ソーラーフロンティア、100MWp越えのCIGS太陽電池モジュールを南カリフォルニア Catalina Solar Projectへ供給へ
ソーラーフロンティアは、同社のCIGS太陽電池モジュールを100MWpを超える、最大150MW(130MWpとの表記も)の規模で、EDF エネルジ・ヌーベル(EDF Energies Nouvelles)の子会社であるエネクスコ社(enXco)社の手がける、南カリフォルニア Catalina Solar Projectへ供給すると発表しました。
すでに、2011年い26MWpを納め、2012年の終わりまでに60MWp、さらに全体で+100MWpの世界最大規模の太陽光発電所となる残りの設備は2013年6月までに稼働させる予定であるということです。
プレスリリース / ソーラーフロンティア、2012年1月18日
・ニュースリリース一覧 / 100MWp超級の大規模太陽光発電所建設へソーラーフロンティア、米でCIS薄膜太陽電池を供給(PDF)より-----( E )
" 世界最大規模で CIS薄膜太陽電池を設置、米電力会社エネクスコ社と契約ソーラーフロンティア株式会社(略)とEDF エネルジ・ヌーベル(EDF Energies Nouvelles)の子会社であるエネクスコ社(enXco)は、米カリフォルニア州に建設される太陽光発電所に最大で 150 メガワットピークの CIS 薄膜太陽電池を供給する締結しましたのでお知らせいたします。まずは、2011 年の第 4 四半期には、カリフォルニア州カーン郡におけるカタリーナ・ソーラープロジェクトに向けて26メガワットピーク分の太陽電池を供給いたしました。この発電所が関せうするとCI(G)S系太陽電池を搭載したものとしては世界最大、CI(G)S系以外を含めても世界最大級の太陽光発電所となります。
発電所は 2 段階に分けて建設されます。第1段階である約 60 メガワットピーク分の設備は2012年末までに、残りの設備は2013年6月までに稼働を開始する予定です。同発電所で生産される電力は約3万5,000世帯分の年間使用量に相当し、毎年およし7万4,000トンの温室効果ガスの排出が削減されます。
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関連
・Solar Frontier Selected by enXco for 100+ MWp California Power Plant-----enXco, January 17, 2012
" Solar Frontier and enXco, an EDF Energies Nouvelles Company, announced today that they have signed a module supply agreement for up to 150 megawatts peak (MWp) of Solar Frontier's CIS solar modules. A firm order for 26 MWp was completed and delivered in the last quarter of 2011 for the Catalina Solar Project located in Kern County, California. When completed, the project is set to become the world's largest CI(G)S installation and will rank among the largest solar installations of any type globally.The plant will be built in two phases - the first phase of approximately 60 MWp is targeted to go online by the end of 2012 and the remainder of the project by June 2013. The plant will generate enough clean energy to power the equivalent of about 35,000 homes annually and will offset about 74,000 metric tons of greenhouse gas emissions every year.
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・Enxco Solar : Catalina Solar Project
参考
・pvresources.com : World's largest photovoltaic power plants - ranking
"No.1 100 MWp Perovo I-V PV power plant(Ukraine, Perovo)
No.2 97 MWp Sarnia PV power plant(Canada, Sarnia)
No.3 84.2 MWp Montalto di Castro PV power plant(Italy, Montalto di Castro)
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コメント続き
100MWpを超える大型太陽光発電所。土地の少ない日本では、一箇所に集中したこうした施設はできないかもしれませんが、鉄道関連や高速道路を利用すれば、合計ではさらに大型の太陽光発電設備の建設が可能です。大型の太陽光発電所には、それが不安定な発電ソースであるとして、蓄電池などのさらにコストがかかる設備を必要とする見解が日本では喧伝されています。
しかし、消費電力がわかり、日射量に比例して太陽光発電からの発電量も経験とデーターからかなり正確に読むことができるようになっていますから、海外ではバッテリーなしでもかなり大きな太陽光発電所や風力発電所が建設されています。日本のこうした電力、系統網のシステムに対する考え方は世界でも特異なものがあります。この特異性が再生可能エネルギーの導入を阻むのであれば、それは変わる、変えていく必要があります。
これらの再生可能エネルギーの電力内での扱いは、日本でも「欧米並みの電力にまつわるシステムと妥当な経験と知識」によって変わってくると考えています。今は原子力発電、化石燃料のはざまで、揺れ動く再生可能エネルギーの扱い、これから変わっていきます。変わらないと、日本のエネルギー事情は中長期的にかなり厳しいと思います。変わらないといけないのです。(2t)
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