エネルギー政策への国民の声”パブコメ”有効総数:88,280件。即ゼロと段階的ゼロを加えた”ゼロ”は87%
8/23の記事では、パブリックコメントの集計済7000件では、81%が即ゼロ。段階的ゼロは8.6%でした。
・エネルギー政策への国民の声”パブコメ”総数:89,124件。集計済7000件では、81%が即ゼロ。段階的ゼロは8.6%-----ソフトエネルギー、2012/8/23
今回の国民的議論に関する検証会合(第2回)では、この分類をやめてまとめてゼロ選択とされてしまいました。国民の即ゼロの意志のあからさまな表明となり、都合が悪かったからかな、、、、
せっかくはじめた分類なのだから引き継いでほしかったのですが。8月27日の国民的議論に関する検証会合(第2回) では、有効総数が88,280件となり。即ゼロと段階的ゼロを加えた”ゼロ”は87%だったことが明らかになりました。ほぼ前回の結果と同じ集計の傾向のようですね。となれば、その80%は即ゼロだったと考えてよさそうです。
-----image(”パブリックコメント集計経過②”) :国民的議論に関する検証会合(第2回) 平成24年8月27日 配布資料 「資料2-2-1 パブリックコメントの結果について【改訂】」より
関連
・国家戦略室 : 国民的議論に関する検証会合 / 国民的議論に関する検証会合(第2回) 平成24年8月27日(月)10:00~12:00 議題 配布資料
”議題1.前回のご指摘事項を踏まえた各調査の特徴と調査事項について
2.<課題3>支持率の数字の解釈の仕方について
3.<課題4>論点の整理の仕方について
4.今後に向けた国民的議論の課題について
配布資料資料1 各調査の特徴と調査結果について
資料2-1-1 意見聴取会の結果について【再配布】
資料2-1-2 福島県民の意見を聴く会の結果について【再配布】
資料2-2-1 パブリックコメントの結果について【改訂】
資料2-2-2 団体等の提言について【改訂】
資料2-3-1 討論型世論調査の結果について【改訂】
資料2-3-2 討論型世論調査報告書(概要)【再配布】
資料2-3-3 討論型世論調査の手法を応用した民間独自調査について【追加】
資料2-4 政府協力の説明会における意向調査の結果について【改訂】
資料2-5 マスコミ等の世論調査の結果について【改訂】
資料2-6 Webサイトにおける調査の結果について【追加】
資料3 支持率の数字の解釈の仕方について
資料4 論点の整理の仕方について
資料5 今後に向けた国民的議論の課題について
資料6 曽根委員提出資料(意見聴取の手法の違いと政策決定との関係)
.......... ”
野田政治は、すべて先に大筋を決めて、あとは国民の議論とかいいなながら、結局15%を落とし所としてまとめそうな気配をずっと漂わせています。本当にのらりくらりと、国民の支持なき政治をたんたんと、泥臭く続けるさまには、いい加減嫌気ですが、さりとて、次期がこれよりいいとは限らないところが、日本の政治の現在の厳しさです。あまりにも問題が多過ぎて、1テーマでの選挙ではおさまらないほど、課題が入り組んでいます。
となれば、少しでも風通しのいい政治がのぞまれますが、官僚や財界の意図もあり、なかなかすっきりとした政治をするのは困難です。
今回の国民の議論を経ての次期エネルギー政策についても、大飯再稼動では多くの国民がこのごり押し体制では、安全・安心は確保できないと感じている点が是正される見込みが薄いのがなんともやりきれないです。
原子力を推進したい勢力が自ら、過去を省みて正すべきところを正せない点が、この国の過去の反省なき戦後政治という文脈をまた無責任に継続する傾向を見せているかの印象を受けてしまいます。
パブコメにせよ、その他の国民的な議論の中で、ゼロ選択が選ばれ、2030年にゼロではなく、即ゼロを選択する人が多数という事実を受け止める裁量が野田政治にあるのか?
国民的議論と拙速に風呂敷を広げただけで、その風呂敷を畳んでしまってしまうようなことだけはしてほしくないです。
関連エントリー
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