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東京メトロ、東西線妙典駅のホーム屋根に280kWpの太陽光発電の整備計画を発表

東京メトロは、東西線妙典駅のホーム屋根に280kWpの太陽光発電設備を取り付け、晴天時の昼間は、発電した電力で、エスカレーター・エレベーター、照明等の付帯電力を太陽光発電でまかなう計画を発表しました。南砂町~西船橋間で消費される付帯用電力の約2.8%に相当する電力が賄える計算で、システム的には余剰が生まれた場合には、隣接の駅への融通も可能なシステムとなっていることです。平成24年7月の完成をめざし、東京メトロ・エコプロジェクトの一環としての取り組みとして展開される予定だということです。

 これまで、同社では、千代田線北綾瀬駅(発電能力20kW)、東西線南行徳駅(発電能力40kW)に太陽光発電設備を設置してきました。さらに本年度は、東西線地上駅5駅(西葛西・葛西・浦安・行徳・原木中山)に太陽光発電システムを順次導入する予定だということです。

 鉄道の駅や保有の土地や建物に太陽光発電を導入する動きは進みはじめています。鉄道各社で、どれだけの設置可能なスペースがあるのか是非データーを知りたいところです。鉄道各社が取り組む太陽光発電の整備計画に注目しています。

プレスリリース / 東京メトロ、2012年5月28日
2012年ニュースリリース / みんなでECO 東京メトロ・エコプロジェクト 東西線妙典駅に太陽光発電システム導入 東京メトロで3駅目の太陽光発電システム (PDF:263KB)

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-----image : 同リリースより

"東京メトロ(略)では、環境にやさしい地下鉄を目指し、「みんなでECO. 東京メトロ・エコプロジェクト」を展開しており、平成24年7月完成を目指し、東西線妙典駅に太陽光発電システムを導入いたします。
 当社では、千代田線北綾瀬駅(発電能力20kW)、東西線南行徳駅(発電能力40kW)に続く3駅目の太陽光発電システム導入となります。妙典駅は、2面4線のホームを有しているためホームの屋根の面積が大きく、太陽光パネル多く設置できることから280kWの発電能力を見込んでいます。晴天時の昼間は、発電した電力で駅のエスカレーター・エレベーター、照明等の付帯電力を太陽光発電でまかないます。また、発電量が多い場合は、隣接の駅に融通して利用することが可能です。
 発電開始後の年間発電電力量は約257千kWhを見込んでおります。これは、南砂町~西船橋間で消費される付帯用電力※1の約2.8% ※2に相当し、CO2排出量換算で142tの削減につながります。本年度は、東西線地上駅5駅(西葛西・葛西・浦安・行徳・原木中山)に太陽光発電システムを順次導入する予定であり、環境に配慮した自然エネルギーの活用を展開してまいります。

※1:付帯用電力とは、駅などの照明、バリアフリー施設、空調、信号、通信などの電気設備用電力
※2:削減量の2.8%は、平成23年度に南砂町~西船橋駅間で使用した付帯用電力量をベースに算出
.......... "

参考エントリー
JR東日本、太陽光発電、蓄電池活用の鉄道電力用スマートグリッド技術開発へ。東北本線平泉駅には太陽光発電78kWpと蓄電池 240kWh導入へ-----ソフトエネルギー、2012/05/09

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旭硝子、太陽電池や建築、照明分野に超軽量化学強化特殊ガラスLeoflex(TM)を発売

 旭硝子は、太陽電池や建築、照明分野に利用できる、多用途向け化学強化特殊ガラスLeoflex(TM)を発売すると発表しました。
 
 薄膜太陽電池そのものは軽量でも、太陽電池形成ガラスの上にカバーのガラスを重ねるなどの製造方法により、太陽電池尾ジュールとしては重量のあるものが市場にはあります。強度が確保され、しかも軽量な化学強化特殊ガラスは、ガラスの表面を薬液で処理することで割れにくくしており、強度があり薄くて軽いと言われています。軽量化は、すなわち作業工程の簡略化や時間の短縮につながる重要な技術要素です。
 太陽電池の分野での新しいガラス製造技術の展開に注目しています。

プレスリリース / AGC 旭硝子、2012/5/29
News / 多用途向け化学強化特殊ガラス“Leoflex(TM) ”を販売開始 ~軽量化を実現するガラスを太陽光パネル、建築、照明等へ幅広く展開~(140KB)

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-----image(”化学強化特殊ガラス Leoflex”) : 同リリースより

"多用途向け化学強化特殊ガラス“Leoflex(TM)”を販売開始
~軽量化を実現するガラスを太陽光パネル、建築、照明等へ幅広く展開~

AGC(略)は、化学強化された特殊ガラスの新製品“Leoflex(TM)”を本年6月1日より発売します。“Leoflex”は通常のソーダライムガラスよりも高い強度が得られ、薄くしても割れにくいことから、ガラスの大幅な軽量化が可能です。今後、
ガラスの軽量化のニーズに応える製品として、ガラスのサイズや用途を問わず、太陽光パネルや 建築、照明などに幅広く展開することを目指していきます。

AGCは、長年にわたり、ソーダライムガラスを建築、自動車、ソーラー発電などの様々な市場に供給しています。当社は、これらの市場におけるニーズの理解や技術的知見を活かし、化学 強化特殊ガラス“Leoflex”がお客様の製品の付加価値となるよう提案していきます。
.......... "

参考エントリー
フジプレアム、極薄強化ガラス採用の軽量太陽電池モジュールを開発。結晶系、215Wp-8.2kg !-----ソフトエネルギー、2011/12/07

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関西電力ら電力6社、風力発電拡大に協力合意。まずは、融通枠と受け入れ拡大を発表

 関西電力の発表によると、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力の6社は、相互に協力し地域間連系線を活用した中西日本における風力発電導入拡大を図ることについて合意したと正式に発表しました。過大な期待や評価はできないものの、地域間電力の相互融通、そして風力発電の電力会社による需給調整の実証試験につながる重大な一歩ともなる可能性の発表です。是非、将来の再生可能エネルギー、電力の融通協力関係の構築に”成功例”として連なる一歩にしていただきたいです。

 具体的にまずは、北陸電力および四国電力から、地域間連系線を通じて中部電力と関西電力が協力して電力を受電する体制を作る。その目的、北陸電力および四国電力から中部電力および関西電力に電力を送電するために、必要な調整力を確保するために、風力発電導入量をそれぞれ20万kW程度拡大することを目指すことになったということです。

 この体制のために、四国電力は、同社初の試みとして風力発電出力制御技術の実証試験も行うことを発表しました。

 この動きの中で、淡路島が注目されることになりました。淡路島は、南が関西電力の関西系(明石海峡横断線)と北が四国電力の四国系(鳴門淡路線)に別れ、すでに相互につながっています。したがって、今回の風力発電拡大枠の募集にも含まれることになりました。淡路島が関電-四電の融通ポイントとして、また風力発電の導入枠拡大地としても注目されます。(風況どうでしたっけ?)

プレスリリース / 関西電力、2012年5月25日
中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて

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-----image : 同リリース「別紙1:中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みの概要 [PDF96.3KB] 」より

" ..........は、中部電力株式会社(以下「中部電力」)、北陸電力株式会社(以下「北陸電力」)、中国電力株式会社、四国電力株式会社(以下「四国電力」)、九州電力株式会社の5社と、相互に協力し地域間連系線を活用した中西日本における風力発電導入拡大を図ることについて合意しました。
 まず先行した取り組みとして、北陸電力および四国電力から中部電力および当社に電力を送電し、北陸電力および四国電力が必要な調整力を確保することで、風力発電導入量をそれぞれ20万kW程度拡大することを目指し、検討してまいりました。

[平成23年12月22日発表済み]

 本日、当社は北陸電力および四国電力から、地域間連系線を通じて中部電力と協力して電力を受電することで、北陸電力および四国電力の調整力を確保し両エリアの風力発電を拡大する取り組みに協力することといたしました。
 当社といたしましては、今後も引き続き、さらなる風力発電導入量拡大に向け、取り組んでまいります。
 併せて、本日、四国電力より風力発電の系統連系受付(受付量:20万kW)について公表※されております。
 当社の供給区域である淡路島南部地域(別紙参照)については、四国電力の系統から送られてきた電気を当社が供給していることから、当該地域における風力発電の系統連系については、四国電力の系統に影響を与えることになります。
 そのため、この度当社は、四国電力での風力発電の拡大に併せて、淡路島南部地域において風力発電の系統連系受付を行うことといたします。
 今回の系統連系受付等の詳細につきましては、別途開催する説明会にて、当社ならびに四国電力よりご説明させていただきます。
以 上
・別紙1:中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みの概要 [PDF96.3KB]

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-----image: 同リリース「・別紙2:淡路島南部地域の電力系統について」より
.......... "

関連
地域間連系線を活用した風力発電導入拡大に係る風力発電の系統連系受付について-----四国電力、平成24年05月25日

"..........
このたび当社は、中部電力および関西電力との間で進めてきた具体的な検討を踏まえ、正式に風力発電の導入量を20万kW拡大(概ね倍増)することとし、別紙のとおり、風力発電の系統連系受付に関する説明会を開催することといたしましたので、お知らせいたします。

 今回の取り組みは、風力の出力変動に対応する調整力確保のため、中部電力および関西電力に対し最大で20万kWの電力を送電するとともに、出力制御技術を組み合わせることにより、風力発電の導入拡大を図るものです。
 これらは、当社として初めての取り組みであることから、今回の対応を実証試験として位置づけ、技術面の確認を行うこととしております。

 当社といたしましては、今後も引き続き、さらなる風力発電の導入拡大に向け、取り組んでまいります。

(別紙1) 風力発電の系統連系受付に関する説明会について

(別紙2) 風力発電導入拡大に向けた取り組みについて (PDF-124KB)

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-----image : 別紙2より

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-----image : 別紙2「①地域間連系線の活用」より

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-----image : 別紙2「②風力発電出力制御技術の実証試験」より

.......... "

北陸電力 / 2012.5.25 地域間連系線を活用した風力発電導入拡大に係る風力発電事業者の受付について(PDF)

中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて-----関西電力、2011年12月22日

"中部電力株式会社
北陸電力株式会社
関西電力株式会社
中国電力株式会社
四国電力株式会社
九州電力株式会社
..........
相互に協力し地域間連系線を活用した中西日本における風力発電導入拡大を図ることについて合意いたしました。
 具体的には、中西日本6社において風力発電の導入拡大に伴い出力変動に対応する調整力に余裕がなくなる会社から、地域間連系線を通じて電力を送電することで調整力を確保し、風力発電の導入拡大を図ることを基本的な枠組みとします。
 その中でも、まず先行した取り組みとして、今後風力発電の導入が進むと風力発電の出力変動に対応する調整力に余裕がなくなる北陸電力および四国電力から、系統容量の比較的大きな中部電力および関西電力に電力を送電し、北陸電力および四国電力が必要な調整力を確保することで、中西日本における風力発電の導入拡大を図ることについて、具体化の検討を行います。
.......... "

参考エントリー
9電力各社、この夏の電力需給状況と節電に関する情報をリリース-----自然エネルギー、2012/05/19


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宇宙で展開するソーラーセイル向け素材、カネカの高耐熱性熱融着ポリイミド-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/29

JEFスチール、太陽電池用多結晶シリコン材料製造よりの撤退を発表-----自然エネルギー、2012/05/28

GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/28-29日版(Naverまとめ利用)

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政府は、海洋発電開発加速を指示。実証実験などの体制を2014年にも整備すると発表しました

 5月25日に、政府は立ち遅れている海洋発電開発加速を指示、企業などが自由に実証実験を行える専用の海域を、早ければ平成26年度にも整備するなど支援策を具体的に発表したということです。また、一部報道では、実証実験のための”候補”の募集も行うなどと報道されました。

総合海洋政策本部-----首相官邸、平成24年5月25日

"..........
野田総理は本日の議論を踏まえ、「四方を海に囲まれました、海洋国家である我が国にとりまして、海洋資源の開発利用や海洋研究の保全を進めて行くことは、重要な課題であります。
 本日決定した、洋上風力発電をはじめとした海洋再生可能エネルギーの利用促進に向けた取組方針は、新たなエネルギー社会を築く礎となるもので、これを機に各府省の連携を密に、今後の取組を一層強化していくことが重要であります。
 また、先月、我が国の大陸棚の延長が.........."

