’
UNH’s CORE has expertise in ocean engineering, mooring design, device deployment and retrieval, and hydrodynamics modeling. In addition, CORE has many physical assets including two research vessels under the management of UNH, a dedicated dock and launching facility, several onsite mooring components and a wave rider buoy to collect environmental data for detailed site information.
.......... "


関連
University of New Hampshire's Center for Ocean Renewable Energy (UNHCORE)

Neptune Wave Power Deploys Second Buoy in the Ocean-----Neptune Wave Power,30 Aug 2012

Neptune Wave Power - Buoy In Action

(neptunewavepower, 2010/09/29)

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長野県、塩尻市に木材の集中型加工施設と1MWの木質バイオマス発電と熱源供給施設を建設する計画「信州F・POWERプロジェクト」を発表

 長野県の阿部守一知事は、9月14日に、塩尻市に木材の集中型加工施設と1MWの木質バイオマス発電施設、熱源供給施設を建設する計画「信州F・POWERプロジェクト」を発表しました。
 この信州F・POWERプロジェクトは、長野県塩尻市に総事業費、約70億円をかけて、長野県初となる木材の集中型加工施設を整備し、全国初の森林資源活用型バイオマス発電施設を建設、さらには余熱を活かし塩尻市の地域活性化を目指すという、産・学・官連携体制による総合的な森林バイオマス資源活用事業です。

 用地造成含み概算事業費36億円の集中型製材工場では、多樹種に対応した製造ラインにより、主に床材の生産を行うということです。地元の木材協同組合連合会や長野県森林組合連合会の協力のもと、征矢野建材、大建工業が世界最先端の加工技術を導入し販路を開拓するということです。
 1万kW、つまり1MWの規模の森林資源活用型バイオマス発電施設の概算事業費は34億円。年間素材消費量約 20 万m3により、2万世帯相当の電力安定供給が可能という大規模な発電事業です。
 
 長野県林務部のつぶやき情報によれば、

・Twitter @mori_nagano : <ろもうマンのくねくね日記 だってFだもんね!の巻>今回は信州F・POWERプロジェクトを紹介するよ。塩尻市に木材の集中型加工施設と木質バイオマス発電施設を設置する、産学官連携のビックプロジェクトだ。木材搬出のためにボクの出番も増えるよ。http://mori.nagano-ken.jp/e9463.html

"このプロジェクトの鍵を握るのは、木材の安定供給、つまり現在の倍以上と想定される量の木材を、いかに安定的に県内の森林から木材を集めるか、なんだ。それには、効率よく木材を搬出するための路網を充分に整備することが不可欠ってわけさ。"

 とあります。長野県の森林バイオマス事業にとって大きなチャレンジとなる事業であります。さらに、塩尻市の周辺市町村への地域熱供給も検討しているとのことです。

 この大規模な計画「信州F・POWERプロジェクト」は、今年度から計画を煮詰め、2015年(平成27年)の完成を目指すということです。


プレスリリース / 長野県、2012/9/14
知事会見 2012年9月14日 - 9月14日部局長会議録 / 資料5-1「信州F・POWERプロジェクト」について (PDF)、資料5-2:信州F・POWERプロジェクト庁内連絡会議の設置(PDF)

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-----image : 同リリースより

"~Forest・Future・Factory~

1 プロジェクトの概要
(1)計画箇所 長野県塩尻市片丘(長野県林業総合センターより南800m)
(2)総事業費 約70億円
(3)事業主体 征矢野建材(株)他
(4)プロジェクトの主な内容

① 県内初の集中型加工施設の整備
○未利用となっている広葉樹、アカマツを主体に原木消費量8~12万m3/年
○主にフロア材を生産、中国等への輸出も視野
○概算事業費36億円(用地造成含む)

② 全国初の森林資源活用型バイオマス発電施設の併設
○年間素材消費量約 20 万m3、毎時1万kWで2万世帯相当の電力安定供給が可能
○概算事業費34億円

③ 余熱を活かした地域活性化(塩尻市)
○発電で生じる熱は工場内で活用するほか、全て地域に供給
○農業(ハウス栽培やLED栽培等)、高齢者福祉施設等の公共施設、物流拠点施設等へ
通年で供給可能(冷暖房、給湯)

④ 原木の安定供給体制の構築
○即戦力となる林業経営団地設定(保育から活用へ)
○路網整備・機械化等低コスト生産体制の構築
○持続的な森林の活用の仕組みと林業の創生

(5)具現化に向けた産・学・官連携体制

産 ・・・征矢野建材(株)、大建工業(株)他<世界最先端の加工技術の導入と販路開拓等>
長野県木材協同組合連合会、長野県森林組合連合会<原木安定供給体制構築>

学 ・・・東京大学<技術的なアドバイス>、信州大学<資源把握と活用システム提供>

官 ・・・国(林野庁、中部森林管理局)<事業支援>、塩尻市<用地提供、余熱の活用 等>
県(林務部、環境部)<プロジェクト統括、プランニング、支援措置コーディネート、 許認可の調整、原木安定供給体制の構築>

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-----image : 同リリースより

3 効 果
(1)未利用樹種を床材等に活用する新たな産業創造、年間約 4 百人の雇用創出
(2)長野県の一年間の素材生産量に相当する 30 万m3 の持続的な需要創出(山村の活性化)
(3)発電供給(一般家庭 2 万世帯分の消費電力)、余熱(7 千戸相当)活用の地域活性化モデル創造
(4)需要側での牽引を通じ、長野県から新しい林業を創生(山村所得の向上)
.......... "

関連
長野県 : 信州の木振興課

製材加工とバイオマス発電複合施設 塩尻に国内有数のプロジェクト 長野-----MSN産経ニュース、2012.9.14


参考
長野県 : 平成24年(2012年)9月発表資料 / 9月14日 中小規模水力発電技術支援チームを設置します(PDF)

" 水力発電において培ってきた知識や経験を活かし、中小水力発電事業に取り組む市町村等に対して、技術的な観点から助言や情報提供などの支援を行います。 (企業局) "


おすすめエントリー
週刊GreenPost 46号 - しなやかな技術研究会 2012/10/29-11/2日版

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環境省、第3次地域の再生可能エネルギー等を活用した自立分散型地域づくりモデル事業の公募を開始

 環境省は、第3次の地域の再生可能エネルギー等を活用した自立分散型地域づくりモデル事業の公募を開始しました。
 地域の再生可能エネルギー等を活用した自立分散型地域づくりモデル事業は、東日本大震災と原子力発電所の事故を背景に、再生可能エネルギー等を活用した自立・分散型エネルギーシステムの導入等による「災害に強く環境負荷の小さい地域づくり」が国を挙げてという課題に対するもので、第一次の事業では、次の4件が採択されています。

・紫波中央駅前エネルギーステーションと地域熱供給事業

(岩手県紫波郡紫波町、環境エネルギー普及)
 紫波中央駅前の再開発に伴い、役場新庁舎、民間事業棟等を建設することを受け、これらに併せてエネルギーステーションを建設し、災害時にも活用できるよう、木質バイオマスを起源とした有機ランキンサイクルによる発電と冷暖房を行う。 (※有機ランキンサイクル:水より沸点の低い有機溶媒を用いてタービンを回し、発電する設備。)

・マルト東松島工場・やもとインダストリアパーク応急仮設地区自立災害対応事業

(宮城県東松島市、高橋徳治商店)
 震災により食品加工工場が2000人規模の仮設住宅の近隣に移転したことに伴い、太陽光発電や蓄電池、ヒートポンプ温水器等を導入することで、災害時に近隣の集会所へ電力や温水、さらに食料の供給を行うための体制を構築する。

・柏の葉キャンパスシティスマートエネルギーシステム

(千葉県柏市、三井不動産)
 2014年春までに、駅周辺4街区において低炭素コンパクトシティ・モデル街区を構築し、太陽光発電や蓄電池を含めた災害時スマートエネルギーシステムを導入する。これにより148駅前街区複合施設の電力供給について、計画停電時は60%、災害時は20%を確保し、他3街区には生活支援インフラ稼働のための3日分の電力を確保する。

・災害に強い再生可能エネルギー複合型の五島モデル事業

(長崎県五島市、協和機電工業)
 災害時に避難所となる道の駅「遣唐使ふるさと館」に太陽光・風力発電施設を導入するとともに、これまでEV(電気自動車)&ITS(高度道路交通システム)プロジェクトにより整備したEV関連インフラを活用し、災害時には機能を維持すべき拠点への電力供給を行う。

 2次募集では1件が採択されています。

・防災型雪国対応自立分散型地域づくり事業

(新潟県新潟市東栄町、JCサービス)
 災害に強く、低炭素な地域づくりを推進するため、先進的技術や取組を採り入れた太陽光発電及び蓄電池による自立・分散型エネルギーシステムの構築を産学官連携のもとで実施し、地区内での創エネ、ピーク電力の抑制等の省エネを推進するとともに自立分散型地域づくりを発展的に進め、エネルギー起源二酸化炭素の削減を目指す。


 地域、再生可能エネルギー、防災などを意識した案件が採択されています。地域の再生可能エネルギー等を活用した自立分散型地域づくりモデル事業の予算は、1,000百万円、10億円。補助率は1/2 です。

 んー、採択案件どうですか。字面だけみると、あまり魅力的には見えません。

 すでに、復興関連予算の名目については、点検が行われています。知りたいのは、応募と採択の透明性、そして、事後のフォローです。貴重な予算ですから、他の地域への応用の利く内容であることが当然だと思います。より詳しい情報の開示を期待します。
 

プレスリリース / 環境省、平成24年10月25日
地域の再生可能エネルギー等を活用した自立分散型地域づくりモデル事業の3次公募の開始について

"東日本大震災と原子力発電所の事故を背景に、再生可能エネルギー等を活用した自立・分散型エネルギーシステムの導入等による「災害に強く環境負荷の小さい地域づくり」が国を挙げての課題となっています。環境省ではこの度、「地域の再生可能エネルギー等を活用した自立分散型地域づくりモデル事業」の3次公募を開始します。  本事業では、全国のモデルとなる、災害に強く、低炭素な地域づくりを支援するため、先進的・特徴的な取組を採り入れた、再生可能エネルギーや未利用エネルギーによる自立・分散型エネルギーシステム(蓄電池導入を含む)の集中導入を、産学官で推進する事業について、補助を行います。

1.公募の概要
(1)公募期間
平成24年10月25日(木)~平成24年12月7日(金)

(2)モデル事業の対象
 本事業の対象は、産学官が連携し、再生可能エネルギーや未利用エネルギーを活用した自立分散型エネルギーシステムを導入することで、災害時のエネルギー源確保など、地域の防災性向上と中長期的なエネルギー起源二酸化炭素の大幅削減を同時に目指す事業です。

[公募対象者]
 民間企業等(具体的範囲は公募要領に記載のとおり。)

[補助率]
 本事業の補助率は1/2 とします。採択件数は予算の範囲内で数件を予定しています。

[採択要件]
[1] 再生可能エネルギーや未利用エネルギーを活用した自立分散型エネルギーシステムを導入するものであること
[2] 事業対象地域に係る地域防災計画等を踏まえ、関係の地方公共団体と連携して実施することで、災害時のエネルギー源確保など、地域の防災性向上を実現するものであること
[3] 事業対象地域において、産学官が連携し、先進的・特徴的な取組を採り入れつつ、中長期的なエネルギー起源二酸化炭素の大幅削減を目指すものであり、その削減目標・効果を定量的に提示できるものであること
[4] 補助事業により導入した設備により供給されたエネルギーは、事業対象地域内でのエネルギー確保による防災性向上等を目的とする観点から、原則事業対象地域内で使用するものであること
[5] 補助事業完了後に、確実に効果検証ができ、環境省が実施する効果検証に協力すること

(3)応募方法
.......... "

関連
地域の再生可能エネルギー等を活用した 自立分散型地域づくりモデル事業の公募開始について-----環境省、平成24年4月24日
Enviro_gotiikisaiene1
-----image : 上記リリース、「予算概要 [PDF 387KB]」より


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千葉県、メガソーラー2案件、小水力1案件の設置運営事業者を募集

 千葉県は、メガソーラー2案件、小水力1案件の設置運営事業者を募集すると発表しました。

 千葉県は、かねてから新エネルギー活用推進プロジェクトチームを設置し、県内での活用を検討してきました。そして、今回メガソーラー案件2件と小水力発電案件1件の設置運営事業者を募集しました。

 全国的にメガソーラーは盛んですが、小水力はまだまだ少ないので注目ですね。
 小水力は、古都辺取水場において、長柄ダムから取水する際の水圧・水量のエネルギーを有効利用し、管路内に発電機を設置して発電を行う事業だとのことです。

プレスリリース / 千葉県、平成24年10月25日
県有地及び県有施設における新エネルギー設備の設置運営事業者の募集について

"県では、民間事業者による新エネルギー導入のプロジェクト展開を支援するため、千葉県企業庁が管理する2か所の土地及び1か所の施設において、メガソーラー(出力1,000kW以上の大規模太陽光発電設備)と小水力発電設備を設置・運営する事業者を企画提案方式により募集します。
1.設置場所の概要

(1)メガソーラー
「富津地区配管送電線用地」
所在地:富津市新富50-1、君津市西君津9-1ほか
面積:59,935平方メートル
現況:細長い帯状の平坦地(幅員約17.5m)
使用料:308.006円/平方メートル・年(平均値)
平面図及び写真(PDF:229KB)

「袖ケ浦浄水場」
所在地:袖ケ浦市代宿553-2
面積:12,929平方メートル
現況:袖ケ浦浄水場内の平坦地と法面
使用料:99.468円/平方メートル・年
平面図及び写真(PDF:229KB)

(2)小水力発電
「古都辺取水場」
所在地:市原市古都辺600
面積:約10平方メートル(発電機の設置スペース)
発電方法:長柄ダムから取水する際の水圧・水量のエネルギーを有効利用し、管路内に発電機を設置して発電を行う。

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-----image : 同リリース、平面図及び写真(PDF:229KB)より

2.実施方法

募集に係る土地や施設ごとに企画提案を募り、書類及びヒアリングによる選考を経て、最も優れた提案を行った者に対し、それぞれの事業用地の使用許可を行います。

3.主なスケジュール(3施設同時)

募集要項公表:平成24年10月25日(木曜日)
提案書受付期間:平成24年11月15日(木曜日)~11月21日(水曜日)
選定委員会:平成24年11月下旬~12月中旬予定
事業者決定:平成24年12月中旬予定
使用許可:平成25年3月予定

4.募集要項
.......... "

関連
新エネルギー活用プロジェクトの提案募集結果について-----千葉県、更新 平成23(2011)年9月21日

千葉県 : 新エネルギー活用推進プロジェクトチーム

"4.プロジェクトチーム会議の開催結果

第1回 新エネルギー活用推進プロジェクトチーム会議(平成23年8月5日)
資料1-1 新エネルギー活用プロジェクトの提案募集について(案)(PDF:146KB)

資料1-2 新エネルギー活用プロジェクト提案募集について(案)1/2(PDF:200KB)

資料1-2 新エネルギー活用プロジェクト提案募集について(案)2/2(PDF:190KB)

