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あ、ここ大事です。日本の次代のエネルギー政策が変わります。みんなでニコ生みよう!-----再生可能エネルギー、2012-03-31

平成24年度住宅用太陽光補助金の補助単価が発表されました-----自然エネルギー、2012/03/31

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オムロン、利用太陽電池を問わず太陽光発電システムの発電量と異常の検知をサポートする事業を開始

 太陽光発電施設の数が多くなり、さらに大型化していくなかで、ここの太陽光発電所の刻々の状況を把握し、発電量を監視することは、太陽光発電が電源ソースの中で一定の評価を高めつつ信頼を獲得していく上で不可欠なことです。

 オムロンは、利用太陽電池やインバーターを問わず、太陽光発電システムの発電量と異常の検知をサポートする事業を開始すると発表しました。太陽光発電システムの発電状況を常に遠隔監視することで、異常発生後直ちに異常内容に応じた部材調達までも行い、修理交換等の保守サービスをタイムリーに実施することで、太陽光発電システムの安定稼動や長寿命運転を支援します。

 こうして発電損失を最小限度に行わえることで、、太陽光発電の存在感、信頼性が強化され、ひいては地域の小規模分散型をたばねる統合管理が行われるようになり、より大きな潜在力を発揮することができると思います。類似のサービスそのものが注目の事業となてきています。天気や立地と組み合わせた太陽光発電の導入、運営、メンテナンスまでの情報を持ち、合理的に統合できれば、それだけで事業になる時代が訪れたのかもしれません。

プレスリリース / オムロン、2012/03/28
太陽光発電の発電量・品質確保をサポートする 太陽光発電システム遠隔監視保守サービスの開始について

C0328
-----image(”システム概念図”) : 同リリースより

" オムロン株式会社(略)、オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(略)、オムロン フィールドエンジニアリング株式会社(略)は、太陽光発電システムの遠隔監視による運用監視・現場保守の一体型サービスの提供を2012年7月より開始します。

 本サービスは、太陽光発電システムの発電量確保と維持管理をサポートするサービスです。
 太陽光発電システムの発電状況を常時遠隔監視することで、異常発生後直ちに異常内容に応じた部材調達を行い、修理交換等の保守サービスをタイムリーに実施することで、太陽光発電システムの安定稼動や長寿命運転を支援します。

 太陽光発電は、地球温暖化対策や昨年来の電力不足対策の代替電力の一つとして注目され、その市場は年々拡大傾向にあります。また、再生可能エネルギーの全量買い取り制度が2012年7月に開始予定であり、エネルギー地産地消のニーズは拡大し、太陽光発電市場はますます拡大が予測されます。今後における太陽光発電システムは「電力の生産設備」として重要な社会インフラとなりうることから、システムの安定稼動や長寿命化が重視されます。
 その反面で、従来は太陽光発電システムを設置しているユーザーが、異常を現場で確認し、保守会社に修理対応の依頼をしていましたが、ユーザー側で発見が遅れたり、修理・交換の対処の遅れなどによる発電損失が発生するケースがありました。

 今回、オムロンとOSSは長年培ったセンシング&コントロール技術を駆使して、弊社独自アルゴリズムによる発電量推定技術と故障箇所推定技術を搭載した遠隔監視システムを構築しました。OFEの全国130箇所24時間365日の全国均一な高品質の保守サービスと繋ぐことで、太陽光発電システムの遠隔監視と現場保守の一体型サービスを提供します。

 本遠隔監視サービスは、パワーコンディショナや接続箱等から太陽光発電システムの発電量や故障情報を収集し、センサで計測した日射量や気温などの気象情報に関するデータとあわせて自動的にサービスセンターに情報を転送するしくみです。太陽光発電システムの種類を問わずに監視することが可能で、サービスセンター側で発電効率や異常をリアルタイムに確認することにより、迅速かつ最適な処置が可能になり、ユーザーからの通報を待つことなく太陽光発電システムの早期復旧、安定稼動を実現します。
 これまでOFEにて太陽光発電システムの設計・施工サービスを提供していましたが、今回新たに運用監視・保守サービスを開始することにより、オムロングループとして太陽光発電システムの導入から安定利用までのワンストップサービスの提供が可能となりました。
さらには、遠隔運用監視サービス単体の提供や、既に導入されている太陽光発電の遠隔監視システムとの連携による保守サービスの提供といったサービスアライアンスも予定しています。

 尚、本サービスに実装される知識情報技術を活用した発電量推定技術は、昨年3月より技術検証を実施しており、今年4月からは複数のオムロングループ内工場の太陽光発電設備を用いて、本遠隔監視保守運用サービスの実証実験を開始する予定です。
特に、パワーコンディショナの生産拠点であるオムロン阿蘇工場においては、大型の実証実験設備を導入し、本サービスの検証以外にもパワーコンディショナの技術検証や施工技術開発等として活用する予定です。

オムロンは、太陽光発電システムの設計・施工から遠隔運用監視、安定稼動保守までのトータルサービスを通じて、太陽光発電設備の安定稼動や長寿命運転を支援することで、持続可能な循環型社会の実現に貢献していきます。
.......... "

関連
オムロン : 環境関連・機器ソリューション

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シャープと新日鉄マテリアルズ、太陽電池用多結晶シリコン原料製造販売の共同事業会社、NSソーラーマテリアルの解散を発表

 ウォールストリートジャーナルは28日、「台湾の電子機器受託製造最大手、鴻海グループに自社株10%近くを譲渡し、筆頭株主に迎えるとのシャープの決定は、かつて業界を支配していた日本の電子産業がいかに凋落したかを浮き彫りにするものだ」と伝えた。

日本電子産業の凋落浮き彫りに-台湾企業のシャープ出資-----ウォールストリートジャーナル、2012年 3月 28日

 液晶での世界市場での日本企業の苦戦、そして、、、、。昨年末の時点では、まだシャープの大型液晶の可能性が報じられていたと記憶しているし、中小液晶だって、国内のジャパンディスプレイ連合に追い上げられていたり、海外での業績の悪化が知られていたとしても、、、。まだ期待を持っていたので、驚きました。

 今回の報道を聞いて、やっぱりー、という気持ちとともに、世界市場に挑む太陽電池メーカーとしての今後にも考えがおよびました。太陽電池事業は今後どうなっていくのだろうか? そして、28日に、以下の発表が行われました。

 シャープは、新日鉄マテリアルズとともに、太陽電池用の多結晶シリコン原料製造販売事業に、共同事業会社、NSソーラーマテリアルを設立し取り組んできたということです。両社は、2012年9月末に製造を中止し、2014年3月末を目途に会社を解散することを発表しました。
 また、冶金法による多結晶シリコン原料製造技術については、評価する海外メーカーもあることから、設備及び特許を含む技術は売却していく予定とのことです。
 単結晶、多結晶太陽電池に取り組んできたシャープ。今後のラインナップへの影響が気になります。非結晶系への展開はどうするのでしょうか?

 太陽光発電事業での、今後の展開に注目し、期待もしています。日本企業の太陽電池メーカーの凋落ということもあって、あまり最近はシェアのデーターも追っかけていませんでした。すぐにわかるWikipediaのデーターでは、2010年の太陽電池セル製造シェアトップ10に入っているのは、8位にシャープ3.1%。10位に京セラ2.7%となっています。あとは、ほぼ中国、台湾です。

 今年、数年は国内市場は拡大するでしょうが、その次5年後、10年後にどうなるか、、、。どの業界も大変な状況です。

プレスリリース / シャープ、2012年3月28日
NSソーラーマテリアル株式会社の解散について

" 新日鉄マテリアルズ株式会社(以下、「新日鉄マテリアルズ」)、シャープ株式会社(以下、「シャープ」)他は、太陽電池用多結晶シリコン原料製造販売を目的とした共同事業会社であるNSソーラーマテリアル株式会社(以下、「NSソーラーマテリアル」)について、2012年9月末に製造を中止するとともに、2014年3月末を目途に会社を解散することといたしましたので、お知らせいたします。

1.背景・経緯
新日鉄マテリアルズ及びシャープは、製鉄プロセスでの冶金技術を活かした、低廉な多結晶シリコン原料の製造販売を目的にNSソーラーマテリアルを2006年に設立し、運営してまいりました。しかしながら、多結晶シリコンは、世界市場の7割を占める欧州が債務危機を抱え、需要が停滞するとともに、中国等の能力増強により大幅な需給ギャップが生じたため、昨年半ばから市況が急落し、当分の間は回復が見込めない状況にあります。こうした中で、事業継続を図るべく、徹底したコスト低減等をおこなってまいりましたが、収益確保の可能性は極めて厳しいと判断し、株主間でNSソーラーマテリアルでの太陽電池用多結晶シリコン原料製造を中止し、会社を解散することで合意に至りました。
 なお、これまでの開発・操業を通じて確立した、冶金法による多結晶シリコン原料製造技術については、評価する海外メーカーもあることから、設備及び特許を含む技術は売却していく予定です。
2.今後の予定

2012年9月末に生産終了。2014年3月末を目途に会社解散を予定。
3.業績への影響

上記措置に伴い、両社は2012年3月期決算において、事業整理損失を見込んでおります。

【参考】NSソーラーマテリアル株式会社の概要

本社所在地 福岡県北九州市戸畑区中原46-59
..........
設立年月 2006年6月30日
資本金 310百万円
事業内容 多結晶シリコン原料製造販売事業
.......... "

関連
鴻海グループとの戦略的グローバル・パートナーシップの構築について-----シャープ、2012年3月27日

シャープ : 太陽電池モジュール

新日鉄マテリアルズ

・Wikipedia : 太陽光発電の市場動向

関連エントリー
ソフトバンクグループのSBエナジー、京都市2.1MW×2基、群馬県榛東村2.4MW、徳島県2.8MW×2基メガソーラー建設計画を発表-----ソフトエネルギー、2012/03/06

シャープ、ACコンセントおよび太陽電池からの充電に対応した500Whリチウムバッテリー搭載のバックアップ電源用システムモジュールを開発、発売-----ソフトエネルギー、2012/02/02

シャープ、化合物3接合型太陽電池で世界最高変換効率36.9%を達成-----ソフトエネルギー、2011/11/07

追加情報
シャープ、イタリア現地合弁会社で5ヶ所の合計約14.4MWの大規模太陽光発電所を稼動-----再生可能エネルギー GreenPost、2012-04-12

-----Google GreenPostサイト内検索 : シャープ-----

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再生可能エネルギーに関する内閣府行政刷新会議の規制緩和内容、まもなく閣議決定か?

追加情報
再生可能エネルギー:普及へ規制緩和 政府が決定-----毎日新聞、2012年4月3日

" 政府は3日、太陽光や地熱など再生可能エネルギーによる発電の普及に向けて計103項目の規制・制度改革を閣議決定した。 "

国家戦略室 : エネルギー・環境会議
-第6回会議(平成24年3月30日) 議事次第

" 議事次第 第6回 エネルギー・環境会議
平成24年3月29日(木)17:45~18:05

議題
「規制・制度改革アクションプラン」の重点項目のとりまとめについて

配布資料
資料1 エネルギー規制・制度改革アクションプラン
~グリーン成長に向けた重点28項目の実行~(案)〔概要〕
資料2 エネルギー規制・制度改革アクションプラン
~グリーン成長に向けた重点28項目の実行~(案)〔本文〕
資料3-1 農林水産大臣提出資料
資料3-2 経済産業大臣提出資料 "

・内閣府 行政刷新会議 規制・制度改革 第2WG(エネルギー)
- 第5回(分科会との合同会合) 平成24年3月26日
- 会議資料

" ( 開会 ) 第2ワーキンググループ(エネルギー)の取りまとめについて
( 閉会 )
(資料)
資料 規制・制度改革に関する分科会第2ワーキンググループ(エネルギー)報告書(案)(PDF形式:676KB)[103項目の内容がここに記載]

※本資料については、最終調整後の報告書を掲載している。 "

 報道
再生エネ促進へ規制緩和=103項目方針、閣議決定へ-刷新会議-----時事通信、2012/03/29

政府、再生エネ普及に規制緩和 太陽光や地熱で場所選びの自由度向上-----MSN産経ニュース、2012.3.29

" .....政府は29日、地熱や太陽光発電施設の立地規制緩和などを盛り込んだ再生可能エネルギーの普及策を取りまとめ、同日のエネルギー・環境会議で決定した。計28項目の規制緩和や認可手続きの簡略化などを来年度から順次実施する。

 施策は「エネルギー規制・制度改革アクションプラン」。再生可能エネルギーへの積極的な参入を促すため、エネルギー・環境会議と行政刷新会議が合同で策定を進めてきた。
..... "

 関連エントリー
エネルギー規制・制度改革アクションプラン、再生可能エネルギーに関するさまざまな規制緩和が発表-----再生可能エネルギー GreenPost、2012-03-29

 (memo)
・第2ワーキンググループ(エネルギー)
(政府のエネルギー規制・制度改革アクションプラン
(エネルギー需給安定行動計画(平成23年11月1日エネルギー・環境会議決定)別添3))
「 現時点で政府が取り組むこととしている又は検討中の事項を
「実施・検討事項詳細リスト」(77項目)として取りまとめ。
〇 その中から、3つの柱で計26項目の重点課題を特定。
①電力システムの改革(9項目)
②再生可能エネルギーの導入加速(供給構造改革)(9項目)
③省エネルギーの推進(需要構造改革)(8項目」

 2012/03/28当初のエントリーは以下


 内閣府が行政刷新の名目のもとに行ってきた、再生可能エネルギーに関する規制緩和が30日に閣議決定されるという報道以来、ずっとその詳しい内容を探しているのですが、この段階になっても下のように資料はあっても最後の議論の経過が見つかりません。
 議論が行われてきたのは、内閣府 行政刷新会議、第2WG(ワーキンググループ、エネルギー)です。どこかに隠れているのでしょうか? 探してます。下のリンクも公開されていません。?

