政府は「革新的エネルギー・環境戦略」を発表しましたが、、え! 「参考文書」に降格ってどういうこと!?
追加情報
コメント-振り出しに戻る、、、、か。原子力規制委員会(ホームページ)の船出までと第一回の会合での印象から感じたこの組織のブラックな姿(情報開示が不十分)から、再稼動ラッシュに向けての動きが予想されることを考えれば、かなり希望なき”振り出し”に思える。原発再稼動、原発政策堅持の勢力の力の範囲が見て取れたことぐらいがいい材料だが。次期総選挙に向けての材料とすることができるかは、わかりません。そろそろ、このエントリーへの情報追加は一旦やめるかも。(引き続きは、とりあえず、こちらをご覧ください。)
・エネ政策、振り出しに 「原発ゼロ」閣議決定せず-----日本経済新聞、2012/9/20 1:48
"..........急ごしらえの原発ゼロ目標への反発が強く、戦略そのものの閣議決定は見送り、政策に修正の余地を残した。日本のエネルギー戦略の議論は事実上、振り出しに戻る。.........."
・「原発ゼロ」新戦略、あいまい閣議決定 骨抜きのおそれ-----朝日新聞、2012年9月19日15時23分
・原発ゼロ ズルズル後退 エネ環戦略 閣議決定せず-----東京新聞、2012年9月19日 13時54分
"<閣議決定> 大臣が参加する閣議での議案処理方法の一つ。合議体である内閣の意思決定となり、政府の方針となる。将来の内閣を含め内容の遂行に責任が生じる。このほか、閣議了解という手続きもあるが、本来は閣僚の権限で決定できる事項を内閣として確認するもので、閣議決定より拘束力は弱い。審議会の答申を披露するような場合は閣議報告となる。"
・「原発ゼロ」時期盛り込まず、革新的戦略踏まえ政策遂行=古川担当相-----ロイター、2012年 09月 19日 12:49
"..........
古川担当相によると、閣議決定の文言は「今後のエネルギー・環境政策については、革新的エネルギー・環境戦略を踏まえて、関係自治体や国際社会等と責任ある議論を行い、国民の理解を得つつ、柔軟性をもって不断の検証を行いながら遂行する」となった。
.......... "
・「原発ゼロ」閣議決定せず エネ戦略あいまいに-----日本経済新聞、2012/9/19 11:16
"..........
政府がこの日、閣議決定したのは「エネルギー・環境戦略を踏まえて、関係自治体や国際社会などと責任ある議論を行い、国民の理解を得つつ、柔軟性を持って不断の検証と見直しを行いながら遂行する」との基本方針のみ。
..........
古川戦略相は19日の会見で「今回は戦略を踏まえて具体化をはかる。そうした政策決定を見据えたものだ。決定内容を変えたものではない」と強調した。経団連の米倉弘昌会長は同日「いちおうは(原発ゼロ方針を)回避できたのかなと思う」と語った。
.......... "
・「原発ゼロ」見直し=新エネ戦略、閣議決定見送り-政府-----時事通信、2012/09/19
"政府は19日午前の閣議で、2030年代の原発稼働ゼロを目指す「革新的エネルギー・環境戦略」を参考文書として扱い、閣議決定は事実上見送った。原発ゼロに反対する経済界や米国、原発を抱える自治体の意向に配慮した。新エネ戦略を踏まえエネルギー政策を遂行していくことは閣議決定した。
新エネ戦略が参考文書にとどまることで、「原発ゼロ」方針が骨抜きになる恐れもある
.......... "(2012/09/19-10:55)
[新エネ戦略、閣議決定見送り=政府-----時事通信、2012/09/19
"古川元久国家戦略担当相は19日、新エネルギー戦略の閣議決定を見送ったことを明らかにした。(2012/09/19-10:25)"
]記事は削除され、上の詳報へ。
コメ-毎日とNHKが見送りの兆しを見逃がしていたようですね。見送り決定のようです。
・政府の新エネ政策 19日閣議決定-----NHK、9月19日 4時18分
"政府は、19日、新たなエネルギー政策について、2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう取り組むなどとした、関係閣僚による取りまとめを踏まえ、「不断の検証と見直しをしながら遂行する」と閣議決定することにしています。
今後、原発稼働ゼロにすることを閣議決定したのかどうかあいまいだなどという批判が出ることも予想されます。
......... "
コメ-これ9月19日 4時18分のNHK。閣議決定せずの報道は、確定報道ですらなかったようだ。毎日も閣議決定するとしている。さて、するのか、しないのか?