資料2 新エネルギー活用推進に係る庁内情報の提供依頼について(PDF:97KB)

第2回 新エネルギー活用推進プロジェクトチーム会議(平成23年9月20日)
資料1 新エネルギー活用プロジェクトの提案募集結果について(PDF:147KB)

資料2 新エネルギー活用推進に関する有識者検討会の設置について(案)(PDF:126KB)

資料3 今後の予定(案)(PDF:115KB) "


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週刊GreenPost 46号 - しなやかな技術研究会 2012/10/29-11/2日版

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ハンファグループ Hanwha Group、ハンファQセルズ Hanwha Q.CELLS を設立

 韓国のハンファグループ Hanwha Groupは、4月に破綻したドイツの太陽光発電事業者のQ.Cellsの買収を完了させ、ハンファQセルズ Hanwha Q.CELLS を設立したと発表しました。
 これにより、ハンファグループは、中国に生産拠点をもつハンファソーラー Hanwha SolarOneと今回のハンファQセルズ Hanwha Q.CELLSを傘下におさめることで、世界有数の販売拠点と製造能力をもつことになりました。

 韓国のハンファグループが、2010年に中国の太陽電池メーカーSolarfunを買収し、社名をハンファソーラー Hanwha SolarOneと改めた。2011年のマーケットシェアは、世界第八位でした。

2011 太陽電池メーカーシェア / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2012/04/05

 プレスリリースによると、ハンファグループはドイツ・マレーシア・中国に合計2.3GWの太陽電池の製造能力をもち、規模が世界第3位の太陽電池メーカーとなったとのことです。
 とはいえ、世界的な不況と各国の再生可能エネルギー政策の見直しなどにより、太陽電池メーカーは、この先厳しい状況に置かれることになります。生産拠点の整理が行われる現状において、生産規模の拡大のみでは、なかなか大変かもしれません。
 ただ、QCellsの倒産以降の動きを見ていると生き残るために必要なことを行ってきたことも見て取れます。今回、ハンファは1225人の従業員をリリースに記載しています。一時は、一世を風靡したドイツの太陽電池メーカーの今後の健闘には、業界の今後の動向とあわせて興味があります。


プレスリリース / ハンファグループ、October 24, 2012(Businesswire版,English )
ハンファグループが「ハンファQセルズ」を設立

"新たな相乗効果により、ハンファグループが世界第3位の太陽電池メーカーとしての地位を確立

..........ハンファグループは本日、「ハンファQセルズ」を設立しました。今回の設立をもって、世界最大級の太陽電池セルメーカーにして太陽電池大手の独ソーラー企業Qセルズの買収が完了となりました。ハンファQセルズは、ハンファソーラーワンから移籍し、最高経営責任者(CEO)に就任したチャールズ・キムが統括し、ハンファソーラーワンの社長には、ハンファグループのMin Su Kimがチャールズ・キムに代わって就任します。

ハンファQセルズの設立により、ハンファは規模が世界第3位の太陽電池メーカーとしての地位を確立しました。ハンファの2.3GWの製造能力は、ドイツ・マレーシア・中国に散らばることで、貿易上の制約を受けずに世界のあらゆる地域へ供給できるという競争上の優位性を獲得します。

ハンファQセルズのチャールズ・キムCEOは、次のように述べています。「Qセルズとハンファの相乗効果は、世界有数の太陽電池メーカーを迅速に構築する機会として類まれなものです。Qセルズの品質、技術革新、卓越性が、ハンファグループの資金源、製造面での専門知識、世界的な顧客ネットワークと相まって、世界最強の太陽電池メーカーの1社が生まれ、業界を新たな時代に導く態勢が整いました。」

ハンファQセルズの設立に先立ち、ハンファグループによる戦略的投資が行われました。この投資の目的は、太陽電池製品をシステムへと拡大し、LCOE(均等化発電原価)の低減、EPC(設計・調達・建設)、プロジェクト開発能力の観点で、先進的なセル技術からシステム最適化までの技術発展を加速させることでした。これらの戦略的投資には、クリスタル・ソーラー、1366テクノロジーズ、tenKsolar、サイレント・パワー、ワンルーフ・エナジーといった革新的企業が含まれています。また、ハンファグループは、開発・建設・運用・プロジェクト資金調達に及ぶ総合太陽光発電ソリューションを提供する企業として、2011年にハンファソーラーエナジーを設立したほか、最近では2012年4月に米国カリフォルニア州シリコンバレーに1000万ユーロを投じて先進的な研究開発センターを開設しました。ハンファQセルズの設立により、ハンファは世界中に4つの研究開発センターを抱えることになります。
..........
ハンファグループがQセルズから買収した資産は次の通りです。

ドイツに所在する本社、研究開発センター、管理業務拠点
ドイツにおける200 MWセルおよび120 MWモジュールの製造施設
マレーシアの800 MWセル製造施設
米国、オーストラリア、日本の各現地法人
34件の特許
1225人の従業員
.......... "

関連
Hanwha SolarOne Appoints New President and New Chief Technology Officer-----Hanwha SolarOne,October 24, 2012

Hanwha Q.CELLS

"HANWHA Q.CELLS - THE SOLAR COMPANY YOU'VE BEEN WAITING FOR
Fusing Q.CELLS' technology leadership with Hanwha's financial strength, Hanwha Q.CELLS has emerged as the definitive choice in solar."

Qcells_site20121025
-----image : 上記サイト

ハンファソーラー / 会社概要

参考動画
Photovoltaik-Kraftwerk der Superlative

(qcellstv, 2012/04/27)

関連エントリー
Qセルズ Qcells、ヨーロッパ最大の91MWpの大規模太陽光発電所 Brandenburg-Briest を予定通り完工-----ソフトエネルギー、2012/05/24

Q-cells 堕つ! ドイツの太陽電池大手のQセルズが経営破綻-----ソフトエネルギー、2012/04/03

Q-Cellsの200,000枚のCIGS太陽電池を使い、わずか2ヶ月で建設された 20.8 MWpのソーラーパークAmmerlandがドイツで完成-----ソフトエネルギー、2011/11/02

Q-Cells、91 MWのヨーロッパ最大の大規模太陽光発電所建設計画を発表-----自然エネルギー、2011/11/04

Qセルズ Q-Cells、ドイツのヨーロッパ5年連続No1の生産量を誇る太陽光発電事業者、本格的に日本市場へ”上陸”-----ソフトエネルギー、2011/04/28

太陽光発電で世界最大手の独Qセルズ、4~6月は営業赤字 / クリッピング NIKKEI NET-----自然エネルギー、2009/07/15

独Qセルズの1―6月、純利益2.1倍・太陽電池世界2位 / クリッピング NIKKEI NET-----ソフトエネルギー、2007/08/20

太陽電池世界2位、独「Qセルズ」日本進出 / クリッピング NIKKEI NET-----ソフトエネルギー、2007/07/02

太陽光発電、のびるドイツ、日本を急追するアメリカ、さらに、、、-----しなやかな技術研究会β、2007-06-25

参考エントリー
2011 太陽電池メーカーシェア / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2012/04/05


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東芝は、高効率のモーターと回生ブレーキシステム、そして新開発のインバーターを阪急電鉄 8000系車両に搭載し、従来比約50%の省エネを実証-----しなやかな技術研究会、2012/10/25

国土交通省、小水力発電の農業用水路を利用する場合の手続きを簡略化する方針----自然エネルギー、2012/10/22

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古河電工、コンテナ型50kW(288kWh)鉛蓄電池システムを開発

 古河電工は、コンテナにパッケージされた50kW(288kWh)鉛蓄電池システムを開発し、まずは同社の横浜事業所にて運用試験を開始したと発表しました。このコンテナ型50kW鉛蓄電池システムは、平常時は夜間に充電し、昼間に放電することで、ピークシフト電源として活用でき、さらに停電時にはバックアップ電源として活用できる仕様になっています。
 また、太陽光電池を接続し、蓄電池により出力の平準化を行いつつ配電系統に連系した状態で、太陽光発電と蓄電池からの出力を合わせて構内の設備の消費電力の一部を供給することができます。(逆潮なし)
 充電は、太陽光発電の余剰電力により行い、割安な夜間電力時間帯に配電系統から充電するといった、系統、太陽光発電、蓄電池システムの合理的な運用が可能です。蓄電池の容量が288kWh、最大バックアップ時間は50kW放電時で4.4時間、4kW放電時で72時間。

 サイズは、L 606×W 244×H 266 cmで、20フィートコンテナサイズ。重さは、蓄電池を含めて15t。
 今回の実証試験を経て、災害対応を検討中の公共団体、民間事業者及びシステムメーカー、デベロッパーを対象に、今年度末から販売を開始する予定だということです。


プレスリリース / 古河電工、2012年10月16日
業界初、パッケージ型の蓄電池システムを開発 ~災害時には停電バックアップ・通常時は電力有効利用が可能

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-----image(”パッケージ型蓄電池システム コンテナ外観図”) : 同リリースより

"..........蓄電池を効率的に充放電制御する「パッケージ型蓄電池システム」を開発し、当社の横浜事業所にて運用試験を開始しました。「パッケージ型蓄電システム」は停電時には最低限の電力設備の運用を維持する緊急電源として動作し、平常時には電力ピークの削減や夜間電力の利用など電力有効利用を実現します。また、太陽光発電パネルを接続する事で利用時間帯の調整や余剰発電電力の充電ができます。

 自社設備での運用試験を実施後、災害対応を検討中の公共団体、民間事業者及びシステムメーカー、デベロッパーを対象に、今年度末から販売を開始する予定です。

蓄電システムの必要性
 東日本大震災以降、災害や計画停電時の重要設備の稼働維持対策、及び公民館や学校等避難所における電源確保対策として蓄電池の必要性が認識されています。一方、この蓄電池は非常時だけでなく通常時にも、電力が余っている時に充電し、不足する時に放電する事で電力資源を賢く使うために利用できます。例えば、

1.昼間のピーク電力時間帯には、契約電力を超える分だけ放電しピーク電力を抑える。
2.電力消費量が下がる夜間時間帯には充電しボトム電力を底上げする。
3.よく晴れた休日のように太陽光発電電力が余る時間帯には余剰電力を蓄電池に充電する。

 これらの機能により消費電力の昼夜間電力差を解消し電力供給設備の有効利用を図る事は、設備投資効率を向上させ地域経済全体への貢献が期待されます。また、ユーザーにとっては、ピーク電力削減は電力基本料金の削減に繋がり、安心・安全を確保するための設備を用いて、設備投資の一部を回収できるメリットがあります。

 さらに、太陽光発電など自然エネルギーの大量導入による系統の不安定化が懸念されており、これを吸収する手段としても蓄電池を用いたシステムの必要性が認識されています。


Kenkai_121016_fig01
-----image : 同リリースより

システム機能および仕様
 当社はこれらの機能を実現する「パッケージ型蓄電池システム」を開発しました。このシステムは蓄電池及び制御機器など主要機器をワンパッケージでコンテナに収容したもので、下記の機能を持っています。

システム機能
項目 内容

停電時バックアップ
 停電及び単独運転を検出し、重要設備への電力供給を自動的に開始します。(注1)

ピークカット
 30分デマンド(30分間の消費電力)が規定値を超える場合には、超過電力に相当する電力の放電を自動的に開始しピーク電力を削減します。(注2)

余剰電力・夜間電力の充電
 太陽光発電の余剰電力を蓄電池に充電します。また、割安な夜間電力時間帯に配電系統から充電します。
電源として蓄電池と太陽光パネルの両方又はそのいずれかが使用できます。

太陽光発電との連携
 配電系統に連系した状態で、太陽光発電と蓄電池からの出力を合わせて構内の設備の消費電力の一部を供給します。(注3)
 太陽光発電の電力変動の波を蓄電池からの放電電力で吸収するため、設備への供給電力は一定値になります。

(注1) 切り替わるまで10秒程度の停電が発生します。コンピュータなど停電が許されない機器の場合は個別にUPSを設置してください。 本文に戻る
(注2)超過電力の大きさが本製品の定格を超えますと、契約電力を超過する場合があります。設備容量を考慮して容量設計してください。本文に戻る
(注3)今回の運用試験では系統への逆潮流は実施しません。

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-----image(”機器仕様”) : 同リリースより
.......... "


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国土交通省、小水力発電の農業用水路を利用する場合の手続きを簡略化する方針----自然エネルギー、2012/10/22

 

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前田建設、山口県下関市の沖合における3MW機20基、合計60MWの洋上風力発電所建設計画を発表

 前田建設は、「脱請負」事業の一翼を担うプロジェクトとして、山口県下関市安岡漁港の沖合にて国内最大級となる洋上風力発電事業に参入すると発表しました。国内最大は、2016年4月予定の稼働時点での予想とのことです。
 この下関沖の洋上風力発電所の規模は、3MW基の風力発電機20基により、合計出力は60MW規模となります。風力発電機の仕様はブレードの長さが55m、支柱高さが海面から80m、柱は海底に基礎を設置する着床式を予定しているとのことです。
 今後は、環境アセスメントの協議などを経て、、2015年の着工し2016年春からの運転開始をめざす予定です。
 

国内最大級の洋上風力発電事業に参入-----前田建設、2012/10/23

Bthumb500x353115
-----image : 上下とも、上記リリースより-----
03

"前田建設工業株式会社は、山口県下関市安岡漁港の沖合にて国内最大級となる洋上風力発電事業に参入します(2016年4月予定の稼働 時点)。  発電規模は、現時点で3000kw/基の発電機20基の設置を計画、出力合計は60,000kwとなります。風力発電機の仕様はブレード(風車の羽根)長が55m、支柱高さが海面から80m、柱は海底に基礎を設置する着床式を予定しています。  既に予定海域の風況調査を終了し、山口県と環境アセスメントの協議を開始しました。今後、電力会社との受給契約などの手続きを経て、2015年の着工を予定しています。  総事業費は250億円程度を見込み、資金調達および事業スキームも当社ほか数社の出資によるSPC設立を予定しておりますが、詳細は今後詰めてまいります。  当事業は、弊社中期経営計画の3本柱のひとつである「脱請負」事業の一翼を担うプロジェクトとなります。今回の事業を契機に、洋上風力 発電事業にとどまらず、再生可能エネルギー事業の取り組みを強化いたします。

PDFデータはこちら 洋上風力発電事業.pdf
.......... "

関連
前田建設 環境トピックス : EPC事業による風力発電所の建設

"工事概要

工事名:
珠洲風力発電所施設建設工事
工事場所:
石川県珠洲市大谷地内
発注者:
珠洲風力開発株式会社
工 期:
2006年2月14日~2007年5月31日
風 車:
GE Wind Energy社製 1,500kw機10基

全高/99.95m ローター /直径70.50m

タワー/90.5t 63.1m
ナセル(発電機) / 52.0t 8.8×3.6×3.8m
ブレード(羽) / 5.7t 34.1×2.4×2.6m
ハブ(軸) / 15.5t 3.2×3.2×3.7m "