 25日の首相の発表は、具体的には洋上風力発電など海洋エネルギーの研究開発と大陸棚延長についてふれている簡単なものです。報道はより具体的な内容もありますから、どこかに別のペーパーがあるのでしょうが、まだ発見できていません。今後の動向に注目しています。

関連
首相官邸 : 総合海洋政策本部 / 総合海洋政策本部 開催状況

"総合海洋政策本部会合 第8回 23.5.27 配布資料 議事概要

平成23年5月27日、国会内で、総合海洋政策本部の第8回会合が開催されました。
 この日の会合では、低潮線保全基本計画について平成22年度の進ちょく状況を本部へ報告するとともに、海洋保護区の設定等について本部了承が行われました。
 会合において、枝野官房長官(総理代理)は「我が国は四方を海に囲まれ、管轄する海域の広さは世界でも第6位の海洋国家です。東日本大震災では、甚大な津波被害にあうなど、大変なこともある一方で、海から受ける恩恵もたいへん大きいものがあります。今回の低潮線保全区域の指定や海洋保護区の設定は、我が国が豊富な海洋資源を適切に管理しつつ開発・利用し、成長につなげていく上で極めて重要です。各府省の枠にとらわれず関係府省が密接に連携していくことがこれまで以上に求められています。各閣僚におかれましては、広大な海域の適切・有効な利用に向けて各府省が協力して取り組んでいけるよう、一層の御尽力をお願いしたいと思います。」と述べました。
.......... "

我が国の大陸棚延長申請に関する大陸棚限界委員会の勧告について 外務報道官談話----外務省、平成24年4月28日


関連報道
首相 海洋発電開発加速を指示-----NHK、5月25日

" 政府は総合海洋政策本部の会合を開き、海の波の力などで発電する海洋発電の開発に向け、企業の実証実験への支援を強化する方針をまとめ、野田総理大臣は関係閣僚に対し、取り組みを加速するよう指示しました。
.......... "

海洋発電実験場 26年度にも整備-----NHK、5月25日

"..企業や研究機関が自由に実験ができる専用の海域を整備することを決め、自治体などと調整を進め、早ければ平成26年度にも設置する方針.."

海洋エネ開発促進へ方針決定 13年度中に海域選定-----東京新聞、2012年5月25日

"..実験海域を地方自治体から公募し、2013年度中に選定する。.."

海を使った再生可能エネルギー発電 政府が実証実験へ-----SankeiBiz,2012.5.25

"..すでに岩手、福島、和歌山、佐賀などの各県が周辺海域への事業誘致に積極的な姿勢を示しているという。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の試算によると、日本沿岸に打ち寄せる波の潜在的な発電能力は約3600万キロワット(原発36基分)に相当するとされる。.."

海洋エネ開発を促進 本県誘致目指す-----岩手日報、2012/05/26

"..本県は復興計画に「国際海洋研究拠点」の形成を掲げており、応募する方針だ。政府は年内に気象条件など候補地の具体的な要件を示す予定で、県は沿岸全域での現地調査などの準備を進め、誘致を目指す。.."


参考エントリー
日本の海洋エネルギー開発すすむ。川崎重工の動き、イギリスで、そして沖縄で実証試験へ--””---再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/17

海洋エネルギー資源利用推進機構、イギリス EMEC のアドバイスを受けながら海洋エネルギー開発のための実証実験場を整備-----ソフトエネルギー、2012/03/13

福島県沖の浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の2015年までの内容と実施体制が発表されました-----ソフトエネルギー、2012/03/07

[ カテゴリー : 潮汐力・海流など海洋エネルギー ]
[ カテゴリー : 海洋エネルギー-OTEC ]


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大阪府立大学ら研究グループ、全固体ナトリウム蓄電池の室温作動に世界で初めて成功

 大阪府立大学の林 晃敏 助教、辰巳砂昌弘 教授らの研究グループは、全固体ナトリウム蓄電池の室温作動に世界で初めて成功したと発表しました。この成果は、「Nature Communications」のオンライン速報版で公開されました。

 リチウムイオン蓄電池は、金属材料の資源性に問題があり、またナトリウム・硫黄電池(例:日本ガイシNAS電池)は、温度管理がむずかしい、といった欠点を克服した次世代の蓄電池として、次世代の蓄電池としての可能性に期待が集まります。今後実用化にむけた研究により、コストの点でもメリットがある蓄電池であるということです。

 ナトリウムはリチウムに比べて資源量が多く、産地偏在の懸念がないというのは、資源をもたない我が国には、大きなメリットです。エネルギー密度もリチウムイオン蓄電池なみで、サイクル寿命も数千から数万回の良好な可能性が期待されています。開発された無機固体電解質は、室温での粉末成形によって、高いナトリウムイオン伝導性と広い電位窓が実現できるため、全固体電池への適用が容易。全固体電池の研究事態が世界でも珍しく大きな成果が期待されます。

 全固体ナトリウム蓄電池という名称を頭に刻みました。期待しております。

プレスリリース / 大阪府立大学、2012年5月23日
全固体ナトリウム蓄電池の室温作動に世界で初めて成功

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-----image(”図1: 薄膜型全固体電池とバルク型全固体電池の模式図。一般的には、バルク型全固体電池は、微粒子を圧粉成形することによって作製される。”) : 同リリースより

" 本学の林 晃敏 助教・辰巳砂昌弘 教授らの研究グループは、ナトリウムイオン伝導性を示す無機固体電解質(解説1)を新たに開発し、それを用いた全固体ナトリウム蓄電池の室温作動に世界で初めて成功しました。ナトリウム蓄電池は、次世代蓄電池として非常に期待されており、今回の成果は、世界中で活発化している次世代蓄電池の研究開発で大きな一歩となるものです。

現在、低炭素社会の実現に向けて、電気自動車をはじめとするエコカーの駆動電源や、太陽光や風力発電によって生み出された再生可能エネルギーを貯蔵するための定置用電源として、高性能な蓄電池の開発が急務となっています。特に、ナトリウムイオンを用いて電力を繰り返し貯蔵・放出可能なナトリウム蓄電池は、豊富なナトリウム資源を背景に低コスト化が期待でき、ポスト・リチウムイオン電池として近年研究が進められています。さらに、従来リチウムイオン電池に用いられてきた有機電解液を、無機固体電解質に置き換えた全固体電池(解説2)は、電解質が不燃性の固体となるため、電池の安全性が向上するだけでなく、高エネルギー密度と長寿命を兼ね備えた次世代の革新型蓄電池として期待されています。全固体ナトリウム蓄電池を実現するための鍵となる材料として、室温でナトリウムイオンが高速移動できる固体電解質が挙げられ、開発が望まれていました。
 本研究グループは、ガラスを結晶化させる手法によって、これまでに報告例のない立方晶 Na3PS4 相が析出した固体電解質を見出し、これが10(-4)Scm(-1) 以上の高い室温導電率と約5 Vの広い電位窓 (解説3) を持つことを明らかにし、様々な電極材料との組み合わせが期待できます。さらに、この電解質微粒子を室温で圧粉成形し作製した 全固体ナトリウム電池は、室温で繰り返し充電・放電できることを初めて実証しました。
 本研究は、独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業「先端的低炭素化技術開発(ALCA)」の一環として行われ、2012年5月22日(英国時間)発行の英国科学雑誌「Nature Communications(ネイチャー・コミュニケーションズ)」のオンライン速報版で公開されます


1.研究の背景と経緯
 小型ポータブルデバイスの電源として広く普及しているリチウムイオン電池は、軽量かつ高エネルギー密度という特長を持っています。近年この電池は、プラグインハイブリッド自動車や電気自動車の駆動電源や家庭用蓄電池としての用途が拡大しつつあり、電池の大型化が進められています。それに伴い、電池にはより一層の安全性と低コスト化が求められており、リチウムイオン電池にかわる、全固体ナトリウム蓄電池の開発が期待されています。
 ナトリウムはリチウムに比べて資源量が多く、産地偏在の懸念がありません。大型蓄電池としての普及に対してはナトリウム蓄電池が有利であると考えられます。
 また、ナトリウムイオンを伝導種とする蓄電池としては、唯一、ナトリウム-硫黄電池 (解説4) が大型電力貯蔵用の蓄電池として既に実用化されています。この電池は、β-アルミナ固体電解質 (解説5) のイオン伝導性を高めるとともに、正極(硫黄)および負極(ナトリウム)を溶融状態で使用するため、250℃以上に加熱して運転する必要があります。一方、無機固体材料を電解質に用いた全固体電池は、有機電解液を用いる従来の電池とは異なり、液漏れや発火などの危険性のない究極の電池形態として知られています。全固体電池には、電極および電解質の薄膜を積層して得られる薄膜型全固体電池と、微粒子を積層して得られるバルク型全固体電池の2つに大別されますが (図1) 、後者のバルク型電池においては、固体内のイオンの移動が電解液に比べて困難なことや電極-電解質間における固体界面接合の困難さから実用化された例はまだありません。
 このように、室温で作動する全固体ナトリウム蓄電池 が開発できれば、ヒーターなどの電池加熱用の補機が不要となり、電池トータルとしてのエネルギー効率が向上するとともに、電池の安全機構が簡略化することから電池の小型化、軽量化が可能となり、高安全性と高エネルギー密度を両立した革新型蓄電池として期待できます。
...........
3.今後の展開

 試作した全固体ナトリウム電池が室温で充放電可能であったことから、本研究で見出した立方晶 Na3PS4 が有望な固体電解質となりうることが明らかになりました。全固体電池の高性能化には、固体電解質のより一層の導電率増大と電極-電解質間の良好な固体界面構築が重要となります。これらの課題を解決し、全固体ナトリウム-硫黄電池の室温作動が可能となれば、安全性と高エネルギー密度を兼ね備えた次世代電池としての普及が期待されます。
........... "


関連
全固体型ナトリウム蓄電池の室温作動に世界で初めて成功 ~安全性の高い次世代蓄電池の研究開発における大きな一歩~-----科学技術振興機構、平成24年5月23日

・全固体ナトリウム電池を指向した無機固体電解質の開発(公立大学法人大阪府立大学工学研究科 物質・化学系専攻応用化学分野 助教 林 晃敏 教授 辰巳砂昌弘)

Batteries: Recharging sodium battery development-----Nature Communications,May 23, 2012
- Superionic glass-ceramic electrolytes for room-temperature rechargeable sodium batteries-----Nature Communications,22 May 2012


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Qセルズ Qcells、ヨーロッパ最大の91MWpの大規模太陽光発電所 Brandenburg-Briest を予定通り完工

 4月に法的な整理に入ったQセルズ Q-Cells。しかし事業は続けられ、予定されていた大規模太陽光発電所に太陽電池の供給を無事に続けることができました。破産管財人に指名された、Henning Schorisch氏は、一部のインタビューで、用心深いながらも、同社の行く末に楽観的ともいえる回答を寄せています。果たして、かつて太陽電池メーカーのトップにまで上り詰めたQセルズの今後はどうなっていくのでしょうか。

Q-cells 堕つ! ドイツの太陽電池大手のQセルズが経営破綻-----ソフトエネルギー、2012/04/03

 同社の今後の動向は時間が立たないとわからないようです。だから、はっきりするまで、情報を待ちましょう。再生なるかは、おそらく資金調達の大幅な改善、ブレークスルーが必要だと考えられます。
 一方、製造ラインの従業員は、レイオフどころか4月の末の時点でフル稼動状態であったようです。そして、ドイツに欧州最大の太陽光発電所 Solar power plant Brandenburg-Briestへ太陽電池を無事収めたということです。他にも、新規のメガソーラーに太陽電池を納品することを成し遂げたというニュースが伝えられています。この計画が発表されたのは、2011年の11月ですから、工事は順調に進みました。

Q-Cells、91 MWのヨーロッパ最大の大規模太陽光発電所建設計画を発表-----自然エネルギー、2011/11/04

 さて、このSolar power plant Brandenburg-Briest、ブランデンブルグ、ブリースト(ブリスト?)の規模は91MWpです。この巨大な大規模太陽光発電所がどれぐらいの期間で建設されたか想像がつきますか? 以前、Qcellsは、Q-Cellsの200,000枚のCIGS太陽電池を使い、わずか2ヶ月で20.8 MWpのソーラーパークAmmerlandを建設したことがあります。そのときもやはり、今回と同じように古い飛行場を利用しています。ただ、出力規模が4倍以上です。

 ところが、規模が4倍でも期間はたった8週間。ほぼ同じ工期で完成させています。200ヘクタールの敷地に約383,000の太陽電池モジュールでくみ上げた見事なプロジェクトです。おどろくべき速さです。

プレスリリース / Q.CELLS、25.04.2012
Q.CELLS SUCCESSFULLY COMPLETES EUROPE’S LARGEST SOLAR PROJECT

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-----image : 同リリースより

" Q.CELLS has completed the solar project Brandenburg- Briest to full extend. It is the largest solar installation in Europe. With the last outstanding financial installment being placed by the financing bank, the commercial part of the mega project has now been finished. Q.CELLS had completed the entire construction of the mega solar park in an astounding eight weeks at the end of 2011.

“We are very pleased by this lighthouse project to have demonstrated our experience and outstanding competence in the systems business”, said Clemens Jargon, head of marketing, sales and product management at Q.CELLS. “Our customers and their banks continue to rely on the high quality of our products also in the current situation.”

In Brandenburg-Briest, what was once a former military airbase covering some 200 hectares is now “home” to approximately 383,000 of Q.CELLS’ crystalline solar modules. With a total output of 91 MWp, Brandenburg-Briest produces enough electricity for over 22,500 households’ annual requirements, making it the largest solar power plant in Europe. The plant will also reduce annual CO2 emissions by approximately 50,000 tons.

