GSユアサ、2 - 4kWp太陽光発電システム、リチウムイオン蓄電池、そして電気自動車用充電システムなどをパッケージで販売へ
GSユアサは、三菱自動車などと共同開発してきた、小型電気自動車 i-MiEV の充電システムと太陽光発電を組み合わせたEV急速充電システム「PV-EVシステム」を販売を開始すると発表しました。
・三菱自動車、GSユアサなどと4社体制で、電気自動車i-MiEVの使用後のリチウムイオン電池の太陽電池付き充電スタンドでの再利用実験を秋より開始-----しなやかな技術研究会、2010/06/30
太陽電池は、2 - 4kWp太陽光発電システム程度の規模が想定され、10kWh程度のリチウムイオン電池とパワコン、i-MiEV用の急速充電器などで構成され、太陽光発電システムをのぞいた価格は、1200万円。これに70万円から150万円程度の太陽光発電システムが加わるので、ちょっと個人向きではありません。電気自動車の未来に可能性を感じたり、事業に利用しようとする人向けということでしょうか。
バランス的には、10kWhの蓄電池なら、4kWpの太陽電池がジャストサイズです。将来リチウムイオン蓄電池の価格が下がれば、自宅用の蓄電池システムとして、購入したいと考えている人も増えているという話も若干はあるようです。太陽電池と蓄電池、そして電気自動車がある暮らし、あとは価格しだいということでしょうか、、、、(2t)
プレスリリース / GSユアサ、2011/11/21
・GSユアサ サイト / 太陽光発電と蓄電池を組み合わせて環境負荷を低減した防災対応型EV急速充電システム「PV-EVシステム」の販売を開始(PDF)
" 株式会社 GSユアサ(略)はこのたび、太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、自然エネルギーを利用したEV急速充電システム「PV-EVシステム」の販売を開始いたしました。このシステムは、災害などによる停電時に防災型電源としても利用することが可能です。年間100システムの販売を目標とし、2012年には12億円の売上を目指します。機器は太陽電池、リチウムイオン電池、EV用急速充電器を組み合わせたクリーンシステムです。太陽電池で発電した電力をリチウムイオン電池に貯蔵し、蓄えた電力でEVに急速充電を行います。夜間や日照の少ない時は電力会社からの電力を利用し、リチウムイオン電池への充電が可能です。また、発電した余剰電力はパワーコンディショナを介して系統連系により電力会社へ売電することもできます。自然エネルギーにて発電した電力をEVに充電して走行することで、発電からEV走行に至るまで二酸化炭素(CO2)排出量ゼロの実現を可能としました。
また本設備は、GSユアサが三菱商事株式会社(略)、三菱自動車工業株式会社(略)、株式会社 リチウムエナジー ジャパン(略)と、2011年1月26日より京都市内において電気自動車用リチウムイオン電池2次利用の事業開発のために実証試験をしていたものと同一の設備です。今回の販売に際して蓄電池は2次利用品ではなく、開発を完了している産業用リチウムイオン電池LIM50E-8型モジュールを使用いたします。また、将来的にはリユース品の利用も可能であり、資源の有効利用を通じたさらなる環境負荷の低減が可能となります。
【特 長】
-自然エネルギーの活用によりEV走行における環境負荷を低減
太陽光発電エネルギーを効率よくリチウムイオン電池に蓄電してEVに急速充電するため、EV走行における二酸化炭素(CO2)排出量を削減することができます。-系統設備に負担をかけないシステム
EVへの急速充電はリチウムイオン電池に蓄えられたエネルギーを利用するので系統設備に負担をかけません。-高圧受電が不要
急速充電器を設置する場合、契約電力が50kWを超えると高圧受電が必要となりますが、PV-EVシステムは低圧受電 (単相3線)にて急速充電器を設置することができます。-余剰発電電力を有効利用
太陽光発電は系統連系されているので、リチウムイオン電池が満充電の場合、施設の照明などに太陽光発電エネルギーを利用できます。-夜間のEV充電も可能
夜間など太陽光発電が出来ない場合は系統側よりリチウムイオン電池を充電するため、発電状態にかかわらず急速充電器を使用できます。-非常(停電)時も使用可能
ACタイプの急速充電器は停電時に使用できません。PV-EVシステムの急速充電器は、停電時でもEVに急速充電することができます。また長時間停電時でも太陽光発電により、リチウムイオン電池に充電ができ、EVへの継続的な急速充電が可能です。-ライフラインを守る非常用負荷への給電も可能
パワーコンディショナの自立運転出力機能により、停電時に照明や防災情報機器に給電することが可能で、ライフラインの維持に大きな役割を果たすことができます。【発売日】2011年11月21日
【希望小売価格】¥12,000,000-(税別・工事費は含みません)
注:太陽光電池パネル・架台・接続箱、ならびに設置費用は別途発生いたします【販売予定台数】 100台/年間
【構成機器】
リチウムイオン電池 型式:LIM50E―8G2-C1 11モジュール
定格:50Ah 電気自動車用LEV50の対応も可
パワーコンディショナ 型式:LSSA-4.5-S3CE 1台
定格:単相2線式AC202V,4.5KW
電気自動車用急速充電器 型式:EVC-20KD 1台
定格:DC入力タイプ,19KW
蓄電池盤 1式
太陽電池・架台・接続箱
2kW~4kWの太陽光パネルと組み合わせて使用します。
設置場所に合わせて個別に設計いたします*オプションによりデータ計測装置にて充放電状況や発電量等のデータを収集することが可能です。
.......... "
関連
・GSユアサ サイト / 2011/01/25 日本初!「電気自動車用リチウムイオン電池2次利用事業開発のための実証試験」を京都市内のローソンで開始
参考エントリー
・開発が進む電気自動車とその充電施設-----自然エネルギー、2009/08/25
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