第4回 平成24年2月2日 議事概要
 
報道
再生エネ普及へ規制緩和 103項目閣議決定へ 太陽光発電の候補地拡大 小規模水力は手続き簡単に-----日本経済新聞、2012/3/24

" 再生可能エネルギーの普及・促進に向けた規制緩和が加速する。太陽光や風力、小規模水力発電での煩雑な許可手続きを簡単にし、期間も縮めるための103項目を30日に政府が閣議決定する。...... "

地熱発電、国立公園での規制緩和 環境省方針-----日本経済新聞、2012/3/21

" 条件付きで垂直掘りも
......規制地域の外から斜めに掘る工法はすでに認める方針を示していたが、住民の同意や環境への配慮などを条件に規制を緩和する。..... "

地熱発電促進のために…調査段階掘削が申請不要に-----テレビ朝日、03/27

" 地熱発電の開発を促進しようと、環境省は、調査段階で井戸を掘る場合、これまで義務付けていた都道府県への申請を条件つきで不要とする初めてのガイドラインを策定しました。...........このガイドラインは27日、環境省から都道府県に通知されました。 "

緑地義務など工場立地法 太陽光発電規制緩和へ-----読売新聞、2012年3月10日

" .....枝野幸男経済産業相が九日の会見で「太陽光発電施設を工場立地法の規制対象外とすることも含め、率先して規制緩和を進めていく」と述べ、太陽光発電の普及を後押しする考えを示した。..... "

関連
Kiseikanwa2012_renewjapan
-----image : 第2ワーキンググループ(エネルギー)(第4回) 議事次第 資料2 今後のスケジュール(案)(PDF)より

内閣府 行政刷新会議
/ 規制・制度改革に関する分科会
/ ワーキンググループ - 第2WG(エネルギー)

" 第1回 平成23年12月8日
”資料1 規制・制度改革に関する分科会 第2ワーキンググループ(WG)の当面の進め方(PDF形式:71KB)
資料2 規制・制度改革に関する分科会 ワーキンググループ 構成員(PDF形式:86KB)
資料3-1 分科会等の成果として過去に閣議決定された事項[グリーンイノベーション分野](PDF形式:217KB)
資料3-2 分科会で検討したものの各府省と合意に至らなかった事項及び継続協議とした事項[グリーンイノベーション分野](PDF形式:88KB)
資料4-1 政府のエネルギー規制・制度改革アクションプラン(概要)【国家戦略室資料】(その1)(PDF形式:295KB)、(その2)(PDF形式:594KB)、(その3)(PDF形式:489KB)
資料4-2 エネルギー需給安定行動計画 別添3 政府のエネルギー規制・制度改革アクションプラン【国家戦略室資料】(その1)(PDF形式:419KB)、(その2)(PDF形式:303KB)



Energy__japan201226
-----image : 「資料4-2 政府のエネルギー規制・制度改革アクションプラン(概要)【国家戦略室資料】その2」より

”再生可能エネルギー導入(9項目)
~供給構造の改革~
(1)太陽光発電
10.電気事業法上の保安規制の見直し
11.工場立地法上の取扱いの見直し
(2)風力発電
12.自然公園における風力発電施設の審査に
関する技術的ガイドラインの見直しの検討
13.洋上風力発電に関する制度環境の整備
(3)地熱発電
14.自然公園法に基づく立地規制の許可要件
の明確化等
15.温泉法における掘削許可の判断基準の
考え方の策定
(4)小水力発電・バイオマス
(5)共通項目
16.農山漁村の再エネ促進の新法による、農山漁
村における導入促進に係る農林地等の利用調整
の円滑化
17.国有林野における許可要件・基準の見直し
18.地球温暖化対策地方公共団体実行計画における
再生可能エネルギー等導入の位置づけ明確化 ”



資料5 エネルギー関連の規制・制度範囲(イメージ)(PDF形式:192KB)
資料6 第2WGスケジュール(案)(PDF形式:221KB)
資料7 再生可能エネルギーに関するヒアリング資料
資料7-1 太陽光発電協会提出資料(PDF形式:1197KB)
資料7-2 地熱発電 公園・温泉・制度フォロー検討会提出資料(PDF形式:1779KB)
資料8 検討項目 委員提案シート(案)【様式】(PDF形式:50KB)”
..........
第2回 平成23年12月16日-会議資料
”資料1 再生可能エネルギーに関する規制・制度改革の現状(PDF形式:136KB)
資料2 再生可能エネルギーに関する閣議決定事項一覧及び実施状況調査の結果(平成23年7月31日時点)(PDF形式:312KB)
資料3 再生可能エネルギーに関するヒアリング資料
資料3-1 日本風力発電協会提出資料(その1)(PDF形式:1183KB)、(その2)(PDF形式:799KB)
資料3-2 全国小水力利用推進協議会提出資料(PDF形式:1030KB)
資料3-3 住友共同電力(株)提出資料<バイオマス発電関係>(PDF形式:572KB)
資料3-4 自然エネルギー協議会提出資料(PDF形式:936KB)”
..........
第3回 平成24年1月12日
”資料1 委員提案資料(個別案件)(PDF形式:846KB)
資料2 閣議決定事項一覧及び実施状況調査の結果(第2WG関係)(PDF形式:427KB)
資料3 フォローアップの実施について(第2WG関係)(PDF形式:113KB)
資料4 再生可能エネルギーに関するフォローアップ関係省庁ヒアリング対象項目(案)(PDF形式:197KB)
資料5 エネルギーに関する事業者ヒアリング資料(その他分野)
資料5-1 日本ガス協会提出資料(PDF形式:750KB)
資料5-2 (株)エネット提出資料(その1)(PDF形式:1218KB)、(その2)(PDF形式:1193KB)、(その3)(PDF形式:936KB)、(その4)(PDF形式:1089KB)、(その5)(PDF形式:1616KB)、(その6)(PDF形式:1379KB)、(その7)(PDF形式:1038KB)
資料5-3 (株)エナリス提出資料(PDF形式:682KB)

参考資料1 「政府のエネルギー規制・制度改革アクションプラン」の進捗状況
【国家戦略室資料】(その1)(PDF形式:848KB)、(その2)(PDF形式:855KB)、(その3)(PDF形式:851KB)、(その4)(PDF形式:786KB)
参考資料2 電力システム改革に関するタスクフォース論点整理
【経済産業省資料】(PDF形式:430KB)”
..........
第4回 平成24年2月2日
”資料1 関係府省フォローアップヒアリング項目一覧表(PDF形式:173KB)
資料2 今後のスケジュール(案)(PDF形式:181KB)
資料3 検討項目 委員提案資料(追加分)(PDF形式:285KB)
資料4 検討項目(案)項目名一覧表(第2WG関係)(PDF形式:244KB)
資料5 検討項目(案)一覧表(第2WG関係)(PDF形式:775KB)

※本資料については、WG当日は「所管省庁回答欄」が空欄のものを配付。当HPには、その後に得た所管省庁の回答も含めて記載、整理したものを掲載している。
(参考資料)関係府省フォローアップヒアリング 各省提出資料
※財務省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省

1.小水力に係る従属発電に関する許可手続の見直し 【国土交通省】(PDF形式:644KB)
2.発電水利権許可手続の合理化 【国土交通省】(その1)(PDF形式:499KB)
(その2)(PDF形式:910KB)
3.風力発電の導入促進に係る建築基準法の基準の見直し 【国土交通省】(PDF形式:167KB)
4.自然公園・温泉地域等における風力・地熱発電の設置許可の早期化・柔軟化等
○地熱発電(自然公園法関係) 【環境省】(その1)(PDF形式:688KB)
(その2)(PDF形式:746KB)
5.自然公園・温泉地域等における風力・地熱発電の設置許可の早期化・柔軟化等
○風力発電 【環境省】(PDF形式:553KB)
6.再生可能エネルギーの優先接続・優先給電ルールの整備 【経済産業省】(PDF形式:492KB)
7.住宅・建築物の省エネ基準の見直し
住宅・建築物のラベリング制度の充実
住宅・建築物の省エネ基準適合の段階的義務化

【経済産業省】(PDF形式:592KB)

【国土交通省】(その1)(PDF形式:717KB)
(その2)(PDF形式:586KB)
(その3)(PDF形式:596KB)
8.自然公園・温泉地域等における風力・地熱発電の設置許可の早期化・柔軟化等
○地熱発電(温泉法関係) 【環境省】(PDF形式:603KB)
9.木質バイオマスを火力発電所等でボイラー燃料として利用する場合の規制の在り方の検討 【環境省】(PDF形式:34KB)
10.保安林における許可要件・基準の見直し 【農林水産省】(PDF形式:607KB)
11.農山漁村における導入促進に係る農林地等の利用調整の円滑化 【農林水産省】(PDF形式:282KB)
12.工場立地法上の取扱いの見直し 【経済産業省】(PDF形式:629KB)
13.国有林野における許可要件・基準の見直し 【財務省】(資料なし)
【農林水産省】(PDF形式:633KB)
【経済産業省】(資料なし) ”
.......... "

経済産業省 : 産業構造審議会

関連
環境省、国立・国定公園内における地熱開発の取扱い、および温泉資源の保護に関するガイドラインを発表-----自然エネルギー、2012/03/28

追加情報
風力・小水力の規制緩和へ 国交省、12年度中に成案-----電気新聞、2012/03/29

参考
環境省 検索 : 地熱

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ユーラスエナジー、淡路市において国内最大30~40MWpの太陽光発電事業計画を発表

 ユーラスエナジーは、淡路市において国内最大30~40MWpの太陽光発電事業計画を発表しました。建設予定地は、地権者組合が保有する関西空港埋立用土砂採取事業の跡地で全体Googleマップで見てみましたが、方位や整地の具合もよく、淡路島は平均日照時間が年間2,150時間を超えるということですので、約140haで、そのうち60haが太陽光発電所用に貸し出されるということです。
 淡路市は、以前紹介したようにすでにメガソーラーを導入して、太陽光発電の運用を経験済みです。地元でもこの計画は、歓迎されているようです。早くから率先して取り組んできた試みが、完成すれば日本最大規模となることが予想される大型案件の導入を後押ししたのかもしれません。他にも太陽光発電所の設置計画の大型案件はあるようですが、2013年度中の完成を目指すということなので、土地の状況なども考えると日本最大の太陽光発電所となることは間違いない気がします。

兵庫県、淡路市は淡路島の人工島 生穂新島にメガーソーラー 大規模太陽光発電所を建設-----ソフトエネルギー、2010/11/30

 ただ、太陽光発電所の大きなメリットとして、条件に合う土地を見つけることさえできれば、数ヶ月でメガソーラー施設が完成する、このスピードが評価されてきていることを考えると、さらに強力、迅速な競争相手が現れても驚きません。

 とはいえ、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づき、全量を関西電力に売電することを想定し、この特別措置法に基づく買取価格、買取期間等の条件により、計画の見直しを行う可能性があるとも書かれています。
 買い取り価格が高すぎれば、弊害となるとの指摘もあり、柔軟でかつ参入業者に十分魅力的な価格設定をしっかりとした普及速度の目処の上で、制度設計ができるのか? 野田政権の腕の見せ所でもあるのです。

プレスリリース / ユーラスエナジー、2012年03月22日
ニュースリリース / 淡路市における太陽光発電事業の実施について

Awajishima_mwsolar
-----image : 同リリースより

" ........と津名開発組合(略)は、兵庫県淡路市佐野・生穂(いくほ)地区において、当社グループが優先的に太陽光発電事業の実施を検討することについて、基本合意しました。

 本プロジェクトの建設予定地は、地権者組合が保有する関西空港埋立用土砂採取事業の跡地で、同組合はこの土地の有効利用について検討しており、特に昨年の東日本大震災以降は、再生可能エネルギーの重要性に注目し始めていました。

 一方、当社グループは国内最大手、また世界でも有数の風力発電事業者として、これまでに全世界で200万kWを超すウインドファームを操業しております。加えて太陽光発電事業についても、韓国と米国で合計約5万kWのメガソーラーを保有していますが、日本においても事業の可能性を検討しています。

 淡路島は平均日照時間が年間2,150時間を超えるなど、国内でも有数の日射量に恵まれた地域です。また、本プロジェクトは約60ヘクタールの広大な土地を利用することにより、高効率での発電が期待できる事業です。

 さらに、兵庫県並びに淡路市・洲本市・南あわじ市は、「エネルギーの持続」「農と食の持続」「暮らしの持続」の総合的な取組を進める「あわじ環境未来島構想」について国から地域活性化総合特区の指定を受けています。

 本プロジェクトは再生可能エネルギーの導入を促進するという点で特区構想にも合致することから、県や市からも好意的に受け止めて頂いています。今後も、地権者組合および当社グループとしては、地元の自治体や地域社会の皆様と協力して、事業の実現を目指して行きたいと考えています。

【事業の概要】
・予定地 :兵庫県淡路市佐野・生穂(いくほ)地区
・発電規模(設置容量) :30,000~40,000kW
・発電量 :淡路市総世帯の50%~67%にあたる約10,000~13,000世帯の使用電力量に相当

(発電した電力は「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づき、全量を関西電力に売電することを想定)

・二酸化炭素削減量 :約10,000~約13,000t-CO2/年

・操業開始予定:2013年度中

*上記特別措置法に基づく買取価格、買取期間等の条件により、計画の見直しを行う可能性があります。
.......... "

関連
淡路市

国内最大級メガソーラー計画 淡路で始動-----神戸新聞、2012/03/23

コメント続き
 神戸新聞の記事をたよりに淡路島・津名地区 関西新空港外埋立用土砂採取所跡の場所を探してみました。

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ワタミ、秋田県にかほ市で2MW夢風車「風民」を本稼動

 ワタミは、日本で停滞している再生可能エネルギーの普及促進に寄与し、グループのCO2削減を目的として風力発電事業へ参入するために、秋田県にかほ市で2MW(2000kW)夢風車「風民」を本稼動させたと発表しました。
 発表されたスキームによると、ワタミがこの”市民風力発電このうら市民風力発電プロジェクト”に融資、年間発電量の見込みとする約450万kWh/年とともに、環境価値もグループで購入するということです。その量は、ワタミグループで電力使用量の約3%、グループCO2排出量の2%に相当するとうことです。
 さらにワタミグループは、2012年7月施行予定の全量固定価格買取制度を前提として、2020 年にグループで使用するすべての電力を自然エネルギーに転換していくことを目指すとのことです。

