ＧＳユアサ、10kW小型汎用太陽光発電用パワーコンディショナを改良し新発売

　ＧＳユアサ、10kWの小型汎用太陽光発電用パワーコンディショナを改良し新発売すると発表しました。さらなる小型化軽量化に加え、太陽電池モジュールの多様な配列パターンに対応するため、直流電圧の入力範囲がDC 0V～600Vまで拡大し、各社の太陽電池への対応力が増しました。現在、10kWの太陽光発電は、学校や病院、さまざまな公共施設での利用の拡大がもっとも進み、かつ防災や非常時に対応した仕様のものへの関心が高まっています。今回改良され、新発売となった三相ラインバックαⅢには、蓄電池を抱える（充電し非常時に利用できる機能）はもっていないようですが、バッテリーメーカーである、ＧＳユアサの開発品であることから早期の対応が期待されるところです。

プレスリリース / ＧＳユアサ、2011/10/26
・ニュースリリース / 小型汎用太陽光発電用壁掛型10ｋＷパワーコンディショナを改良「三相ラインバックαⅢ」の販売を開始(PDF)

-----image : 上下とも同リリースより-----

コメント続き

　先月10月末に一週間、つながりぬくもり・プロジェクトで、災害支援の一環として、保育園や養護施設への支援として5kWpから10kWpの太陽電池が取り付けられている現場を駆け足で仕事を手伝いながら回ってきました。10kWp前後の一般家庭用の太陽光発電システムより大型の小・中規模太陽光発電システムの施工が太陽電池の大型化によりかなり簡単になってきていることを実感し、かつこの規模のシステムの有効性を強く認識できる経験となりました。
　そんな中で、自立運転だけでなく、バッテリーの充電、その電力の利用も簡単にできるシステムへのニーズも強く感じて帰ってきました。ＧＳユアサさんの今回のラインバックシリーズの10KW対応のパワコンには、そのあたりの機能の充実も強く期待しています。(2t)

参考エントリー
・南相馬にきています つながりぬくもりプロジェクト-----しなやかな技術研究会、2011/10/25
*ぼちぼちまとめて、REXTAのサイトか、ブログに公開予定です。震災復興に果たす小・中規模太陽光発電システムの有効性を強く感じています。(2t)

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