JR東日本、日光線鶴田駅で有機薄膜太陽電池の駅での導入を目指したフィールド試験を開始
JR東日本は、今後の駅での環境負荷低減を見据え、「有機薄膜太陽電池」の基礎評価試験を日光線鶴田駅で開始すると発表しました。資料によると、太陽電池は、20*20cmを50枚、蓄電池をもつ独立系で負荷は18WのLED照明ということです。グリーン・ポストのかってな計算では、100Wp規模程度の太陽電池だと予想しました。[この予想はハズレ。1月26日のNHKニュースによると、30Wp程度のようです。]小さな規模の実験です。
有機薄膜太陽電池について、「開発段階の技術ですが、光を通す、軽い、薄い、曲げることができるなどの特長」と評価されているようです。添えられた図には、半透明の屋根として使われる太陽光発電システムが描かれています。実用化すれば、バス停やエントランス部分、壁面などあらゆる面に既存の太陽電池と併用することで、鉄道および交通関連の施設の未利用なスペースを活用できそうです。また、3.11以降、無停電電源としての価値が大きく見直されている独立系太陽光発電システムとしても、今後の展開が楽しみです。
今回のフィールド試験は、2013年2月中旬までを予定しているとのことです。
プレスリリース / JR東日本、1月10日
・ホームページ / 有機薄膜太陽電池の駅での導入を目指したフィールド試験を行います [PDF/40KB]
" JR東日本は、今後の駅での環境負荷低減を見据え、「有機薄膜太陽電池」の基礎評価試験を行います。有機薄膜太陽電池は、低価格の太陽光発電方式として期待されている、開発段階の技術ですが、光を通す、軽い、薄い、曲げることができるなどの特長があります。
この度、日光線鶴田駅の通路屋根の一部を利用して、有機薄膜太陽電池や蓄電池等で構成されるシステムを設置し、長期間にわたるシステムの稼働状況の確認を行います。1 概要
太陽電池と蓄電池等で構成される、将来の駅での使用を想定したシステムを設置し、約 1 年間システムの稼働状況を確認します。システムには「①昼間に発電、蓄電する」、「②蓄電した電力を使い、夜間に通路屋根の下部に設置した LED 照明を点灯させる(点灯のスイッチの入り切りは、人感センサーで行う)」などの機能が盛り込まれています。
実際の駅での使用を想定したシステムを約 1 年間稼動させ、データをとることで、駅特有の環境(半屋外空間である、列車振動がある等)での太陽電池の導入に関する課題抽出を行います。
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2 開発スケジュール
日光線鶴田駅での評価試験は、2012 年 1 月 25 日から 2013 年 2 月中旬までを予定しています。今回の試験の結果を今後の有機薄膜太陽電池の開発に反映させる予定です。3 その他
本試験はジェイアール東日本コンサルタンツ株式会社と共同で行います。
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関連
・ジェイアール東日本コンサルタンツ
MEMO
・ジェイアール東日本コンサルタンツ : ヘルメットスピーカー「メットフォンⅡ」
関係ないが、おもろい商品だ。これなら、工事中でも使える!(2t)
追加情報
・薄型の太陽電池 駅で実験開始-----NHKニュース、1月26日
" .....駅の屋根にはおよそ2平方メートルの太陽電池が設置され、晴天時には1時間で30ワットアワーを発電するということです。.....発電効率を改良したうえで、将来、多くの駅で活用したい..... "
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