The Briest solar part is subdivided into three different sections. Brandenburg-Briest West and Brandenburg-Briest East have a total output of 60 MWp: located on land that belongs to the municipal authorities of the town of Brandenburg, they were transferred to the ownership of Hamburg-based asset management company LUXCARA in November 2011. The third section at the site produces 31 MWp and is located in the communal district Briest-Havelsee. It was bought by Berlin-based MCG Management
........... "

関連
Q.Cells : SOLAR POWER PLANT BRANDENBURG-BRIEST, GERMANY 91 MWP

"Module power classes 230-245 Wp 383.000 crystalline modules (Q.PEAK, Q.PRO and Q.BASE) from Q.CELLS"

Q.Cells : Press
- 23.04.2012 Q.CELLS SE: BUSINESS OPERATIONS STABILISED

Insolvency manager: Q.Cells could survive----PV-Magazine,03. MAY 2012

参考
Q-Cellsの200,000枚のCIGS太陽電池を使い、わずか2ヶ月で建設された 20.8 MWpのソーラーパークAmmerlandがドイツで完成-----ソフトエネルギー、2011/11/02

動画-工事の概要が収められています!

Photovoltaik-Kraftwerk der Superlative

続きを読む "Qセルズ Qcells、ヨーロッパ最大の91MWpの大規模太陽光発電所 Brandenburg-Briest を予定通り完工"

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昭和シェル石油、太陽光発電、蓄電池、EMS、電気自動車システム(V2H)などを組み合わせ導入、次世代給油所モデルを構築へ

昭和シェル石油は、主に神奈川県内の複数のガソリンスタンドに太陽光発電、蓄電池、EMS、電気自動車システム(V2H)などを組み合わせ導入、次世代給油所モデルを構築するための実証試験を行うと発表しました。太陽光発電に蓄電池や電気自動車を組み合わせた最先端の自立分散型システムを試験導入により、地域のエネルギーサービス拠点としての次世代給油所モデルを検証するということです。

 太陽光発電は、ソーラーフロンティアの太陽電池合計35kWpを3拠点に導入。リチウムイオン電池は、蓄電容量合計12kwhを2拠点に導入。これは、日産リーフ搭載のリチウムイオン蓄電池の二次利用を進めるフォーアールエナジー 4R Energy のものだということです。急速充電システムは、GSユアサ。V2H電力制御システム(V2H: Vehicle to Home)は安川電機、電気自動車は、この夏にもを発売する日産リーフ(蓄電池容量24kwh)。タブレット型情報端末を試験的に導入し、次世代SSに求められる最適なエネルギー設備や新しいサービスモデルの検証するシステムは、日本電気。エネルギーマネージメントシステム(EMS)は、シンセー電機のものが太陽光発電設置の3スタンドに導入され、電力監視、デマンドコントロールを行うということです。

 これらのシステム全体で、太陽光発電設備・蓄電池・EMSを組み合わせたシステムで、「グリーン・ステーション普及実現化事業」として、CO2排出と系統電力への負担を最小限とした、自立分散型のサービスステーションの機能が、そして、「給油所次世代化対応支援事業」においては、停電時等における地域の病院や避難所向けのEVの蓄電機能・太陽光発電・V2Hシステムを組み合わせ、SSで充電したEVを派遣する非常用電力供給サービスモデルとしての機能を試験運用から確認するということです。

 通常は、地域の省エネ自立型スタンドとして、非常時には電源とエネルギー供給ステーションという新しい機能を備えた次世代ガソリンスタンドの試験が行われます。

プレスリリース / 昭和シェル石油、2012/05/18
地域のエネルギーサービス拠点としての次世代給油所モデルを検証

Shellpvev_stand
-----image(”今回導入した設備の概要と導入拠点”) : 同リリースより

"太陽光発電に蓄電池や電気自動車を組み合わせた最先端の自立分散型システムを試験導入

 昭和シェル石油株式会社(略)は、地域のエネルギーサービス拠点としての役割を将来も担って行くために必要な、次世代に対応したサービスステーション(以下SS)の検証を開始しました。具体的には、当社系列SSに、当社100%子会社であるソーラーフロンティア株式会社のCIS薄膜太陽電池を使った太陽光発電設備をはじめ、リチウムイオン電池・エネルギーマネージメントシステム(以下EMS)・電気自動車(以下EV)から住宅等への電力供給システム(以下V2H)(※註1)・タブレット型情報端末を試験的に導入し、次世代SSに求められる最適なエネルギー設備や新しいサービスモデルの検証を行っていきます。

 これらの取り組みは、経済産業省資源エネルギー庁の「グリーン・ステーション普及実現化事業」および「給油所次世代化対応支援事業」(※註2)の一環として行なわれ、各実証事業に含まれる検証内容はそれぞれ下記の通りとなります。

「グリーン・ステーション普及実現化事業」で検証する項目
 太陽光発電設備・蓄電池・EMSを組み合わせたシステムで、CO2排出と系統電力への負担を最小限とした、自立分散型のサービスステーションのモデル。
 太陽光発電のEV向け急速充電サービスへの活用方法と最適システム。

「給油所次世代化対応支援事業」で検証する項目
EVの蓄電機能・太陽光発電・V2Hシステムを組み合わせ、SSで充電したEVを派遣する非常用電力供給サービスモデル(停電時等における地域の病院や避難所向け)。
サービスステーション来店客の待ち時間の付加価値サービスとして、タブレット型情報端末による情報・コンテンツの試験的配信。
 なお、定置用リチウムイオン電池に加えて、V2Hの機能を備えた電力制御システムをサービスステーションに導入するのは、世界でも初めての試みとなります(当社調べ)。
(※註1) V2H: Vehicle to Homeの略。
(※註2) 2つの事業は平成23年度の補助金として公募されたものです。
.......... "

関連
ソーラーフロンティア

フォーアールエナジー / プレスリリース

"2012.02.03 フォーアールエナジー、「家庭用リチウムイオンバッテリーシステム」を発表
2011.07.11 日産自動車とフォーアールエナジー、太陽光発電と日産リーフ用リチウムイオンバッテリーによる電気自動車用充電システムの実証実験を開始
2010.09.15日産自動車と住友商事、「4R」事業推進に向けて合弁調査会社を設立
2009.10.20 日産自動車と住友商事、電気自動車用バッテリーの二次利用事業の検討を開始「4R」事業戦略が環境を保護し、エネルギー貯蔵のソリューションを提供
.......... "-----参考、上記リリースより表題

GSユアサ / 電気自動車用急速充電器

安川電機

日産自動車 : リーフ
- LEAF to Home

日本電気 / 2012年5月18日 NEC、昭和シェル石油のサービスステーションに設置したタブレット端末に、クラウドサービスでコンテンツを配信~ 電気自動車充電中のサービスを向上 ~

シンセー電機

昭和シェル石油、次世代給油所モデルの検証を開始、太陽光発電、蓄電池など導入-----nikkei BP、2012/5/22

".....太陽光発電、蓄電池、EMSによって系統電力への負担が最小限になる自立分散型のサービスステーションのモデルを目指し、太陽光発電のEV向け急速充電サービスへの活用と最適システムも検討....."

参考
アブダビ国営石油精製会社がCIS薄膜太陽電池の導入実験開始-----昭和シェル石油、2012/05/24

コメント続き
 この中で、特に今年の夏に導入される、日産自動車の電気自動車リーフのLEAF to Homeが気になっています。移動する蓄電池、定置式蓄電池と連携して機能する電気自動車、電気の新しい使い方のコアとしての車という存在の可能性に興味があります。

 日産は、リーフに続き、商用車の電気自動車e-NV200でも試験運用を積極的に世界で行っています。さらに、高価なリチウムイオン蓄電池を二次利用するしくみも先んじて作ろうとしています。この夏に家庭用の定置式蓄電池、高価なリチウムイオンの導入を検討している人が少なからずおられます。そうした方々には、医療用の機器、照明、通信、情報などを停電することなしに使いたいという要求があります。したがって、有効であれば、あるていどのコストはやむおねないと考えておられます。しかし、確かなものを探したいということも当然あります。高価な蓄電池が家庭や設備の中に、かなり無理な形で短期間に入っていくことも考えられます。このあたりの情報収集を行っていくつもりです。
 というわけで、とりあえずどうせ高い蓄電池を買うのなら、動くやつがいいな、という知人の高い要求もあって、LEAF to Homeの情報収集を進めます(2t)

参考エントリー
ニッサン NISSAN、e-NV200のテストカーの運用を開始-----自然エネルギー、2012/05/22

家庭用蓄電システム・電源 2012カタログ(定置用リチウムイオン蓄電池)(Naverまとめ)


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富山県に全国初の市民出資による小水力発電所「小早月発電所」-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/23

イベント5/30-6/1 スマートグリッド展2012&次世代自動車産業展2012-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/05/22

GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/21-23日版(Naverまとめ利用)

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JFEエンジニアリング、既存ビル水蓄熱槽に後付で使える空調の節電対策用蓄冷パック、ネオホワイト(R)を開発

 JFEエンジニアリングは、既存ビル水蓄熱槽に後付で使える空調の節電対策用蓄冷パック、ネオホワイト(R)を開発したと発表しました。

 JFEエンジニアリングのネオホワイト(R)蓄冷パックは、従来の冷水に代えて冷熱の搬送/蓄熱媒体として使用することができ、7℃程度の温度で固体化しその際に水の2倍の冷たさを蓄えるという優れた蓄冷性を持っている材料を使っています。この蓄冷能力により、夜間に蓄えた冷熱を放出することで冷凍機などの機器の昼間消費電力を低減することが可能ということです。真夏のクーラー負荷の軽減に利用できるため、ピークカット効果が期待できます。その効果は、建物全体のピーク時使用電力を最大10%程度削減することが期待できるということです。
 ネオホワイト(R)を封入したパックを既存の「水蓄熱空調」の水槽内に設置することで、水を循環するシステムを維持し配管の付け替えなどを要することなく、容易に新規導入と同等の省電力効果を得ることが可能だということです。

 今、創エネ、省エネが注目を集めていますが、こうした熱交換の効率を利用し、エネルギー消費を抑えることが可能になる技術はなんと呼びましょうか? 活エネ? コストがかかるということですが、ピーク需要を抑制する効果は、今の日本が強く求めていることです。活用できるならば、是非活用しましょう。

プレスリリース/ JFEエンジニアリング、2012年04月23日
ネオホワイト(R)蓄冷パックの販売開始 ~既存ビル空調の節電対策~

E12002_01
-----image : 同リリースより

" JFEエンジニアリング株式会社(略)は、このたび、蓄冷性に優れた素材「ネオホワイト(R)」※1を既存ビルの水蓄熱空調に利用できる蓄冷パックの販売ならびにそのエンジニアリングサービスを開始しました。

 ネオホワイト(R)は当社が開発した素材で、7℃程度の温度で固体化しその際に水の2倍の冷たさを蓄えるという優れた蓄冷性を持っています。
 「ネオホワイト(R)蓄熱空調」は、ネオホワイト溶液を熱媒体とする空調システムで水の2倍以上の蓄冷ができ、夜間に蓄えた冷熱を放出することで冷凍機などの機器の昼間消費電力を低減します。建物全体のピーク時使用電力を最大10%程度削減できる省電力効果の高い新空調システムとして、すでに各地で実用化されています。

 このたび当社が商用化した蓄冷パックは、既存のビルにおいて、その優れた蓄冷性を容易かつ経済的に利用するために開発したものです。ネオホワイト(R)を封入したパックを既存の「水蓄熱空調」の水槽内に設置することで、水を循環するシステムを維持し配管の付け替えなどを要することなく、容易に「ネオホワイト(R)蓄熱空調」と同等の省電力効果を得ることが可能です。

当社は、このたびの蓄冷パックの販売にあたり、水槽内への設置数や配置方法、既存設備改良などのエンジニアリングも行ってまいります。
 現在、国内の業務・産業分野において数千箇所の「水蓄熱空調」の既存ビルがあります。今後当社は蓄冷パックの販売を通して、より多くの水蓄熱空調への設置を進め節電対策に貢献してまいります。

※1: ネオホワイト(R)は、当社が独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発研究機構(NEDO)と共同で開発しました。
.......... "

関連
JFEエンジニアリング 技術紹介 : 水和物スラリ ネオホワイト
- 水和物スラリ潜熱空調システム ネオホワイト潜熱空調システム

これからの省エネ冷房「水和物スラリ」 ~今のシステムを活かして10%~30%の省エネ効果~-----JFEエンジニアリング、2008年4月14日

参考
ヒートポンプ・蓄熱センター / 蓄熱槽

・Wikipedia : 蓄熱槽

インドネシア地熱発電所向け蒸気供給設備の受注-----JFEエンジニアリング、2012年04月24日

".....インドネシアで開発が進められているパトハ地熱発電所の蒸気供給設備の設計・施工を受注いたしました。

 当社が受注した設備は、パトハ地熱発電所1号機※注1における井戸元から発生した蒸気をパイプラインで発電プラントまで輸送するための設備です。....."

参考エントリー
JFEエンジニアリング、福島県土湯温泉における温泉バイナリー発電の事業化調査に着手-----ソフトエネルギー、2012/02/07

-----Google GreenPostサイト横断検索 : JFEエンジニアリング-----


追加情報
スーパー保冷剤!? ネオホワイト、アイスバッテリー、、、!?-----ソフトエネルギー、2012/08/30


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GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/21- 22日版(Naverまとめ利用)

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イベント 6/6 地域からエネルギーの未来を創る緊急シンポジウム「自然エネルギーは地域のもの

追加情報
 録画が公開されています。

シンポジウム 前半 「自然エネルギーは地域のも(Ustream : ristex)-----シンポジウム 後半 「自然エネルギーは地域のも



-----イベント案内より-----(要事前申込)

" 地域からエネルギーの未来を創る緊急シンポジウム「自然エネルギーは地域のもの」
開催主旨 
2012年度の初頭、私たちは、3-11後のエネルギーと環境について、従来の思考様式を超えた新しい方向性を確立しなければならないという、重大な局面に立っています。いま考えなければならないのは、「地域の自然エネルギーを、地域の創富力を高めるように、どう持続的に活用するのか」という、重要な設問です。
 今回の緊急シンポジウムでは、エネルギー・環境についていま求められている国民的議論の一環として、地域の自然エネルギーが今後どのように活用されるべきかを、全国各地の自治体首長の皆様や地域の方々とともに、大いに論じ、地域の自然エネルギー利活用についての理念、原則、あるべき制度的枠組み等についても、積極的な提言を行う予定です。
 多数の皆さまのご参加をお待ちします。

日程 平成24年6月6日(水)
時間 13:00~18:00(開場12:30)予定
会場 イイノホール 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビル4F
定員 500名
参加費 無料
主催 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)
   社会技術研究開発センター(RISTEX)

共催 総務省(地域力創造グループ 地域政策課緑の分権改革推進室)

申し込みフォーム
..........
プログラムより
”13:00 - 13:05 開会挨拶 科学技術振興機構(JST) 13:05 - 13:40 I 本シンポジウムの視点
I-1. 緑の分権改革の推進について (総務省 地域力創造審議官 門山泰明)
I-2. 地域に根ざした脱温暖化R&D領域から
       -シンポジウムのねらいと本日の提言案-
(領域総括/龍谷大学教授・東京農工大学名誉教授 堀尾正靱)
13:40 - 14:20 II 地域と自然エネルギー
II-1. エネルギーの将来ビジョンと地域の重要性 (資源エネルギー庁(予定))
II-2. 地域が主体のエネルギービジョンを (ジャーナリスト・環境カウンセラー 崎田裕子)
II-3. 地域自然エネルギー条例の必要性とひな形案 (法政大学教授 舩橋晴俊)
14:20 - 15:10 III こうすればできる!自然エネルギー大幅拡大
III-1. 小水力への新しい展望 (九州大学教授 島谷幸宏)
III-2. 地域力風車こそ風力の主流たるべし (ウインドコネクト 斉藤純夫)
III-3. 森林を破壊しない持続的なバイオマス利用を (土佐の森・救援隊 中嶋健造)
III-4. こうすればできるカネ・仕組み・人づくり (早稲田大学 岡田久典・東京都 谷口信雄)
15:10 - 15:40 休憩・パネル展示(ホワイエ) 15:40 - 16:25 IV 地域主体で取り組む自然エネルギー利用 (順序は変わることがあります)
IV-1. 北海道ニセコ町 町長  片山 健也
IV-2. 徳島県上勝町 町長  笠松 和市
IV-3. 滋賀県湖南市 市長  谷畑 英吾
IV-4. 長野県飯田市 市長  牧野 光朗
IV-5. 富山県南砺市 市長  田中 幹夫
IV-6. 徳島県知事  飯泉 嘉門
16:25 - 17:55 パネル討論
コーディネーター:岡田久典
上記スピーカー、堀尾正靱、崎田裕子
今後に向けての提言 司会:堀尾正靱
17:55 - 18:00 閉会挨拶 科学技術振興機構(JST)
........... ”
お申し込み
参加ご希望の方は下記申込みフォームにてお申込みください。
※参加証をメールもしくはFAX にて送付させていただきます。
※お送りいただいた個人情報をもとに、関連情報等をお送りすることがございます。
  希望しない場合は、申込みの際にお申し出ください。
  当日受付にて、参加証をご提示ください。

アクセス
.......... "

関連
科学技術振興機構(JST)

 詳細、お問い合わせは、イベント案内をご覧ください。


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国営公園再生可能エネルギー活用実証事業の公募について-----自然エネルギー、2012/05/21

アップルがデーターセンターの電力を100%再生可能エネルギーで賄うと発表-----再生可能エネルギー GreenPost、2012-05-21

GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/21- 日版(Naverまとめ利用)

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NEDO、インドの工業団地で6MWの太陽光発電システムを導入。既存発電設備との協調、マイクログリッドの実証試験

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、インドの工業団地で6MWの太陽光発電システムと発電設備、そしてマイクログリッドの実証試験を実施することで、インド財務省、新・再生可能エネルギー省(MNRE)およびデリー・ムンバイ産業大動脈開発公社(DMICDC)と合意に達したと発表しました。

 具体的なシステムの委託先は、日立製作所、伊藤忠商事、日立プラントテクノロジー、日立システムズで、薄膜CIS化合物系の太陽電池5MWpと多結晶太陽電池1MWp、合計6MWpの日本製太陽電池が導入され、既存のディーゼル発電、そして系統内での挙動などの協調、マイクログリッドの実証実験が行われるということです。

 日本に限らず、世界中から注目されるインドですが、一時の注目度も正直若干薄れてきた感もあります。インドが2008年に発表した、ジャワハルラール・ネルー太陽エネルギー開発総合プロジェクト Jawaharlal Nehru National Solar Mission(June 30,2008)では、太陽光と太陽熱利用合わせて、2010年から以下のようなプロジェクト期間を決めて、太陽エネルギー利用の導入推進を行うことを発表しています。

第一期 2010-2013 (1GW)
第二期 2013-2017 (3GW)
第三期 2017-2023 (20GW)

 この中には、1-2 GWpの系統と独立した電源が含まれている点が、インドの電力事情を表していて、興味深い計画です。
 しかし、この予定はすでに遅れていると言われ、太陽エネルギー利用大国へと突き進もうという方向性を支える資金を心配する声もあるようです。
 
 とはいえ、まだはじまったばかりの計画です。どこの国でもスタート時は、反発も多いものです。今後の展開を見守ることにしましょう。
 先日紹介した、アレバ AREVAのアジア最大規模250MWの太陽熱発電所(CSP)建設計画のような巨大プロジェクトもいくつかあり、予定は多少遅れても、インドが太陽エネルギー利用を積極的に進める方向である点は間違いないようです。

 この記事をピックアップするために、若干下調べをしてつけた付け焼刃の知識ですが、今後はこのアジアの大国の再生可能エネルギーの情報も、もう少し積極的に集めていこうと考えている次第です。

プレスリリース / 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、2012年5月1日
インドでメガソーラーの技術実証

100489200
-----image(”図:ラジャスタン州ニムラナ工業団地における技術実証事業のイメージ”) : 同リリースより

" NEDOとインド財務省、新・再生可能エネルギー省(MNRE)およびデリー・ムンバイ産業大動脈開発公社(DMICDC)は、4月30日、同国ラジャスタン州ニムラナ工業団地で大規模太陽光発電システムを利用した技術実証事業を行うことで合意、覚書(MOU)を締結しました。
 デリー・ムンバイ間産業大動脈(DMIC)地域の総合開発を共同で進めることで合意していますが、このプロジェクトは初の技術実証事業となります。大規模太陽光発電等によるマイクログリッドシステムを構築、再生可能エネルギーの供給を実現するとともに、現状の不安定な電力供給の改善を目指します。
 なおMOUは、インド・ニューデリーにおいて開催された第2回日印官民政策対話の中でNEDOから報告し、また、枝野経済産業大臣とシャルマ商工大臣の立ち会いの下、NEDO古川理事長とDMICDCカント総裁が調印しました。

1.事業概要
 インドでは、経済発展に伴い電力供給不足が顕著となっており、その電力需要は2030年には2005年の約3倍に増加すると予測されています。インド政府は再生可能エネルギーの導入促進計画として、2009年末にJawaharlal Nehru National Solar Mission (JNNSM)を発表しました。この計画は、2022年までに20GWの太陽光発電を導入するために有効な政策を構築するとしており、今後10年にわたり大規模な太陽光発電市場が形成されることが期待されています。他方、インドの工業団地に入居する企業においては、工場の安定操業に適した安定電力のニーズが増しています。
 こうした背景の中、本事業ではラジャスタン州ニムラナ工業団地に6MWの太陽光発電システムを設置し、さらに太陽光発電システムと複数のディーゼル発電機とを連携したマイクログリッドシステムを構築し、工業団地に入居企業および電力系統に対してクリーンでかつ安定した電力を供給するシステムの技術実証を行います。これにより、我が国のマイクログリッド技術の有効性を実証し、同国での普及を目指します。
 なお、この事業は、MNREが進める太陽エネルギー普及政策においても特別プログラムとして認定されており、両政府の支援を得つつ本事業を実施していくこととなります。
事業期間(予定):2012年度~2014年度
予算規模:約41億円(内、NEDO負担: 28億円以内)
委託先:日立製作所、伊藤忠商事、日立プラントテクノロジー、日立システムズ

実証項目:
(1) クリーンかつ経済的な電力安定供給を行う事による技術的・経済的有効性
(2) マイクログリッド制御技術による省エネ
(3) 日本の最新の太陽電池パネルの有効性
..........
2.今後の予定

 この事業の建設工事は約18カ月を見込んでおり、2013年度末までに設備を完成、2014年度上期中に実証運転によるデータの評価、検証を実施する予定です。同時に、普及セミナー等を通じてインド国内、特にDMIC地域の工業団地に対して本技術の普及を目指します。
.......... "

関連
Ministry of New and Renewable Energy
 - Jawaharlal Nehru National Solar Mission - Minister's Statement
 " http://www.mnre.gov.in/file-manager/UserFiles/mission_document_JNNSM.pdf "

・Wikipedia : Jawaharlal Nehru National Solar Mission

UNT Digital Library : Jawaharlal Nehru National Solar Mission - All Pages

参考エントリー
アレバ AREVA、インドにアジア最大規模250MWの太陽熱発電所(CSP)を建設-----ソフトエネルギー、2012/05/16

世界資源研究所 WRI 、インドの貧しい地域において再生可能エネルギー関連技術の普及に関するリポート「Power to the People」を公開-----しなやかな技術研究会、2010/10/13

-----Google GreenPost関連サイト横断検索 : インド-----

[ カテゴリー : インド ]

追加情報
India Targets Doubling Of Renewable-Energy Installations To 2017-----Bloomberg,May 22, 2012

"..India plans to more than double its amount of clean power generation capacity to almost 53,000 megawatts by 2017 under the latest five year plan.."

おすすめエントリー
太陽光発電協会、一般住宅用の太陽光発電システムが累計100万件を突破したと発表-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/18

メガソーラー 大規模太陽光発電所の世界 / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2012/05/18

日本の海洋エネルギー開発すすむ。川崎重工の動き、イギリスで、そして沖縄で実証試験へ-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/17

GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/17 - 18日版(Naverまとめ利用)

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ジオパワーシステは、福岡県に今夏オープンのセブン-イレブンで地中熱換気システムの導入実証実験実施

 ジオパワーシステムは、福岡県に今夏オープン予定のセブン-イレブン店舗において、コンビニエンスストアには国内初となる、地中熱換気システムの導入実証実験を行うと発表しました。

 同社の地中熱換気システム、GEOパワーシステムとは、地中へ垂直に埋設したパイプ内に外気を通し、夏は涼しく、冬は暖かい空気を室内に送り込むことで、出来る限り冷暖房機器に頼らずに「心地よい」空間を提供することが可能ということです。地中5mの、年間を通して安定した温度(地域の年間平均気温とほぼ同じ温度)を利用することで、店内空調の使用電力削減効果が期待できるということです。
 具体的には、電力削減効果として夏季のピーク時の冷房電力の50%削減を目指すということです。非常に大きな効果ですね。その成果に期待しましょう。

プレスリリース / ジオパワーシステム、2012年04月25日
【国内初!】コンビニエンスストア店舗に、初めて『地中熱換気システム』を採用 ~今夏オープン予定のセブン-イレブン店舗に導入し、実証実験を開始~

Seven_s
-----image(”システムイメージ図”) : 同リリースより

"株式会社ジオパワーシステム(略)と株式会社セブン-イレブン・ジャパン(略)は、今夏、福岡県にオープン予定のセブン-イレブン店舗に『地中熱換気システム』を導入し、実証実験を開始いたします。  今夏も、昨年以上に原発事故の影響による電力供給不足が予想される中、ジオパワーシステムの開発した地中熱を利用した特許工法「GEOパワーシステム」をコンビニエンスストアとして、 初めてセブン-イレブン店舗に導入することにより、再生可能な自然エネルギー「地中熱」を活用した店舗の店内空調における使用電力の削減効果を実証いたします。

「GEOパワーシステム」とは・・・

地中5mの、年間を通して安定した温度(地域の年間平均気温とほぼ同じ温度)を活用し、地中へ垂直に埋設したパイプ内に外気を通し、夏は涼しく、冬は暖かい空気を室内に送り込むことで、出来る限り冷暖房機器に頼らずに「心地よい」空間を提供することで、店内空調の使用電力削減につなげるジオパワーシステムが開発した『地中熱換気システム』です。 同システムの導入による店内空調における電力削減効果としては夏季のピーク時の冷房電力の50%削減を目指しております。 また、同システムは、環境大臣賞や、経済産業省が提唱する「新日本様式」100選、グッドデザイン賞、エコプロダクツ大賞等、数々の賞を受賞しております。
.......... "

関連
セブン-イレブン・ジャパン / 2012年04月25日 コンビニエンスストア初!「地中熱換気システム」を採用 (200KB)

地中熱利用システム「ジオパワーシステム」の原理

(geopowersystem,2011/05/11)

おすすめエントリー
日本の海洋エネルギー開発すすむ。川崎重工の動き、イギリスで、そして沖縄で実証試験へ-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/17

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News! 経済産業省、再生可能エネルギー特別措置法の施行に向けた主要論点についてパブリックコメントを募集開始

 いよいよ施行前最終ともいえる手続き、

 経済産業省は、再生可能エネルギー特別措置法(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)の施行に向けた主要論点についてパブリックコメントを募集開始しました。以下に情報をクリッピングしておきました。関連、関心のある方はどうぞご覧ください。

経済産業省、再生可能エネルギー特別措置法の施行に向けた主要論点についてパブリックコメントを募集開始-----自然エネルギー、2012/05/16


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アレバ AREVA、インドにアジア最大規模250MWの太陽熱発電所(CSP)を建設

 フランスの原子力大手である総合エネルギー企業のアレバ AREVAは、その再生可能エネルギー部門のAREVA Solarが、インドの大手電力会社(Reliance Power)とアジア最大の太陽熱発電所の建設の契約を結んだことを発表しました。計画は、インドのラージャスターン州で、250MWの規模の集光型太陽熱発電 Concentrating Solar Power(CSP)を建設しようというもの。まずは、第一期の工事として2013の完成をめざし125MW分のシステムを完成させる予定。
 
 アレバは、オーストラリアでも同型の250MW太陽熱発電所をガス火力との複合発電所( solar thermal gas hybrid power plant )として稼動させる計画を打ち出しています。こちらは、2015年完成の予定ですので、インドのほうが先行しそうです。

オーストラリアは、世界最大規模の250MW太陽熱発電所と150MW太陽光発電所建設プログラムに着手-----ソフトエネルギー、2011/06/30

 インド、オーストラリアのシステムの集光型太陽熱発電(CSP)システムの部分は共通で、アレバソーラーがCompact Linear Fresnel Reflector (CLFR)と呼ぶ技術が遣われています。「直訳 : コンパクト線状フレイネル反射鏡 ? -> 意訳 : 線状鏡面集光式太陽熱発電」。日本語にそのまま訳しても、ちょっと意味不明。細長い巨大な幾筋も並んだ鏡で、上部のコレクターに太陽のエネルギーを集めて、内部の水を加熱することで発電するシステムだと考えてください。下の一分間弱のアレバのビデオクリップがわかりやすいと思います。

AREVA Concentrated Solar Power Technology

(AREVAinc,2012/02/01)

 この技術を保有していたオースラ Ausra社は、2010年にアレバに買収された。このオースラ Ausraがカリフォルニアに建設した2008年稼動の5 MW Kimberlina Solar Thermal Energy plantが初号基です。まだ新しい技術ですが、すでに世界中でプロジェクトが進んでますね。なによりも、コストが安いという話もあります。原子力産業のアレバが取り組む再生可能エネルギーとしても注目です。

プレスリリース / AREVA,April 11, 2012
INDIA: AREVA AWARDED CONTRACT BY RELIANCE TO BUILD ASIA’S LARGEST CONCENTRATED SOLAR POWER INSTALLATION

"AREVA Solar, an AREVA subsidiary, has been awarded a contract by the Indian group Reliance Power Limited to build a 250 megawatt (MW) concentrated solar power (CSP) installation in India, which will become the largest in all of Asia. The project will help advance India’s goal of adding 20,000 MW of solar energy by 2022 and will result in the avoidance of approximately 557,000 tons of CO2 emissions per year compared to a similar sized coal-fired power plant.

Under the contract, AREVA will build two 125 MW CSP plants using its Compact Linear Fresnel Reflector (CLFR) technology and will provide construction management services for the project. The first phase of the project is under construction, with a target commercial operation date of May 2013. The solar power plants will be located in Rajasthan.
..........
The Reliance contract solidifies AREVA Solar’s position as a leading global supplier of CSP solutions for large-scale standalone power plants, power augmentation of fossil-fired power plants and solar hybrid applications, and follows on a series of successes. This project also further strengthens and diversifies AREVA’s low-carbon energy hub in India.

In Australia, AREVA Solar was awarded a contract to build a 44 MW solar thermal addition to the coal-fired Kogan Creek power station, and its energy consortium was selected as the preferred bidder for a 250 MW CLFR power plant under Australia’s Solar Flagships Program. And in the USA, AREVA Solar recently announced a partnership with Tucson Electric Power on a solar augmentation project in Arizona.

In total, AREVA Solar currently has more than 500 MW of CSP projects in operation, under construction or in advanced development, making AREVA one the fastest-growing CSP technology providers.
.......... "

関連
Reliance Power : Media Release(現在のところリリース記載なし)

AREVA SOLAR
Arevacsp_from_blc
-----image : 上記サイトより同社資料「Solar simplified」より
- Areva : Renewable Energy / Solar power
- CLFR: HOW IT WORKS
- AREVA Solar’s latest projects Australia U.S.

Areva - SOLAR POWER: TURNING UP THE HEAT

Areva to Build Asia’s Largest Concentrated Solar Power Installation in India-----Solar Thermal Magazine,Apr 11 2012

・Wikipedia : Compact linear Fresnel reflector

参考エントリー
集光型太陽熱発電 Concentrating Solar Power(CSP) / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2011/01/29

----Google GreenPostサイト横断検索 : 集光型太陽熱発電----


おすすめエントリー
経済産業省、再生可能エネルギー特別措置法の施行に向けた主要論点についてパブリックコメントを募集開始-----自然エネルギー、2012/05/16

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イベント 5/21 Panasonic、太陽光発電の電力でで金環日食の模様を富士山山頂から全世界に向けてインターネット配信

追加情報
太陽光発電の電力のみで「金環日食」インターネットライブ中継に成功-----パナソニック(BW版)、May 21, 2012

"Ustreamで全世界142カ国、約20万人が視聴
パナソニック株式会社は、本日2012年5月21日(月)、当社のエナジーソリューション技術を活用し、全世界に向けてインターネットライブ中継を行うプロジェクト“ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMA by SOLAR POWER”に挑戦しました。残念ながら富士山頂からの中継では、厚い雲の影響で日食の撮影が実現できなかったものの、並行して撮影していた和歌山県新宮市からの金環日食の様子を富士山5合目ベースキャンプからの解説とともにライブ中継しました。

今回の中継機材に使用した電力のすべては、太陽光発電システムで発電した電力を長寿命鉛蓄電池や家庭用ポータブル電源に充電したものを利用しました。特設サイトとUstreamには、世界142カ国から、約20万人が集まり、前日の撮影隊の富士山登頂や金環日食の様子を観賞しました。

プロジェクトの様子は特設サイト、Ustreamにて引き続き公開しています。今後も多くの方に、当社の取り組みに関して積極的にお伝えしてまいります。
.......... "


 当初のエントリーは以下、


 パナソニックは、ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMAby SOLAR POWER と題したイベントを企画。2012年5月21日(月)の金環日食の模様富士山頂から、クリーンエネルギーのみで、全世界に向けてインターネット上で生中継する。

 前日の5月20日から、富士山中間地点から、山頂に向けてアタックチームが登る様子をライブ中継も行い、当日、金環日食の映像を5月21日(月)7:30頃から配信する予定だという。それらの映像は、特設ウェブサイトとFacebookのサイトで見ることができるということです。機材のリストも公開されていて、荷物は結構な量です。登山チームの装備も本格的な登山のものでしょから、重装備での荷揚げとなります。そのあたりも見ものですね。録画も公開予定ということです。

 こうなれば、天気。そのとき、東京が曇りだったりしたら、富士山のほうの中継に人が集まりそうです。富士山もだめだったら、どこかの通信社が雲の上から撮影を挑む企画でもやってくれるといいのですが、、、、

 とにかく天気がいいことを願っております。

パナソニックが太陽光発電による電力のみで「金環日食」を富士山頂からライブ中継-----パナソニック、2012年4月18日

2pana
-----image : 同リリースより-----
3panaw640

"パナソニック株式会社は、日本の自然の象徴的な存在である富士山の山頂から、2012年5月21日(月)に起こる金環日食を、クリーンエネルギーのみで、全世界に向けてインターネット上で生中継するプロジェクト“ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMA by SOLAR POWER”を実施します。

..........エナジーソリューション事業にかける情熱とそれを支える技術・商品を世界中にご理解いただくために実施するものです。ビデオカメラ、撮影機材、PCなど、中継に使用する機材に必要な電力のすべてを、業界最高水準※1の発電量を誇る「HITR太陽電池」により発電し、自社製の蓄電池を介して供給します。

当日、富士山周辺は金環日食が綺麗に見える「中心食帯」と呼ばれる帯状の地域の中にあり、特に空気の澄んだ富士山頂では一層美しい金環日食を見ることが可能です。しかし、5月の富士山頂は雪に覆われた零下の環境下にあり、生活電力もありません。そこで本プロジェクトでは、「HITR太陽電池」で発電した電力を家庭用のポータブル電源に充電し、スタッフが凍りついた急斜面を登山し山頂に運びます。こうした過酷な行程を乗り越えるスタッフ達の活動を交えながら、金環日食の瞬間を、日本国内で最も太陽に近い場所から世界中に配信します。

プロジェクトの進捗状況は、4月18日より特設されるウェブサイトおよびfacebookページ上で、5月21日の金環日食当日までの間、配信していきます。撮影に使用する機材やスタッフの紹介、本番を想定した実施テストの模様などを配信していく予定です。このプロジェクトを通して、神秘的な金環日食の瞬間を多くの方にご覧いただけることを心より楽しみにしております。

※1 太陽光発電システム容量1kWあたりの年間予測発電量 HIT210シリーズ:1.169kWh/kW(大阪市の場合)2012年2月現在。国内の住宅用太陽光発電システム業界において(社)太陽光発電協会基準「年間予測発電量計算式」に基く。当社調べ。


【“ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMA by SOLAR POWER”概要】
■実施時期:2012年5月21日(月) 7:30頃 金環日食ライブ中継(予定)
http://panasonic.net/eclipselive

■実施過程:
[1] 4月18日~
特設キャンペーンサイトおよびfacebookページを立ち上げ。プロジェクト紹介ムービーを公開。スタッフ紹介、テスト撮影の模様など、特設キャンペーンサイトおよびfacebookページにて、プロジェクトの進行状況を随時レポート。

[2] 5月17日
富士山の中間地点にベースキャンプを設置し発電・充電を行う。

[3] 5月20日(日食前日)
富士山中間地点から、山頂に向けてアタックチームが登る。
(登山の様子を現地からリアルタイム中継します)

[4] 5月21日金環日食時
山頂で全ての機材をバッテリーに繋ぎ、金環日食映像の様子をライブ中継。

[5] 後日
上記の一連の様子をスペシャル動画として特設HPにて公開。
            
■使用機材:
【五合目ベースキャンプ】
ライフイノベーションコンテナ※2(HITR太陽電池パネル、長寿命サイクル用鉛蓄電池)
※2 無電化地域向けの「ライフイノベーションコンテナ」とは、仕様が異なります。

【山頂撮影部隊】
ポータブル電源CB-LS01H 16台(総出力2,068Wh)
日食撮影用カメラVARICAM
スタッフ撮影用カメラ/赤道儀(天体追尾システム)
PC(Let's note、FOMA回線利用)など

■中継に使用する総電力量(すべて太陽光パネルで発電):14,200Wh
.......... "

関連
ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMA(特設ウェブサイト)

 各種情報告知
・Facebook:PanasonicEclipseLive

・Twitter : @FujiyamaEclipse

[日本語字幕] ECLIPSE LIVE FROM FUJIYAMA by SOLAR POWER

(PanasonicNewsPortal,2012/04/18)

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環境省、東北地方の風力発電導入促進のための風況マップ特別版を公開

 環境省は、東北電力供給管内7県(青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島・新潟)の東北地方の風力発電導入促進のための風況マップ特別版を公開を新たに公開しました。

 これまでも環境省は、導入ポテンシャルマップや調査報告書を発表しています。今回のものは、東日本大震災を受け、東北地方で検討されている風力発電事業に対して、事業化に際して不足している風力発電事業を評価するために必要な長期間にわたる風況変動データを提供するために作成されたものであるということです。これまでのものよりも詳細な約500mメッシュで解析した風況データベースを作成し、これを地図情報と関連付けた「風況マップ(東北地方)」と「平成 23 年度 東北地方における風況変動データベース作成事業 報告書(平成24年3月)」が公開されました。
 公開された「風況マップ(東北地方)」はGoogleマップのレイヤーの形で提供され、kmzファイルをダウンロードしGoogleマップを開き、県ごとにプロットされたバルーンを開き、自治体を選んで閲覧します。福島県沖での浮体式洋上風力発電所の実証実験計画もり、洋上風車用のデーターも公開されました。