 電力の自社グループ分を再生可能エネルギーに積極的に切り替えていこうとする動きは、7月施行予定の日本版固定価格買取制度の制度設計にかかってきます。現在、大詰めの議論がなされているところです。

プレスリリース / ワタミ、2012.3.19
ホームページ / ワタミの夢風車「風民」が本稼動しました。(PDF)

Watamiwg
-----image : 同リリースより

" 3月8 日(木)発電開始、3月16 日(金)竣工・本稼働

 ワタミ株式会社(略)は、日本で停滞している再生可能エネルギーの普及促進に寄与すること、グループの CO2 削減を目的として風力発電事業へ参入し、3月16 日(金)、秋田県にかほ市にて、「ワタミの夢風車 風民(ふーみん)」(以下、風民)を竣工及び本稼動いたしました。

■スキーム最大の特徴は、ワタミが融資する一般社団法人 市民風力発電このうら市民風力発電プロジェクトの風車が発電する電力(グループの電力使用量の約 3%)と環境価値(グループ CO2 排出量の約 2%)をすべてワタミグループで購入することにあり、日本で初めての試みとなります。

Watamiwgscheme
-----image : 同リリースより

■風民の概要:
出力=2,000kW
年間発電量=約 450 万 kWh
年間環境価値=約 2,000tCO2/年
タワー高さ=80m
最高高さ=120m

■今後の再生可能エネルギー事業の展開:
ワタミグループでは、2012 年 7 月施行予定の全量固定価格買取制度を前提として、2020 年にグループで使用するすべての電力を自然エネルギーに転換していくことを目指しています。
.......... "

関連
市民風力発電

資源エネルギー庁 : なっとく!再生可能エネルギー / 再生可能エネルギー - 再生可能エネルギーの固定価格買取制度に関する検討状況

おすすめエントリー
ロボジェリー Robojelly、海水からエネルギーを得て動くクラゲロボット-----再生可能エネルギー GreenPost,2012-03-26

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明電舎、ブルガリア共和国の21MWpの太陽光発電所に250kWパワーコンディショナ84台を納入

 明電舎は、ブルガリア共和国の21MWpの太陽光発電所に250kWパワーコンディショナ、SP100シリーズ 84台を納入したと発表しました。この250kWSP100パワーコンディショナは、変圧器内蔵タイプとして世界最高水準の効率97%を誇るパワーコンディショナだということです。

 このプロジェクトの開発は、韓国のトップシェアシステムインテグレータ、SDN Companyで、明電舎は過去に韓国内の同国内の5MWのOstar Kamak太陽光発電所にも20台を納品した実績があるということです。

 太陽電池は韓国製、パワーコンディショナーは日本製、そしてプロジェクトはブルガリア共和国。国際的な展開です。

プレスリリース / 明電舎、2012年03月22日
プレスリリース / ブルガリア共和国の21MWの太陽光発電所にパワーコンディショナを納入

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-----image : 同リリースより

" .........この度運転を開始したブルガリア共和国の21MWの太陽光発電所にパワーコンディショナを84台納入いたしましたのでお知らせいたします。詳細につきましては、発表資料をご参照ください。

ブルガリア共和国の21MWの太陽光発電所にパワーコンディショナを納入<PDF形式>

”株式会社明電舎(略)はこの度、ブルガリア共和国に建設された21MWの太陽光発電所にパワーコンディショナを納入しました。
韓国のトップシェアシステムインテグレータ、SDN Company 社により建設された21MWのRES太陽光発電所が2012年2月に運転を開始しました。明電舎は同発電所向けに、太陽光発電用パワーコンディショナ 250kW機を84台納入しました。また、すでに昨年夏に運転を開始している、同じくSDN Company社が建設した同国内の5MWのOstar Kamak太陽光発電所にも20台
納入しています。
 今回納入した明電舎の太陽光発電用パワーコンディショナ「SP100シリーズ」は国際規格であるIEC規格に準拠しており、変圧器内蔵タイプとして世界最高水準の効率97%を誇るパワーコンディショナです。このパワーコンディショナは中国の認証機関による、性能と品質を保証する証明証である「金太陽認証」も取得しています。
.......... ”
.......... "

関連
明電舎 : 太陽光発電用パワーコンディショナ

" SP100シリーズ (海外向け) の特長 "

SDN Company / Inverter

Img_inverter
-----image : 上記サイトより

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北九州市、九州工業大ら、関門海峡で1.4kW三連垂直軸潮流発電機のテストを実施

 読売新聞をはじめ、各紙で北九州市の関門海峡潮流発電設置推進事業が取り上げられました。

関門海峡の潮流で発電実験、実用化へデータ収集-----読売新聞、2012年3月18日

 ということで、下のクリッピング記事を書きました。

関門海峡で、北九州市や九州工業大が潮流発電機の実験を開始-----再生可能エネルギー GreenPost,2012-03-19

" 記事によれば、実験機は、コンクリート製の台座を含め、高さ6・7メートル、重さは23・7トン置場所は岸壁から約30メートル沖で、満潮時の水深は3・6メートル。最大1・3メートルの潮流があるとのことです。しかし、一般家庭が使う電気の約半分を生み出せるという程度の電力を発生できるということですから、海外の先進、実用化が決まっている潮流発電システムにくらべれば、ほんとうに小さな規模での出発です。 "

 今回の実験についての具体的な情報を探していたところ、以下の北九州産業学術推進機構のリリースに、より具体的な内容が記載されていたので、こちらのソフトエネルギーにもクリッピングしておきます。

 この関門海峡潮流発電設置推進事業の実施は、九州工業大学(平木研究室)、九州テクノリサーチ、北九州市で、事業費は2千万円。テスト場の桟橋付近の最大流速は、毎秒 1.3m(H22 年度調査より)。実験機最大出力(想定) は、最大流速時 1.4kW。形状は、垂直軸の風力発電機のような形状で、下の図のように3台が組み込まれています。発生電力は、工場内のレンガ倉庫のライトアップに使用する予定だということです。
 
関門海峡潮流発電設置推進事業潮流発電実験機の設置工事について-----北九州産業学術推進機構、2012年3月12日

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-----image : 同リリース添付資料(PDF)より

" 北九州市では、平成23年度、九州工業大学(平木研究室)、㈱九州テクノリサーチとともに、ニッカウヰスキー㈱の協力も得て、潮流発電に関する共同研究を実施しています。このたび、潮流発電実験機をニッカウヰスキー㈱門司工場桟橋横に設置することとなりましたのでお知らせします。
今回設置する潮流発電実験機は、(財)北九州産業学術推進機構(FAIS)が実施している低炭素社会の構築を目指した実証・研究開発への支援を受けて開発しました。

1.日時
平成24年3月16日(金)8:45~15:00
9:00~      実験機の台船への積込み開始(小森江3号物揚場)
12:00~13:00 据付け現場まで曳航、台船の固定
13:00~14:00 実験機の据付け(ニッカウヰスキー㈱門司工場桟橋横)
※海上工事のため気象状況により日程変更、時間変更がありえます。

2.設置工事概要
潮流発電実験機を、小森江3号物揚場からクレーン付台船に積み込んで運搬し、ニッカウヰスキー㈱門司工場(福岡県北九州市門司区大里元町2?1)の桟橋横に設置する工事

参考資料
関門海峡潮流発電設置推進事業[pdf]
”1 関門海峡の潮流について
潮流発電とは、潮の流れをプロペラ等で受け風力発電と同じ原理で発電するもので、潮流の速さと流れる水量によって、どれくらい発電可能なのか等がわかる。関門海峡は潮流の速さが最大で毎秒 4.8m(めかり付近)程あり、国内でも有数の潮流が速い海峡である。平成 22 年度に総務省「緑の分権改革」推進事業を活用し調査を実施し、流速等のデータや法規制等の基礎的調査、実証実験の候補地選定を行った。その結果、流速は落ちるものの、制約の少ないニッカウヰスキー門司工場桟橋が適当との結論を得た。
平成 23 年度、九州工業大学(平木研究室)、㈱九州テクノリサーチ、北九州市の3者で、ニッカウヰスキー㈱の協力を得て、同海域において極めて先端的な潮流発電の共同研究を開始。
..........
2 ニッカウヰスキー㈱門司工場における実証研究
・桟橋付近の最大流速 毎秒 1.3m(H22 年度調査より)
・実験機最大出力(想定) ※最大流速時 1.4kW
・2 段の垂直軸水車を 2 つ並べて配置し、満潮時に水車部分が全没するよう海底に固定。
・発電状況を確認するほか、メンテナンス頻度やコスト等の課題を整理する。
・発生電力は、工場内のレンガ倉庫のライトアップに使用する予定。
・事業費:計2千万円
①九州工業大学(平木研究室)と㈱九州テクノリサーチが共同で FAIS(財団法人北九州産業学術推進機構)の「平成 23 年度低炭素化技術拠点形成事業『ミニ実証事業』」により1千万円の補助を受け実施。
②本市予算から設置工事費等(1 千万円)を支出。

《参考》本事業は以下の関係者の連携により実施している。
・九州工業大学(平木研究室)・・・実験機設計・製作及びデータ分析
・ニッカウヰスキー㈱・・・実験に必要な桟橋等の施設の使用につき協力及びライトアップ用 LED 照明の設置
・㈱九州テクノリサーチ・・・実験機製作の総括
・北九州市環境局・・・・事業の総括、実験機の設置及び広報
・北九州市港湾空港局港湾工事センター・・・海上工事に係る設計・施工
.......... ”

グリーンイノベーション研究拠点の形成 学研都市の取り組み[pdf]
潮流発電設置工事 発表資料本文[pdf]

Kitakyuusyukannmonntidal2
-----image : 同リリース添付資料(PDF)より
.......... "

関連
九州工業大学 : 工学研究院 機械知能工学研究系 准教授:平木 講儒

" ..........
分野
宇宙工学、機械力学、流体工学
..........
今後進めたい研究
『関門海峡での潮流発電』 
太陽光発電では日射、風力発電では風量と、気象条件の影響を受けるのに対し、必ず生じる潮流を利用する発電法に注目しています。関門海峡という地の利を活かした自然エネルギの利用をぜひ実現したいと考えています。
.......... "

九州テクノリサーチ

北九州市 : 関門海峡潮流発電設置推進事業

" ..........
潮流発電とは
 潮流発電とは、潮の流れをプロペラ等で受け、風力発電と同じ原理で発電するもので、自然エネルギーの一つです。現在、国内では大学等の研究機関や一部の企業等で実用化を目指した研究、開発がされています。
..........
関門海峡における潮流発電に関する概要資料
関門海峡における潮流発電について(PDF形式:76KB)
「緑の分権改革」推進事業報告書(関門海峡潮流調査:概要版)(PDF形式:1754KB)
潮流発電実証実験の概要について(PDF形式:1380KB)
.......... "

北九州の水力 九州工業大学 関門橋潮流発電------水で繋がる北九州、訪問日2011年7月13日

参考エントリー

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丸紅と産業革新機構、英洋上風力発電設備据付の大手であるSeajacks Internationalを買収

 丸紅と産業革新機構は、イギリスの洋上風力発電設備据付大手である シージャック Seajacks Internationalを買収したと発表しました。丸紅と産業革新機構は、米国投資ファンドのRiverstone Holdings LLC社が保有する株式を買収することに合意、50%づつを保有し100%の買収となり、日経の報道によれば、買収総額は約8億5000万ドル(約700億円)で2010年度の同社の時価総額の数倍の金額での買収となったと海外でも報道されています。シージャック Seajacks Internationalの正式のリリースは発表されていませんが、海外メディアでは、歓迎の意向も伝えられています。

 シージャック Seajacks Internationalは、石油掘削リグの敷設に関する技術を保有し、洋上風力発電機の建設にのりだしてからは、洋上風力発電機敷設船を開発し、この分野では大手と目される企業へと成長してきたようです。丸紅は、欧州における洋上風力発電所の権利取得や、アメリカの洋上風力発電所用の送電網整備計画への参画などを表明しており、世界的な規模で洋上風力発電所の建設や権利の取得に積極的に動こうとしています。

丸紅、イギリスの172MWガンフリート・サンズ 洋上風力発電事業に出資を表明-----ソフトエネルギー、2011/09/06
アメリカ中部大西洋岸における大規模洋上風力発電用海底送電網整備計画 Atlantic Wind Connection (AWC) HVDC にGoogle、丸紅らが参画を発表-----ソフトエネルギー、2010/10/15
福島県沖の浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の2015年までの内容と実施体制が発表されました-----ソフトエネルギー、2012/03/07
"丸紅株式会社 【プロジェクトインテグレータ】事業調査、許認可、環境、漁業、O&M等"

 福島県沖での浮体式風力発電の実証事業では、プロジェクトインテグレータとなっています。 そして、今後は、アジア、日本。世界の技術や知恵を集めてどう展開するのか? 洋上風力発電所の建設の動画などをみていると、日本が失った造船技術とシェアが生きる分野です。新しい産業の育成が日本でも展開可能なのか? 注目されます。本気の重工業、しかし中小の活躍できる場がそこにあります。日本が面的に取り組む価値があり、それが可能であれば、是非長い年月をあるていどかけて、確実に育てていただきたい分野です。

プレスリリース / 丸紅、2012年3月19日
英国の洋上風力発電設備据付会社を産業革新機構と共同で買収する件-----( E )

120319a
-----image(”Seajacks社保有船”) : 同リリースより

" 丸紅株式会社(以下「丸紅」)は(株)産業革新機構(以下「産業革新機構」)と共同で、英国にて洋上風力発電設備据付の大手であるSeajacks International社(以下「シージャックス社」)の事業を、米国投資ファンドのRiverstone Holdings LLC社より100%買収することに合意致しました。当社及び産業革新機構は各々50%出資致します。本件は、今後、飛躍的な市場拡大が見込まれる洋上風力発電事業をターゲットにした特殊船による据付事業への日本企業として初の本格参入となります。

 シージャックス社は、英国を中心とした北海地域において、洋上据付サービス専用の特殊船を保有し、洋上風力タービン発電機の据付ならびにオイル&ガス洋上プラットフォーム設備へのサービスを主要業務とし、業界でのリーディングカンパニーとして更なる成長が期待されています。
 再生可能エネルギーによる発電が盛んな欧州において、洋上風力発電は欧州各国政府の強い推進政策の下で急速に成長しており、北海において今後10年間で約40,000MW(新規原子力発電所約40基分の発電量に相当)の洋上風力発電所の新規建設が計画されています。洋上風力発電の据付用特殊船による据付サービスへの需要は非常に高く、さらに今後拡大するメンテナンスサービス等の事業機会にも積極的に取組んで参ります。