- Construction REPORT - 珠洲風力発電所施設建設工事 / 珠洲風力発電所施設建設工事#1 - 珠洲風力発電所施設建設工事#2

追加情報
前田建設、山口県下関市沖合の60MWの安岡沖洋上風力発電所(仮称)建設計画の環境アセス関連書類の縦覧開始-----ソフトエネルギー、2013/5/10


コメント続き

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自然エネルギー財団、ドイツ視察報告書 "Energiewende" エネルギーヴェンデ(大転換)を進めるドイツを公開

 自然エネルギー財団は、9月23から28日まで、ドイツの電力市場・電力システム改革に関する現地調査を実施し、10月18日にその調査報告書をとりまとめ公開しました。再生可能エネルギーや電力における制度とシステムの改革で日本より20年先行しているといわれるドイツの足跡と脱原発を実現するための課題など、もっとも参考になる国の貴重な情報です。

ドイツ視察報告書 "Energiewende" エネルギーヴェンデ(大転換)を進めるドイツ-----自然エネルギー財団、2012年10月18日

"自然エネルギー財団は、9月23から28日まで、ドイツの電力市場・電力システム改革に関する現地調査を実施しいたしました。この度、調査報告書をとりまとめましたので、お知らせいたします。
今、日本では、東日本大震災とそれに伴う福島原子力発電所の事故を受けて、電力市場や電力システムのあり方が問われています。日本と同じように、長い間、垂直統合型・地域独占の電力システムに支えられてきたドイツは、1990年代の終わりから小売りの全面自由化を実施、2005年からは本格的な発送配電の分離に取り組んでいます。
 自然エネルギーを基幹電源とした電力供給体制を実現するためには、公平で競争的な電力システムを構築し、新たな技術やサービス、アイディアを持つ全く新しい事業者が市場に参入できる環境を整備することが必要です。
2050年に80%を自然エネルギー電力から供給することを目標として掲げるドイツは、すでに今年前半で25%の供給を実現、将来をバックキャスティングする形で、自然エネルギーの最大化・最適化に向け、送電網の構築、市場デザイン、法整備などを、実施している最中です。
日本に大きく先んじるドイツの現在をまとめた本報告書が、日本の新しい電力システム構築のための一助になれば幸いです。

報告書全文はこちら (PDF)

ポイント


1.ドイツは2050年自然エネルギー財団比率80%に向けて次のステージへ移行中


..........
2.発送電分離により公平な競争環境が実現し、新規参入が促進されている。また、送電部分への規制強化が自然エネルギーの導入にも奏功していた。


..........
3.電力会社は自らが送電部門を売却するなど所有分離を進める仕組みを整備


..........
4.送電網強化が喫緊の重要課題


..........
5.日本への提言「10年でドイツに追いつくことが可能」


..........

Jrefreport_energiewende_2

-----image : 報告書「ドイツ視察報告書 “Energiewende”(エネルギーヴェンデ(大転換))を進めるドイツ 第 1 版」カバー
”目次
ポイント 1
1. 自然エネルギーの拡大 3
2. 電力自由化・発送電分離の経緯 7
2.1. 欧州電力指令 7
2.2. ドイツにおける電力自由化・発送電分離の経緯 8
3. ドイツにおける電力市場の概況 12
3.1. 電力市場の概況 12
3.2. 新規参入の現状 16
4. 送電網の強化 17
5. ヒアリング議事録【暫定版】 19”

German_electricity_sorce2020

-----image : p4「図 2 ドイツの 2020 年における電源構成見通し」
.......... "

関連
自然エネルギー財団 News

"「今、そして将来世代のための効率的エネルギー」トーマス コーベリエル理事長講演 (12月4日 福岡)
2012年10月18日「ドイツ視察報告書 "Energiewende"(エネルギーヴェンデ(大転換))を進めるドイツ」をアップしました。
2012年09月14日報告書 「ニュージーランドにおける地熱発電 -日本への教訓-」をアップしました。
2012年09月10日9月6日 自然エネルギー財団 国際シンポジウム「2030年とその先の未来へ」へのご参加、ありがとうございました。
2012年09月07日9月6日 自然エネルギー財団 国際シンポジウム「2030年とその先の未来へ」の情報を更新しました
2012年08月14日『「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する意見募集』に際し、意見書を提出しました
2012年08月10日「エネルギー・環境に関する選択肢 - 原子力の発電コストに係る検証」をアップしました
2012年06月28日理事選任に関するお知らせ
2012年06月20日 トーマス コーベリエル理事長講演 (6月13日)
「日本における自然エネルギー促進と電力システム改革への提言」の資料等をアップしました
2012年06月18日 書籍発刊のお知らせ
「孫正義のエネルギー革命 自然エネルギー財団監修」6月18日より発売予定
2012年06月01日FIT制度による負担と投資について考えるワークショップを開催します (6月4日(月))
2012年05月18日「国と特に密接な関係がある」公益法人への該当性について
2012年04月23日FIT制度における木質系バイオマス発電に係る提言をアップしました
.......... "

- 2012年04月05日3月6日開催 ドイツのFITに関する国際シンポジウムの会議結果報告書をアップしました

参考エントリー
ドイツの自然エネルギー / おまとめサイト #renewgermany120404-----自然エネルギー、2012/04/04

Bookmarks「ドイツの自然エネルギー / おまとめサイト」用-----自然エネルギー、2012/04/06

ドイツの再生可能エネルギーへの取り組み / 資料-----自然エネルギー、2012/05/30

[ 自然エネルギー カテゴリー : ]


ドイツの再生可能エネルギーの電力に占める割合は20%を超えた模様。エネルギー消費比では、約12%を達成-----ソフトエネルギー、2012/01/11

ドイツ、全原発廃止を閣議決定。7月の上下院審議でも通過の見通し-----ソフトエネルギー、2011/06/07

[ カテゴリー : ドイツ ]

ドイツの自然エネルギー 再生可能エネルギー豆知識


コメント続き
 わが国に先行するドイツ。先駆者としての苦悩もまた先行して経験している。ドイツの再生可能エネルギーの振興策により、電力料金の負担感が欧州経済危機の元でさらに大きくなる。このまま我慢大会が続き、さらになにか大きなイベントがあれば、政権交代時などに、ドイツの脱原発政策をも揺るがす事態さえ考えられる。

 かの地が先行していて、多くの問題を解決しようと懸命に知恵をしぼっている。ここで本来の意味で国際協力ができればいいのだが、野田政権はエネルギーの選択肢をあいまいにしてしまった。国民の選択は、意味や内容が薄められ、日本の政権交代時には、原発推進へと舵をもどそうと考えている勢力が勢い付く可能性があります。

 先行者の轍を研究して、あなぼこやら、障害となる石を避ける賢明さを発揮できるかが今後の日本の課題です。グリーン・ポストは、ドイツの再生可能エネルギー関連の情報をツィッターでクリッピングしています。Twilogで一覧できます。

・Twilog @GreenPost : renewgermany


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ミニストップ、900店舗に合計10MWpの太陽光発電を導入する計画を発表

 ミニストップは、900店舗に合計10MWpの太陽光発電を導入する計画を発表しました。計算上では、1店舗あたり、12kWpのシステムを900店舗に導入し、合計10.8MWpに達します。詳しい振り分けは発表されていませんが、制度との兼ね合いから考えて、売電用10kWp、店舗での消費用に2kWpのシステムを設定することで、単なる売電収入という単純なシステムをとるのではなく、店舗の省エネ施策や蓄電池を設備することで非常用としての対応、さらには将来の電気自動車の充電スタンドなどへの展開を模索する、より実証的なプラントなっているところが評価できます。

 コンビニ各社の太陽光発電への取り組みの中で、それこそ10年、20年後のコンビニの姿をどこが具体的に、そして総合的に描き出すことができるのか? その基本的なサービスの充実の中で問われている内容かもしれません。 また、イオングループとしても、百貨店舗などに太陽光発電を導入する計画を発表しています。

街のあちこちに生まれる太陽光発電所 再生可能エネルギーまめ知識 : ■コンビニが太陽光発電所になる! / ■ショッピングセンター、デパートが太陽光発電所になる!


プレスリリース / ミニストップ、2012年10月15日
ミニストップは再生可能エネルギーを積極的に創出します~「太陽光発電システム」を2014年度までに約900店舗へ導入

Photo
-----image : 同リリースより

" ミニストップ株式会社(略)は、 節電、省エネに対する社会的ニーズの高まりや、電力不足への対応に向け、2012年度末から順次「太陽光発電システム」の導入をすすめてまいります。2014年度までに設置可能な店舗約900店へ導入することにより、発電容量約10,000kwの再生可能エネルギーの創出につなげてまいります。

 今回導入する「太陽光発電システム」(発電容量12kw)のうち店舗で使用する発電量は、1店舗あたり年間約1,900kwhを予定しており、太陽光パネルを屋根に設置することによる空調機の効率向上(遮熱効果)で発生する年間約1,000kwhの削減とあわせ、1店舗あたり年間約2,900kwhの電力削減効果を見込んでおります。さらに、日中のピーク電力を抑制することにより、電力不足への対応にも貢献することが可能となります。

 また、本年7月より開始された再生可能エネルギーの全量買取り制度を利用し、売電収益については、再生可能エネルギーへの再投資や環境配慮型店舗として「太陽光発電システム」と災害時に対応できる「リチウムイオン電池」の導入および次世代の省エネ設備などの拡大に充当してまいります。
.......... "

関連
イオングループ News / 2012年8月28日 / JAPAN2020年度に向けた「イオンの eco プロジェクト」9月1日よりスタート[イオン(株)] (PDF,380KB)

"...........
再生可能エネルギーを積極的に創出
 イオンが有する日本最大規模の1,000万㎡以上の商業敷地面積を活用することで、2020年度までに一般的な家庭のおよそ4万5千世帯分の年間消費電力をまかなう、小売企業としては世界最大級の20万kWクラスの太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーを創出する設備を導入いたします。 イオンは現在、太陽光パネルを160店舗に設置、合計で1.3万kWの創電能力を有し、これを2014年度までに10万kWに拡大するとともに、2020年度までにさらに10万kWの創電能力を設け、合計で20万kWの創電能力の構築を目指してまいります。また、本年7月より開始された再生可能エネルギーの全量買取り制度を利用し、売電収益については、再生可能エネルギーへの再投資やEV(電気自動車)充電設備、自家発電設設備(コジェネ発電機※
)などの拡充に充当いたします。加えて、太陽光以外の再生可能エネルギーの活用にも挑戦してまいります。

※コジェネ発電機: 発電をしてその廃熱を利用して動力・温熱・冷熱を取り出し、総合エネルギー効 率を高めるエネルギー供給システムのこと。
.......... "

参考エントリー
街のあちこちに生まれる太陽光発電所 再生可能エネルギーまめ知識


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千代田化工建設、イタリアの太陽熱受容チューブメーカーのArchimede Solar Energyに15%出資

 千代田化工建設は、イタリアの太陽熱受容チューブメーカーであるアルキメデ・ソーラー・エナジー(Archimede Solar Energy : ASE)社に15%出資したと発表しました。アルキメデ・ソーラー・エナジー Archimede Solar Energy社(以下、ASE)は、溶融塩パラボリックトラフ型太陽熱発電(MSPT-CSP)用の核となる技術である溶融塩集熱管を製造できる世界で唯一のメーカーであるとのことです。ちなみに、残りのASEの株式の85%を保有しているのは、Angelantoni Groupです。

 千代田化工建設は、ASE社と共同で進めている高温溶融塩を熱媒とした次世代型太陽熱発電により、イタリア国内における再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を利用した太陽熱発電事業における展開を足がかりに、将来的には、中東と北アフリカを合わせたMENA地域への事業拡大を図るということです。

 溶融塩パラボリックトラフ型太陽熱発電(Molton Solt Palabolic Trough - Concentrating Solar Power : MSPT-CSP)という技術を使った発電所の情報については、2010年に5MWのアルキメデス ARCHIMEDE発電所を紹介した記事をアップしています。世界初のガス併用可となったこの5MWのアルキメデス ARCHIMEDE発電所にも、ASE社の技術は使われています。

イタリアのEnel エネル、太陽熱発電施設とガス-コンバインドサイクルの複合発電所、アルキメデス ARCHIMEDE をシチリアに完成-----ソフトエネルギー、2010/07/27

 溶融塩集熱管 Archimede Solar Receiver Tubeは、筒状の半円形の鏡により集められた太陽の光のエネルギーを照射される金属製の管です。内部を550度にまで加熱された溶融塩 Molton Solt が流れます。この溶融塩の循環サイクルにより、発電が連続して行われます。溶融塩 Molton Soltを利用するメリットとしては、タンクに熱エネルギーとして蓄えることができるので、効率化し均一的な発電状況jを維持できることです。

 こうした太陽のエネルギーを鏡やレンズで集めて、発電に利用する CSP : Concentrating Solar Powerについては、太陽光発電よりも効率がよく安価ということで大いに期待されている論調が2010年前後には見られましたが、ここにきてあめり目立たなくなりました。ということで、今後の新たなプロジェクトが開始された際にさらなる情報を集めたいと思います。


プレスリリース / 千代田化工建設、2012年10月15日
ニュース / 太陽熱エネルギー事業分野強化へ ASE 社に資本参加(PDF/123KB)

Foto_archi
-----image : Angelantoni Group : Archimede Solar Energyより

関連
Parabolic
-----image :上下とも、Archimede Solar Energy : Parabolic troughより-----
Parabolic_trough1

 そして、太陽熱受容チューブとは、太陽熱発電所で使われるこんなパーツなのです。

Tecnologia
-----image(”Archimede Solar Receiver Tube - HEMS11”) : Archimede Solar Energy : Archimede Solar Receiver Tube - HEMS11より

- Archimede Solar Energy : Archimede Power Plant – ENEL - Priolo Gargallo (SR)

Enel6
-----image[上下とも”Archimede Power Plant – ENEL - Priolo Gargallo (SR)”] : 上記サイトより-----
Priolo2_b
(上は、太陽熱発電施設とガス-コンバインドサイクルの複合発電。そのシステム概念図となります。)

Chiyoda and Archimede Solar Energy Sign Cooperation Agreement to Develop CSP Plant Projects in MENA Region-----Chiyoda Corporation,June 20, 2011


追加情報
千代田化工、伊Archimede Solar Energyと共同で、溶融塩トラフ型太陽熱発電デモンストレーションプラントを建設-----ソフトエネルギー、2013/07/23


参考
集光型太陽熱発電 Concentrating Solar Power(CSP) / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2011/01/29

太陽熱発電 / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2010/12/15

IEA、太陽電池(PV)と集光型太陽光発電システム(CSP)により、2050年には世界の20-25%の電力を得ることができるという試算を公開-----ソフトエネルギー、2010/06/23

-----Google GreenPost関連サイト内検索 : CSP-----

[ カテゴリー : 太陽熱利用 ]

・Wikipedia : Parabolic trough


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GEとXtreme Powerが、NaMxバッテリー”Durathonバッテリー Durathon Batteries”を市場展開へ