Ishinomaki_windmap
-----image(”上-<宮城県石巻市の風況マップ>、下-<地点をクリックするとそこのデーターが表示されます>”) : Googleマップにレイヤーの表示例-----
Ishinomaki_windmap_panel

Allakitawindmap
-----image(”上-<秋田県の広域を表示させてみた風況マップ>、下-<福島県沖の洋上風車が想定される洋上の風況マップ。表示させてみると、近海20kmは意外と風が弱い、、、、>”) : Googleマップにレイヤーの表示例-----
Fuku_wind_offshore

 環境省は、さらに5年で”保護側”のデーターベースとマップなどを整備するというアナウンスをしたという報道もあります。

環境省、東北を中心に自然エネルギーの候補地の野生生物の生息状況などを調べたデータベースを5年で整備-----自然エネルギー、2012/02/27

 環境省が、再生可能エネルギーの導入促進と環境保護などの規制側の両方を担うということに多少の疑問を感じつつ、とりあえず、規制と促進の両方の情報が必要です。今は、まだ環境保護側の情報が未対応ということですから、慎重な”現場”の判断と対応に期待するしかない、、、、。住民、利害関係の調整など急激な開発には必ずリスクが伴います。見つめていきましょう。


プレスリリース / 環境省、平成24年5月10日
風力発電導入促進のための風況マップ(東北地方)の公開について

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-----image(”(風況マップの表示イメージ、岩手県久慈市)”) : 同リリースより

" 環境省では、風力発電の導入ポテンシャルが大きな東北地方における風力発電の導入を促進するため、気象シミュレーション技術を活用して、東北電力供給管内7県(青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島・新潟)の過去20年間の年平均風速と変動(標準偏差)を約500mメッシュで解析した風況データベースを作成し、これを地図情報と関連付けた「風況マップ(東北地方)」を公開しましたのでお知らせします。
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/windmap/index.html

1.風況マップ(東北地方)の作成の背景・目的
 平成23年3月11日に発生した東日本大震災を受け、我が国では地球温暖化対策・エネルギー政策の両面から、再生可能エネルギーの導入を一層加速することが求められています。そうした中、我が国には大きな風力発電の導入ポテンシャルがある一方、風力発電事業を評価するために必要な長期間にわたる風況変動データが不足していることが、風力発電事業の事業性を判断する上で大きなリスク要因の1つとなっています。
 そこで、環境省では、風力発電の導入ポテンシャルが大きな東北地方における風力発電の導入を促進するため、当該地域において検討されている風力発電事業の事業性評価に資するべく、風力発電事業者等が風況リスクの評価に利用可能な風況データベースを作成し、これを地図情報と関連付けた風況マップを公開しました。

2.風況マップの特徴
 気象シミュレーション技術を活用して、風況データベースを作成しました。東北電力供給管内7県(青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島・新潟)について、過去20年間(1991年~2010年)の詳細な時間解像度(1時間)及び空間解像度(500m)による風況データを作成し、2MW級の風車の標準的なハブ高さである地上高80mにおける年平均風速を算出して、それに基づいて風況変動(標準偏差)の解析を行いました。
 作成された風況データベースの各データは位置情報を持っているため、地図情報と関連付けて表示することができます。そこで、一般に公開されているフリーソフトウェアであるGoogle Earthを利用した風況マップを作成しました。これにより、風力発電事業者やレンダー(金融機関)等が風況データを確認することができ、事業性評価に活用することが可能となります。
 風況データベースに関する詳細情報は、「平成23年度東北地方における風況変動データベース作成事業成果報告書」を参照してください。

 http://www.env.go.jp/earth/report/h24-02/index.html

3.風況マップの閲覧方法
 環境省ウェブサイト「風況マップ(東北地方)」から、「マップデータの閲覧」をクリックし、データファイルを開くことによって閲覧できます。

 http://www.env.go.jp/earth/ondanka/windmap/index.html
..........
なお、閲覧に当たっては、Google Earthをインストールする必要があります。

4.データ取扱い上の留意点
 風況マップは、年平均風速のみを考慮したデータベースを基に作成しており、各種社会条件や事業採算性等は考慮しておりません。また、風況マップによって表示される風況データは観測に基づいたものではなく、シミュレーションによって算出されたものであり、シミュレーション誤差を含んだデータです。
 風況データベース及び風況マップを利用することによって生じたあらゆる不利益又は損害に対して、環境省は一切責任を負いません。
 なお、風況データベース及び風況マップの著作権は環境省に帰属します。引用する場合には、出典(環境省「風況マップ(東北地方)」等)を明記してください。
.......... "

関連
環境省 : 風況マップ(東北地方)

"■公開データ項目
次のデータ項目を公開しています。

風況変動データベース項目
データ項目 データの説明
20年間の年平均風速 20年間の年平均風速の平均値[m/s](シミュレーション誤差を加味せず)

年平均風速の標準偏差 20年間の年平均風速の標準偏差[%](シミュレーション誤差を加味)

年平均風速の最大値 20年間の年平均風速の最大値[m/s](シミュレーション誤差を加味せず)

年平均風速の最小値 20年間の年平均風速の最小値[m/s](シミュレーション誤差を加味せず)

※風況変動データベースは、地上高80mにおける20年間の年平均風速を使用しています。この年平均風速は気象シミュレーションで得られた1991年から2010年の20年間の風況データ(時間解像度1時間・空間解像度500m)に基づき作成したものです。"

平成23年度 東北地方における風況変動データベース作成事業 成果報告書-----環境省、平成24年5月
Env_go20125touhokuwindreport
-----image : 上記報告書カバー

"平成 23 年度 東北地方における風況変動データベース作成事業 報告書目次
1. はじめに -----1
1.1. 業務の背景 -----1
1.2. 業務の目的-----1
1.3. 業務の実施にあたっての基本方針-----1
2. 業務の実施内容 -----3
2.1. 東北地方の過去 20 年の詳細な風況データの作成-----3
2.1.1. 東北地方の過去 20 年の詳細な風況データの作成方法-----3
2.1.2. 気象シミュレーション結果の検証・考察-----7
2.2. 風況変動データベースの作成-----15
2.2.1. 風況変動データベース構築方法-----15
2.2.2. 風況変動データの計算方法-----18
2.2.3. シミュレーション誤差評価-----19
2.2.4. 20 年間の年平均風速の解析結果-----23
2.2.5. 東北地方の長期風況トレンドの考察-----41
2.2.5.1. 東北エリア全域平均-----41
2.2.5.2. 気候区分別エリ平均-----80
2.3. 公開用データの作成-----114
2.3.1. データ公開方法-----114
2.3.2. 風況変動データベース公開システム-----115
2.3.3. 風況変動データベースの公開用データ化-----126
2.3.4. 公開データの閲覧方法-----136
2.3.5. Google Earth の主な使い方----- 141
.......... "

参考エントリー
環境省、Google Earthを使って閲覧できる再生可能エネルギーの導入ポテンシャルマップのデーターを公開-----ソフトエネルギー、2011/01/12

環境省、平成22年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査の結果を公表-----ソフトエネルギー、2011/04/22

平成21年度 再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査調査報告書-環境省 / 自然エネルギー資料-----自然エネルギー、2010/08/02

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富士電機、カリフォルニア州のHudson Ranch II 地熱発電所プロジェクトへの資本参加を表明

 富士電機は、米国の民間発電事業会社であるEnergy Source LLCのグループ企業が所有するHudson Ranch II 地熱発電所に資本参加することを発表しました。場所は、米国カリフォルニア州インペリアル・バレーで、発電出力は、49MW。2013年から建設を開始し、2015年に運転予定の発電所です。

 富士電機の出資金額は、US$10,000,000(資本比率 約10%)で、資本参加の目的は、現在同社の直近10年間の世界納入シェア40%以上を誇る実績をさらに、拡大し地歩を固める目的があります。場所の風景は下の地図でご覧いただけます。

Google マップ : Hudson Ranch Power Plant 1

 場所がなかなかユニークです。ソルトン湖(Salton Sea)のほとりにあり、Wikipediaによれば、ソルトン湖は、”サンアンドレアス断層の上に直接乗っている塩水の内陸地溝湖”だそうです。まさに、地熱資源のありそうな場所です。
実際、この地域には、数多くの地熱発電所が稼働し、Energy Source LLCは、同地域で本年3月にもHudson Ranch I 地熱発電所の商業運転を開始したばかりだということです。富士電機は、Hudson Ranch I 49MWにも、発電機を納入しています。
 それぞれ50,000世帯分に相当する発電量があります。

プレスリリース / 富士電機、2012年4月26日
米国地熱発電事業への資本参加について

"富士電機株式会社(略)は、米国カリフォルニア州の地熱発電プロジェクトへの資本参加を決定し、投資契約の調印を完了しましたので、お知らせいたします。

1.概要
本件は、米国の民間発電事業会社であるEnergy Source LLC(米国、President:David K. Watson、以下ES社)の子会社Hudson Ranch Power II LLC(米国)に対して資本参加するものです。

(1) 対象プロジェクト
Hudson Ranch II 地熱発電所(以下HRII)
所在地 :米国カリフォルニア州 インペリアル・バレー
発電出力 :49MW(予定)
建設開始時期 :2013年(予定)
運転開始時期 :2015年(予定)
(2) 出資金額
US$10,000,000(資本比率 約10%)

2.資本参加の背景とねらい
世界の発電市場は再生可能エネルギーの導入促進により、今後、地熱発電導入の動きが活発になると予測されています。
当社は、エネルギー事業を中核とした拡大発展を経営方針に掲げており、直近10年間の世界納入シェア40%以上を占める地熱発電事業の更なる拡大を図る施策の一つとして、今回の地熱IPP発電事業に参画するものです。

〔ES社およびHudson Ranchについて〕
本プロジェクトの所在地であるインペリアル・バレーは地熱資源が豊富な地域で、数多くの地熱発電所が稼働しています。ES社は、同地域で本年3月に商業運転を開始したHudson Ranch I 地熱発電所(以下HRI)の開発・所有者であり、当社はHRI に地熱発電機器を納入しています。
HRI、HRIIの発電量はそれぞれ米国南西部50,000世帯分の消費電力に相当します。
.......... "

関連
EnergySource / Projects : Hudson Ranch Geothermal

Hudsonranch
-----image : 上記サイトより
- March 1, 2012 EnergySource Announces Grid Synchronization, Outstanding Test Results At First New Geothermal Plant in Salton Sea Area in 20 Years create over 200 jobs in Imperial County

"$400 Million Hudson Ranch I Plant has 49.9 Megawatt Capacity, Adds Jobs, Boosts Economy in Imperial County"

AMEC designs new 49.9MW geothermal plant「AMEC、プラント工事会社の」サイト

SRP to purchase 49 MW of geothermal energy-----SRP,Dec. 12, 2011(電力購入電力会社)

Salt River Project to buy 49 MW of geothermal energy-----Penn Energy,December 12, 2011

Renewable Energy Experts Tour Imperial Valley Hot Spots-----Global Geothermal News,March 13, 2012

参考エントリー
人に愛される、世界一の地熱発電所- ニュージーランド ヌアワプルア 132MW-----再生可能エネルギー GreenPost、2012-04-13

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ファーストソーラー First Solar、カリフォルニアで 550MWpの大規模太陽光発電所 Topaz Solar Farmの建設中

 ファーストソーラー First Solarと火力、地熱、水力、そして風力もてがけるMidAmerican Energy Holdings Companyは、カリフォルニア州で550MWpという世界最大の太陽光発電所を建設中であることを発表しました。この計画は、2008年春には計画がアナウンスされ、それなりに話題になりました。経過で資金難が伝えられたこともあったと思います。しかし、2011年末より工事が開始され、順調ならば2015年から発電が開始されます。所有権は、MidAmerican Energyに移っています。ファーストソーラーは、完成後のメンテナンスを担当します。

 建設地は、サンルイスオビスポ(Wikipedia ; サンルイスオビスポ)近郊ということです。地図でみると下のような広大な荒野です。550MWpでもへっちゃらな広さです。

Topaz_solar_farm
-----image : Googleマップ「Topaz Solar Farm」より

 さて、建設にあたっては400名の労働者を雇用、完成まで3年ありますから、地域にとっては重要な雇用を生み出しています。完成まで時間がかかりますが、550MWpということですから完成時に、世界一となるのは確かそうです。約16万世帯の電力を生み出し、25年間地元の電力会社に売電する契約も決まっています。カリフォルニア州は、2020年までに電力の33%を再生可能エネルギーでまかなうという目標を掲げています。その目的に資する計画として、州からも評価されています。

プレスリリース / First Solar,May 3, 2012
MidAmerican Solar and First Solar Announce Start of Major Construction on Largest Solar Project in the World

"This week, MidAmerican Solar and First Solar, Inc. (Nasdaq: FSLR) marked the start of major construction at Topaz Solar Farms, located in San Luis Obispo County, Calif. The 550-megawatt photovoltaic project will employ approximately 400 workers during its three-year construction period; will generate nearly $417 million in local economic impact, the majority of which will be generated during construction; and will provide California with renewable electricity.