 当社は、これまで海外で累計約96,000MWの発電所建設EPC(*1)の実績を有し、ネット保有発電容量で約8,700MWの発電資産を保有、既に発電所のオペレーション・メンテナンス事業への展開を進めており、当社が保有する経験・ノウハウを活かし、洋上風力発電の据付事業へ本格参入します。洋上風力発電事業においては2011年11月に英国ガンフリート・サンズ洋上風力発電事業へ参画しており、シージャックス社の買収により洋上風力発電業界におけるバリューチェーンの拡大を図っていきます。再生可能エネルギーの中でも洋上風力発電は技術革新により大容量で効率の良い発電技術として更なる拡大が見込まれており、将来、洋上風力発電の導入が見込まれる北米や日本、その他のアジア地域における事業展開も目指していきます。

*1) Engineering, Procurement & Construction
.......... "

関連
INCJ・丸紅が協働するコンソーシアムが洋上風力発電設備据付会社Seajacks社を買収-----産業革新機構、2012.03.19

"..........
Seajacks社は、英国を拠点とし、特殊船による洋上風力発電タービンの据付を主要業務としている企業です。業界でも新しい自走式ジャッキアップ船を保有し、洋上風力発電のタービン、ブレード、タワー等の設備の運搬・据付を行い、既に業界で確固たる地位を築いております。さらに、Seajacks社の保有する船はオイル・ガス業界の厳しい安全基準を満たしているため、当該業界でのサービス提供も可能です。今後は据付にとどまらず、プロジェクトマネジメントやメンテナンス等に自ら取り組むことで、バリューチェーンの拡大を実現することが期待されます。その際に、丸紅の持つノウハウと組み合わせることでSeajacks社の強みがより強固になるものと期待されます。
.......... "

Seajacks
Seajackssite
-----image : 上記サイト

-Mar 22 , Marubeni Corporation and INJC acquire Seajacks International

丸紅、英の洋上風力建設を700億円で買収 革新機構と、ノウハウ吸収-----日本経済新聞、2012/3/19

丸紅、英の風力発電建設会社を買収 産業革新機構と共同で-----MSN産経ニュース、2012.3.19

Japanese grab Seajacks-----ReNews Europe,19 March 2012

追加情報
丸紅と産業革新機構、洋上風力据付事業会社シージャックス Seajacks の国内&アジア向け新会社設立-----ソフトエネルギー、2013/06/04

英国シージャックス社の買収ならびにファイナンス組成完了の件-----丸紅、2012年5月25日


コメント続き

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アンパルス Ampulse、DOE肝いりベンチャー。薄膜c-Si太陽電池は"1Wあたり$1"越えと高い変換効率を実現できるか!?

2007年に設立された薄膜c-Si太陽電池製造のアンパルス Ampulseは、National Renewable Energy Laboratory (NREL)やOak Ridge National Laboratoryなどアメリカエネルギー省直属のの研究所が生み出した技術を利用して作られた、ほぼ官製といえるベンチャー企業です。その主な目的な、"1Wあたり$1"というコストを実現することができる太陽電池を可能な限りすみやかに実用化することです。この数字のコンセプトは明確です。

「石炭、天然ガスのエネルギーコストに近づき、そしてそれを越える」ことです。通常の結晶系の太陽電池セルにおいても、技術革新、より高い変換効率とコストの削減 - 薄く切、削り代を可能な限りなくすなど - のための技術を屈指することで、かつての半分以上の性能のものを世に送り出しています。しかし、アンパルス Ampulseの薄膜c-Si太陽電池は、まるでチャンバー内でアモルファス太陽電池を形成するように、金属膜の上に結晶構造が単結晶太陽電池のようにそろった、太陽光発電素子を形成する技術で作られるという。このプロセスの説明は、2012年03月12日の@IT MONOistの記事の説明のほうが、当ブログが訳した内容よりはるかにわかりやすく説明されているので、そちらをお読みください。ポイントは、Si層の厚みを発電に十分な10μm以下に維持しつつ、高品質の結晶Si薄膜に仕上げることが可能な技術が実用化に向けて大きく動きはじめているということです。

 アメリカでは、今世紀の終わりまでに、太陽光発電のコストをほかのエネルギー(先の話でいえば、石炭や天然ガスなど)と競合できるエネルギー源へと育てることを目標としたDOE SunShot Initiativeが動きだしています。コストをこの10年で4分の一にすること目標として、世界の太陽電池、太陽光発電市場での主導権を手に入れることを政府自らが主導する野心的なアメリカエネルギー省のプログラムです。
 このイニシアティブのまずの目標がインストールコストを現在の三分の二にすることです。を意識した数字としては、アンプラス Ampulseの代表は、1Wあたり50セント"と変換効率15%も可能だと答えています。
 製品化のスケジュールは十分に早そうです。アンプラス Ampulseの名前を再び多くのニュースの中で見聞きするのも早いのかもしれません。

プレスリリース / National Renewable Energy Laboratory (NREL),March 5, 2012
New Approach Aims to Slash Cost of Solar Cells

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-----image(”Ampulse's pilot production line is nearly complete at NREL's PDIL. If the line can make highly efficient solar cells at low cost, the next step will be a full-sized production plant. Credit: Dennis Schroeder”) : 同リリースより

" Solar-powered electricity prices could soon approach those of power from coal or natural gas thanks to collaborative research with solar start-up Ampulse Corporation at the U.S. Department of Energy's (DOE) National Renewable Energy Laboratory (NREL).

Silicon wafers account for almost half the cost of today's solar photovoltaic (PV) panels, so reducing or eliminating wafer costs is essential to bringing prices down.

Current crystalline silicon technology, while high in energy conversion efficiency, involves processes that are complex, wasteful, and energy intensive. First, half the refined silicon is lost as dust in the wafer-sawing process, driving module costs higher. A typical 2-meter boule of silicon loses as many as 6,000 potential wafers during sawing. Second, the wafers produced are much thicker than necessary. To efficiently convert sunlight into electricity, they need only one-tenth the typical thickness.

NREL, DOE's Oak Ridge National Laboratory (ORNL), and Ampulse have teamed on an approach to eliminate this waste and dramatically lower the cost of the finished solar panels. The aim is to create a less expensive alternative to wafer-based crystalline silicon solar cells.

By using a chemical vapor deposition process to grow the silicon on inexpensive foil, Ampulse is able to make the solar cells just thick enough to convert most of the solar energy into electricity. No more sawdust ? and no more wasting refined silicon materials.
..........
A Giant Step Toward the $1 per Watt Goal?

"We have the potential to produce a 15%-efficient solar cell at less than 50 cents per watt with a fraction of the capital investment of other venture-funded PV companies," Hane said. "And that's due to our R&D collaborations with the national labs." Hane said the unique relationship between the national labs and venture capitalists should be a model for future technology transfers to the private sector.

Recently, with its SunShot Initiative, DOE challenged researchers to lower the cost of solar energy by two-thirds to $1 per watt installed. This goal necessitates disruptive innovation, which is just what Ampulse is doing, said Martha Symko-Davies, Solar Business Manager for NREL's PDIL. By eliminating costly silicon wafers ? but still using silicon as the core material ? the Ampulse approach has the potential to meet this target.

"The trick is to get as good material quality as you have in a wafer," Teplin said. "We're using our existing knowledge of how to grow silicon directly from a gas phase onto these metal foils."
.......... "

関連
Ampulse /
-Ampulse Orders AK Inline System for Revolutionary Solar Cell Manufacturing-----Ampulse,18 March, 2011

Partnerships and Technology Transfer : Ampulse Raises $8Million to Develop Low-Cost Solar Cells-----Oak Ridge National Laboratory
Ampulse_film
-----image(”ampulse film ”) : 上記サイトより

”Hane is confident that Ampulse can beat DOE’s goals of $1 per watt and $100 per square meter for solar panels. "Ampulse’s thin-film technology will use much less silicon than current solar technologies. " ”

DOE SunShot Initiative

「板ばさみの矛盾」を解決、米国で取り組む古くて新しい太陽電池-----@IT MONOist,2012年03月12日

NREL and Ampulse apply CVD process to create c-Si thin-film solar cells-----PV Tech,08 March 2012

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太陽光発電協会、新エネルギー導入促進協議会、再生可能エネルギー発電設備等導入促進支援復興対策事業費補助金への応募受付をまもなく開始 / おすすめエントリー

おすすめエントリー

太陽光発電協会、新エネルギー導入促進協議会、再生可能エネルギー発電設備等導入促進支援復興対策事業費補助金への応募受付をまもなく開始-----自然エネルギー、2012/03/17

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WWFら、再生可能エネルギーなどの環境技術について、新規事業の育成良度国別ランキングを発表しました。日本20位

WWFとCleantech Groupは、再生可能エネルギーや省エネ技術などの環境技術の新規事業の育成に適した環境を用意している国の評価とそのランキングを示したポート、The Global Cleantech Innovation Index 2012 を発表しました。
 リポートでは、38の国を15の指標により評価、総合的なランキングを発表。デンマークがもっとも高い総合評価を受け、2位はイスラエル、3位はスウェーデン、以下、フィンランド、USA、ドイツと続き、アジアでは8位に韓国がはいりました。インドは、12位、中国は13位。そして日本は、20位との評価となりました。
 最近、再生可能エネルギーのアジアでの今後の注目されるべき国として名があがるのが、韓国、中国と評す海外の記事をみかけます。日本の名前があがらないことに、あきらめと残念な気持ちをいだいていましたが、今回のThe Global Cleantech Innovation Index 2012で、対象となった事業分野は、風力、水と排水、輸送・移動手段、太陽、スマートグリッド、リサイクル、材料・素材、エネルギー貯蔵、エネルギーの効率的な利用、バイオ燃料・バイオ素材、空気・環境、農業など、日本の技術や特許で、世界に一定のアドバンテージをもっている分野とされている分野が含まれていると考えていただけに、総合環境として20位は、少し残念です。日本については、特許数はダントツということなので、今後のプロジェクトファイナンスによって、世界で活躍する環境企業が生まれることで、ランキングをアップできる可能性は高そうです。

 今後の環境技術の発展のために、参考にしたいリポートだと思います。

Denmark tops first-of-its-kind Global Cleantech Innovation Index-----WWF News,27 February 2012

" Denmark, followed by Israel, Sweden, Finland and the US provide the best conditions today for clean technology start-up creation, with companies in the Asia Pacific region following closely behind when it comes to commercial success, the first Global Cleantech Innovation Index shows.

In Coming Clean: The Global Cleantech Innovation Index 2012, Cleantech Group and WWF looks at where entrepreneurial cleantech companies are growing today, reasons as to where they will spring-up over the coming years, and which countries are falling above and below the curve for fostering cleantech innovation.

Thirty-eight countries were evaluated on 15 indicators related to the creation and commercialisation of cleantech start-ups, generating an index measuring each one’s potential, relative to their economic size, to produce entrepreneurial cleantech start-up companies and commercialise clean technology innovations over the next 10 years.
..........
Down Load : The Global Cleantech Innovation Index 2012(PDF 6.51 MB)
.......... "

The_global_cleantech_innovation_ind
-----image : 同リポート、カバー

The_global_cleantech_innovation_i_2
-----image : 同リポート「Global Cleantech VC Investment by Technology P10」より

The_global_cleantech_innovation_i_3
-----image : 同リポート「Map of overall global cleantech innovation index scores p.18」より

 インデックスの評価の対象項目は以下、

" The Framework of the Global Cleantech Innovation Index Inputs to Innovation A: General Innovation Drivers . General innovation inputs . Entrepreneur

B: Cleantech-Specific Innovation Drivers
. Government policies
. Public R&D spending
. Access to private finance
. Infrastructure for renewables
. Cleantech industry organsiations

Outputs of Innovation
C: Evidence of Emerging Cleantech Innovation
. Early-stage private investment
. High impact companies
. Environmental patents

D: Evidence of Commercialised Cleantech Innovation
. Company revenues
. Renewable energy consumption
. Employees
. Late-stage investment and exits
. Listed cleantech companies "

関連
Cleantech Group and The World Wide Fund for Nature (WWF) reveal a first-of-its-kind report on the innovative cleantech countries of 2012

UK sneaks into top 10 countries for clean-tech start-ups-----business Green,29 Feb 2012

コメント続き
 折りしも、世界の大学のランキング the World University Rankings が発表されましたね。日本の大学では、

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富士通、富士通グループ初となる、地中熱採熱システムを長野工場に導入

 富士通は、富士通グループ初となる、地中熱採熱システムを長野工場に導入し、1月上旬より運用を開始しているということです。このシステムでは、工場敷地内の地中に採熱管を埋め込み、そこで得た地中熱を熱源として24時間稼働しているクリーンルームなどの空調用温水設備への供給に活用するということです。具体的には、工場敷地内の道路の地中に、採熱管を31本を埋め込み地中熱交換器を形成、そこで得た地中熱を熱源としてヒートポンプチラーで温水を製造。この温水を、24時間稼働しているクリーンルームなどの空調用温水設備に供給するということです。温水の熱源として地下水を直接利用するのではなく、熱交換器を使って、地中熱のみを利用しています。採熱管には最新型の波付同軸二重管方式を採用することで、高い採熱性と、さらには柔軟性に優れた素材を利用することにより地震による破損を小さく抑える効果が期待できるということです。

 安定性、コスト性に優れた地中熱を利用することで、従来の設備と比較し、燃料使用量を原油換算で年間約47キロリットル(kL)、CO2排出量を年間約120トン(t)削減する効果を見込んでいるということです。

 海外の事例を見ていると、工場や学校などの施設でさまざまなタイプの地中熱の利用により、エネルギーの効率的な運用を行っている、または行おうとしている事例を数多くみかけますが、あまり国内での実例や資料が内ないように思います。場合によっては、地熱の発電利用よりも、こうした地中熱の利用を強く奨励する文章もみかけます。少しずつ情報を集めようと考えています。(2t)
 