 GEは、今年の7月にニューヨーク スケネクタディ(Schenectady)に1億7000万ドルをかけてNaMxバッテリーのシリーズ”Durathon Batteries”の製造工場をオープンさせました。そして、今回充電システムやコントローラーの技術を保有するエクストリームパワー Xtreme Power 社との共同体制でこのナトリウム金属ハロゲン化物(NaMx)を含む電力貯蔵システムを開発の営業展開を行うことを発表しました。
 NaMxバッテリーは、一応、高温エネルギーのバッテリー技術として、NaSや融解塩タイプと同じカテゴリーのバッテリーであるとのことです。しかし、車などの移動体用に利用されることからもわかるとおり、取り扱い易く、実際に安全性も高いとされています。もともとベンチャーのBeta社をGEが買収した時点では、Beta社は輸送機器のためにバッテリー技術を開発していたということです。どの程度安全化については、簡単にわかるデーターを見つけられませんでしたが、興味ある特徴です。NaMxバッテリーのシリーズ”Durathon Batteries”は、電力関連だけでなく、今後も電気自動車やハイブリッド車などで使われる可能性もあるようです。

 基本の蓄電池と制御部のモジュールを組み合わせることで、kWからMWクラスのバッテリーシステムを構築することが可能だということです。デュラソンバッテリー Durathon Batteriesのサイクル寿命は、80%の放電深度(80% DOD)で3500回を誇り、エネルギー密度も高く、温度管理も容易で安全だということです。電力用大型バッテリーの分野では、安全性の高いことが大きなメリットになります。文字通りなら、注目のバッテリーシステムです。基本モジュールである、20kWH(最大10kW)のDurathon E620 Battery Moduleは、サイクル寿命が4,500回。フロート充電での寿命は、15年。大きさは、H*W*L 320*550*950mm、重さ 245kgです。

プレスリリース / GE Energy Storage, September 10, 2012
GE and Xtreme Power Form Strategic Alliance to Deliver Energy Storage for the Grid

Durathon_battery_02
-----image(”. Durathon E620 Battery”) : GE Energy Storage : Power Generation Technical Specifications - Durathon E620 Technical Specifications(PDF) より

"GE Energy Storage, a unit of GE Transportation (NYSE: GE) and Xtreme Power, a privately held Austin, Texas company have formalized a strategic alliance to work together to provide cutting-edge energy storage solutions. The alliance combines GE’s Durathon* battery technology for grid energy storage systems and Xtreme Power’s extensive experience as an integrated energy storage turn-key solutions provider. The new GE Durathon battery products, which can last up to ten times longer than conventional lead acid batteries and store more energy in half the space, are the result of a $100 million initial investment in battery technology developed at GE’s Global Research Center in Niskayuna, NY. GE’s Durathon battery technology, when paired with Xtreme Power’s Xtreme Active Control Technology** (XACT), should enable safer and highly efficient storage of massive quantities of electricity at low cost for grid applications. XACT is an innovative proprietary control system architecture, XACT that offers sophisticated control algorithms, real time response, remote monitoring, and optimized power management. Together, GE and Xtreme Power expect to tap a global segment looking for effective and efficient energy storage on the electric grids of the world, both old and new.
......... "

関連
Xtreme Power / System Integration

GE Energy Storage : Power Generation Technical Specifications

"Durathon E620 Technical Specifications(PDF)
Durathon DC1kWh Series Technical Specifications(PDF)
Durathon DC1MWh Series Technical Specifications(PDF) "

- Performance Profile

Durathon_battery01
-----image : GE Energy Storage : brochure「Durathon Batteries」より

Durathon Battery-----Ecomagination

GE Battery Symposium / GE Transportation Hybrid Locomotives, OHV and Marine Tugs
Hybridization of Industrial Transportation
GE Battery Symposium
October 23, 2008
[ http://www.ge.com
/battery/resources/pdf/RajRajiyah.pdf ]

Another Day, Another Win for Xtreme Power-----Forbes,9/13/2012

GE Builds a Better Battery-----BusinessWeek,July 11, 2012

参考
GE、世界的な鉱業関連事業部門を設立-----GE Transportation(GE Mining),September 25, 2012

"..........
当社のDurathonTMバッテリー*は、採鉱のためのさまざまな電力需要に、クラス最高レベルのエネルギー密度と実績を提供します。このバッテリーをGEのInvertexTM地下推進システムに接続することで、熱、ディーゼル微粒子、排気がもたらすトラブルを著しく低減させることができ、地下鉱山での換気コストを削減します。DurathonバッテリーとInvertex交流駆動システムは、GEによるフェアチャイルド・インターナショナルの買収後1カ月を経ないうちに、フェアチャイルドの地下採鉱事業用ショベル機器への搭載が始まっています。
.......... "

GE Opens New Plant to Manufacture Next-Generation Durathon Batteries

(GEreports, 2012/07/20)

"In July, GE opened a new $170 million factory in Schenectady, New York, that will produce next-generation industrial batteries and employ 450 workers. The business was born from a single idea, like a Silicon Valley start-up, inside GE Global Research labs in nearby Niskayuna."


コメント続き
 日本のNaS電池での火災事故のように、大型バッテリーの技術的な問題だけでなく、将来を有望視されてきたバッテリー関連の事業者が資金調達難に陥るなど、蓄電池事業の難しさも明らかになってきた。電気自動車関連でさえ、A123システムズベタープレイスの事業の先行き不安が伝えられています。ましてや、これからの産業としては注目されるものの、コストや技術力が問われる電力用の蓄電池となると、どこの国のどの事業者がよりよいソリューションと製品を世に送り出すことに成功するのか? と数年後にせまってきたといわれる電力用の蓄電池システムの開発からかえって目が話せない。
 再生可能エネルギーの分野では、蓄電池は重要だが、それ以前にエネルギーの総合的なマネージメント技術の確立や規格、そしてなによりも身になる再生可能エネルギー発電源の確保が急務だ。それまでは、あまったら”捨電”というシステムを考えるほうが蓄電よりも、当分や有利だ。

 とはいえ、この分野は日本の得意分野でもあったはずだ。安価で安全でメンテしやすい、そんな蓄電池システムの開発にも期待しております。


参考エントリー
日米スマートグリッドプロジェクト、ロスアラモスで設備が完成し、本格的な実証運転を開始-----ソフトエネルギー、2012/09/24

住友電工、200kWpの集光型太陽光発電装置(CPV)および5MWhの大型蓄電池などの実証運転を開始-----ソフトエネルギー、2012/07/30


[ カテゴリー : 電力変換/蓄電、蓄熱、水素など ]


参考情報
米A123システムズが破産法適用申請、政府支援企業の破綻相次ぐ-----ロイター、2012年 10月 17日

中国の万向集団、破綻の米A123システムズ取得へ再び関心表明-----ロイター、2012年 10月 18日

IHI、東京消防庁の都内の消防署33か所にA123 Systemsのリチウムイオン蓄電システムを一括納入-----しなやかな技術研究会、2011/11/21


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岩手県、一戸町高森高原に2.3MW 11基、25.3MWの蓄電池等併設型風力発電所建設計画を発表

 岩手県の達増(たっそ)知事は10/12日に会見を開き、一戸町高森高原に2.3MW 11基からなる、合計25.3MWの蓄電池等併設型風力発電所建設する計画であると発表しました。
 この高森高原風力発電所(仮名)は、蓄電池を利用し出力制御を行い、設置する風力発電機に起因する短時間の出力変動を緩和する出力変動緩和制御型風力発電所となるとのことです。

 事業費は、約115億円で、環境アセスメントや用地協議などを経て、H28年から建設工事を開始し、H29年つまり2017年の運転開始をめざす計画です。

プレスリリース / 岩手県、2012年10月12
平成24年10月12日知事記者会見

"【会見記録】 

〔発表〕
一戸町高森高原地区における大規模風力発電計画について

〔質問〕 
再生可能エネルギーの可能性について、環境大臣との会談の内容等について、今般の内閣改造で復興大臣及び同副大臣が岩手出身者となったことについて、滝沢村の市制移行について、民主党県連の資金移動問題について

【会見資料】 
〇一戸町高森高原地区における大規模風力発電計画について
.......... "

関連
岩手県企業局へようこそ! / 一戸町高森高原地区における大規模風力発電計画について

"岩手県企業局では、一戸町高森高原地区における風力発電の可能性について検討していましたが、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の開始により、同地区での大規模風力開発が可能と判断し、
東北電力株式会社の送電線への接続が技術的に可能かどうかの検討を申し込んでいました。今般、企業局の計画どおりの内容で接続が可能である旨の回答があり、県内で初めてとなる蓄電池併設型の大規模風力発電計画について事業化の見通しがたったので、計画概要を発表します。


1 計画概要
(1) 計画位置
  二戸郡一戸町高森高原地区
 (2) 事業規模等
  ア 発電所名 :高森高原風力発電所(仮称)
  イ 定格出力 :25,300キロワット(2,300キロワット×11基)
  ウ 売電電力量:約5,300万キロワット時/年(一般家庭 約1万6千世帯分)
  エ 制御方式 :出力変動緩和制御型風力(蓄電池等併設型)
 ※ 出力変動緩和制御型風力とは蓄電池等の出力制御により、設置する風力発電機に起因する短時間の出力変動を緩和するもの。
  オ 事業費  :約115億円

2 事業スケジュール
  平成24年11月      東北電力株式会社と電力受給仮契約を締結
  平成24年10月~平成28年 環境アセスメント
  平成25年   ~平成29年 用地協議・各種手続き
  平成28年   ~平成29年 建設工事
  平成29年        運転開始

関連ファイルダウンロード
高森高原風力計画_H241012(PDF)
.......... "

岩手県 一戸町
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-----image : 一戸町 重点プロジェクト : 新エネルギー導入を推進するための先導的役割を果たす、4つの重点プロジェクトを紹介します。より

蓄電池を併設した風力発電所、25MWで2017年に運転開始へ-----スマートジャパン、2012年10月16日

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-----Googleマップで、高森高原風力発電所(仮称)建設予定地を表示


おすすめエントリー
週刊GreenPost 44号 - しなやかな技術研究会 2012/10/15-19日版

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オーストリアで緑藻 を育てる ecoduna 社の世界最大規模の施設が完成

 オーストリアで緑藻 を育てる世界最大規模の施設が完成したとNHKが報じました。緑藻でバイオ燃料なので、最初は太陽燦燦のオーストリアと勘違いしたこともあって、ちょっと調べてみることにしました。

燃料になる藻の大量生産実験始まる-----NHK、10月11日

"バイオ燃料の原料となる藻を持続的に生産する世界最大規模の施設がオーストリア東部に完成し、実用化への鍵となる藻の大量生産を目指す実証実験が始まりました。
.........
10日、開所式が開かれました。式ではさっそく藻を生産する水槽を稼働させ、実証実験が始まりました。
水槽には、藻を育てる縦6メートル、横2メートルのパネルが264枚設置され、藻に最大限の光が当たるよう、太陽の動きに合わせて自動的に向きを変えます。二酸化炭素の供給の方法も工夫し、効率的な光合成を促すことで、1ヘクタール当たりの収穫量を従来の10倍に増やすことができるということで、藻の持続的な生産施設としては世界最大規模になります。
........... "

 興味をもったので、NHKの画面に映った企業のロゴから調べてみると、オーストリアのベンチャー企業、ecoduna社のhanging gardensという、緑藻の生産する施設のことだとわかりました。確かに、スウェーデンのエネルギー企業であるバッテンフォール(Vattenfall)も出資したり、EUもスポンサーになっている研究施設ですが、健康に必要とされる必須脂肪酸のDHAで有名 Omega-3 fatty acids(n-3脂肪酸)の生産施設としての側面が前面に、その他の栄養関係やバイオ燃料関連への応用を実証していく施設としての展開のようです。


ecoduna
/ projects
/ Demo Plant Austria (Phobior) - ecoduna Vattenfall - European Energy Giant Launches Microalgae Production
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-----image : 上記サイトより(flickr : ecoduna's photostream)


 NHKの報道では、「水槽には、藻を育てる縦6メートル、横2メートルのパネルが264枚設置され、藻に最大限の光が当たるよう、太陽の動きに合わせて自動的に向きを変えます。」とあります。このecoduna社のhanging gardens動作の様子は、動画で紹介されていました。

Algae Photo Bio Reactor

(ecoduna, 2010/10/04)

 屋内の温度管理などができるサンルームのような環境で、バイオリアクターが回転し藻の繁茂をを促進するしくみのようです。まずは、健康・栄養産業で商業化を模索し、研究開発を進めて将来は気温の低い地方でも緑藻からのバイオ燃料の生産が可能かどうか研究するといった、方向性でしょうか。


 以前エスクワイヤの記事に以下のようなものがありました。”藻で造る未来のエネルギー。その4つの方法”といったタイトルで、露地で太陽の光燦燦の環境で藻を作る「オープンポンド」、そして今回の屋内のコントロールされた環境での「ハンギングガーデン(懸下栽培槽)」による藻の生産施設です。そのときから興味をもっていたので、施設の場所と具体的な研究内容が少し理解できたのでよかったです。

Top Four Ways Algae Can Fix the Future of Energy-----Esquire,BEST AND BRIGHTEST 2008

".....Open Ponds....Hanging Gardens.....Dark Fermentation.....Synthetic Algae....."


