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いよいよ博多湾に姿を現した、浮体式風レンズ風力発電機。実証実験始まる

 以前紹介した、九大風レンズ風車のテストがいよいよ博多湾で開始されました。

九州大学が開発した風レンズ風車、福岡市も協力し、博多湾での洋上風車の実証実験へ-----ソフトエネルギー、2011/07/28

 姿を現したのは、直径約18mの六角形の浮体=フロートの上に設置された、直径3.4メートル、出力3kWの風車2基。さらに、1.5KWpの太陽電池もされました。将来的には、この浮体=フロートで、風力、太陽光、さらに波力などの自然エネルギー、さらには六角形の浮体を組み合わせてハニカム構造の巨大なフロート基地も建設可能とのアイディアが九大では示されています。
 今回の風車の実証実験だけでなく、世界有数の排他的経済水域を面積を誇る、日本の将来の海洋エネルギー基地としての全体的なデザインの可能性にも期待をもっています。

 話題があるごとに、「九大風レンズ風車」で検索して、当ブログに結構な数の訪問者がおられます。だから、おまとめサイトも作ってあります。
 
 今回は、”ファン”必見、必読の資料が公開されました! 九州大学 応用力学研究所 新エネルギー力学部門 風工学分野がこちらに、「風力エネルギーの有効利用と将来展望ー 風レンズ風車の開発 九州大学応用力学研究所 - 新エネルギー力学部門 風工学分野 大屋裕二(PPT,97Mbite,p.100)」という100ページにもおよぶプレゼン資料を公開してくれました。

 公開された資料には、今回の実証実験の第一ステージからはじまり、第二ステージ「近海の沖合いへ(系統連系が可能な距離) 100m級浮体と200kW風車」、「津屋崎沖(玄界灘)に100m級浮体と200kW風レンズ風車」。第3ステージは、「300m級浮体 MWクラス風車+太陽光パネル」。さらに、将来の風レンズ風車の大型化(洋上風力発電)や5MW級、数十台の洋上ファームなどが図によって示されています。将来、2020年代でしょうか? そのとき、日本が海洋国家として、その”国土”を生かすことができるか? 

 海の自然エネルギー基地! よろしくです。期待してます。

関連
福岡市 : 博多湾 浮体式海上風力発電実証試験
Imaje
-----image : 上記サイトより

"..........
5.環境影響評価について  (第1章) (703kbyte)
  環境影響評価について  (第2章 その1) (2,010kbyte)
  環境影響評価について  (第2章 その2) (4,856kbyte)
  環境影響評価について  (第3~5章) (1,165kbyte)

<参考>
 平成23年11月21日記者配布資料 (469kbyte)
 平成23年7月21日記者配布資料 (577kbyte)
.......... "

九州大学 応用力学研究所 新エネルギー力学部門 風工学分野 おしらせ - 博多湾における浮体式海上風力発電の実証実験-その① 進水(2011.11.30)

" .....12月5日頃には、実証実験予定地(福岡市東区海ノ中道沿岸)に曳航、実証実験を開始する予定です。
..... "

- レンズ風車に関するプレゼンテーション(PPT,2011.11.21)が以下のページよりダウンロードできます - [NEW!! 2011/11/27] 最新の風レンズ風車についてのパワーポイントプレゼンテーションをアップ! (ファイルサイズが少々大きいです 97MB)

Kyushuu_floatigng_energybase1st
-----image : 「風力エネルギーの有効利用と将来展望ー 風レンズ風車の開発 九州大学応用力学研究所 - 新エネルギー力学部門 風工学分野 大屋裕二(PPT/p.100)」より-----
Kyushuu_floatigng_energybase

博多湾の風集めて 風車と太陽電池で洋上発電実験-----sahi.com,2011年12月5日

" .....直径約18メートルの六角形の浮体に直径3.4メートル、出力3キロワットの風車2基と1.5キロワットの太陽電池を載せた独特のデザイン。来年末まで発電性能や耐久性などを調べる。..... "

-(動画 : asahicom, 2011/12/05)-----関連動画はこちらでアップ

風レンズ風車、で検索エンジンからこられる方が増えています / おまとめサイト-----自然エネルギー、2010/07/29

コメント続き

 なお、「風力エネルギーの有効利用と将来展望ー 風レンズ風車の開発 九州大学応用力学研究所 - 新エネルギー力学部門 風工学分野 大屋裕二(PPT,97Mbite,p.100)」(公開ページ)には、この波力や水力などへの応用、さらには世界の風力発電などの現状などが占められていました。
 貴重な、プレゼンです。公開ありがとうございました。(2t)

参考エントリー
ローコストな浮体式垂直軸風力発電の可能性。秋元博路教授らの論文が発表された-----ソフトエネルギー、2011/11/30

アメリカエネルギー省は、3つの浮体式を含む41の洋上風力発電の研究開発に4300万ドルを拠出-----ソフトエネルギー、2011/10/07

浮体式洋上風力発電 Floating Wind Turbine / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2010/12/24

[ カテゴリー : 風力発電 ]



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