洋上風力発電と地域・漁業の共生に関する円卓会議、洋上風力発電と漁業の共存などの提言を公開
東京大学公共政策大学院 松浦正浩研究室が、相互に利害関係のない自治体、業者、漁協などのステークホルダーを招き、国内における洋上風力発電の事業化を想定しながら、互恵関係をもたらす共生のアイディアについて検討し、政策提言を行うことをめざした洋上風力発電と地域・漁業の共生に関する円卓会議は、2月10日に洋上風力発電と地域・漁業の共生に関する提言をまとめ公開しました。
特に注目されるのは、漁業に配慮した洋上風力発電の設計というくだりで、
「洋上風力発電の風車の基礎部分に、魚類を蝟集し資源量を増やす効果があることを明らかにすること、漁業施設と連携して設計することで、洋上風力発電事業と漁業との互恵関係を構築する可能性が考えられる。」
洋上風力発電と漁業者がともに納得できる形での洋上風力発電が可能であるのか? 国土交通省は、国際標準化主導をも目指した、浮体式洋上風力の安全評価を年度内に指針としてまとめるということです。日本の洋上風力発電の今後に注目しましょう。(2t)
・洋上風力発電と地域・漁業の共生に関する円卓会議 / 2月10日 洋上風力発電と地域・漁業の共生に関する提言
" 政策提言洋上風力発電と
地域・漁業の共生に
関する提言平成24年2月
洋上風力発電と地域・漁業の共生に関する円卓会議
目次
概要
1.円卓会議について
2.洋上風力発電と地域・漁業の共生に関する提言
(1)洋上風力発電の一般的な環境影響について
(2)風力発電事業者と漁業関係者による共同事業化について
(3)漁業に配慮した洋上風力発電の設計について
(4)洋上風力発電のもたらす経済効果について
(5)洋上風力発電の観光資源としての活用について
(6)洋上風力発電による分散型エネルギーシステム、 スマートグリッドへの電力供給について概要
.......... "
関連
・東京大学公共政策大学院 松浦正浩研究室 / 海洋関連諸問題の政策、交渉、合意形成
・洋上風力発電と漁業共存提言=風車基礎の漁礁利用など―円卓会議-----ウォール・ストリート・ジャーナル日本版(時事通信)、2012年 2月 11日
" 洋上風力発電と漁業が共存するには、風車の基礎を魚が集まる漁礁や養殖いかだに利用するための研究や、漁業協同組合の発電事業参入を認める法改正が必要とする提言がまとまった。東京大公共政策大学院の松浦正浩特任准教授が運営する円卓会議が10日発表した。.......... "
参考
・国交省、浮体式洋上風力の安全評価へ年度内指針-国際標準化主導目指す-----日刊工業新聞、2012年01月31日
・風力発電施設・漁協会議で反対意見相次ぐ-----WEB FCT,2011/12/26
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