MEMO
Biosprit aus Algen als Alternative zu E10-----franz alt,25.09.2012

Algensprit aus EU-Geld-----EU-Infothek,01.10.2012

"..........
Algentuning in Bruck an der Leitha

Und während unsere Nachbarn fleißig forschen, geht es in Österreich bereits mutig zur Tat. In wenigen Tagen ist es so weit: Ecoduna, ein österreichischer Technologie-Start-up eröffnet die weltweit größte Algenzuchtanlage ihrer Art. „Hanging gardens“ für Mikrooalgen sind nach Angaben der Betreiber des Rätsels Lösung. Dank revolutionärer Technologie wird die Produktion hochwertiger Öle ebenso realisierbar wie die Gewinnung von Biotreibstoffen, einmal mehr ist ein österreichisches Unternehmen Vorreiter bei der Kommerzialisierung innovativer Ideen. Dabei ermöglichen senkrechte Module eine Produktionsmenge von 15 Tonnen Biomasse. Die Algen legen dabei 42 km in nur wenigen Tagen zurück, bis sie reif für die Ernte sind und weiter verarbeitet werden können. Gemeinsam mit internationalen Partnern soll die Technologie rund um die Algen weiter entwickelt werden. Angesichts der 400.000 Algensorten, von denen unzählige noch so gut wie überhaupt nicht erforscht sind, wartet ein ordentliches Pensum auf die Spezialisten.
.......... "

Hanging Gardens of Metropolis-----adfutura,2012/08/17

Hanging Gardens of Metropolis-----Innovation Management,2012/07/11


コメント続き
 ”オープンポンド”の藻の繁殖施設としては、以下のエントリーをご覧ください。

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京セラの太陽光発電、タジキスタン共和国の病院に160kWp設置。鹿児島七ツ島メガソーラー発電所 70MWpの工事を開始

 京セラのリリースから太陽光発電に関する話題を二つ。
 京セラは、丸紅などと中央アジアのタジキスタン共和国の首都にあるディアコフ国立病院と産科婦人科研究所の2箇所に、同国で最大容量となる合計160kWの太陽光発電システムを供給したと発表しました。政府開発援助(ODA)によるもので、1枚あたり210Wの太陽電池モジュールを768 枚供給したとのことです。海外での太陽光発電に取り組む京セラのプロジェクトは、何度かこれまでも紹介しています。こうしたプロジェクトには、好感がもたれます。現地でも喜ばれるプロジェクトが増えるといいですね。

 そして、京セラ最大のメガソーラーとなる、70MWpの鹿児島七ツ島メガソーラー発電所についても、おおよそ270億円の巨費を投じ、京セラ製高出力太陽電池モジュール(242W)にして、約29万枚を設置するプロジェクトが開始されます。この鹿児島七ツ島メガソーラー発電所の完成は、2013年秋の予定ということです。

 さて、完成すれば、ダントツ1位となります。

国内メガソーラーランキング 大規模太陽光発電所リスト 再生可能エネルギーまめ知識


プレスリリース / 京セラ、2012年10月04日
京セラ製太陽光発電システムがタジキスタン共和国の病院に設置
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-----image(”左-ディアコフ国立病院(120kW)、右-産科婦人科研究所(40kW)”) : 同リリースより

" 同国最大容量となる160kWを供給

 京セラ株式会社(略)は、丸紅株式会社(略)と丸紅プロテックス株式会社(略)と共に、中央アジアに位置するタジキスタン共和国の首都ドゥシャンベ市にあるディアコフ国立病院と産科婦人科研究所の2箇所へ、同国で最大容量となる合計160kWの太陽光発電システムを供給いたしましたのでお知らせいたします。

このシステムによる年間発電電力量は約196,000kWhと予測され、年間約62tのCO2削減※1につながる見込みです。なお、京セラからタジキスタン共和国への供給は、今回が初めてとなります。

設置概要
· ディアコフ国立病院 (120kW)·産科婦人科研究所(40kW)
主な関係団体
· 施主:タジキスタン共和国
· コンサルタント:株式会社アンジェロセック
· 元請商社:丸紅株式会社
· 施工:丸紅プロテックス株式会社
· 機器供給·設計·システム運転技術提供:京セラ株式会社

 本件は、政府開発援助(ODA)によるもので、1枚あたり210Wの太陽電池モジュールを768 枚供給し、同国の発電能力の向上やエネルギー供給資源の多様化などを支援するものです。また、このたびのシステムは、同国初の系統連系システムとなります。

京セラは、1984年に開発途上国向けのODAプロジェクトとして太陽電池の供給を担って以来、これまでODAプロジェクトで累計40件以上、合計3,000kW以上の太陽光発電システムを、アジア·アフリカ諸国の多くの地域へ供給してきました。
.......... "


関連
「鹿児島七ツ島メガソーラー発電所」安全祈願祭の開催-----京セラ、2012年09月03日

京セラ、IHI、みずほCB、鹿児島で国内最大70MWpの太陽光発電事業を7月着工予定で進めると発表-----ソフトエネルギー、2012/04/11
( - 京セラら、鹿児島に70MWpの太陽光発電事業を行う事業会社を設立。完成は2013年秋の予定-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/8/1)

京セラ、フィジーの無電化約2,000世帯に合計405kWの太陽光発電システムを供給-----ソフトエネルギー、2012/09/03

-----Google GreenPost関連サイト横断検索 : 京セラ-----

追加情報
京セラ、IHI、70MWpの鹿児島七ツ島メガソーラー発電所を稼動-----ソフトエネルギー、2013/11/05


参考
「3本バスバー電極構造」セルを採用した太陽電池モジュールの特許を取得-----京セラ、2012年09月04日

" ..........
今回の「3本バスバー電極構造」は、この技術を採用した多結晶シリコン型太陽電池セルで世界最高効率※3を実現して以来、現在に至るまで京セラの太陽電池セルにおける主要な技術となっております。
この3本バスバー電極は、現在、太陽電池市場で多くを占める結晶系太陽電池モ ジュールにおいて主流となっている電極構造です。今後この特許に該当する電極構造を採用している企業に対して警告などを検討し、知的財産の保護に努めてまいります。
.......... "

京セラ : 公共・産業用太陽光発電システム / 太陽電池モジュール
/ 特別注文用太陽電池モジュール

"防眩(ぼうげん)タイプ
ガラスに当った太陽光の反射を散乱させることにより、一箇所への反射を抑制します。高速道路や空港施設などに多く利用されています。

高耐荷重タイプ
モジュールフレームを強化することで、耐荷重性能を高めました。積雪地域などへの採用がはじまっています。"

おすすめエントリー
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アサヒグループホールディングス、農研機構らの研究グループ、バイオエタノール生産による食料とエネルギーの同時増産を可能にする逆転生産プロセスを実証

 アサヒグループホールディングス、農研機構らの研究グループは、バイオエタノール生産による食料とエネルギーの同時増産を可能にする逆転生産プロセスを世界で始めて実証することに成功したと発表しました。これにより、砂糖の生産性を飛躍的に高め、かつバイオエタノールも生産する技術を開発することができるとのことです。今回開発された逆転生産プロセスは、砂糖生産の阻害物質である還元糖のみを選択的にエタノールに変換する酵母(ショ糖非資化性酵母)を用いて、還元糖を除去しつつエタノールをあらかじめ生産し、その後に砂糖の結晶化を行うことで、阻害物質である還元糖をも有効に活用することができるようになったということです。
 特に、ある種の高バイオマス量サトウキビと同程度の還元糖を含む搾汁からは、従来法の4倍の砂糖が回収できたということです。この逆転生産プロセスを活用し、食料とバイオ燃料の同時増産、さらには、需要や経済状況に応じてそれらの生産量・比率を調節することを可能になる可能性があるとのことです。貴重な耕地を活用し、農業資源を最大化する技術となる可能性があるとのことです。注目される、作物由来のバイオマス資源の活用の新たな可能性を見出せるかもしれません。
 
 世界のエネルギー問題や食料不足への懸念が増大する中で、作物由来のバイオ燃料の開発には、食料と競合するという点だけでも推進へのブレーキが必要です。豊かな国と貧しい国の格差増大は、結果的に人類全体の幸福に対してマイナスの要因となるからです。実際、作物由来のバイオ燃料への投資も減少しているようです。
 そんな中で、登場する今回のような新たな取り組みは、その効率化の比率の可能性を考えると、大きな可能性も感じます。いずれにしろ、限られた耕地と作物資源、その有効活用に道が開かれることに期待したいです。

プレスリリース / アサヒグループホールディングス、2012年10月09日
世界初、砂糖の生産性を飛躍的に高めるバイオエタノール生産技術を開発!

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-----image : 同リリースより-----
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"砂糖収量の大幅増が可能となる「逆転生産プロセス」を実証

 アサヒグループホールディングス株式会社(略)の豊かさ創造研究所※1と農研機構 九州沖縄農業研究センター※2(略)は、砂糖とエタノールの生産順序が従来と逆である「逆転生産プロセス」を世界で初めて開発しました。この「逆転生産プロセス」を用いると、バイオエタノール生産による食料とエネルギーの同時増産、さらには、需要等に応じてそれらの生産量・比率を調節することが可能となります。今後「逆転生産プロセス」の技術的な検証を実施し、2015年を目処に国内外での実用化を視野に入れ、技術を高めていくことを検討します。

<研究の概要>
 「逆転生産プロセス」では、砂糖生産の阻害物質である還元糖のみを選択的にエタノールに変換する酵母(ショ糖非資化性酵母)を用いて、還元糖を除去しつつエタノールを生産し、その後に砂糖の結晶化を行います。このプロセスを用いて実際にサトウキビ搾汁を使用した実験を行い、砂糖収率を大幅に向上できることを実証しました。特に、ある種の高バイオマス量サトウキビと同程度の還元糖を含む搾汁からは、従来法の4倍の砂糖が回収できました。
※1:豊かさ創造研究所は、アサヒグループの事業拡大および新たな事業展開につながる研究及び技術開発、例えば、酵母その他副産物を活用した農業資材商品の開発やバイオエタノール生産技術の開発を行っています。
※2:農研機構 九州沖縄農業研究センターは、九州・沖縄地域の自然条件や社会条件と調和した農業・農村の発展、消費ニーズに即した品目生産と品質向上をめざした農業における総合的生産力向上のため、農業に関わる幅広い分野で試験研究を展開しています。

<関連情報>
予  算: 本プロセスの実証試験の一部は農林水産省委託プロジェクト「地域活性化のためのバイ  オマス利用技術の開発(作物開発)(H22-23)」のサポートで実施。
特  許: 「砂糖の製造方法」(特許第4883511号、2011年12月16日登録)
<用語解説>
還元糖: 還元性を有する糖の総称で、ブドウ糖、果糖などが該当します。還元糖はショ糖の結晶化を阻害したり、加熱により褐変したりするので、その比率の少ないものが従来の製糖においては良質な搾汁とされています。
砂糖 : ショ糖を主成分とする調味料
ショ糖非資化性酵母:ショ糖をエネルギー源として発酵を行わない酵母
<研究の背景と目的>
 地球的視野での食料とエネルギーの同時増産に向けて、アサヒビール株式会社と農研機構 九州沖縄農業研究センターは、これまで品種改良による高バイオマス量サトウキビの開発と、そのサトウキビを用いた効率的な砂糖・エタノール複合生産プロセスの開発を行なってきました。サトウキビ中には、砂糖の原料になるショ糖と砂糖の原料にならない還元糖の2種類の糖分が存在します。高バイオマス量サトウキビは、単位面積あたり従来の約2倍のサトウキビが収穫できるものの、搾汁中に多量の還元糖が含まれることから、ショ糖の多くが結晶化されず、砂糖の回収率が低いことや、経済状況に応じた砂糖とエタノールの生産比率の調節ができないことが課題となっていました(図1―A)。そこで、還元糖のみを選択的にエタノールに変換する酵母(ショ糖非資化性酵母)を用い、ショ糖の結晶化を阻害する還元糖を先にエタノールへ変換し、その後砂糖を生産するプロセス(図1―B)へと発想を転換し、今回の「逆転生産プロセス」の開発に至りました。

<試験方法>
 砂糖とエタノールの生産順序が従来と逆である「逆転生産プロセス」(図1―B)を開発しました。このプロセスでは、砂糖生産の阻害物質である還元糖を先にエタノールへと変換し、その後砂糖を生産します。
 その際、従来使用していた酵母では還元糖とともにショ糖も同エタノールへ変換してしまうため、「逆転生産プロセス」では還元糖のみを選択的にエタノールに変換する酵母(ショ糖非資化性酵母)を用いて、還元糖を除去しつつエタノールを生産し、その後にショ糖の結晶化を行うことが特長です。

<試験結果>
 還元糖濃度のみを6段階に調整したサトウキビ搾汁を用いて,ショ糖非資化性酵母Saccharomyces dairenensis (NBRC0211)による発酵を行ったところ、全ての搾汁においてショ糖の分解・消費はみられず、還元糖がほぼ完全に消費され、エタノールを生成しました(図2)。発酵後の搾汁に含まれるエタノールは、結晶化工程の前にある糖液濃縮工程において90%以上が回収されました。
 続く結晶化試験では、従来法に比べて顕著な砂糖収率の向上が見られました(図3)。特に、ある種の高バイオマス量サトウキビと同程度の還元糖を含む搾汁からは、従来法の約4倍の砂糖が回収できました。以上の結果から、実際のサトウキビを原料として「逆転生産プロセス」が実証されました。

この『逆転生産プロセス』は、食料とエネルギーの同時増産、さらには、需要や経済状況に応じてそれらの生産量・比率を調節することを可能にし、バイオマス資源からの生産性の最大化を実現します。
..........
1009_1_3
----image : 同リリースより
.......... "

関連
世界初、砂糖の生産性を飛躍的に高めるバイオエタノール生産技術を開発!-----農研機構 九州沖縄農業研究センター、2012年10月 9日


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日本RV協会、キャンピングカーユーザーがいちばん欲しい装備「No.1太陽光発電システム」、予算など調査結果を発表

 日本RV協会は、6月16日から7月15日にかけて、ホームページを通じて、夏休み旅行を計画しているキャンピングカーユーザーに「いちばん欲しい装備と予算」を尋ねるという形式のアンケート調査を行い、253の回答を得たとのことです。

 キャンピングカーユーザーがいちばん欲しい装備として、27.3%がソーラーパネルチャージャー、22.1%がルーフエアコン、そして9.5%が発電機、7.5%が冷蔵庫の順に希望が高いことが分かったそうです。No.1となったソーラーパネルチャージャーは、太陽電池+充放コントローラー+バッテリー(+DC-ACインバーター)などの太陽電池を中心としたキャンピングカー用の太陽光発電のシステム一式という意味とのこと。豊富な電気製品をできるだけ長い間、キャンピングカーなどのRVで利用できれば、その暮らしは画期的に向上することが考えられます。一位の太陽電池システムと2位のルーフエアコンという結果の合計で、ほぼ半分を占めることになったということで、ユーザーのニーズの高さを知ることができました。
 また、予算については、「どのくらいの予算を考えているか」との問いに195の回答が寄せられ、「5万未満」(34.9%)という回答がもっとも多く、次いで、10万円未満(33.3%)、20万円未満 (20.0%)、1万円未満(6.7%)、20万円以上(4.6%)、5千円未満(0.5%)という結果を得たということです。
 94.9%のユーザーが20万円未満と回答したということです。

 この結果から考えると太陽光発電システムとルーフエアコンを20万円未満で販売できれば、RVユーザーのニーズにかなっていることになります。結構厳しい予算ですから、自作派向けのキットとしたりする工夫や、必要十分な省電力の低い冷房装置の提案が期待されるところです。

プレスリリース / 日本RV協会、2012年10月9日
キャンピングカーユーザーがいちばん欲しい装備はソーラーパネルチャージャー夏場における使用を仮定して、ルーフエアコン、発電機、冷蔵庫もベスト5入り

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-----image : 同リリースより

".....夏休み旅行を計画しているキャンピングカーユーザーに「いちばん欲しい装備」を尋ねたところ、ソーラーパネルチャージャー、ルーフエアコン、発電機、冷蔵庫の順に需要が高いことが分かりました。また、装備の総予算では、9割以上のユーザーが20万円未満と考えていることも判明しました。

ソーラーパネルチャージャーの人気が急激に高まる

 当協会(JRVA)では、6月16日から7月15日にかけて、ホームページを通じて、「夏休みのキャンピングカーを利用した旅行を計画しているキャンピングカーユーザーに、いちばん欲しいキャンピングカーの装備は何か?」を尋ねるアンケート調査を実施しました。
 その結果、253回答が寄せられ、最も欲しい装備は、「ソーラーパネルチャージャー」(27.3%)であることが判明しました。
 続いて「ルーフエアコン」(22.1%)、「発電機」(9.5%)、「冷蔵庫」(7.5%)という順になりました。(※図表1)
..........
2番目から3番目にかけて「ルーフエアコン」、「発電機」という装備が続いたことは、高温多湿の日本の夏に備え、エアコンとそれを安定的に駆動させるための発電機に対する要望が高まる夏休み前という調査時期を反映しているといえるでしょう。また、4番目に「冷蔵庫」が上がってきているのも、同じように夏場の利用を意識した人が多かったことを物語っています。