When complete, the Topaz project will be the largest solar electric power plant in the world, providing enough energy to power approximately 160,000 average California homes.
..........
The Topaz project is owned by MidAmerican Solar and will be constructed, operated and maintained by First Solar. Construction began in November 2011 and is expected to be complete by early 2015.

Pacific Gas and Electric Company will purchase the electricity from the Topaz project under a 25-year power purchase agreement, helping California meet its mandate to generate 33 percent of its power from renewable sources by 2020.

Developed by First Solar, the Topaz project will incorporate the company's advanced thin-film PV modules, which generate electricity with no emissions, waste or water use and have the smallest carbon footprint of any PV technology. Electricity generated by the Topaz project will displace approximately 377,000 metric tons of carbon dioxide per year - the equivalent of taking approximately 73,000 cars off the road.
.......... "

関連
MidAmerican Energy Holdings Company to Acquire 550-Megawatt (AC) Topaz Solar Farm from First Solar-----MidAmerican Energy Holdings Company,Dec. 7, 2011

First Solar Project Overview : Topaz Solar Farm

"Located on the northwestern corner of the Carrisa Plains, the 550 megawatt Topaz Solar Farm will produce sufficient electricity to power 160,000 average California homes. The Topaz location was selected after an extensive review of potential sites in California which considered the available solar resource, proximity to existing electrical transmission lines, current land uses, and environmental sensitivities .

Economic benefits include an estimated $417 million in positive impacts, including property and sales tax revenues for the County, wages from direct and indirect employment, induced spending and supply chain revenues."

Community members share their support for First Solar's Topaz Solar Farm

(firstsolar,2011/01/26)

・Wikipedia : Topaz Solar Farm

ファーストソーラー First Solar 、ネバダ州で250MWの大規模太陽光発電所の建設計画を開始-----ソフトエネルギー、2011/02/16

追加情報
ファーストソーラーがやってくる! 北九州で2014年にCdTe薄膜採用、1.4MWpのメガソーラー建設へ-----ソフトエネルギー、2013/11/26

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JR東日本、太陽光発電、蓄電池活用の鉄道電力用スマートグリッド技術開発へ。東北本線平泉駅には太陽光発電78kWpと蓄電池 240kWh導入へ

 東日本旅客鉄道、JR東日本は、鉄道電力システム用スマートグリッド技術を開発する計画を発表しました。5月に青梅線での電力貯蔵システムの基礎的な試験に着手するのを皮切りに、列車が停車するときに発生する電力や、太陽光発電等による電力の効果的な利用についての具体的な取り組みに順次着手するとのことです。
 エコステーション、つまりJR東日本のいう「エコステ」としては、東北本線平泉駅に太陽光発電78kWpと蓄電池 240kWh導入し、太陽光発電の余った電力を蓄電池に貯めたり、余った太陽光発電電力を遠くの駅へ送る技術などの実験も行うということです。また、千葉支社ビルにおいては、スマートメーター等による自動的な節電の検証も行い。鉄道会社として、総合的な発電、送電、蓄電、見える化という総合的なエネルギーマネージメントに取り組むということです。

 前から、鉄道、高速道路、港湾関連などの事業者による、将来の”地域”発電事業への参入を期待していました。東京では、東電の新体制も発表され、より積極的な東京ガスなどの積極的な電力への参入も動きはじめています。今後は、これらの輸送、移動関連のインフラを所有する事業社による、自社内消費および管理にとどまらない、発電事業への参入という可能性もさぐっていただきたいと思います。電力会社の寡占状態を打破する上で、可能性のある事業だと考えています。

 さて、今回のJR東日本の事業。そうした可能性への一歩であると期待しつつ、東北本線平泉駅に強い興味を感じます。それほど乗降客の多くないこの駅のエネルギー的なデザインを含めた機能に強く惹かれます。完成したら是非見に行きたいです!


プレスリリース / 東日本旅客鉄道(JR東日本)、2012/5/8
ホームページ / 鉄道電力システムへの「スマートグリッド技術」の適用について [PDF/564KB]

Jreastsmartgrid_for_trainall
-----image(”今回取り組む技術の全体像”) : 同リリースより-----
Jreastsmartgrid_for_train1

"○ JR東日本ではこれまで、自営発電所等の設備更新や蓄電池駆動電車の試験など、エネルギー分野の新技術導入に取り組んでまいりました。その一環として、エネルギー利用の一層の効率化を目指し、「スマートグリッド技術」を適用する検討を進めています。 ○ この度、5月に青梅線での電力貯蔵システムの基礎的な試験に着手するのを皮切りに、列車が停車するときに発生する電力や、太陽光発電等による電力の効果的な利用についての具体的な取り組みに順次着手してまいります。

■ スマートグリッド技術とは
スマートグリッド技術とは、ICT 技術と電力機器技術を組み合わせ、使いきれない電気を貯めたり、別の場所へ送ったりすることで、エネルギーの一層の効率的・効果的な利用を実現する技術です。このたび当社は、最初の取り組みとして、電車が停止するときに発生する回生電力と、鉄道関連用地に多くの導入可能性がある太陽光発電電力を有効利用するためのスマートグリッド技術の適用に取り組みます。
これまで、回生電力や太陽光発電の電力を、「貯めて使う」、「遠くで使う」技術についての検討を進めてきましたが、5 月以降、フィールドでの試験や実用化を順次進めてまいります。

1.電力貯蔵装置などを用いた回生電力の有効利用(① ②) 【別紙1】
 列車が停止するときに発生する回生電力を有効に利用する技術として、余った電気を「貯めて」使う電力貯蔵装置と、別の電車が走っている電気回路に余った電気を「送る」電力融通装置について、実設備での取り組みを行います。
(①回生電力を貯めて使う電力貯蔵装置)
・ 青梅線古里変電所ではニッケル水素電池を用いた電力貯蔵装置の試験を行います。
・ 青梅線拝島変電所ではリチウムイオン電池を用いた電力貯蔵装置を実現します。
(②回生電力を別の電気回路に送る電力融通装置)
・ 常磐線牛久き電区分所に電力融通装置(RPC)を実現します。

Jreastsmartgrid_for_train001
-----image(”別紙1 電力貯蔵装置などを用いた回生電力の有効利用 ”) : 同リリースより

2.太陽光発電など自然エネルギーの効果的導入(③ ④) 【別紙2】
線路沿線の用地を利用した自然エネルギーの導入には、大きな可能性があります。将来の本格的な導入に向けて、電気を「貯める」、あるいは「遠くに送る」ことで、自然エネルギーを有効に利用する技術についての取り組みを行います。
(③太陽光発電の余った電力を蓄電池に貯めるシステム)
・ 太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、夜間にも太陽光発電で発電した電力を有効に利用するゼロエミッションステーションを東北本線平泉駅で実現します。
(④余った太陽光発電電力を遠くの駅へ送る技術)
・ 沿線の鉄道用地で発電した電力を離れた駅で使用する技術として、電力系統を制御して電力を遠くに送る技術について、鉄道沿線設備を模擬した試験を行います。

Jreastsmartgrid_for_train002
-----image(”別紙2 太陽光発電など自然エネルギーの効果的導入 ”) : 同リリースより

3.スマートメーター等による自動的な節電の検証(⑤) 【別紙3】
当社は、発電から負荷までを一元的に管理する事業体として、必要に応じて電力の使用を制御し、適切に利用する技術が重要であると考えています。まずは、スマートメーター等により自動的に節電をする技術について、新しく今年度から使用を開始する千葉支社ビルで試験を行います。

Jreastsmartgrid_for_train003
-----image(”別紙3 スマートメーター等による自動的な節電の検証”) : 同リリースより
.......... "

関連
東日本旅客鉄道(JR東日本) / 2012/5/8「エコステ」モデル駅の工事着手について [PDF/824KB]

Jreastecostation
-----image : 上記リリースより

" ○ JR東日本では、省エネルギー・再生可能エネルギーなど様々な環境保全技術(エコメニュー)を駅に導入する取組み「エコステ」を実施しています。
○ エネルギーの地産地消を実現し、CO2排出をゼロとする「ゼロエミッション」を目指す「エコステ」モデル駅として、東北本線平泉駅を整備します。
○ 設備の使用開始は6月末を予定しています。(改良工事は4月16日に着手済)
..........
(導入を進める設備)
エコステメニュー主な内容
① 省エネ ホームや駅事務所にLED照明を導入します。
遮熱塗装により駅舎の断熱性を向上します。
② 創エネ 駅東側に太陽光発電(500平方メートル、78kW)と蓄電池(240kWh)を設置します。
③ エコ実感 太陽光発電量等を表示するエコ情報表示盤を設置します。
(年間電力使用量の約8割を太陽光発電でカバーする見込み。)

2.今後の取り組み
「エコステ」モデル駅の取り組みについては、京葉線海浜幕張駅や中央本線小淵沢駅の検討を進めており、今後も順次導入してまいります。
なお、2012 年 3 月より中央本線四ツ谷駅がモデル駅第1号として本格稼動しています。
.......... "

追加情報
JR東日本のゼロエミッションを目指すエコステ 東北本線 平泉駅向け電力供給システム納入のお知らせ-----三菱電機、2012年6月28日


参考エントリー
JR東日本、日光線鶴田駅で有機薄膜太陽電池の駅での導入を目指したフィールド試験を開始-----ソフトエネルギー、2012/01/13

JR東日本、四ツ谷駅がエコステになる。省エネ、太陽光発電、自然換気、環境整備など-----しなやかな技術研究会、2011/02/16

JR東日本、東京駅のホームの屋根に435kWpの太陽電池を設置。進むエコステ化!?-----ソフトエネルギー、2011/03/03

-----Google GreenPost関連サイト内横断検索 : JR東日本-----

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積水ハウス、太陽電池・燃料電池・蓄電池の3電池とHEMS搭載の戸建住宅によるスマートハウスを全国で展開。まずは、仙台から

 積水ハウス、太陽電池・燃料電池・蓄電池の3電池とHEMS搭載の戸建住宅によるスマートハウスを全国で展開すると発表しました。まずは、仙台郊外に日本初のスマートタウンと題してこのほど完成した「スマートコモンシティ明石台」を起点として、茨城、福岡、千葉、神奈川などへの展開がアナウンスされています。

 宮城県のスマートコモンシティ明石台は、東日本大震災後に開発される宮城県内最大級の大型住宅団地であるということが最大の注目ポイントです。復興という意味でも是非成果をあげていただきたい。

 とはいえ、一般家庭に高価な蓄電池を導入することには、実は抵抗があります。しかし、3.11以降、どうしてもバックアップ電源が必要な人や停電はこまるという方は、蓄電池導入も必要だと考えるようになりました。そして、今は個人の選択として蓄電池を購入し使っている方の感想などに注意を払うようにしています。そこで聞こえてくるのは、自分で考える電気の安定利用、または確保という選択を積極的にしようと考えている方が増えていることです。時代はここでも動いているのかもしれません。

 さて、今回の積水ハウスは、太陽電池と蓄電池にさらに燃料電池を加え、家庭用のエネルギーマネージメントシステム HEMSを導入したスマートハウスだといことです。なんとも、豪勢。さらに一軒、一軒を積みあげることで、まち全体で1年間に発電する電力量が、その計算上の電力消費量の約1.7倍の2,508MWhと大幅に上回る「まち全体が発電所」をデザインしたということです。
 これを可能にしたのは、電力だけでなく、ガス、断熱と省エネ(高断熱、LED、高効率エアコンや照明、断熱浴槽)を組み合わせた、太陽光発電と燃料電池のダブル発電。これを前提として、421戸で、近隣世帯へ年間1,039MWhもの電力供給が可能という計算を同社は示しています。
 電気とガスのエネルギーミックスで光熱費を削減し、大幅な節電を実現した、戸建集合太陽光発電所というアイディアは、素直に豪勢で面白いと感じました。

 あとは、住み手のみなさんの評価と感想が知りたいです。

プレスリリース / 積水ハウス、2012年4月27日
3電池のスマートハウスを軸とするスマートタウンを全国に展開 仙台郊外に日本で初めて完成「スマートコモンシティ明石台」まちびらき

Sekisui3powerhouse
-----image : 「仙台郊外に日本初のスマートタウン完成 「スマートコモンシティ明石台」まちびらき (PDF:389KB)」より

" 積水ハウス株式会社は、太陽電池・燃料電池・蓄電池の3電池とHEMS※1を搭載したスマートハウスを軸とする日本初のスマートタウン「スマートコモンシティ明石台」のまちびらき式典を4月27日(金)に執り行いました。
「スマートコモンシティ明石台」は、東日本大震災後に開発される宮城県内最大級の大型住宅団地であり、東北復興への一翼を担っています。まち全体で1年間に発電する電力量は、電力消費量の約1.7倍の2,508MWhと大幅に上回り、近隣世帯へ1,039MWhもの電力供給が可能な「まち全体が発電所」となります。まち全体で省エネ・創エネに取り組み、電気とガスのエネルギーミックスで光熱費を削減し、大幅な節電を実現します。
..........
 「スマートコモンシティ明石台」の軸となる「グリーンファースト ハイブリッド街区」の見学会では、「グリーンファースト ハイブリッド」住宅の特長や仕組みをご説明しました。その後、災害などの停電時に蓄電池がどのように機能するかを実際にご覧いただくため、停電時を再現して、自動的に3電池による電力供給システムに切り替わり電気が復旧する停電自動復旧実験を実施いたしました。
..........
※1Home Energy Management System。経済産業省「エネルギー管理システム導入促進補助金(HEMS導入事業)」で補助対象に採択。