当初のエントリーは以下、
経過が、経過だっただけに、閣議決定するものだと考えていましたが、政府はそれも見送る方針だとか、、、。なんとまぁ。たった数日の”2030年代ゼロ”のエネルギー政策ですか、、、
・エネ戦略の閣議決定、事実上見送り 参考文書で最終調整-----中国新聞、'12/9/19
"政府は18日、原発ゼロ目標を盛り込んだ「革新的エネルギー・環境戦略」に関して、19日の閣議で今後の対応方針だけを決定、新戦略自体は閣議決定を事実上見送り、参考文書とする方向で最終調整に入った。重要政策は文書全体を閣議決定するのが通例だが、原発ゼロ目標に懸念を示す関係自治体や米国などに配慮し、あいまいな決着を図る方向となった。
......... "
・新エネ戦略 原発ゼロ事実上見直し 閣議決定を見送りへ-----MSN産経ニュース、2012/9/19
"..........通常、重要政策は文書全体を閣議決定するが、脱原発に対する経済界や労働界、立地自治体の強い反発に配慮した。新戦略の閣議決定見送りで、「原発ゼロ」目標は事実上見直されることになった。........."
・原発ゼロ、矛盾噴出し後退 経済界から懸念の声-----日本経済新聞、2012/9/19
"政府がエネルギー・環境戦略を参考文書として位置付けを軽くするのは、原発ゼロ方針に対する内外からの反発を和らげる狙いがある。政府が新戦略で唐突に「2030年代の原発稼働ゼロ」方針を盛り込んだことで現行政策との矛盾が噴出し、米国やフランスなど海外から批判が殺到。経団連など経済3団体のトップも18日、共同記者会見で戦略の撤回を要求していた。政府は通常、重要政策は文書全体を閣議決定する。だが、原発ゼロ…"
ということで、以下のエントリーのタイトルの決定は()でくくりました。
・政府は「革新的エネルギー・環境戦略」を(決定し)発表しました-----ソフトエネルギー、2012/09/14
経済界からの反発に加え、アメリカなどからの懸念も伝えられ、圧力に屈した形です。自らの政治姿勢、方針をも覆す野田政治の混迷は深まるばかりです。
さて、次のエントリーもここらで終えて、お役目ご免。
・エネルギー政策の三択問題を解く 国の8月12日までのパブコメ対応
新しい、クリッピングをNaverまとめで作りました。ここに今後の動きはクリッピングしていきます。今後ともご覧いただければ幸いです。
・2012/9/14 政府は「革新的エネルギー・環境戦略」を発表 再生可能エネルギー豆知識
しかし、なんとまぁ。陳腐な経過を国民的議論と言ったのは野田政権ですが、それすらも軽視するとは、、、、。本当になんという政治の経過でしょうか。
参考エントリー
・野田総理は、エネルギー・環境会議に出席。「原発に依存しない社会の一日も早い実現」を第一の柱とする「革新的エネルギー・環境戦略」 を決定-----自然エネルギー、2012/09/19
おすすめエントリー
・週刊GreenPost 40号 - しなやかな技術研究会 2012/9/18-21日版
・洋上風力発電所の作り方 Seajacks社自己推進式ジャッキアップ船 Leviathan篇-----自然エネルギー、2012/09/18
・洋上風力発電所で活躍する自己推進式ジャッキアップ船Seajacks Zaratanの姿-----ソフトエネルギー、2012/09/18
ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost
---しなやかな技術研究会のGoogleマップ2-----しなやかな技術研究会 まとめ
[PR]
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント