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NEDO、ミャンマー政府と協力意志確認書を締結。再生可能エネルギー・省エネルギー等の導入に向けた協力へ

 ミャンマーの民主化は、本当に民衆のための民主化につながるのだろうか? ここのところの、カレン民族同盟との停戦合意、政治犯の解放など、かつてない規模で動きだしたかには見えるのだが、現政権の軍事的な力と大きな既得権益を考えれば、油断、予断はできない。

 日本政府は、少し具体的に民主化に動きだしたといことで、世界がミャンマーへの制裁圧力を緩め、関係修復への検討、様子見に転じたことで、その動きに同調して新しい関係を模索しています。
 1月13日の枝野経済産業大臣のミャンマー訪問の際に発表されたのは、NEDがミャンマー政府と協力意志確認書を締結し、再生可能エネルギー・省エネルギー等の導入に向けた協力を行うというものでした。

 すでに、森林資源などは、主に中国向けに出荷され、ひどい森林破壊が奥地で進んでいるともいわれています。ミャンマーの民衆の今の民主化への希望や今後の展開について一番知りたいところです。

 再生可能エネルギーが、民衆のものであるか、単に既得権者の収奪のひとつの手段になるに過ぎないのか、、、、。日本国内だけでなく、外国でも問われる案件として注目します。(2t)

プレスリリース / 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、2012年1月16日
ミャンマーで再生可能エネルギー・省エネルギー等の導入に向けた協力へ

" ミャンマー政府と協力意志確認書を締結

この度、NEDOとミャンマー政府が再生可能エネルギー等の包括的な協力に関する合意に至り、1月13日の枝野経済産業大臣のミャンマー訪問の際に発表されました。
 この合意には、同国内における再生可能エネルギー、省エネルギー、環境分野等の協力を進めるためのアクションプランの策定を検討することなどが盛り込まれています。
 NEDOとしては、今後のエネルギー需要の拡大が見込まれるミャンマーにおいて、エネルギー・環境分野で積極的に協力すると共に、グローバルな問題の解決に貢献していきます。
 なお、協力意思確認書はNEDOとミャンマー地方エネルギー開発委員会との間で今般の枝野経済産業大臣の主催の「日ミャンマー閣僚級経済産業対話」後に締結されたものです。

1. ミャンマー地方エネルギー開発委員会(Rural Energy Development Committee)はミャンマーが進める地方発展貧困撲滅中央委員会(The Central Committee for Rural Development and Poverty Alleviation )の1つの委員会であり、地方発展に関するエネルギー開発に責任を持つ委員会です。議長には工業省大臣が就任しています。

1.事業概要
 ミャンマーの電力消費量は過去20年で約3倍に増加、今後2030年までにさらに約3倍に増加すると予測されています。ミャンマー政府では、再生可能エネルギーの導入や効率的なエネルギー利用に関するガイドラインを制定しており、2020年までに総電力の15%~20%を再生可能エネルギーでまかなう計画としています。
 こうした背景の中、NEDOとミャンマー地方エネルギー開発委員会は、以下の取り組みについて共同で検討することとしました。
 (1)ミャンマーにおける再生可能エネルギー技術の導入等に向けたアクションプラン策定のための協力
 (2)再生可能エネルギー等による自立電源システム導入の支援
 (3)再生可能エネルギー技術、省エネルギー技術、環境技術に関するセミナーの開催
.......... "

関連
外務省 : ミャンマー連邦共和国

" トピック

ミャンマー情勢について(政治犯の釈放)(外務大臣談話)(平成24年1月13日)
ミャンマーにおける当局とカレン民族同盟との停戦合意について(外務報道官談話)(平成24年1月13日)
玄葉外務大臣のミャンマー訪問(結果概要)(平成23年12月26日)
ミャンマー経済改革支援プログラム(東京ワークショップの開催)(平成23年11月30日)
ミャンマーとの経済協力に関する政策協議の開催(結果)(平成23年11月28日)
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ミャンマー情勢について(政治犯の釈放)(外務大臣談話)(平成23年10月14日)
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菊田外務大臣政務官のミャンマー訪問(平成23年6月24日)
日・ミャンマー外相会談(概要)(平成23年6月6日)
ミャンマー情勢(政治犯の釈放)(外務報道官談話)(平成23年5月20日)
ミョー・ミン・ミャンマー外務副大臣による松本外務大臣表敬(概要)(平成23年4月9日)
ミャンマー新政府の発足(外務大臣談話)(平成22年3月31日)
ミャンマー情勢(新大統領の選出)(外務大臣談話)(平成22年2月4日)
.......... "

ミャンマー:釈放の元政治囚、ミンコーナイン氏 憲法改正要求、スーチーさんと共闘へ-----毎日jp、2012年1月18日

" ミャンマー政府の恩赦で13日釈放された、88年の民主化運動を主導した学生グループ「88年学生世代」の中心人物のミンコーナイン氏(49)..........アウンサンスーチーさん率いる「国民民主連盟」と共闘して政権に憲法改正など「真の民主化」を迫っていく方針を明言した。.......... "

参考エントリー

中国の違法伐採で消滅の危機に直面するミャンマーの森林-----GreenPost -Heuristic Life -Alternative Technology,2007/10/17

国連人権理、ミャンマー軍事政権に「強い遺憾」の意-----GreenPost -Heuristic Life -Alternative Technology,2007/10/3



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