プレスリリース / 富士通、2012年1月4日
富士通グループ初となる、地中熱採熱システムを長野工場に導入

4a
-----image(”地中熱採熱システムの仕組み”) : 同リリースより

" 自然エネルギーの有効活用により燃料使用量、CO2排出量を削減

..........地中熱を採熱するシステムを富士通グループで初めて長野工場(長野県長野市)に導入し、1月上旬より運用を開始します。

本システムは、工場敷地内の地中に採熱管を埋め込み、そこで得た地中熱を熱源として24時間稼働しているクリーンルームなどの空調用温水設備への供給に活用します。安定性、コスト性に優れた地中熱を利用することで、従来の設備と比較し、燃料使用量を原油換算で年間約47キロリットル(kL)、CO2排出量を年間約120トン(t)削減すると見込んでいます。

今後、本システムの効果検証と運用ノウハウの取得を行い、富士通グループの拠点への横展開を検討していきます。

富士通グループは、第6期富士通グループ環境行動計画において再生可能エネルギーの利用拡大を推進しており、これまでも、館林データセンターや川崎工場などで太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入しています。このたび、省エネルギー化やCO2排出量の削減、また運用ノウハウの取得を目指し、富士通の施設・管理業務を担う富士通ファシリティーズと共同で、主に当社のプリント基板を製造・開発している長野工場に、安定性、コスト性に優れた地中熱採熱システムを導入します。これまで富士通グループにおける自然エネルギーの利用先は、オフィススペースなどを対象としていましたが、本システムでは製造工場のクリーンルームの空調用温水設備への供給に活用する初めての試みとなります。

地中熱採熱システムについて
本システムは、工場敷地内の道路の地中に、採熱管を31本埋め込み地中熱交換器を形成、そこで得た地中熱を熱源としてヒートポンプチラー(注3)で温水を製造し、24時間稼働しているクリーンルームなどの空調用温水設備に供給します。温水の熱源として地下水を直接利用するのではなく、地中熱のみを利用するのが特長です。また、採熱管には最新型の波付同軸二重管方式を採用することで、採熱性が高く、さらに柔軟性に優れた素材により地震による破損が小さいというメリットがあります。

地中熱採熱システムの導入により、従来のガスボイラーシステムによる温水製造と比較して、原油換算で年間約47kL、CO2排出量を年間約120t削減することが可能です。
..........
注3 ヒートポンプチラー:
ビルや工場などの空調に使用する冷水および温水をつくる電気機器。
.......... "

参考エントリー
JFEエンジニアリング、地中熱空調用汎用ヒートポンプユニット「GeoTOPIA(ジオトピア)」商用化-----ソフトエネルギー、2011/08/24

[ 温泉、地熱、地中熱 ]

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欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC) / 情報のまとめ

 欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC)については、わが国の研究機関とも関係が強化されそうという興味深い展開なので、ここでこれまでのエントリーなどの情報をまとめておきます。昨日のエントリーの関連情報です。

ヨーロッパ海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre (EMEC) Ltd, / EMEC Documents

Tidal_test_site_emec
-----image : 「EMEC Tidal Test Site information document - (570kb)」より

Wave_test_site_emec
-----image : 「EMEC Wave Test Site information document - (580kb)」より

Emec_map
-----image : 「EMEC location map - (87kb)」より-----Google Map : European Marine Energy Centre

参考動画
Gavin D. J. Harper at the European Marine Energy Centre 1/3

(ecogeeky,2008/06/27)-----Gavin D. J. Harper at the European Marine Energy Centre 2/3-----Gavin D. J. Harper visits the European Marine Energy Centre

■これまでのエントリーから、EMECの海洋エネルギー関連のシステム
 けっこう数があるので驚きました。今後は、個別のシステム別に情報を整理してみるつもりです。

波力発電
Pelamis-----E.ON : pelamiswave.com

関連エントリー
ペラミス 波力発電システム Pelamis Wave Power 巨大な海蛇がいく! 2-----自然エネルギー、2010/11/15

ペラミス 波力発電システム Pelamis Wave Power 巨大な海蛇がいく!-----自然エネルギー、2010/7/21

エーオン E.ON、イギリス初の波力発電システムP2 Pelamisを公開。まもなく試験稼動を開始-----ソフトエネルギー、2010.07.20

「世界初」の商用波力発電所、運転停止に ポルトガル-----GreenPost -Heuristic Life -,2009/3/30

世界のグリーンニューディールは、本物? Pelamis Wave Powerの波力発電-----自然エネルギー、2009/03/23

Scotland seeks world lead in marine power / プレスリリース Scottish Executive(スコットランドの海流発電計画)-----ソフトエネルギー、2007/03/06

WORLD’S FIRST WAVE FARM . SHIPPING OF FIRST MACHINE TO PORTUGAL(世界初! 海上での波力発電) / プレスリリース Ocean Power Delivery-----ソフトエネルギー、2006/06/22

【図解】波力発電システム「ペラミス」-----GreenPost -Heuristic Life -,2008/6/25

*2007年にOcean Power Delivery社は、Pelamis Wave Power社へと社名を変更


PB150,PB500-----オーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies社(U.S.A)

関連エントリー
オーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies、150KW波力発電装置パワーブイ PB150近況。スコットランド-オレゴンプロジェクト-----ソフトエネルギー、2011/06/23

オーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies、150KW波力発電装置パワーブイ PB150を完成-----ソフトエネルギー、2011/03/01

オーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies、ハワイのブイ型波力発電装置 PowerBuoy(R) の米初の系統連系運用を開始-----ソフトエネルギー、2010/10/05

波力発電のオーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies、三井造船と出光興産、日本風力開発などと波力発電所建設計画に合意。日本初の本格的な海洋エネルギー発電プラント、2012年には登場か!?-----ソフトエネルギー、2009/10/15

東京都、波力発電検討会をたちあげ。ブイ型の波力発電装置を検討?-----ソフトエネルギー、2009/08/06

米エネルギー省やNOAAなど、洋上風力と海洋エネルギー(波力、潮流、海流、海洋温度差)に関する8研究に共同で約500万ドルを助成すると発表-----ソフトエネルギー、2010/11/15


潮流発電
Open-Centre Turbine-----development: EMEC-----オープンハイドロ OpenHydro社(アイルランド)

関連エントリー
潮流発電のOpenHydro、クリーンテックベンチャーに贈られる再生可能エネルギー部門賞を受賞-----ソフトエネルギー、2011/11/17

アメリカワシントン州で、潮流(潮汐)発電所 Open Hydro 100kW機のパイロットプランにゴーサイン-----ソフトエネルギー、2010/12/09

アイルランドのOpenHydro社、カナダで1MWの実証用潮流発電所を運用開始-----ソフトエネルギー、2010/01/21


Tidal turbines HS300,HS1000-----ハマーフェストストーム Hammerfest Strom社(ノルウェー)

関連エントリー
ハマーフェストストーム Hammerfest StromのHS1000潮流発電機、英EMECのテストサイトに登場-----ソフトエネルギー、2012/01/06

ハマーフェストストーム Hammerfest Strom(ノルウェー)のHS1000潮流発電機、イギリス ScottishPower Renewablesのプロジェクトに採用-----ソフトエネルギー、2010/8/31


AR,AS,AN Series-----アトランティス・リソース Atlantis Resources Corporation(シンガポール)

関連エントリー
スコットランドの400MW潮流発電所建設計画 MeyGen、発電機などのデザインは、ロッキード・マーティン Lockheed Martin が担当-----ソフトエネルギー、2011/09/30

アトランティス Atlantis Resources、アジア初世界最大クラスとなる潮流発電所をインドで建設へ-----ソフトエネルギー、2011/01/26

アトランティス Atlantis、世界最大の直径18m水平2連プロペラの1MW潮流発電機 AK-1000(AR-1000) をEMECのテストサイトへ-----ソフトエネルギー、2010/08/16

アトランティス Atlantis Resources社 世界最大の直径18m水平2連プロペラの1MW潮流発電機 AK-1000(AR-1000)-----自然エネルギー、2011/01/31


Oyster-----アクアマリンパワー Aquamarine Power社

関連エントリー
アクアマリンパワー Aquamarine Powerのオイスター Oyster 2とマリンカレントタービン Marine Current Turbinesのシーゲン SeaGen 潮流発電機がスコットランドで2013年の運用開始を目指して動きだしました-----ソフトエネルギー、2010/12/06

Aquamarine Powerのオイスター Oyster 2  / YouTubeから-----自然エネルギー、2010/12/07

オイスター潮流発電装置の搬入のようす..イギリスの自然エネルギーへの取組み / YouTubeから-----自然エネルギー、2010/05/11

オイスター潮流発電装置 Aquamarine Power社OYSTERAR(R)hydro-electric wave energy converter、実証運転を開始-----ソフトエネルギー、2009/12/02

イギリス、スコットランドのオイスター潮流発電装置が秋から実地試験へ-----ソフトエネルギー、2009/08/03


SeaGen-----マリンカレントタービン Marine Current Turbines社

関連エントリー
アクアマリンパワー Aquamarine Powerのオイスター Oyster 2とマリンカレントタービン Marine Current Turbinesのシーゲン SeaGen 潮流発電機がスコットランドで2013年の運用開始を目指して動きだしました-----ソフトエネルギー、2010/12/06

リンカレントタービン Marine Current Turbinesのシーゲン SeaGen / YouTubeから-----自然エネルギー、2010/12/08

ヨーロッパのトップ10、クリーン・テクノロジー企業とは?-----ソフトエネルギー、2008/10/06

潮汐発電用の「風車」が設置される 北アイルランド-----GreenPost -Heuristic Life -Alternative Technology,2008/4/12

世界初の英潮流発電機、北アイルランドで設置工事開始-----ソフトエネルギー、2008/04/10

イギリスで、世界初の商業潮力発電所、建設中!-----ソフトエネルギー、2007/07/09


潮流発電システム-----川崎重工(日本)

関連エントリー
日本の海洋エネルギー開発すすむ。川崎重工の動き、イギリスで、そして沖縄で実証試験へ-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/17

川崎重工、海洋エネルギー開発、潮流発電システム開発に着手-----ソフトエネルギー、2011/10/21


その他

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海洋エネルギー資源利用推進機構、イギリス EMEC のアドバイスを受けながら海洋エネルギー開発のための実証実験場を整備

 日経によると、以下のように東京大学や三井造船など産学で構成する海洋エネルギー資源利用推進機構が、日本国内で政府や自治体と連携、波力、潮流など海洋エネルギー開発のための実証実験場を整備するにあたり、このソフトエネルギーでも、何度もとりあげてきたヨーロッパ海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC)から実験場の運営法やデータの解析法、環境影響評価の方法などの助言を受けて計画を進めるという覚書を交したということです。

東大など産学機構、海洋再生エネの実験場 2年後にも2カ所------日本経済新聞、2012/3/11

".....東京大学や三井造船など産学で構成する海洋エネルギー資源利用推進機構は政府や自治体と連携して波力、潮流など海洋再生エネルギーの実証実験場を整備する。欧州の研究機関の協力も得て早ければ2年後に2カ所に設ける。.....実験場の運営法やデータの解析法、環境影響評価の方法などを日本に助言..... "

 当の海洋エネルギー資源利用推進機構のリリースは、調印の様子の写真と以下上の短い文章だけの発表でした。相手方のEMECはていねいなリリースを発表しているので、ちょっと日本側の発表が物足りないですね。

海洋エネルギー資源利用推進機構 ニュース

"2012/03/09 The European Marine Energy Centre Ltd(EMEC)と海洋エネルギー資源利用推進機構(OEA-J)は、日本の海洋再生エネルギー普及に向けた実証試験場設立を目指して、東京大学で基本協定に調印 "

ヨーロッパ海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC)は、波力と潮流発電の専門の実験施設として2003年にオープンしました。ヨーロッパと銘打たれているように、ヨーロッパ唯一の海洋エネルギーの研究実証センターとして機能してきました。開設当時の報道では、「スコットランドが他国に先んじて、欧州海洋研究の中心となる研究施設の誘致に成功」といった内容のものもあったと記憶しています。その後、「海蛇」として話題になったペラミス Pelamisなどが日本でも報道され、結構知名度が最近あがってきている施設です。

関連
JAPANESE COLLABORATION AGREEMENT-----European Marine Energy Centre Ltd(EMEC),9-Mar-2012

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-----image : News 9-Mar-2012 THE NEWS THIS WEEKより

" EMEC to support development of Japanese Marine Energy Centre
SCOTLAND'S world-leading marine and tidal energy development facility, the European Marine Energy Centre (EMEC), today (Friday, March 9, 2012) announces a major international collaboration to develop Japan's first marine energy test centre.

EMEC has signed a memorandum of understanding with the Ocean Energy Association of Japan (OEAJ), with the potential for EMEC to provide advice and support on the design, set up and operation of the Japanese Marine Energy Centre (JMEC).

The partnership will play an integral role in Japan's focus on developing viable alternative major energy generation schemes to traditional fossil and nuclear power methods in the wake of the Fukushima disaster, which had a major impact on the country's industrial landscape.

EMEC's involvement in the development further strengthens the close working relationship already established between Scotland and Japan, which has in the last year seen Kawasaki Heavy Industries confirm that it will test a newly developed tidal energy system at EMEC.

Experts from EMEC are uniquely placed to advise their Japanese colleagues having successfully supported the deployment of more grid-connected devices at the full-scale wave and tidal testing facilities, than at any other single site in the world, from their base in Orkney, Scotland.
.......... "

European Marine Energy Centre (EMEC) Ltd, / EMEC Documents
Emecflyer1
-----image : 「EMEC Leaflet 2007 - (2.54Mb)」より

欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC) / 情報のまとめ-----ソフトエネルギー、2012/03/14

参考
E.ON Pelamis machine from build to installation

(PelamisWavePower,2012/03/07)-----pelamiswave.com : E.ON at EMEC

エーオン E.ON、イギリス初の波力発電システムP2 Pelamisを公開。まもなく試験稼動を開始-----ソフトエネルギー、2010.07.20

追加情報
海洋発電実験場 26年度にも整備-----NHK、5月25日

"海の波の力や潮の流れで発電する海洋発電の開発が、海外に比べて遅れていることから、政府は企業などが自由に実証実験を行える専用の海域を、早ければ平成26年度にも整備するなど支援策を強化する方針をまとめました。
....."

