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積水ハウス、太陽電池・燃料電池・蓄電池の3電池とHEMS搭載の戸建住宅によるスマートハウスを全国で展開。まずは、仙台から

 積水ハウス、太陽電池・燃料電池・蓄電池の3電池とHEMS搭載の戸建住宅によるスマートハウスを全国で展開すると発表しました。まずは、仙台郊外に日本初のスマートタウンと題してこのほど完成した「スマートコモンシティ明石台」を起点として、茨城、福岡、千葉、神奈川などへの展開がアナウンスされています。

 宮城県のスマートコモンシティ明石台は、東日本大震災後に開発される宮城県内最大級の大型住宅団地であるということが最大の注目ポイントです。復興という意味でも是非成果をあげていただきたい。

 とはいえ、一般家庭に高価な蓄電池を導入することには、実は抵抗があります。しかし、3.11以降、どうしてもバックアップ電源が必要な人や停電はこまるという方は、蓄電池導入も必要だと考えるようになりました。そして、今は個人の選択として蓄電池を購入し使っている方の感想などに注意を払うようにしています。そこで聞こえてくるのは、自分で考える電気の安定利用、または確保という選択を積極的にしようと考えている方が増えていることです。時代はここでも動いているのかもしれません。

 さて、今回の積水ハウスは、太陽電池と蓄電池にさらに燃料電池を加え、家庭用のエネルギーマネージメントシステム HEMSを導入したスマートハウスだといことです。なんとも、豪勢。さらに一軒、一軒を積みあげることで、まち全体で1年間に発電する電力量が、その計算上の電力消費量の約1.7倍の2,508MWhと大幅に上回る「まち全体が発電所」をデザインしたということです。
 これを可能にしたのは、電力だけでなく、ガス、断熱と省エネ(高断熱、LED、高効率エアコンや照明、断熱浴槽)を組み合わせた、太陽光発電と燃料電池のダブル発電。これを前提として、421戸で、近隣世帯へ年間1,039MWhもの電力供給が可能という計算を同社は示しています。
 電気とガスのエネルギーミックスで光熱費を削減し、大幅な節電を実現した、戸建集合太陽光発電所というアイディアは、素直に豪勢で面白いと感じました。

 あとは、住み手のみなさんの評価と感想が知りたいです。

プレスリリース / 積水ハウス、2012年4月27日
3電池のスマートハウスを軸とするスマートタウンを全国に展開 仙台郊外に日本で初めて完成「スマートコモンシティ明石台」まちびらき

Sekisui3powerhouse
-----image : 「仙台郊外に日本初のスマートタウン完成 「スマートコモンシティ明石台」まちびらき (PDF:389KB)」より

" 積水ハウス株式会社は、太陽電池・燃料電池・蓄電池の3電池とHEMS※1を搭載したスマートハウスを軸とする日本初のスマートタウン「スマートコモンシティ明石台」のまちびらき式典を4月27日(金)に執り行いました。
「スマートコモンシティ明石台」は、東日本大震災後に開発される宮城県内最大級の大型住宅団地であり、東北復興への一翼を担っています。まち全体で1年間に発電する電力量は、電力消費量の約1.7倍の2,508MWhと大幅に上回り、近隣世帯へ1,039MWhもの電力供給が可能な「まち全体が発電所」となります。まち全体で省エネ・創エネに取り組み、電気とガスのエネルギーミックスで光熱費を削減し、大幅な節電を実現します。
..........
 「スマートコモンシティ明石台」の軸となる「グリーンファースト ハイブリッド街区」の見学会では、「グリーンファースト ハイブリッド」住宅の特長や仕組みをご説明しました。その後、災害などの停電時に蓄電池がどのように機能するかを実際にご覧いただくため、停電時を再現して、自動的に3電池による電力供給システムに切り替わり電気が復旧する停電自動復旧実験を実施いたしました。
..........
※1Home Energy Management System。経済産業省「エネルギー管理システム導入促進補助金(HEMS導入事業)」で補助対象に採択。

”..........
その第一弾となるスマートタウン「スマートコモンシティ明石台」は、東日本大震災後に開発される宮城県内最大級の大型住宅団地であり、東北復興への一翼を担っています。
まち全体で省エネ・創エネに取り組み、電気とガスのエネルギーミックスで光熱費を削減し、大幅な節電を実現します。1年間にまち全体の太陽電池と燃料電池が発電する電力量は 2,508MWh で電力消費量 1,469MWh の約 1.7 倍と大幅に上回り、電力会社を経由(売電)して、近隣世帯へ 1,039MWhもの電力供給が可能※3 な「まち全体が発電所」となります。太陽電池だけでも 1.29MW の出力※4 で、メガソーラー発電所に匹敵します。
さらに、集会所が災害時には避難所としても機能するように「防災コミュニティセンター」を 2 箇所に計画しており、制震システム「シーカス」や防災備蓄倉庫、蓄電池を備えた建物を予定しています。

【スマートコモンシティ明石台 概要】
・所在地 :宮城県黒川郡富谷町明石台 7 丁目 72-1(該当地区は所在地の一部となります。)
・所有区画数 :431 戸 (団地全体は 764 区画)
・「グリーンファースト ハイブリッド」建売棟数:7 棟(2012 年 4 月 27 日時点)
今後着工が進む中で、全体の 2 割程度を目安に普及させる予定です。

※3 シミュレーション条件
仙台に建つ 128m2、3 人家族、専業主婦、東北電力、仙台市ガス、積水ハウスアップグレード断熱、太陽光発電 3kW、燃料
電池、高効率エアコン、蛍光灯+LED照明、断熱浴槽。
太陽光発電と燃料電池のダブル発電を前提として、1 世帯当たりの年間発電量を 5,819kWh、年間電力消費量を 3,408kWh として算定。
※4 全世帯で公称最大出力 3kW の太陽電池を設置した場合。3kW/戸×421 戸=1.29MW
........... ”

.......... "

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スマートコモンシティ明石台
02
03
-----image : 「コンセプト」より

ソトコト住育 : 防災に強い街(3) 宮城県・富谷町「スマートコモンシティ明石台」

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