”..........
その第一弾となるスマートタウン「スマートコモンシティ明石台」は、東日本大震災後に開発される宮城県内最大級の大型住宅団地であり、東北復興への一翼を担っています。
まち全体で省エネ・創エネに取り組み、電気とガスのエネルギーミックスで光熱費を削減し、大幅な節電を実現します。1年間にまち全体の太陽電池と燃料電池が発電する電力量は 2,508MWh で電力消費量 1,469MWh の約 1.7 倍と大幅に上回り、電力会社を経由(売電)して、近隣世帯へ 1,039MWhもの電力供給が可能※3 な「まち全体が発電所」となります。太陽電池だけでも 1.29MW の出力※4 で、メガソーラー発電所に匹敵します。
さらに、集会所が災害時には避難所としても機能するように「防災コミュニティセンター」を 2 箇所に計画しており、制震システム「シーカス」や防災備蓄倉庫、蓄電池を備えた建物を予定しています。

【スマートコモンシティ明石台 概要】
・所在地 :宮城県黒川郡富谷町明石台 7 丁目 72-1(該当地区は所在地の一部となります。)
・所有区画数 :431 戸 (団地全体は 764 区画)
・「グリーンファースト ハイブリッド」建売棟数:7 棟(2012 年 4 月 27 日時点)
今後着工が進む中で、全体の 2 割程度を目安に普及させる予定です。

※3 シミュレーション条件
仙台に建つ 128m2、3 人家族、専業主婦、東北電力、仙台市ガス、積水ハウスアップグレード断熱、太陽光発電 3kW、燃料
電池、高効率エアコン、蛍光灯+LED照明、断熱浴槽。
太陽光発電と燃料電池のダブル発電を前提として、1 世帯当たりの年間発電量を 5,819kWh、年間電力消費量を 3,408kWh として算定。
※4 全世帯で公称最大出力 3kW の太陽電池を設置した場合。3kW/戸×421 戸=1.29MW
........... ”

.......... "

関連
スマートコモンシティ明石台
02
03
-----image : 「コンセプト」より

ソトコト住育 : 防災に強い街(3) 宮城県・富谷町「スマートコモンシティ明石台」

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プラネットソーラー PLANETSOLAR、世界初の大型ソーラー船による世界一周の旅を達成

 世界最大の太陽光発電のみで駆動する世界初の大型ソーラー船、プラネットソーラー PLANETSOLARは、5月4日にモナコに到着。2010年9月27日午後にモナコを出発してから584日目に、再びモナコに戻り世界一周の旅を達成しました。60000kmにも及ぼうとする大冒険です。

 クルーは、4名でドイツとスイスの混成チームです。1800万ユーロ(約21億円)をかけて建造されたとされるプラネットソーラーのサイズは、全長は31m、幅は約15m。60t級のクルーザーに相当。最大50名の乗員乗客をのせ、20 kW (26.8 HP)のモーターにより最高時速25kmで航行可能です。搭載されている太陽電池は、アメリカのSunPower社の高効率単結晶セル約38,000枚で、最大展開時には120kWpに達します。

プラネットソーラー PLANETSOLARは、世界初のカタマラン(双胴)型の大型ソーラー船をドイツ北部の町キール(Kiel)で公開しました。1800万ユーロ(約21億円)の巨費を投じて建造されたプラネットソーラー号は、世界最大のソーラー船と銘打つだけあって、60t級。全長は31m、幅は約15m。最大40名の乗員乗客をのせ最高時速25kmで航行可能ということです。利用している太陽電池は、東芝が取り扱うことで話題のアメリカのSunPower社の高効率単結晶セル約38,000枚、537平方メートル分を搭載しているということです。気になるリチウムイオンバッテリーの搭載量は発表されているスペックシートには記載されていません。

Solarplanetarrival2
-----image(到着時の様子) : Arrival Videos 2より

584日に及んだ世界一周の旅の様子は、YouTubeサイトでも見ることができます。この間何度かブログで関連記事を紹介してきました。動画を見るたび、その航海に思いを馳せ、楽しませていただきました。いい航海でした!

・YouTube :planetsolar
追加情報
Minute PlanetSolar Mai/May 2012

(planetsolar,2012/06/14)


世界最大で、かつ最初に太陽の力だけで世界一周を達成した、プラネットソーラー号の冒険-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/05/10 *新しいビデオクリップが紹介されました

プラネットソーラー PLANETSOLAR、世界初の大型ソーラー船による世界一周の旅、残り30日を切る!-----自然エネルギー、2012/04/06 *動画はこちらにで紹介しています。


関連
www.planetsolar.org / Arrival Videos
/ The Boat

Twitter : PlanetSolar

太陽エネルギー船「プラネット・ソーラー」、世界一周航海を達成-----AFP BB News,2012年05月05日

PlanetSolar - she's arrived! First around the world on solar energy?
-----Sail World,Sat 5 May 2012

関連エントリー
プラネットソーラー PLANETSOLAR、世界初の大型ソーラー船を2月25日に公開。2011年4月から世界一周の旅へ-----しなやかな技術研究会、2010/03/04


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本・資料「自然エネルギー白書2012」環境エネルギー政策研究所(ISEP)

  環境エネルギー政策研究所(ISEP)は、日本国内を中心とした自然エネルギー政策の状況や様々な自然エネルギーについて、3.11後の最新動向をまとめた「自然エネルギー白書2012」を昨年に引き続き、編纂したと発表しました。
 2011年版は自然エネルギー政策プラットフォームのサイトにPDF版で公開されています。日本の、そして世界の再生可能エネルギー、自然エネルギーの現状を伝える貴重な資料として重宝させていただいています。

 そして、今回の自然エネルギー白書2012は、2011年の発行版がA4版並製(世界白書版)だったのに対して、A5判並製で272ページの単行本版となり、七つ森書館より発行されました。価格は1,600円(税別)で全国の書店にて販売されます。

 ちなみにISEPからだと100円引きの特別価格1,500円(税込)で購入できるそうです。税考えると結構お得です!


プレスリリース / 環境エネルギー政策研究所(ISEP)、2012/05/01
最新版「自然エネルギー白書2012」を発刊

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-----image : 同書案内よりカバー

" 認定NPO法人  環境エネルギー政策研究所(ISEP)は、日本国内を中心とした自然エネルギー政策の状況や様々な自然エネルギーについて、3.11後の最新動向をまとめた「自然エネルギー白書2012」を昨年に引き続き編纂しました。この「自然エネルギー白書2012」は七つ森書館より本日5月1日に発刊され、全国の書店で販売されると共に、当研究所でも特別価格で販売を行います。

3.11後の自然エネルギー革命へ。本書では、世界で急成長する自然エネルギーについて日本の現況と本格導入への見通しを分析しています。太陽光、風力、地熱、小水力、バイオマス、太陽熱など、自然エネルギー政策の具体的課題から、地域別ポテンシャルや事業化モデル、中長期シナリオまで、それぞれの専門家が紹介し、実現に向けた提言をしています。まさに日本の自然エネルギーの姿がこの白書には凝縮されています。

この歴史的な転換期にあって、これまでも、そして今後とも、原発にも化石燃料にも依存しない、民主的で地域自立型の持続可能なエネルギー社会を実現してゆくことは、ますます重要になっています。この自然エネルギー白書が、日本社会にそうした道筋を指し示す道しるべになることを願っています。

編集:認定NPO法人
協力:自然エネルギー政策プラットフォーム(JREPP)ほか
発行:七つ森書館
発行日:2012年5月1日
定価: 1,600円(税別) 全国の書店にて販売
特別価格:1,500円(税込)ISEPより販売
..........
”主な内容:
本書では、世界で急成長する自然エネルギーについて日本の現況と本格導入への見通しを分析しています。太陽光、風力、地熱、小水力、バイオマス、太陽熱など、自然エネルギー政策の具体的課題から、地域別ポテンシャルや事業化モデル、中長期シナリオまで、それぞれの専門家が紹介し、実現に向けた提言をしています。

第1章: 国内外の自然エネルギーの概況
世界と日本の自然エネルギー政策/世界と日本の自然エネルギー・トレンド……

第2章: 国内の自然エネルギー政策
3.11後のエネルギー政策/東北復興エネルギー戦略/
固定価格買取制度(FIT)のゆくえ/電力自由化と系統接続の課題/
エネルギーシフトへの市民運動/世界と日本の自治体の自然エネルギー政策……

第3章: 自然エネルギーのトレンドと現況
太陽光発電/風力発電/小水力発電/地熱発電/バイオマス発電/
海洋エネルギーによる発電/太陽熱発電/地熱直接利用および地中熱/
バイオマス熱利用……

第4章: 自然エネルギー長期シナリオ
3.11後の中長期シナリオ/世界シナリオ/ヨーロッパのシナリオ/
自然エネルギーの将来展望Global Futures Report/
自然エネルギー導入シナリオ……

第5章: 地域における導入状況とポテンシャル
地域での取り組みとその可能性/地域別の導入状況/
地域別の導入ポテンシャル……

第6章: 自然エネルギー政策への提言
自然エネルギー政策への提言/おわりに”
-----プレスリリース本文(Web)より
.......... "

関連
環境エネルギー政策研究所(ISEP) : 自然エネルギー白書2012

七つ森書館 : 自然エネルギー白書2012

" 3.11は世界を大きく変えた。本書は、世界で急成長する自然エネルギーについて日本の現況と本格導入への見通しを分析する。太陽光、風力、地熱、小水力、バイオマス、太陽熱などーーそれぞれの導入量から事業化モデル、風力ポテンシャル・マップなどを90点の図表で具体的に提示。自然エネルギー政策の具体的課題から中長期シナリオまで、それぞれの専門家が実現に向けて提言します。 "

自然エネルギー政策プラットフォーム : 自然エネルギー白書2011 / 自然エネルギー白書2011*左記ページでPDF版が公開されています。

関連エントリー
ISEP、自然エネルギー世界白書2011 日本語版を公開、配布開始-----ソフトエネルギー、2012/02/03

ISEP、待望の自然エネルギー白書2010 全文をPDFで公開-----ソフトエネルギー、2011/02/25

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イベント9/14-30 ソーラーデカスロン・ヨーロッパ Solar Decathlon Europe 2012

 国際的な大学対抗のエコ建築のコンテストである、ソーラーデカスロン・ヨーロッパ Solar Decathlon Europe 2012が今年9月にスペインのマドリッドで開催されます。
 アメリカエネルギー省が企画したアメリカでの本大会とは別に、ヨーロッパでの開催は2010年に続き2回目となります。2012年大会には、世界15カ国から20チームあまり(正式参加は18チームでした)が参加し、10のカテゴリーで審査を受け、受賞作を決定します。

 コンテストの審査項目は以下、
1. Architecture (建物)
2. Engineering & Construction (エンジニアリング&建設)
3. Energy Efficiency (エネルギー効率)
4. Electrical Energy Balance (電力の需給バランス)
5. Comfort Conditions (快適性)
6. House Functioning (機能性)
7. Communication and Social Awareness (ネットワークと社会性)
8. Industrialization & Market Viability (事業化、市場での可能性)
9. Innovation (技術的な革新性)
10. Sustainability (持続可能性)


 なお、今年は千葉大学チームのおもてなしハウスが参加するので、大会がとっても楽しみです。

Solar Decathlon Europe

*大会の詳しい情報は以下のブログやツイッターで得ることができます。

- Blog SD Europe

Sderopeblog_site
-----image : 同サイトより

関連
SDEurope Professional Brochure(公式ガイドブック、DL可能)

・Titter : SD Europe

千葉大学 : おもてなしハウス Omotenashi House | Chiba University - Solar Decathlon Europe 2012

アメリカエネルギー省 : Solar Decathlon

ソーラーデカスロン・ヨーロッパ Solar Decathlon Europe 2012のすべて(Naverまとめ版)

参考動画
Solar Decathlon Europe 2012. Proyecto Patio 2.12

(KNAUFINSULATIONSPAIN,2012/03/21)

関連エントリー(追加情報あり)
SDEurope2012 参加の千葉大学チーム、おもてなしハウスの建て込みが開始されました-----ソフトエネルギー、2012/09/04

ソーラーデカスロン・ヨーロッパ Solar Decathlon Europe、6月にスペインで開催-----ソフトエネルギー、2010/02/15

ソーラーデカスロン Solar Decathlon / おまとめサイト-----自然エネルギー、2011/09/16

追加情報
SDEurope2012 参加の千葉大学チーム、おもてなしハウスの建て込みが開始されました-----ソフトエネルギー、2012/09/04


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