日本の海洋エネルギー開発すすむ。川崎重工の動き、イギリスで、そして沖縄で実証試験へ-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/17

コメント続き

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アメリカエネルギー省、洋上風力発電プロジェクトに6年間で1億8000万ドル、約150億円の補助金を発表

 アメリカエネルギー省は、4,000GWのポテンシャルがあるとみなされている洋上風力発電の新規プロジェクトに対して、6年間で、1億8000万ドル、約150億円の補助金を発表しました。初年度になる2012年には、2000万ドルを拠出、計画段階の予算の80%、実際の建設に対しては、50%を選定されたプロジェクトに利用することができるということです。

 再生可能エネルギーに対しては、オバマ政権になってからの太陽エネルギー関連の政策に対して、その有効性に疑問符がつき、クリーンエネルギーへの資金の拠出がよりむずかしくなっている中で、オバマ政権、スティーブン・チューエネルギー省長官が洋上風力発電を、このタイミングで選んだということが興味深いです。

 アメリカ初の洋上風力発電と目されてた468MWのCape Windは、環境問題や反対もあって認可待ち。ということで、アメリカには洋上風力発電所が存在しません。ということで、政府の意欲があっても、実際に順調に洋上風力発電所の建設が進むのか? については、疑問視する情報もあります。欧州に現段階で追いつきたいという思惑もあるようですが、どうなるか? 日本の動きとも合わせて注目されるところです。
 
プレスリリース / U.S. Department of Energy,March 1, 2012
Energy Department Announces $180 Million for Ambitious New Initiative to Deploy U.S. Offshore Wind Projects

" As part of President Obama’s all-out, all-of-the-above approach to developing every domestic energy resource, Energy Secretary Steven Chu today announced the start of an ambitious initiative to capture the potential of wind energy off American coasts. As part of a planned six-year $180 million initiative, an initial $20 million will be available this year as the first step in supporting up to four innovative offshore wind energy installations across the United States. These offshore wind projects will accelerate the deployment of breakthrough wind power technologies that will help diversify our nation’s energy portfolio, promote economic development and launch a new industry here in America.
..........
Offshore wind is an enormous potential resource for the United States, with strong, consistent winds located in the Atlantic, Pacific, the Great Lakes and the Gulf of Mexico. America’s vast offshore wind resources, estimated at more than 4,000 gigawatts, will help the United States meet its critical energy, environmental and economic challenges and provide energy to coastal cities where much of the nation’s population and electricity demand lies.
..........
Applicants to the competitive solicitation are expected to form world-class consortia of energy project developers, equipment suppliers, research institutions and marine installation specialists. Energy Department funds may be used to cover up to 80 percent of a project’s design costs and 50 percent of the hardware and installation costs. Letters of intent are due on March 30 and applications are due on May 31, 2012.
.......... "

関連
U.S. Department of Energy's Office of Energy Efficiency and Renewable Energy (EERE) : Funding Opportunity Exchange / DE-FOA-0000410 U.S. Offshore Wind: Advanced Technology Demonstration Projects

"..........
With over 4,000 GW of gross potential that is relatively close to key load centers, offshore wind energy can help the nation reduce its greenhouse gas emissions, diversify its energy supply, provide cost-competitive electricity to key coastal regions, and stimulate economic revitalization of key sectors of the economy.
.......... "

参考エントリー
アメリカエネルギー省は、3つの浮体式を含む41の洋上風力発電の研究開発に4300万ドルを拠出-----ソフトエネルギー、2011/10/07

メイン州で洋上浮体式風力発電 Floating Wind Turbine に取り組む中・高校生たち Windstorm Challenge 2011-----ソフトエネルギー、2011/07/08

アメリカ内務省、スマートグリッド推進の一貫として、洋上風車導入手続きの緩和を発表。ロードアイランド州ブロックアイランド Block Island 沖で1000MWの大規模風力発電所建設へ-----ソフトエネルギー、2010/12/14

アメリカ中部大西洋岸における大規模洋上風力発電用海底送電網整備計画 Atlantic Wind Connection (AWC) HVDC にGoogle、丸紅らが参画を発表-----ソフトエネルギー、2010/10/15

ケープウィンド Cape Wind、米国初となるケープコッドの洋上ウィンドファームに130基のシーメンス製3.6MW風力発電機を採用-----ソフトエネルギー、2010/04/22

[ カテゴリー : アメリカ ]

米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)が複数のレイヤーを重ねることでポテンシャルがわかる RE Atlas を発表-----ソフトエネルギー、2012/03/01

" ・NREL : RE Atlas "

Reatlaswind
-----image : RE Atlasより。(洋上風力と地上風力)

DONG Energy、イングランド沖で世界最大3.6MW×102基、合計367MWの洋上ウインドファーム Walney wind farm の稼働を開始-----ソフトエネルギー、2012/03/08

福島県沖の浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の2015年までの内容と実施体制が発表されました-----ソフトエネルギー、2012/03/07

[ カテゴリー : 風力発電 ]

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デザーテック DESERTEC、2016年にチェニジアの2GW集光型太陽熱発電(CSP)で発電し、高圧直流送電線(HVDC)でイタリアに送電する計画を発表

 北アフリカの地中海沿岸国で再生可能エネルギーを使って発電した電力を、高い効率の送電網も整備し、ヨーロッパに電力を送ろうとする壮大な計画を推進するデザーテック DESERTEC Foundation が具体的なタイムスケジュールを発表しました。

デザーテック DESERTEC がヨーロッパでいよいよ始動。エネルギーは、北は洋上風車から、南は地中海を超えて砂漠からやってくる!-----ソフトエネルギー、2010/01/28

 デザーテック DESERTEC Foundationが最初に選んだ国は、チェニジア Tunisia。地中海に面し、西でアルジェリア、東にリビアと接する、昨年のジャスミン革命で世界から注目された国です。そして、選ばれた技術は、ここ数年で大きく進歩と実績を積んだ集光型太陽熱発電 Concentrating Solar Power(CSP)と効率良く長距離を送電することができるとされる高圧直流送電線(HVDC)です。集光型太陽熱発電(CSP)は、825,000枚の太陽を自動追尾し集光する鏡(ヘリオスタット)で中央のタワーに太陽のエネルギーを集めるもので、出力は2GWだということです。このプロジェクト名「TuNur」は、2014年から開始され、2016年からヨーロッパの700,000の家庭に電力を供給する計画だということです。

 この遠大な計画の成功を占うもうひとつの要素は、おそらくこの計画により、チェニジアの国民が受け取ることが計画されている、新しい産業、新しい仕事、賃金が実際に同国の国民を潤し、計画が歓迎されるものとなるかということです。これを成功させ、さらに北アフリカの他の国や地域へと再生可能エネルギーの発電ネットワークを広げていきたいと考えるデザーテック DESERTEC Foundationにとっては、最大の課題といえるかもしれません。

プレスリリース / DESERTEC Foundation,24Jun.2012
Tunisian Sun Will Light European Homes by 2016

Desertec2012slide03
-----image : 同リリースより「As part of the project, a new High-Voltage Direct Current (HVDC) low loss transmission line is to be laid across the Mediterranean seabed, linking North Africa to Europe. Electricity will be carried from Tunisia to Italy and onwards into Europe, enabling TuNur to deliver electricity to power up to 700 000 European homes on demand day and night.- Image source: DESERTEC Foundation」

" In the sands of North Africa, the DESERTEC Foundation’s vision for a future where the world's deserts supply clean and sustainable energy to the whole of humankind is beginning to take shape. That future begins in the Saharan deserts of Tunisia with a project called "TuNur".

Using thousands of mirrors to track the Tunisian sun to use its heat to generate electricity, the TuNur Concentrating Solar-thermal Power (CSP) plants will ultimately produce 2 Gigawatts of electricity, roughly double the average nuclear power plant. Project developer Nur Energie and its Tunisian partners, led by Top Oilfield Services, plan to construct the project in several phases. The first phase is expected to begin in 2014 and the first electricity exports are set to reach Europe by 2016 via a new low-loss transmission line to Italy. The project has been designed to reduce water requirements to a bare minimum by using a dry, air-based cooling system.

The DESERTEC Foundation is endorsing TuNur and believes that it can serve as a blueprint for the development of further wind and solar projects in the Sahara. The reasons for this are:

The project will focus on maximizing local value creation in Tunisia. It provides the country with the opportunity to begin building a new industrial sector, bringing investment, jobs, and thus economic development. Investment will mainly benefit the southern and interior parts of the country, which look set to become a priority area for development for the Tunisian government. The number of jobs created directly and indirectly over the project’s construction and operational period will come to around 20,000. As well as relying on local partners and management for project development and local engineering firms, the project will also create new manufacturing industries. For example, around 825,000 flat plate mirrors and steel structures known as heliostats will be needed for the 2 Gigawatt project and can be manufactured locally.

TuNur demonstrates DESERTEC’s conviction that investing in renewables where those energy sources are most abundant is the most effective way of protecting the climate. In Tunisia, space is more abundant and the solar radiation is up to three times that of Central Europe. Plants built in such optimal locations produce more electricity and have the potential to replace more conventional, carbon-intensive forms of power. TuNur can provide predictable power production to electricity grids with fluctuating energy sources such as photovoltaic and wind power. Using heat storage tanks, TuNur can produce electricity on demand day and night, delivering enough clean electricity to power 700 000 European homes. TuNur could also supply Tunisians with electricity in the future and is open to discussions about feeding electricity from the TuNur project into the Tunisian grid. At the moment, Tunisian law prevents any company other than state electricity supplier from selling electricity in the country.

Desertech2012slide06
-----image : 同リリースより「The TuNur project will transmit clean and inexhaustible energy from the heart of the desert to European homes whilst, at the same time, bringing jobs, economic development, and export
revenue to Tunisia. TuNur is going to be the blueprint for projects to come. - Image source: BrightSource」
.......... "

関連
・Wikipadia : チェニジア-----ジャスミン革命

DESERTEC Foundation: The TuNur Project -- Tunisian sun will light European homes by 2016

(DESERTECChannel,2012/01/24)

PROSOL and Desertec Seek Green Energy Future for Tunisia-----Tunisia Live,08 November 2011

"..........
DESERTEC, the world’s most ambitious solar power project, will start building its first power plant next year, a 500-megawatt (MW) facility in Morocco costing up to 2 billion euros ($2.8 billion). The first phase of the 12-square-kilometre Moroccan complex will be a 150-MW facility costing up to 600 million euros that will take two to four years to build.

Tunisian has joined the DESERTEC project. According to Bernd Utz, the head of the Project Desertec Initiative of the Renewable Energy Division within Siemens, Tunisia is the leader among the countries bordering the Sahara to take advantage of the project and will provide significant contributions in terms of skills.
.......... "

Desertec: Tunisia or Morocco? Foundation or Dii?-----solarnovus.com,13 FEBRUARY 2012-----(参考- April 2011 Masen (Moroccan Agency for Solar Energy) and the industrial consortium Dii agree on a co-operation project)

追加情報
Asian Super Grid For Renewable Energies Desertec Foundation Signs Memorandum Of Understanding-----DESERTEC Foundation,10 March 2012

ソフトバンク、モンゴルで風力発電 韓国公社などと-----日本経済新聞、2012/3/10

"..ソフトバンクは10日、モンゴルで風力発電事業を開始するため、モンゴルの投資会社ニューコムや韓国電力公社と建設事業の推進で基本合意したと発表.."

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DONG Energy、イングランド沖で世界最大3.6MW×102基、合計367MWの洋上ウインドファーム Walney wind farm の稼働を開始

 昨日は、福島県沖での大規模な浮体式風力発電所の実証実験計画の話題が国内では大きなニュースとなりました。今日は、イギリスでの”着床式”の巨大な洋上風力発電所の話題です。

 数ヶ月ごとに、この世界最大の呼称は更新されていくのですが、現在稼動中では最大という意味です。またすぐに更新される記録です。
 今回ご紹介するのは、イギリスのイングランドのカンブリア州バロー・イン・ファーネスから沖合い約15-20kmに建設されたWalney wind farmです。建設は、DONG Energy主体で進められ、工区と工期は2期に分け進められ、2011年中ごろから始まったプロジェクトは、たった5ヶ月と13日で102基の建設と送電網の確立を終えたというから驚きです。この工事の内容と雰囲気がわかる動画も公開されていますから、後ほどご紹介します。
 採用された風力発電機は、シーメンスのSiemnes 3.6MW SWT-3.6-120です。昨日の発表の福島県沖の浮体式プロジェクトの立地条件を比べてみると両者の違いが際立ちます。

イングランド 着床式 Walney wind farm(lorc.dk Offshore Site Datasheet : Walney 1 Offshore Wind Farmより)

水深   21~26m
年平均風速   9.3m/s at 80m
離岸距離    14.4km

福島沖 浮体式洋上風力発電所実験地

水深   100~150m
年平均風速   7.0m/s以上
離岸距離    20~40km

 いかにイングランドのこの海域が風が強く、そして浅いかがよくわかります。海底の地形や状況も着床式の風力発電機用の基礎パイルを建てるのに適しているようです。比べて、日本は風況や深度も含めて条件が厳しそうです。

プレスリリース / DONG Energy,09/02/2012
World's largest offshore wind farm off the coast of Cumbria breaks industry records

" The £1 billion Walney wind farm, which is a joint venture between DONG Energy (50.1%), SSE (25.1%) and OPW ( 24.8%), is being officially opened by Edward Davey, Secretary of State for Energy and Climate Change. With 102 turbines and a total capacity of 367.2 MW, Walney can supply up to 320,000 households a year with renewable power.

The wind farm, which combines the Walney 1 and 2 projects, has already set a number of industry records, and will create approximately 60 jobs at its new operations centre in Barrow-in-Furness.