 しかし、季節に左右されない「ソーラーパネルチャージャー」がトップに立ったことは、ここ数年、キャンピングカーユーザーの意識に、環境への配慮が浸透してきたことと、循環可能なエネルギーへの経済的関心度の高まりを示していると思われます。
..........
 キャンピングカーの場合、室内灯、冷蔵庫、水ポンプ、FFヒーター、TV、インバーターなど電気製品を搭載することが多く、それを賄うためにはサブバッテリーの容量だけに頼るには不安が生じます。ましてや電子レンジ、エアコンなど起動時の電力消費が大きい製品を駆動させる場合は、キャンプ場などのAC電源を確保するか発電機に頼らざるを得ません。

 このように、常に安定した電気の供給が必要とされるキャンピングカーの場合、そのすべてを賄うことは無理でも、補助電力としてソーラー発電システムが整っていることはユーザーに大いなる安心をもたらします。
 現在のところ、キャンピングカーにおけるソーラー発電システムを活用することに対するメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

キャンピングカーを使用しない日でもサブバッテリーを充電しておくことができる
自宅でAC充電をしなくてもよいので手間もかからず電気代もかからない
発電機の使用が不可能なキャンプ場や外部AC電源のないところでも太陽光さえあれば充電できる
導入・装着が簡単で、しかも運用しやすい
性能のよいパネルがリーズナブルな料金で買えるようになってきた

 ただし、現在のソーラー発電システムの発電能力は決して高くありません。パネルの大きさや能力にもよりますが、目安として、小型照明なら10時間、テレビなら5時間程度をまかなうだけの電気量にすぎず、ソーラー単体の力で、キャンピングカーが搭載している電装製品をすべて駆動することも、バッテリーが弱ったときの緊急充電を行うこともできません。
 しかし、サブバッテリーの電力消費を補うには十分に有効です。さらにキャンピングカーを長い間乗らずに放置するような場合、その間のバッテリーチャージシステムと考えれば、これは実に便利な装置ともいえるでしょう。週末か連休のときだけしか稼動させないキャンピングカーでも、その間の充電をソーラーにまかせておけば、出発するときにはほぼ満充電の状態でスタートすることができます。 理論的には、太陽が出ている限り、無尽蔵にそのエネルギーを取り込むことができるわけですから、環境への配慮が社会的要請になってきた時代のエコロジカルな電力供給システムとしては、現在もっとも魅力ある装備といえるでしょう。

発電機と人気を二分するルーフエアコン

 今回の調査では、1位の「ソーラーパネルチャージャー」(27.3%)と並び、「ルーフエアコン」が22.1%を占めて、2位に入りました。ルーフエアコンは、以前は"贅沢装備類"とみなされることの多いアイテムでしたが、近年、国産車では消費電力の少ない家庭用インバーターエアコンを搭載する技術が進み、価格もこなれ、普及率もそうとう高まってきました。ルーフエアコンが「欲しい装備」の2番手に上がってきたのは、そのような事情も反映しているといえるでしょう。
 3番手に発電機が上がってきたのは、AC電源の供給が難しい場所でも、そのエアコンを回すのに手っ取り早い方法であるという認識が普及してきたことを物語っています。また、昨年の東日本大震災の影響により、一般家庭の電源が途絶えたときの緊急電源として使えるという魅力も考慮されるようになったと思われます。

欲しい装備類を買うための予算は10万円から20万円まで

 当協会では、上記のような装備類の購入を検討した場合、「どのくらいの予算を考えているか」という調査も同時に行い、195票のデータを集めることができました。
 それによると、「5万未満」(34.9%)という回答を筆頭に、以下、10万円未満(33.3%)、20万円未満 (20.0%)、1万円未満(6.7%)、20万円以上(4.6%)、5千円未満(0.5%)という順番に並びました。(※図表2)

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-----image : 同リリースより

 こうしてみると、「10万円未満」が75.4%。「20万円未満」まで入れると95.4%となり、95%以上のユーザーが、装備品を購入する予算として「20万円まで」を目安に考えていることが分かります。
 この予算枠で、どの程度の装備が購入できるかを考えてみると、まずソーラーパネルの場合、安いものでは4万円ほどのものもありますが、ある程度信頼のおけるパネルとなれば、1枚10万円から12~13万円程度となり、2枚装着するとしても、だいたい"20万円"相当の値段になります。
 また、発電機の場合は、比較的普及している正価20万円程度のポータブル発電機が小売店では14~15万円台で売り出されていることもありますので、やはり多くのユーザーが用意した予算枠に収まるものと思われます。

大阪キャンピングカーフェスティバル2012開催迫る

  また、この10月13日(土)から14日(日)にかけて、100台以上のキャンピングカーが結集する関西地方ではこの秋最大のキャンピングカーショーとなる「大阪キャンピングカーフェスティバル~秋の大商談会2012」が開催されます。ぜひ、お見逃しなく。
【開催日時】2012年10月13日(土)~14日(日) 10:00~17:00

【会場】インテックス大阪(3号館)
     大阪府大阪市住之江区南港北1-5-102  TEL:略

【主催】大阪キャンピングカーフェスティバル実行委員会

【特別協賛】一般社団法人 日本RV協会

【入場料】一般:前売り 400円(当日500円) / 中学生以下無料

【問い合わせ】大阪キャンピングカーフェスティバル事務局 TEL:略

【入場料】一般(高校生以上)500円/小・中学生 300円

【出展&イベント内容】
キャンピングカーの展示・販売、初心者のためのキャンピングカーセミナー、マーキィ出演のクラウンパフォーマンス、クッキング教室、ちびっこゾーン、グルメゾーン、カー用品フリーマーケット、アウトドア用品の展示・販売 他
.......... "

関連
キャンピングカーユーザー、一番欲しい装備はソーラーパネルチャージャー…日本RV協会調べ----レスポンス、2012年10月9日


参考エントリー
ベバスト Webasto からのトラック業界に朗報。夏場のエアコン、冬のヒーター、アイドリングストップで省エネ-----しなやかな技術研究会、2010/07/08


おすすめエントリー
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アルストム Alstom、潮流発電の Tidal Generation Limited (TGL) 社をロールスロイス社から取得

 フランスの発電事業などを手がけるアルストム Alstomは、潮流発電の Tidal Generation Limited (TGL) 社をロールスロイス社から取得したと発表しました。潮流発電の Tidal Generation Limited (TGL) 社は、スコットランドの欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre (EMEC) の海洋エネルギー開発用のテストサイトにおいて、2010年9月より500kWの潮流発電装置のテストを行い。合計100MWhの発電を行い、同センターの行った初めての商用電源網への連系の初めてのケースとなった実績をもっています。このEuropean Marine Energy Centre (EMEC)での実証実験は、今後1MW機の開発へと駒を進める予定です。これにより、本格的な潮流発電機の開発へとつなげることが期待されています。

 海底で巨大なプロペラを回す潮流発電機に関しては、その実現性について若干の疑問を持っていましたが、今回の Tidal Generation Limited (TGL) 社のものは、一定の実証も済ませ、さらに大型の実証機を稼動させる段階に到達しています。
 さらにフランスの発電、送電、鉄道インフラの世界で大企業たる地位を確保しているアルストム傘下に加わったということは、潮流発電に積極的な発言が目立ち始めたフランスの海洋エネルギー開発において、その活躍が期待され、これまでの動きが評価されているということですから、1MW機の実証試験への興味が湧いてきます。

プレスリリース / Tidal Generation Limited,25 September 2012
Rolls-Royce, the global power-systems company, today announced the sale of Tidal Generation Limited (TGL) to Alstom

"・Innovative Tidal Stream Power Generation Project First to Supply 100MWh to Scottish Grid
・Demonstrates Rolls-Royce Commitment to Developing Next Generation of Cleaner Energy Solutions

Rolls-Royce, the global power systems company, has achieved a significant milestone in the deployment of tidal energy technology with confirmation that its prototype tidal turbine, located subsea off the Orkney Islands, Scotland, has successfully generated and fed over 100 megawatt hours (MWh) of electrical power into the national grid.

Harnessing the reliable and predictable energy of tidal streams, the 500 kilowatt (kW) tidal turbine prototype was designed and built by Rolls-Royce wholly owned subsidiary Tidal Generation Limited.

Robert Stevenson, Rolls-Royce, Vice-President – Power Ventures said: “Rolls-Royce has injected its world-class engineering expertise and incubation processes to deliver this innovative renewable energy project. Reaching the 100 megawatt hours milestone highlights the significant potential of cleaner, greener tidal power as part of a diversified UK energy mix. Having proven the capability of tidal energy, Rolls-Royce is well placed to meet any future demand with larger, more efficient technology on a commercial scale.”

As a reliable and predictable energy source, deep water tidal stream power generation could make a valuable contribution to meeting the electricity demands and carbon emissions reduction objectives of many industrialised nations, including the UK, Canada, Australia and the U.S.A. For example, Rolls-Royce tidal technology could generate up to 30TWh (terawatt-hours) of UK electricity, equivalent to around 7.5 per cent of existing UK electricity needs or enough to power 3 million homes.

Harnessing the Energy of Tidal Streams

 Installed as part of the Deep-Gen III project, co-funded by the UK government-backed Technology Strategy Board, the Rolls-Royce prototype tidal turbine is currently deployed at the European Marine Energy Centre’s (EMEC) offshore test site off the Orkney Islands, Scotland. It is the first EMEC located project to both receive Renewable Obligation Certificates and to reach 100 MWh of supply to the grid.

The tidal unit’s three-bladed turbine is attached by a tripod to the seabed and can operate, fully submerged at water depth of 40 meters. Its innovative design allows the turbine to continually rotate to face the incoming tide at an optimal angle. In addition, the turbine unit is semi-buoyant and can be easily towed to and from the point of operation, minimising installation and maintenance costs by avoiding the need for specialist vessels.

Neil Morgan, Head of Energy at the Technology Strategy Board said: “This is a significant milestone for the UK marine renewables industry. The UK is well-placed to exploit tidal stream energy resources and, if commercialised on a large scale, this technology could be an important part of the renewable energy mix we’ll need in the future, and could create jobs and exports for the UK.”

As part of the Energy Technologies Institute funded ReDAPT (Reliable Data Acquisition Platform for Tidal) consortium project, Rolls-Royce is currently building a 1MW tidal turbine demonstration unit that will be deployed in mid-2012 at EMEC in Orkney. The project will deliver detailed environmental and performance information never before achieved at this scale in real sea conditions. Rolls-Royce is also working with a number of developers in advancing demonstration arrays, systematic arrangements of turbines, which will lead to large scale commercial deployment.
.......... "

関連
Alstom intends to acquire Tidal Generation Ltd from Rolls-Royce-----Alstom,25/09/2012

Oceantidalturbineinstallation2
-----image(上-”Tidal turbine installation”、下2点も) : 上記リリースより-----
Oceantidalturbinecutawayenglish
Oceantidalturbineinstallationsea

"Alstom has signed an agreement with Rolls-Royce to acquire Tidal Generation Limited (TGL), a wholly owned subsidiary of Rolls-Royce Plc, specialised in the design and manufacture of tidal stream turbines. Alstom’s acquisition of TGL is expected to be completed within the next few months, subject to closing conditions.

TGL is at the forefront in the design, development and manufacture of tidal stream turbines which capture and convert the energy of tidal streams to generate electrical power. TGL’s first 500kWe unit was successfully installed at the European Marine Energy Centre (EMEC) at Orkney in Scotland. It generated and fed into the grid over 250MWh of electricity – enough power to supply the equivalent of 300 homes - averaging 12 hours of operation each day.

This acquisition reinforces Alstom’s position in renewable power as the company with the broadest and most complete range of products and systems, from hydro to wind, geothermal, biomass and solar. It will complement Alstom’s on-going research and development activities on ocean energies that are based in Nantes, France. It gives Alstom the opportunity to build a complete portfolio of tidal products and technologies which is necessary to cover the wide range of site conditions and to meet all customer needs.

TGL, which is based in Bristol, UK and employs 29 people, will benefit from Alstom’s experience in the energy industry, its global presence in 100 countries and its integrated offer including power generation and transmission.

TGL was the first EMEC located project to receive UK Renewable Obligations Certificate. As part of the Energy Technologies Institute commissioned and co-funded ReDAPT (Reliable Data Acquisition Platform for Tidal) consortium project, TGL’s 1MW tidal turbine will be installed in EMEC’s water by the end of 2012 and will be tested in various operational conditions off Orkney over a two-year period. Detailed environmental and tidal stream information will be measured to help the marine renewable industry understand the challenges that must be addressed for tidal technology to be developed on a commercial scale.

“With this acquisition, Alstom strengthens its position in a promising market and complements an already large offer of cutting-edge renewable energy technologies” said Jérôme Pécresse, President of Alstom Renewable Power. “This new step sets Alstom as a leader in ocean energies, with its Haliade™ 150 offshore wind turbine and its stake in AWS Ocean Energy Ltd, Scotland’s pioneering company in the wave energy, with whom we will provide wave devices for the world's largest wave farm off the coast of Orkney in Scotland. We now intend to be rapidly in a position to participate to pilot farms projects and develop a tidal turbine commercial offer” added Jérôme Pécresse.
.......... "

Rolls-Royce signs agreement to sell Tidal Generation Limited to Alstom-----Rolls-Royce,25 September 2012

French firm signs deal to buy Bristol tidal energy company-----This is Bristol, September 26, 2012

Energy Technologies Institute : Marine

"ReDAPT(Reliable Data Acquisition Platform for Tidal)
ETI Investment £12.6m
Date announced January 2009
Completion date Summer 2014

Project Partners
Rolls-Royce
Tidal Generations
EMEC
E-ON
EDF Energy
Garrad Hassan
PML (Plymouth Marine Laboratory
The University of Edinburgh
Overview
One of the key developments of the marine energy industry in the UK is the demonstration of near commercial scale devices in real sea-state conditions. Project ReDAPT will install an innovative 1MW tidal generator at the
European Marine Energy Centre in Orkney. The project will test the performance of the tidal generator in different operational conditions. Its aim is to increase public and industry confidence in tidal turbine technologies by providing a wide range of environmental impact and performance information, as well as demonstrating a new, reliable turbine design."

追加情報
Alstom improves the performance of its tidal energy solutions with Oceade™ 18 – 1.4MW-----Alstom,01/10/2014

勝者GEも壮絶な痛み分け アルストム争奪戦に決着-----ダイヤモンドオンライン、2014年7月2日

"..........
買収はガスタービン事業のみにとどめ、「送配電」「再生可能エネルギー(洋上風力・水力)」「蒸気タービン・原子力」の3事業で、アルストムと折半出資の合弁会社を設立する新提案
.....
本当の勝者は仏政府
.......... "


参考エントリー
イギリス、スコットランド、2020年までに1.6GW規模の海洋エネルギー開発を行うプロジェクトを正式にスタート-----ソフトエネルギー、2012/08/21

欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC) / 情報のまとめ-----ソフトエネルギー、2012/03/14

洋エネルギー開発の中心地から スコットランド EMEC / YouTubeから-----自然エネルギー、2012/01/17

川崎重工、海洋エネルギー開発、潮流発電システム開発に着手-----ソフトエネルギー、2011/10/21

[  カテゴリー : 潮汐力・海流など海洋エネルギー  ]


おすすめエントリー
週刊GreenPost 43号 - しなやかな技術研究会 2012/10/9-12日版

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エア・ウォーター、日本海水の赤穂の製塩工場に木質バイオマス発電設備を導入。電力事業に参入

 エア・ウォーターは、同グループ企業の、年間40万トンの製塩を行う兵庫県赤穂市の日本海水の赤穂工場に木質バイオマス発電設備を導入すると発表しました。発電設備の更新にあたり、燃料を従来の石化燃料(PC炭)から木質バイオマス、天然ガスへ転換することにしたとのことです。設備仕様は、バイオ発電・天然ガス発電融合型電力蒸気供給システムでバイオマス発電が、最大発電出力約16.5MW、同時に設置する天然ガスの発電設備は、出力7.7MWです。2012年12月に着工し、2015年1月に運転を開始予定。

 再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を利用し、発電能力を増強することにより、自社工場で消費する電力に加え、新たに外販を開始、これにより本格的な電力事業参入の第一歩とするということです。

プレスリリース / エア・ウォーター、2012年10月3日
木質バイオマスによる発電事業開始の件

"エア・ウォーターグループの株式会社日本海水はこの程、赤穂工場(兵庫県赤穂市)の発電設備新設に伴い、電力事業に参入することといたしました。
 日本海水は、製塩業界におけるリーディングカンパニーであり、年間40万トンを生産しております。塩事業の他、環境事業をはじめとし、水事業や肥料を中心とした農業事業など、製塩事業で培った技術をベースに新規事業開発に取り組んでいます。塩事業においては、製塩工程で大量の電力を使用するため、従来から発電設備を保有しております。今回の発電設備新設は、既存の設備が老朽化したために設備更新を行うものです。更新に当たりましては、発電能力を増強することにより、自社工場で消費する電力に加え、新たに外販を開始することから、本格的な電力事業参入の第一歩となります。
 設備更新にあたりましては、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の適用最大化と環境面での社会貢献を最優先に考え、燃料を従来の石化燃料(PC炭)から木質バイオマス、天然ガスへ転換することといたしました。この結果、地球温暖化対策推進法上のCO2 の発生がほとんどなくなり、赤穂市全体の発生量は約4%削減されます。さらに、NOx、SOxの排出量削減や重油レスによる一般危険物取扱の指定解除、再生可能エネルギーによる電力供給が可能となるなど環境改善に大きく寄与することになります。また、兵庫県、岡山県の林業・木材産業振興、赤穂市への天然ガス本管延伸、さらには、関西地区の電力不足にも貢献することになります。2015年1月の営業運転開始をめざし、2012年12月に着工する計画です。
 本件の案画にあたりましては、日頃より赤穂市から地域の活性化をはじめとした協力要請があり、その要請に最大限応えるべく検討を進めてまいりました。これからも赤穂市発展のために雇用の拡大、地域活性化、環境保全など幅広く貢献してまいります。
 日本海水は、今後、讃岐・小名浜両工場においても電力事業を展開することといたしており、製塩を通じた電力事業を同社のコア事業として拡大していくことになります。

<設備概要>
設備仕様:バイオ発電・天然ガス発電融合型電力蒸気供給システム
設備能力:バイオマス発電設備(循環流動層ボイラ、蒸気タービン)
・最大発電出力:16,530kW
・最大蒸発量 :77t/h(燃料:木質バイオマス 100%)
天然ガス発電設備(ガスタービン、排熱ボイラ)
・最大発電出力: 7,700kW
・最大蒸発量 :14t/h
.......... "

関連
日本製塩

木質バイオマスで、発電時の熱を塩の製造に利用-----スマートジャパン、2012年10月04日

".....木質バイオマス発電設備で発電した電力は全量電力会社に売電するが、日本海水の狙いは売電収入だけではない。発電のために木質バイオマスを燃焼させたときに発生する熱を利用して蒸気を作り、本業である塩の製造に活用する計画だ。木質バイオマス発電設備をコージェネレーションシステムのように利用しようというわけだ。....."

解説/再生可能エネルギーの固定価格買取制度(8):バイオマスは電力源の宝庫、木材からゴミまで多種多様-----スマートジャパン、2012年09月26日


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ソーラーフロンティア、カリフォルニアのCatalina Solar Projectに80MWpのCIS薄膜太陽電池を供給

 ソーラーフロンティアは、EDFリニューアブル・エナジー EDF Renewable Energy がカリフォルニアの州カーン郡で開発・建設・運営する カタリーナ・ソーラープロジェクト Catalina Solar Project に80MWpのCIS薄膜太陽電池を供給すると発表しました。カタリーナ・ソーラープロジェクトは、全体では143.2MWpの太陽光発電所で、残りの61 MWpは、ファーストソーラー First Solar の CdTe薄膜太陽電池が採用されることが決まっています。
 すでに、第一フェーズのファーストソーラー分の工事は開始され、今年の12月には完成し、第二フェーズは2013年の6月に設置が終わり、全体が完成する予定です。

 来年の6月に143.2MWpのメガソーラー発電所が完成するとなると、世界で3番目という規模に収まりそうです。

メガソーラー世界ランキング(100MWp以上) 再生可能エネルギー豆知識


 カタリーナ・ソーラープロジェクトの架台には、全体かどうかわかりませんが、Unirac社の ISYS(TM) Ground Mount 2.0システムという架台が採用されています。写真でみると、基礎工事不要でH鋼の支柱を大地に打ちこ込み、架台を組んでいるようです。ヨーロッパなどでも採用されているパイルシステムと似ています。日本の状況には合わないかもしれませんが、メガソーラーの架台も大分簡略化されてきていますね。

 ところでで、今回のリリースによるとソーラーフロンティアは、1GW太陽電池メーカーの仲間入りをするようです。世界中の太陽電池メーカーが一つのメルクマールとして目指している地点に到達しました。


プレスリリース / ソーラーフロンティア、2012年10月2日
世界最大級の米太陽光発電所にCIS薄膜太陽電池80MWpを供給

"ソーラーフロンティア、全世界で累計設置を1GW達成間近

 ソーラーフロンティア株式会社(略)は、CIS薄膜太陽電池モジュールを使った世界最大級の太陽光発電プロジェクトにおいて、80メガワットピーク(MWp)のソーラーフロンティア製CIS薄膜太陽電池モジュールの供給を完了しましたのでお知らせいたします。今回の供給は、EDFリニューアブル・エナジー社(EDF Renewable Energy、旧エネクスコ)が米カリフォルニア州カーン郡で開発・建設・運営する143.2MWpの太陽光発電所(以下カタリーナ・ソーラープロジェクト)の一部です。第1段階である約50MWp分の設備は2012年末までに、残りの設備は2013年6月までに稼働を開始する予定です。同発電所で生産される電力は約3万5,000世帯分の年間使用量に相当し、毎年およそ7万4,000トンの温室効果ガスの排出が削減されます。

ソーラーフロンティア・アメリカズの最高執行責任者(COO)チャールズ・ピメンテルは次のように述べています。「ソーラーフロンティアの世界における累計設置量は、もう少しで1ギガワット(およそ原発一基分)に達する見込みです。当社のCIS薄膜太陽電池モジュールは、砂漠や熱帯、あるいは氷点下といったさまざまな気候で優れた性能を発揮することが実証されており、カリフォルニア州の気候に非常に適しています。また、実際の環境下での発電効率(kWh)が高いため、プロジェクトの経済性という点においても高い効果が期待できます。EDFリニューアブル・エナジー社が、ソーラーフロンティアとCIS技術を信頼してくださったことは、当社がアメリカ市場で今後も成長し続けるにあたって大きな自信になります。」

ソーラーフロンティアは、カタリーナ・ソーラープロジェクト向けの太陽電池モジュールの搬送に際し、受賞歴のある自社の梱包・輸送技術を用い、623基の輸送コンテナを使用しました。独自に設計された、スチールおよび樹脂製のパレットとリサイクル可能なプラスチック製の角材で梱包することで、コンテナ1基当たりの太陽電池モジュールの積載率は従来より約130%向上し、輸送におけるCO2排出量は10%以上削減され、それと同時にモジュールの破損率0.002%という極めて低い水準を実現しています。また、この新しい梱包技術により、現地での廃棄物は輸送した太陽電池モジュール1MWp当たりわずか5立方メートルに削減され、環境負荷の低減に貢献できます。
.......... "


関連
ソーラーフロンティア : メガソーラー

EDF Renewable Energy : Catalina Solar Project

Catalina_solar_projecttikeigmap-----image : GoogleマップでCatalina Solar Project建設予定地 より(一応EDF Renewable Energy社のプロジェクト地図を参考にプロットしてみましたが、こんな山の中? 元データーを信じられない、、、。この景色と合わない。)

Unirac Awarded Contract for 110 MW Landmark Solar Generating Facility----- Unirac,July 17, 2012

"Unirac, Inc., has been awarded a contract by Bechtel Power Corporation to supply the ground mount system for the 110MW AC Catalina Solar Photovoltaic (PV) Project in Kern County in Southern California.
..........
The Unirac team has years of experience supporting developers and EPC companies in the successful construction of large solar projects. The Unirac ground mount solution, specifically engineered for the Catalina Solar project, combines its successful ISYS™
Ground Mount 2.0 with custom racking, resulting in an optimized total installed cost.
.......... "

- ISYS™
Ground Mount 2.0

Igm_s5_gal4
-----image :上下とも、 ISYS(TM) Ground Mount 2.0より-----
Igm_s5_gal1


参考エントリー
米アリゾナの超200MWpメガソーラー、Agua Caliente Solarの姿-----ソフトエネルギー、2012/08/31

[ カテゴリー : 太陽電池 ]


国内メガソーラーランキング 大規模太陽光発電所リスト 再生可能エネルギーまめ知識


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NEDO、海洋エネルギー技術研究開発の追加分、波力および潮流発電4件の実施体制を発表

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2011年の10月19日に発表した分に加えての海洋エネルギー技術研究開発における追加の実施体制を発表しました。前回のものは、結構それ以前の情報がたくさんありましたが、今回の4件は、これまで当ブログでも記事として扱ったことのないもので、調べてみることにしました。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、潮流・海流、波力、海洋温度差などの海洋エネルギー発電システムなどの海洋エネルギー開発の実証研究実施体制を発表-----自然エネルギー、2011/10/21


 今回発表になったのは、海洋エネルギー発電システム実証研究-発電方式の共同研究予定先として、

・潮流発電-----三井海洋開発

・波力発電-----市川土木、協立電機、いであのグループ

 そして、海洋エネルギー発電システム実証研究-次世代海洋エネルギー発電技術研究開発の委託予定先として、

・潮流発電-----佐世保重工業、東京大学、九州大学

・潮流発電-----ナカシマプロペラ、五洋建設、広島工業大学

 以上の4件です。”続き”に情報を若干集めてみました。


プレスリリース / 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、平成24年9月28日
「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」追加公募に係る実施体制の決定について

"概要
技術・事業分野 風力 プロジェクトコード P07015
事業名 風力等自然エネルギー技術研究開発 (海洋エネルギー技術研究開発)
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)

詳細

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、平成24年7月9日~8月9日の間に追加公募しました「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」に対する応募について、外部有識者からなる採択審査委員会(別添1)及びNEDOの審査を経て、採択予定先(別添2)を決定しました。

1.件名

風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発

2.事業内容

(1)事業概要
本事業では、実海域における実証研究として海洋エネルギー発電システム実証研究を実施し、発電性能や信頼性の向上等に関する要素技術の研究開発として次世代海洋エネルギー発電技術研究開発を実施します。

(2)事業期間
平成24年度から27年度迄(平成28年2月末迄)の4年以内とします。原則として最初の2年間は複数年度契約で行うものとし、平成26年度以降の契約については、外部有識者等による目標達成度の審査を踏まえ、中間目標の達成が認められたものについて締結するものとします。

資料
別添1:採択審査委員会(51KB)
別添2:採択予定先(44KB)
”海洋エネルギー技術研究開発 採択予定先一覧

海洋エネルギー発電システム実証研究
発電方式 共同研究予定先

潮流発電 三井海洋開発株式会社

波力発電 市川土木株式会社  協立電機株式会社  いであ株式会社


次世代海洋エネルギー発電技術研究開発
発電方式 委託予定先

潮流発電 佐世保重工業株式会社  国立大学法人東京大学  国立大学法人九州大学

潮流発電  ナカシマプロペラ株式会社  五洋建設株式会社  広島工業大学
..........”
.........."

関連
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、潮流・海流、波力、海洋温度差などの海洋エネルギー発電システムなどの海洋エネルギー開発の実証研究実施体制を発表-----自然エネルギー、2011/10/21

コメント続き
●潮流発電-----三井海洋開発

 まずは、三井海洋開発の潮流発電ですが、今年の3月にこんな記事が日刊工業新聞に掲載されました。これ以外にはホームページにも情報がありません。

三井海洋開発、浮体式の洋上風力・潮力同時発電システムを開発-----日刊工業新聞、2012年03月13日

"三井海洋開発は風車と水車を組み合わせて発電コストを半減する世界初の浮体式洋上風力・潮力同時発電システムを開発した。風車と水車の最適な回転・トルクを組み合わせることで発電効率や設備利用率を向上できる。システムの出力は1メガワット(メガは100万)を想定。2014年をめどに商用化を目指し、離島などの小規模分散型電源として採用を働きかける。
 三井海洋開発の風力・潮力発電システムは海上に風車、水面下に水車を配置し、風力と潮力で同時に発電する。風力には羽根が直立する直軸式を採用。
.......... "

 同社は、海洋での石油・ガス生産設備、リグなどの技術を要しているので、構造物は得意としているところでしょう。報道のように風車と水車を組み合わせてと具体的な内容があります。ホームページでは、 緊張係留式プラットフォーム(TLP)という水深1,000mを超える大水深海域のプラットフォームが紹介されていました。潮流発電とは直接関係ありませんが、海を知っている企業なだけに、どんなものになるのか、早く姿を知りたいところです。

参考
三井海洋開発 / TLPとは

"大水深海域(水深1,000m超)の開発に適したTLP(Tension Leg Platform: 緊張係留式プラットフォーム)についてご紹介します。"


●波力発電-----市川土木、協立電機、いであのグループ

 ネットでは、情報が検索にヒットしませんでした。どんな波力発電なのでしょうか?
-----Google検索 : 市川土木 波力発電|協立電機 波力発電|いであ 波力発電-----


●潮流発電-----佐世保重工業、東京大学、九州大学

 佐世保重工業は、浮体式の風力発電などに積極的に関わっています。ホームページには、潮流発電に関しては情報がありませんでした。
 東大に関しては、複数の潮流発電に関する論文がありますが、検索にヒットしたのは、東京大学大学院 : 海洋技術環境学専攻 海洋情報基盤学分野 山口  一  教授の論文でした。該当かどうかは、現段階ではわかりません。
 九大に関しては、大気海洋環境システム学専攻 経塚 雄策教授の橋脚を利用した潮流発電の実用化という研究のサイトがヒットしました。こちらも該当かどうかわかりませんが、可能性は高そうです。