DONG Energy managed to construct Walney 2 in the fastest ever time for an offshore wind project, with all turbines and cables installed in just five months and 13 days, setting a record in the sector. It marks an important step for the industry, and DONG Energy’s strong drive towards further industrialising the industry.
.......... "


-----09.02.2012 The world’s largest offshore wind farm inaugurated

関連
DONG Energy : Walney Offshore Wind Farm webpage
-The first power from the Walney 2 Offshore Windfarm was generated on Thursday 1 November 2011 - 21.11.2011 Newsletter no. 20 - November 2011
Nl20_first_power
-----image : 上記サイト(Walney (UK) Offshore Windfarms)より

-Walney Offshore Windfarm

" Generating capacity: 367 MW
Number of turbines: 102
(phase 1 and 2)
Commercial operation: 2012
Owner of the project: DONG Energy (50.1 %), PGGM and Ampere Equity Fund (24.8 %) and SSE (25.1%)
Country: United Kingdom "

-DONG Energy Wind UK
Map_of_dong_wind_uk_activities_webs
-----image : 上記サイトより「Offshore Windfarm : a full view of our UK projects」

EDWARD DAVEY OPENS WORLD'S BIGGEST OFFSHORE WINDFARM-----U.K.,Department of Energy & Climate Change,09 FEBRUARY 2012

・Offshore Site Datasheet : Walney 1 Offshore Wind Farm-----Walney 2 Offshore Wind Farm

4c offshore : Walney Phase 1

・Wikipedia : Walney Wind Farm

参考動画
-計画段階の工程の3D解説

続きを読む "DONG Energy、イングランド沖で世界最大3.6MW×102基、合計367MWの洋上ウインドファーム Walney wind farm の稼働を開始"

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福島県沖の浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の2015年までの内容と実施体制が発表されました

 国(経済産業省)からの委託事業として、福島県沖で実施される浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の内容と実施体制が発表されました。3月中にも開始される、第1期実証研究事業では、2MWのダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備1基と、世界初となる66kV 浮体式洋上サブステーションおよび、海底ケーブルを設置するということです。2014年度から2015年度にかけて行う第2期実証研究事業では、7MW級浮体式洋上風力発電設備2基を追加設置するということです。
 設置されるのは、岸からの距離が20~40kmの水深100~150mの福島県沖の海洋上で、年平均風速は7.0m/s以上ということです。

 世界で主流となっている着床式の洋上風力発電では、年間平均風速9.0m/s以上という非常に風の強い地域も対象となるようになっています。コストは常識的に考えて、浮体式のほうが着床式に比べて大きいと考えられます。特に、日本で本格的な着床式も含めた洋上風車の経験は皆無ですので、技術的にもハードルが高いこの技術に、日本の有力企業が顔を並べたこの事業で、日本が洋上風力発電の世界に打って出る契機となるのか? 世界からも注目される事業になりそうです。

 気になったのは、3コラム型セミサブというのが、下で紹介したヴェスタス Vestas、初の浮体式プラットフォームとして使った WindFloatとアイディアがよく似ている点です。あちらが実証実験的にもかなり先行しているので、なにかと比較されそうですよね。また、Vestasのプロジェクトの進行状況も見てみます。

ヴェスタス Vestas、初の浮体式プラットフォーム WindFloat を建設中-----ソフトエネルギー、2011/10/17

 なんにせよ、できてきたら、実際に海の上から是非ながめてみたいですね! 見学希望!

プレスリリース / IHI、2012年3月6日
福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業について

Prinscreen
-----image(”図1 完成予想図”) : 同リリースより

" 丸紅株式会社をプロジェクトインテグレータとする、東京大学、三菱商事株式会社、三菱重工業株式会社、株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド、三井造船株式会社、新日本製鐵株式会社、株式会社日立製作所、古河電気工業株式会社、清水建設株式会社および、みずほ情報総研株式会社からなるコンソーシアム(以下、「コンソーシアム」という)は、経済産業省からの委託事業である浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業に採択されました。

 本実証研究事業は、福島県沖の海域に、浮体式風力発電機3基と洋上サブステーション1基を建設して行います。2011年度中に開始する第1期実証研究事業では、2MWのダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備1基と、世界初となる66kV 浮体式洋上サブステーションおよび、海底ケーブルを設置します。2013年度から2015年度にかけて行う第2期実証研究事業では、7MW級浮体式洋上風力発電設備2基を追加設置します。

 福島県では、東日本大震災の被害からの復興に向けて、再生可能エネルギーを中心とした新たな産業の集積・雇用の創出に大きな期待を寄せており、本実証研究事業を契機に、風車産業の一大集積地となることを目指しています。本実証研究事業は、“漁業と浮体式洋上ウィンドファーム事業の共存”を大きな一つのテーマとしており、周辺海域の漁業関係者との対話・協議を通じ、将来の事業化を模索していきます。

 また、本実証研究事業を行うことで浮体式洋上風力発電のビジネスモデルを確立することは、大規模浮体式洋上ウィンドファームの事業展開を実現させることに大きく寄与するものと考えています。更には、世界で初めての浮体式洋上ウィンドファームのノウハウを蓄積し、海外プロジェクトに展開することによって、日本の主要な輸出産業の一つに育成することにも繋がると考えています。

Fukushimaoffshorewindfloating_plant
-----image(”表1 本実証研究事業の設備仕様”) : 同リリースより

Fukushimaoffshorewindfloating_membe
-----image(”表2 コンソーシアムメンバーの役割”) : 同リリースより

表3 本実証研究事業実施海域の特徴
水深  100~150m
年平均風速   7.0m/s以上
最大有義波高(*) 10~15m
離岸距離      20~40km

(*)有義波高・・・ある地点で一定時間に観測される波のうち、高いほうから順に1/3の個数までの波について平均した波高
.......... "

関連
福島洋上風力コンソーシアム / プロジェクト概要

福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業について-----丸紅、2012年3月6日

新日鉄 「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」に参加-----新日鉄、2012/03/06

".....浮体式洋上風力発電の建設・メンテナンスコスト低減に資する先進の鋼材・ソリューションを世界に先駆けて適用し、実証研究を通じてその安全性・信頼性・経済性を検証します。また、洋上という厳しい環境条件での実証研究を通じて取得したノウハウやデータを国際標準作成などの基盤整備に役立てることで、日本で開発し発展させた技術を世界へ発信していきます..... "

Fukushima hopes "world's first floating offshore wind farm" will spark post-tsunami recovery-----BusinessGreen,07 Mar 2012

".....The UK is also pursuing plans to deploy a prototype floating turbine as part of a £25m Energy Technologies Institute project that aims to have a device in waters off the UK coast by 2016......"

追加情報
古河電工とビスキャス、福島沖2MW浮体式洋上風車と変電所の連結に新技術を開発-----ソフトエネルギー、2013/10/07

福島の洋上風車、設置工事が完了 丸紅など受託-----日本経済新聞、2013/10/4

『浮体式洋上超大型風力発電設備設置実証研究事業 環境影響評価準備書』縦覧を開始-----福島洋上風力コンソーシアム、2013.09.06

福島県沖2MW浮体式洋上風力発電機、10月稼動に向けて準備が進んでいます-----ソフトエネルギー、2013/06/26

風力発電:福島県沖に建設計画 漁業の妨げに-----毎日新聞、2012年3月14日

".....6日には東京大学と丸紅など民間企業10社による産学連合に事業を委託した。場所は水深100~150メートル、岸から20~40キロの海域で、いわき市沖が最有力という。.....今回の発電機は高さ200メートル程度になるとみられ、海底ケーブルも設置される。県漁連の新妻芳弘専務理事は「メーンの底引き網漁ができなくなる恐れがある。浮体式発電機の安全性も不明で、簡単には協力できない」と話している。....."

参考エントリー
アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド IHIMUと日本製鋼所の浮体式洋上風力発電システム-----自然エネルギー、2012/03/01

国は、第3次補正予算案に、いわき沖の浮体風力発電所など、再生可能エネルギー関連予算を復興策として盛り込む方針-----ソフトエネルギー、2011/09/20

アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド IHIMU、低動揺型洋上風力発電浮体を開発。2.5MWクラス洋上風車、フローティングシステム対応-----ソフトエネルギー、2011/04/20

IHIグループ、2015年の実用化をめざし浮体式洋上風力発電の開発へ-----ソフトエネルギー、2011/04/12

浮体式洋上風力発電 Floating Wind Turbine / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2010/12/24

NEDO、東京電力に洋上風力発電システム実証研究の委託先を決定、銚子沖で洋上風力発電の実証実験を開始-----ソフトエネルギー、2010/5/24

東大・東電共同研究 関東沖50キロ内で洋上風力発電 国内電力の1割供給可 / クリッピング FujiSankei Business i.-----ソフトエネルギー、2006/11/23

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ソフトバンクグループのSBエナジー、京都市2.1MW×2基、群馬県榛東村2.4MW、徳島県2.8MW×2基メガソーラー建設計画を発表

 ソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行うSBエナジーは、京都市2.1MW×2基合計4.2MWp、群馬県榛東村約2.4MWp、徳島県約2.8MWpのメガソーラー建設計画を行うと発表しました。

 京都市のプロジェクトは、いずれも同市の所有する土地2箇所でそれぞれ2.1MWpのメガソーラー計画を京セラの太陽電池を使って行い、4月中に施工を開始し、半分が2012年7月1日(日)、残りが2012 年 9 月 1 日(土)の運転開始を目指すということです。
 群馬県榛東村のプロジェクトでも、榛東村の所有地で、約 2.4MWpのメガソーラー計画をシャープの太陽電池を使い、同じく4月中に施工を開始し、2012年7月1日(日)の運転開始を目指すということです。

 さらに、詳細がこれから決まるとされる徳島県のプロジェクトでは、徳島県内の徳島空港臨空用地に約2.8MWp、徳島小松島港赤石地区において約 2.8MWpの大規模太陽光発電所を建設し、再生可能エネルギーの全量買取制度が開始される 2012年7月1日(日)以降のできるだけ早いタイミングでの運転を開始したいということです。

 同じタイミングで、進められるソフトバンクグループのSBエナジーのメガーソーラー計画、その姿が具体的になるにつれ、さらに注目を集めそうです。具体的に成功していくことで、計画発表から、完成まで約3ヶ月。工期の速さが太陽光発電の大きなメリットと認識されることになりそうです。

SBエナジー ニュース / 2012年3月5日 大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設について更新しました

" 大規模太陽光発電所(メガソーラー)

全国に複数拠点、合計200MW以上の規模で建設に向けて検討中。
進捗はこちらで報告致します。

京都市でのメガソーラー発電所の建設について こちら (PDF,2012/3/5 更新)
”京都市でのメガソーラー発電所の建設について

 ソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行う SB エナジー株式会社(略)は、2012年3月5日(月)、京都市による京都市水垂埋立処分場における大規模太陽光(メガソーラー)発電所設置事業者の公募案件において、発電事業者に決定しました。SB エナジーでは 2012 年 4 月中にメガソーラー発電所建設の施工を開始し、再生可能エネルギーの全量買取制度が開始される 2012 年7月1日(日)のメガソーラー発電所運転開始を目指します。
 今回 SB エナジーは、京都市で出力規模約 2.1MW のメガソーラー発電所を 2 基(合計:約 4.2MW)建設します。発電所建設の設計・調達・建設を担う EPC※1 として参加する京セラグループの株式会社京セラソーラーコーポレーション(本略)と施工業者の京セラコミュニケーションシステム株式会社(略)の協力のもと、京都市と連携して2012年4月中に施工を開始し、2012年7月1日(日)の運転開始※2 を目指します。

※1 Engineering, Procurement and Construction の略で、建設において設計・調達・建設を行う事業者を指す呼称として用いられます。
※2 第 1 基の運転開始を 2012年7月1日(日)に予定しており、第2基の運転開始は2012年9月1日(土)を予定しています。
SB エナジーは今後も自然エネルギーの普及・拡大を目指し、メガソーラーをはじめとする自然エネルギー発電所の建設と運営を推進します。
 今回建設予定のメガソーラー発電所概要は以下の通りです。

(仮称)京都市水垂埋立処分場メガソーラー発電所
所在地
 京都府京都市伏見区淀水垂町および淀樋爪町地内の京都市所有地
敷地面積 最大 89,800 ㎡(調整中)
出力規模 約 2.1MW(約 2,100kW)×2 基 計約 4.2MW(約 4,200kW)
年間予想発電量 約 420 万 kWh/年
一般家庭約 1,000 世帯分の年間電力消費量に相当
EPC 株式会社京セラソーラーコーポレーション
施工 京セラコミュニケーションシステム株式会社
運転開始予定
第 1 基:2012 年 7 月 1 日(日)
第 2 基:2012 年 9 月 1 日(土)
.......... ”

群馬県榛東村でのメガソーラー発電所の建設について こちら (PDF,2012/3/5 更新)
”群馬県榛東村でのメガソーラー発電所の建設について

ソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行う SB エナジー株式会社(略)は、2012年3月5日(月)、群馬県北群馬郡榛東村(以下「榛東村」)にて大規模太陽光(メガソーラー)発電所建設用地を選定し、メガソーラー発電所建設について榛東村と合意しました。SB エナジーでは 2012年4月中にメガソーラー発電所建設の施工を開始し、再生可能エネルギーの全量買取制度が開始される 2012年7月1日(日)のメガソーラー発電所運転開始を目指します。
 今回 SB エナジーは、榛東村にて出力規模約 2.4MW のメガソーラー発電所を建設します。EPC※のシャープ株式会社(略)と、土木関連施工を行う株式会社佐藤建設工業(略)の協力のもと、榛東村と連携し、2012年4月中に施工を開始し、2012 年 7月1日(日)の運転開始を目指します。
..........
今回建設予定のメガソーラー発電所概要は以下の通りです。
(仮称)群馬県北群馬郡榛東村メガソーラー発電所
所在地 群馬県北群馬郡榛東村八州高原内の榛東村所有地
敷地面積 最大 49,300 ㎡(調整中)
出力規模 約 2.4MW(約 2,400kW)
年間予想発電量約 268 万 kWh/年
一般家庭約 640 世帯分の年間電力消費量に相当
EPC シャープ株式会社
施工 株式会社佐藤建設工業 (土木施工)
運転開始予定 2012 年 7 月 1 日(日)
.......... ”