参考
東京大学大学院 : 海洋技術環境学専攻

- 鉄道・運輸機構 : 平成20年度 課題の概要・報告書

"海洋開発・利用 日本沿岸域に適した低コスト潮流発電システムの開発 
山口 一(東京大学)佐々木 紀幸((独)海上技術安全研究所)(PDF)"

九州大学大学院 総合理工学府 大気海洋環境システム学専攻 沿岸海洋環境学研究室
/ 橋脚を利用した潮流発電の実用化

- 九州大学 総合理工学研究院 流体環境理工学部門 流体環境学 : 沿岸の小道


●潮流発電-----ナカシマプロペラ、五洋建設、広島工業大学

 そして、一番楽しみなのがナカシマプロペラが参加するこの五洋建設、広島工業大学とのグループ。ナカシマプロペラといえば、舶用プロペラの世界トップメーカーと知られる岡山の企業です。日本が鉄鋼と造船などのすべての力を注いで海洋エネルギーを開発状況が生まれるならば、こうしたパーツの製造もまた重要な産業になります。世界を凌駕する効率を追及する日が1日も早く来ることを望んでいます。
 広島工業大学では、潮流発電関連の検索ではヒットしませんでした。研究は、プロペラとか、流体のほうかもしれませんね。
 ナカシマプロペラが製造する、潮流発電用のタービン! ちょっと楽しみな研究です。期待しております。

参考
ナカシマプロペラ / 概要・沿革

Tomy's HP : 中島プロペラ(株)

".....今後の開発
今後は、プロペラを利用して、潮流発電をやっていきたいと中島基善社長は言っていました。

新しいエネルギーの開発に期待しています。周りを海に囲まれた日本は、潮流発電でエネルギーを生み出したいものです。"

J Global : 低コスト潮流発電システム用弾性ブレードの基礎検討 資料名:複合材料シンポジウム講演要旨集 2008

"..........鵜沢潔 (東大)、川村隆文 (東大)、影山和郎 (東大).........山磨敏夫(ナカシマプロペラ)....."

五洋建設 / エネルギー関連施設


参考エントリー
海洋エネルギー資源利用推進機構、イギリス EMEC のアドバイスを受けながら海洋エネルギー開発のための実証実験場を整備-----ソフトエネルギー、2012/03/13

欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC) / 情報のまとめ-----ソフトエネルギー、2012/03/14

[ カテゴリー : 潮汐力・海流など海洋エネルギー ]

岩手県がヨーロッパ海洋エネルギーセンター(EMEC)を参考に、被災地沿岸に風力と海洋エネルギー実証地を構想-----自然エネルギー、2012/03/09

[ 自然エネルギー カテゴリー : 海洋エネルギー-国内情報 ]
[ 自然エネルギー カテゴリー : 海洋エネルギー-海外情報 ]


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旭硝子、超軽量化学強化特殊ガラス Leoflex を一部に利用した5MWpのメガソーラーを高砂工場に導入

 AGC 旭硝子は、太陽電池や建築、照明分野に利用できる、多用途向け化学強化特殊ガラスLeoflex(R)を一部に利用した5MWpのメガソーラーを高砂工場に導入すると発表しました。化学強化特殊ガラスLeoflex(R)を利用することで、従来型のソーラーパネル(約12kg/m2)が荷重制限のために設置できない箇所にも、重量を半分以下とした“Leoflex”の超軽量ソーラーパネル(6kg弱/m2)を採用することで設置でき、従来のパネルでは利用できなかったスペースも利用できるようになったということです。

 今年の5月のリリースによると、「ガラスの表面を薬液で処理することで割れにくくしており、強度があり薄くて軽い」強化ガラスを実現しているということです。

旭硝子、太陽電池や建築、照明分野に超軽量化学強化特殊ガラスLeoflex(TM)を発売-----ソフトエネルギー、2012/05/30

 今回、屋根に設置する発電システムとしては国内最大規模の5MWpのメガソーラーを実現することになる高砂工場をGoogle マップで見てみました。設置面積 約7万m2を確保したという大屋根の様子です。

Agc_leoflexpv_2
-----image : Googleマップ : 旭硝子 高砂工場より

 稼働開始は、2013年3月の予定とのことです。屋根置きだけでなくメガソーラーランキングでトップ10入りできそうなタイミングです。


プレスリリース / AGC 旭硝子、2012/10/1
News / 国内最大級の工場屋根を活用したメガソーラーを建設~パネル重量が制約となる屋根にも超軽量カバーガラス“Leoflex(R)”で設置可能に~(PDF,416KB)

Agc_leoflexpv
-----image(”化学強化特殊ガラス“Leoflex”を採用したソーラーパネル”) : 同リリースより

"AGC(略)は、高砂工場の屋根を活用して発電容量約5メガワットのメガソーラーを建設し、2013年3月に稼働開始します。このメガソーラーでは、当社の薄くて強いガラス“Leoflex(注)”を搭載した超軽量ソーラーパネルを一部に採用することで、従来型のソーラーパネルでは設置が難しいスペースも有効活用し、屋根に設置する発電システムとしては国内最大規模を実現しています。

 本年7月の再生可能エネルギーの固定価格買取制度の施行によるメガソーラーの導入増加に伴い、設置に適した土地の賃料上昇など、発電のための広い土地を確保することが難しくなっています。このため、ソーラーパネルの設置場所として、工場や倉庫、公共施設など広い面積を持つ屋根の有効活用が進んでいます。

 AGCは、自社工場の屋根を活用したメガソーラーについて検討し、屋根面積が最も広く確保できる高砂工場への設置を決定しました。同工場には、従来型のソーラーパネル(約12kg/m2)が荷重制限のために設置できない箇所もありましたが、当社の“Leoflex”の搭載により、重量を半分以下とした超軽量ソーラーパネル(6kg弱/m2)を採用し、補強工事することなく設置が可能となりました。この結果、同工場の太陽光パネルの設置面積は、従来型のパネルのみで構成した場合に比べ、約2割拡大しています。

【高砂工場のメガソーラーの概要】
所在地 兵庫県高砂市梅井5丁目6番1号
設置面積 約7万m2
(“Leoflex”搭載の超軽量ソーラーパネル:1.3万m2)
発電容量 約5MW(一般家庭の約1,500戸分の使用電力に相当)
年間発電量 約5,300MWh/年
稼働開始 2013年3月(予定)

 AGCは、化学強化特殊ガラス“Leoflex”の特徴を活かし、住宅・ソーラーなど様々な用途における薄型化、軽量化のニーズに応えるソリューションを提供していきます。

(注)“Leoflex”は、通常のソーダライムガラスよりも高い強度が得られ、薄くしても割れにくいことから、太陽光発電パネルなどの大幅な軽量化を可能にするガラスです。
.......... "

関連
旭硝子、太陽電池や建築、照明分野に超軽量化学強化特殊ガラスLeoflex(TM)を発売-----ソフトエネルギー、2012/05/30


参考エントリー
街のあちこちに生まれる太陽光発電所 再生可能エネルギーまめ知識  - ■工場が太陽光発電所になる!

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欧州風力エネルギー協会(EWEA)、EU圏の風力の設備容量が累計100GWに達したと発表

  欧州風力エネルギー協会 European Wind Energy Association(EWEA)がまとめたところによると、EU圏の風力の設備容量が累計100GWに達したととのことです。同時に公開されたグラフを見ると、1995年の統計開始から、累計50GWに達するまで、2007年までの、12年が必要であったのに、残りの50GWを積み増すのにたった、5年しかかかっていないことがわかります。風車も大型化し、効率よく配置できるようになったことがわかります。

 100GWは、日本的表現では容量1億キロワットに相当し、5700万世帯分の電力消費量をまかなうことができるとのことです。仮に1基を2.5MWとすると4000基に相当します。また、原子炉の39基分、石炭火力発電所62基分、ガス火力発電所にして52基分に相当するそうです。

 また同時に公開された、トップ10の風力発電所ランキングリストでは、

No.1 Fantanele and Cogealac(Romania) 600MW(GE 2.5MW機*240基)
No.2 Whitelee(UK) 539MW(Siemens 2.5MW機*215基)
No.3 Viking(UK) 371MW(Siemens 3.6MW機*103基)

 となどが発表されました。リーマニアにあるFantanele and Cogealac風力発電所が地上としては、最大規模と初めて知りました。


プレスリリース / European Wind Energy Association(EWEA),27 September 2012
EU reaches 100 GW wind power milestone

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-----image(”Cumulative wind power installations in the EU (GW)”) : 同リリースより

"The European Union has passed the milestone of 100 gigawatt (GW) of installed wind power capacity, according to the European Wind Energy Association (EWEA).
100 GW of wind power can generate electricity over a year to meet the total consumption of 57 million households, equivalent to the power production of 39 nuclear power plants.
It took the European wind energy sector some twenty years to get the first 10 GW grid connected. It only needed 13 years to add an additional 90 GW. Half of the total European wind power capacity has been installed over the past six years.

"It would require burning 72 million tonnes of coal annually in coal fired power plants to match Europe's annual wind energy production. Loading that amount of coal on trains would require 750,000 wagons with a combined length of 11,500 kilometres - the distance from Brussels to Buenos Aires, Argentina," said Christian Kjaer, CEO of EWEA.

"Despite only utilising a tiny fraction of Europe's vast domestic wind energy resources, wind power is having a substantial impact on Europe's energy security and environment, and benefits us hugely in creating green jobs and technology exports", said Kjaer.

Recent wind turbine installations contributing to the 100 GW milestone include:

•Anholt offshore wind farm, 400 MW developed by DONG off the coast of Denmark;
•Linowo, 48 MW developed by EDF Energies Nouvelles Polska in Poland;
•Ausumgaard, 12 MW developed by a private landowner in Denmark (west Jutland);
•Akoumia, 7.2 MW developed by Greek power company PPCR on the island of Crete.

For a list of Europe's largest onshore wind farms see here.
[ http://www.ewea.org/fileadmin/ewea_documents/
documents/publications/statistics/
Ten_biggest_wind_farms_in_Europe.pdf ]

2012_ten_biggest_eu_windfarms
-----image(”a list of Europe's largest onshore wind farms”) : 同リリースより
..........
100 GW of wind power can produce the same amount of electricity over a year as:

• 62 coal power plants, or
• 39 nuclear power plants, or
• 52 gas power plants.

To produce the same amount of electricity as 100 GW of wind turbines in a year you would have to:

• Mine, transport and burn 72 million tonnes of coal, at a cost of €4,983 million, and emit 219.5 Mt of CO2, or
• Extract, transport and burn 42.4 million cubic meters of gas, at a cost of €7,537 million, and emit 97.8 Mt of CO2.
.......... "

関連
EU reaches 100 GW wind power milestone----- Global Wind Energy Council(GWEC),27 September 2012

EU風力発電、容量1億キロワットに-----日本経済新聞、2012/9/27


参考エントリー
米オレゴン州に日本企業も参画し845MWのShepherds Flat風力発電所が完成-----ソフトエネルギー、2012/09/26

世界風力エネルギー協会 GWEC、リポート Global Wind Statistics 2011 を公開。全世界では、+21%-----ソフトエネルギー、2012/02/13


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住友商事の子会社サミットエナジーら、現地に専門会社を設立し28.8MWの風力発電所を建設

 住友商事の子会社サミットエナジーらは、秋田県男鹿市において男鹿風力発電を設立し、28.8MWの風力発電所を新設することを発表しました。風力発電機は、三菱重工製の2.4MW機が12基です。
 工事の予定は、2012年10月に着工し、 2014年12月の完成をめざすとのことです。

 秋田県では、風力発電の開発のプランがこれ以外にもあります。今後の計画の実現しだいでは、風力発電の県となりそうです。今後の展開に期待がもてそうです。


プレスリリース / 住友商事、2012年09月28日
秋田県男鹿市にて大型風力発電所の新設を決定

"住友商事株式会社(略)の100パーセント子会社であるサミットエナジー株式会社(略)は、株式会社エンタープライズ秋田(略)と共同で、秋田県男鹿市において男鹿風力発電株式会社(略)を設立し、28.8MWの風力発電所を新設することとなりました。

 東北地方は風況もよく、これまでも多数の風力発電所が建設されてきました。サミットエナジーグループでは、東北地方における新たな風力発電所の開発にむけ取り組みを進めてきましたが、今般地元男鹿市を拠点とする株式会社加藤建設(代表取締役:加藤正己)グループであるエンタープライズ秋田との協業にて、本年7月の再生可能エネルギーの固定価格買取制度(Feed in Tariff、以下「FIT制度」)施行を受けて実現にいたりました。本年10月に着工し、2014年末の完工を予定しています。

 住友商事は、1990年代後半からの電力自由化の流れを受け、サミットエナジーグループを通じ、電力小売事業や再生可能エネルギー電源の開発にも力をいれてまいりました。現在は、茨城県鹿嶋市および山形県酒田市所在の二か所の風力発電所や、新潟県糸魚川市所在の日本最大級のバイオマス発電所(50MW)のほか、2箇所の火力発電所も運営しています。本件ではこれまで培ってきた事業経験から得た知見を活用し、安全で安定的な操業をおこなっていきます。
..........
■案件概要
 ・立地場所 : 秋田県男鹿市
 ・発電規模 : 28.8MW (三菱重工製 2.4MW×12機)
 ・事業主体 : 男鹿風力発電株式会社(SPC)
 ・資本金 : 4億円
 ・出資比率 : サミットエナジー   95パーセント
エンタープライズ秋田 5パーセント
 ・想定スケジュール : 2012年10月 着工
          2014年12月 完工
......... "

関連
サミットエナジー /  [ 2012/09/28]
秋田県男鹿市にて大型風力発電所の新設を決定しました。(PDF)
/ サミットウインドパワー : 事業概要
- 酒田発電所

" 発電容量 16,000kW(2、000kW×8基)(水路部洋上5基、宮海海岸3基)
使用風車 ヴェスタス社(デンマーク)V80-2.0MW "

- 鹿嶋発電所
" 発電容量 20,000kW(2,000kW×10基)
使用風車 ガメサ社(スペイン)G80-2.0MW "

住友商事 インフラ事業概要 : 世界中を視野に展開を進める風力発電事業


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住友商事、中国・内蒙古自治区で風力発電事業の本格商業運転開始。VESTAS製2MW*25基-----ソフトエネルギー、2009/09/28

住友商事株式会社、茨城県鹿嶋市において風力発電事業を実施 / プレスリリース 住友商事-----ソフトエネルギー、2005/10/21

-----GoogleでGreenPost関連サイトを横断検索 : 住友商事-----


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ワタミ、秋田県にかほ市で2MW夢風車「風民」を本稼動-----ソフトエネルギー、2012/03/26

生活クラブ、秋田県にかほ市に2,000kWクラスの風力発電所を建設へ-----ソフトエネルギー、2011/07/06

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