徳島県でのメガソーラー発電所の建設について こちら (PDF,2012/3/5 更新)
”ソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行う SB エナジー株式会社(略)は、2012年3月5日(月)、徳島県の空港臨空地区、赤石地区における大規模太陽光(メガソーラー)発電所設置事業者の公募案件において、発電事業者に決定しました。
 今回 SB エナジーは、徳島県内の徳島空港臨空用地において出力規模約 2.8MW、敷地面積 33,209 ㎡、徳島小松島港赤石地区において出力規模約 2.8MW、敷地面積 35,000 ㎡のメガソーラー発電所を建設いたします。今後、発電所建設の設計・調達・建設を担う EPC※を選定し、再生可能エネルギーの全量買取制度が開始される 2012年7月1日(日)以降、早期の運転開始を目指してまいります。
.......... ”

.......... "

関連
京都初のメガソーラー発電所に、京セラ製太陽光発電システム採用-----京セラ、2012年03月05日

" ソフトバンクグループのSBエナジーと共同で7月1日運転開始を目指して 京都府内最大容量の合計4.2MW "

追加情報
ソフトバンクと三井物産が鳥取にメガソーラー建設へ-----スポーツ報知、2012年3月8日

" .....総事業費は100億円程度.....鳥取県米子市の崎津地区。約50ヘクタールを利用.....3万キロワットの電力需要をまかなう。..... "

追加情報
ハンファの太陽電池モジュール ソフトバンクに供給へ-中央日報、2012年05月03日

"韓国財閥、ハンファグループの太陽電池事業を手掛けるハンファソーラーワンは3日、ソフトバンクの自然エネルギー事業会社SBエナジーから太陽電池モジュールの供給企業に選定されたと明らかにした。"

参考エントリー
イベント 3/6 自然エネルギー財団国際シンポジウム ドイツでは固定価格買取制度をいかに構想し実現したのか-----ソフトエネルギー、2012/02/28

SBエナジー、北海道の太陽光発電試験場データをリアルタイム公開-----自然エネルギー、2012/02/03

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キューデン・エコソル、ソーラーフロンティアの50kWp太陽光発電システムをリース方式で宮崎空港ターミナルビルへ提供

 九州電力グループのキューデン・エコソルは、九州内の空港に対して同社が提供する太陽光オンサイト発電サービスとして3件目の案件となる、宮崎空港ターミナルビルへの50kWpの太陽光発電設備の設置を発表しました。同社がこれまで空港に提供したのは、鹿児島空港、福岡空港で、今回取り付けられたのは、宮崎に工場をもつソーラーフロンティアの150Wモジュール336枚で、宮崎空港ターミナルビル2階東側屋根に取り付けられ、発電電力はすべてこの施設で消費されます。
 同社の太陽光恩再とサービスは、初期投資無しで施設内に太陽光発電設備を設置、保守・運用管理までの業務を一括代行するもので、所有権はキューデン・エコソル側がもったままのリース形式のサービスです。
 ユーザーは、一定の金額を支払うだけで太陽光発電を導入できるメリットを得ることができるということです。詳しい計算は発表されていませんが、今後わずらわしい手続きや故障のリスクを免れるこうしたサービスが盛んになると予想されます。

プレスリリース / キューデン・エコソル、2012.02.15
ホームページ / 宮崎空港ターミナルビルへオンサイト発電方式で太陽光発電設備を導入します。(PDF)

" 九州電力グループの株式会社キューデン・エコソル(略)は、この度、宮崎空港ビル株式会社(略)に太陽光オンサイト発電サービスを提供することとなりましたのでお知らせいたします。
 宮崎空港ビル株式会社は、「地域に愛される空港」、「環境にやさしい空港」を目指し植樹や美化活動等に取り組んでおり、この一環として、宮崎空港ターミナルビルに太陽光発電設備(50kW)を導入するものです。
 本サービスでは、キューデン・エコソルが太陽光発電設備の設計・施工・保守・運用管理といった一連の業務を担当します。本設備で発電した電力は、空港ターミナルビル施設内で消費され、CO2排出量削減等の環境負荷低減に貢献します。
 また、2 階出発ロビー、4階送迎デッキに発電状況がわかる表示装置を設置し、施設を利用されるお客さまや空港見学に来られる子供たちへ、太陽光発電の日々の発電状況をわかりやすく情報提供いたします。

〔太陽光発電設備の概要〕
1.設置場所 :宮崎空港ターミナルビル 2 階東側屋根
2.導入設備 :太陽光発電システム 50kW
ソーラーフロンティア㈱製 CIS パネル 336 枚設置(150W/枚)
3.運用開始時期 :平成 24 年 3 月 1 日
4.年間想定発電電力量 :約 50,000kWh/年
5.年間 CO2削減効果 :約 17.6 トン/年
スギ 約 1,257 本分に相当

※ 九州内の空港で、キューデン・エコソルが太陽光オンサイト発電サービスを提供するのは、 鹿児島空港、福岡空港に次ぎ 3 件目となります。
.......... "

関連
キューデン・エコソル : 太陽光オンサイト発電サービス

Service_onsite_image
-----image : 上記サイトより

" 太陽光オンサイト発電(エネルギーサービス方式)とは?
太陽光発電設備の導入に関心があり、初期投資にかかる費用負担をかけずにクリーンなエネルギーをつかいたいとお考えのお客さまへ、初期投資と設備を設置してからの運用管理の手間をなくした、新しい形の太陽光発電サービスです。

お客さまの敷地内に、太陽光発電設備を設置し、それらを当社が所有することで、設備費・施工・保守・運転管理にかかるトータルコストを、10年から20年程度のご契約期間において、毎月定額(エネルギーサービス料金)でお支払いいただくサービスです。
当然ながら、発電した電力は全量お客さまにご提供となりますので、電気料金の削減も含めたグリーン価値もお客さまが保有することになります。
.......... "

宮崎空港ビル

宮崎空港ビルにソーラーパネル-----読売新聞、2012年3月2日

太陽光発電設備・見学説明会(宮崎空港ビル)-----宮崎ケーブルTV、2012年03月02日

キューデン・エコソル、鹿児島空港に50kWpの太陽光発電所、オンサイト発電設備を竣工-----ソフトエネルギー、2011/01/06

続きを読む "キューデン・エコソル、ソーラーフロンティアの50kWp太陽光発電システムをリース方式で宮崎空港ターミナルビルへ提供"

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本「原発震災 警鐘の軌跡 」著・石橋克彦/発行・七つ森書館

この本には、原発を止める力と真実がある!

-----版元ドットコムより-----
9784822812461

"「原発震災 警鐘の軌跡 」著・石橋克彦/発行・七つ森書館
A5判 336ページ 上製
定価:2,800円+税
初版発行年月:2012年02月 書店発売日:2012年02月01日

紹介
「私たちは“原発震災前夜”にいる」と訴えてきたが、原子力推進勢力は警告に耳を貸さなかった。災厄は、起こる前に予測し、対策を講じ、防止することこそが肝要なのに起こってみなければわからなかったのだ。

目次
プロローグ いまこそ「地震付き原発」との決別を

第1章 福島第一原発を地震・津波が襲った
 福島原発震災──二度とくり返さないために
 日本列島全域の大地震活動が促進されるか

第2章 地震列島の原発震災
 1 原発震災とは
 原発震災──破滅を避けるために
 巨大地震と原発
 日本列島で懸念される破局的災害
 Genpatsu-Shinsai: Catastrophic Multiple Disaster of Earthquake and Quake-induced
 Nuclear Accident Anticipated in the Japanese Islands
  
 2 浜岡原発震災を防ぐ
 浜岡判決は地震動を著しく過小評価している
 浜岡原発の廃炉と新設──中部電力は震災への自覚がない
 「原発震災」回避が新政権の世界に対する責任
 駿河湾地震説」小史

 3 柏崎刈羽原発の耐震偽装
 柏崎刈羽原発の想定地震は小さすぎる
 柏崎刈羽原発7号機の運転再開は許されない
 柏崎刈羽原発の「耐震偽装」をあらためよ
 原子力安全委員会の言論抑圧「事件」──柏崎刈羽原発「耐震偽装」

 4 原発震災の背景
 「原発震災」を隠蔽する日本のマスメディア
 原発の地震リスクの諸問題
 「原発震災」を回避するには
 新指針の不備の見直しを急げ
 新耐震指針と審査体制を直ちに見直す必要がある

第3章 科学と科学者の責任
 1 地震学と社会
 災害科学としての地震学のあり方
 現代社会と地震学
 地震は予知できるようになるか──人命を救えるか?

  2 科学者として
 耐震指針検討分科会の委員をなぜ辞任したか
 耐震指針検討分科会における最後の発言
 ある地震研究者の想い出

第4章 安全神話と危機管理
 「原発震災」を回避できるか?
 原子力発電所の危機管理
 鳥取地震は安全神話への警告
 変動帯日本で地層処分は可能か
 高レベル放射性廃棄物処分場に東洋町は明白な不適地

第5章 自然の摂理に逆らわない文化
 自然の摂理に逆らわない文化を
 経済、産業構造から見直そう
 迫り来る大地震活動期は未曾有の国難
 原発に頼れない地震列島

エピローグ 浜岡原発震災で何が起こるか

 「原発震災」に関する著作・論文一覧
 「原発震災」に関する講演一覧
 初出一覧
 .......... "

関連
2011年東北地方太平洋沖地震による「原発震災」について----石橋克彦 私の考え(2012年1月26日更新)

・Amazon : グリーン・ポストのおすすめ”本”原発震災―警鐘の軌跡By 石橋 克彦

古代中世地震史料研究会 : 古代中世地震 地震・噴火史料データーベース (β版)

" 古代中世地震史料研究会
代表 石橋 克彦 地震学・史料地震学 "

紹介ツィート
この本には、原発を止める力と真実がある!
 -原子力発電は、エネルギー問題であるとともに、地震防災上の問題であるといってきたが、この本を読めば、やはり日本に原子力発電選択の目はないことがわかる! 必読です。
 -高い本です。でも、図書館でリクエストしたり、待てないなら立ち読みで、15ページあまりのプロローグだけでも、とにかく読んでください。再稼動どころか、原発推進の愚に涙するほどの衝撃!

追加エントリー
大飯原子力発電所他、政治判断による拙速な再稼動には反対です-----しなやかな技術研究会、2012/03/23

関連エントリー
参議院行政監視委員会に小出裕章、後藤政志、石橋克彦、孫正義さんらの参考人質疑! YouTubeから-----自然エネルギー、2011/05/24

参議院行政監視委員会に小出裕章、後藤政志、石橋克彦、孫正義さんらの参考人質疑! Ustreamから-----自然エネルギー、2011/05/23

本日13時より、参議院行政監視委員会に小出裕章、後藤政志、石橋克彦、孫正義さんらの参考人質疑! ネット中継あり-----しなやかな技術研究会、2011/05/23

未曾有の国難「原発震災」を警告した石橋克彦先生の最新講演-「福島原発震災」後の日本の原子力政策を考える- / おすすめサイト-----しなやかな技術研究会、2011/04/27

防災の日を前に、原子力発電と地震についてしっかりと考えよう!-----しなやかな技術研究会、2006/08/29

参考エントリー
防災科学技術研究所が、全国地震動予測地図、新型地震ハザードステーション(J-SHIS)を公開-----しなやかな技術研究会、2009/07/28
 コメント-地震は、わが国最大の安全保障上の問題であり、多くの懸案を浮かび上がらせています。上のエントリーは、ここ数日大変多くのアクセス数をかせいでいる記事です。地震への関心の高さをうかがわせます。
 さて、どうする地震付原発!

[ しなやかな技術研究会 カテゴリー : 災害 地震 ]

[ しなやかな技術研究会 カテゴリー : その他のエネルギー/原子力 ]

[ 自然エネルギー カテゴリー : エネルギー-原子力 ]

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米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)が複数のレイヤーを重ねることでポテンシャルがわかる RE Atlas を発表

 国内でも自然エネルギー、再生可能エネルギー関連のポテンシャルや環境関連の地図情報が整備される見込みです。

環境省、東北を中心に自然エネルギーの候補地の野生生物の生息状況などを調べたデータベースを5年で整備-----自然エネルギー、2012/02/27

 アメリカでは、前からさまざまな再生可能エネルギーのポテンシャルマップが用意されてきました。今回、最新のデータを元に、国立再生可能エネルギー研究所(NREL)がRE Atlasという、水力、地熱、バイオマス、太陽熱、太陽光、風力、洋上風力、波力などのレイヤーを重ねてみることができる地図をリリースしました。レイヤーを複数重ねることができるので、州ごとのそれぞれのポテンシャルが簡単にわかります。
 日本の地図も、使いやすくなっていくといいですね。

プレスリリース / National Renewable Energy Laboratory (NREL),January 6, 2012
Electronic Atlas Maps U.S. Renewable Energy Resource

" A new geospatial application developed by the U.S. Department of Energy’s National Renewable Energy Laboratory (NREL) allows users to easily and accurately map potential renewable energy resources in the United States.

The interactive tool, RE Atlas, is free to use and available online at http://maps.nrel.gov/re_atlas.

“Ease of use and breadth of data make RE Atlas an excellent tool for policymakers, planners, energy developers, and others who need to better understand the renewable resources available in the United States,” said Dan Getman, whose team in NREL’s Strategic Energy Analysis Center developed the tool. “RE Atlas is an important addition to NREL’s suite of geospatial tools, because it brings together so many renewable energy datasets in one easy-to-use tool.”

RE Atlas is designed to facilitate energy policy development, investment, and education by making high quality data accessible and easy to understand. The tool creates dynamic maps of renewable resources, including biomass, geothermal, hydropower, solar, and wind. RE Atlas can display resources individually or in a composite fashion.
.......... "

関連
NREL : RE Atlas

Reatlaswind
-----image : RE Atlasより。(洋上風力と地上風力)

Reatlashydro_n_wave
-----image : RE Atlasより。(水力と波力)

Reatlascsp_n_biomass
-----image : RE Atlasより。(集光型太陽光発電CPVとバイオマス)

NREL : Maps

参考
・U.S. Energy Information Administration (EIA) : Renewable Energy Annual - RENEWABLE & ALTERNATIVE FUELS - Trends in Renewable Energy Consumption and Electricity 2009

米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)、CPV 集光型太陽光発電システム AMONIX 7700の劇的な進化をアピール-----ソフトエネルギー、2011/03/09

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