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注目! 国家戦略室の動き エネルギー・環境会議 コスト等検証委員会

 藤村修官房長官が、エネルギー政策は、あくまでエネルギー・環境会議が中心にまとめていくと言ったことで、脚光をあびている国家戦略室のエネルギー・環境会議の動きに注目しましょう。

 総合資源エネルギー調査会基本問題委員会には、3.11以前よりはるかにさまざまな意見の委員が参加し、ニコニコ動画で放送されるなど耳目が集まりやすい状況です。しかし、この経済産業省の「総合資源エネルギー調査会」に加え、内閣府原子力委員会の「原子力大綱策定会議」、さらには閣僚らがメンバーとなる国家戦略室の「エネルギー・環境会議」と国のエネルギー政策を決める来年に向けての議論の場が別れ、それぞれの役割が問われています。そんな折り、以下の藤村修官房長官の発言が注目されることになりました。

藤村長官、エネルギー政策は「あくまでエネルギー・環境会議が中心にまとめていく」-----ニコニコニュース、2011年10月3日

"藤村修官房長官は2011年10月3日午後の記者会見で、今後のエネルギー政策を議論する政府の3つの会議の役割分担について、「総合資源エネルギー調査会、原子力大綱策定会議と連携をする」としながらも、「あくまでエネルギー・環境会議を中心にまとめていく」と述べた。"

 そして、あまり目立つことも、注目されることもなく、10月3日に第3回エネルギー・環境会議が、10月7日に第1回コスト等検証委員会が開催されました。コスト等委員会は、生での公開も検討されました(-2011/9/29エネルギー・環境会議「コスト等検証委員会」 インターネットライブ中継にご協力くださる事業者を募集.. )が結局当日は生で流れることはなく、後日2時間あまりの第1回コスト等検証委員会(平成23年10月7日)の様子の動画が公開されています。実は、この2時間の動画まだ見ていないのです。週末にチェックするつもりです。
 この議論重要です。できるだけ多くの人が関心をもっていることを示すためにも、是非見たいです。みなさんもご覧ください。

関連
国家戦略室
-2011/10/3第3回エネルギー・環境会議が開催されました。
-2011/10/7第1回コスト等検証委員会が開催されました。
/ 議事次第 第1回 コスト等検証委員会
/ 動画 : 第1回コスト等検証委員会(平成23年10月7日)

" 平成23年10月7日(金)15:30~17:30 合同庁舎4号館1208特別会議室

議題
1.コスト等検証委員会の開催について(報告事項)
2.これまでの議論の経緯について(報告事項)
3.コスト等検証委員会のミッションと論点について(討議事項)
4.原子力委員会への依頼について(討議事項)
5.<論点1>コスト試算の基本的なフレームワークについて(討議事項)
(1) 試算方法について
(2) 新たに取り組む課題について(3つのチャレンジ)
(3) 試算にあたっての主な前提条件について
配布資料

資料1 コスト等検証委員会の開催について
資料2 これまでの経緯について
資料3-1 コスト等検証委員会のミッション及び論点について(案)
資料3-2 東京電力に関する経営・財務調査委員会報告書の概要
資料4 コスト等試算への協力のお願い(案)
資料5 <論点1>今回の試算の基本的なフレームワークについて(案)
資料5-1 試算方法について
資料5-2 今回の試算で新たに取組む課題について
資料5-3 モデルプラントの主な諸元や試算の前提条件について
参考資料

参考資料1 発電コスト試算の比較(日本)
参考資料2 発電コスト試算の各国比較
参考資料3「革新的エネルギー・環境戦略」関係資料
  (7月29日 エネルギー・環境会議決定)
参考資料4 第3回 エネルギー・環境会議(10月3日)資料
参考資料5 第1回 総合資源エネルギー調査会基本問題委員会(10 月3 日)資料
参考資料6 新大綱策定会議の再開について(8月30日 原子力委員会決定) "

原発:コストに賠償費 検証委初会合、見直し着手-----毎日jp,2011年10月8日

参考
内閣府 原子力委員会
 / 2011年 10月13日 第2回原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会資料を掲載しました-----原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会
- 原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会(第2回)議事次第

" 日時:平成23年10月13日(木)13:00~15:00

場所:グランドアーク半蔵門 光の間

議題:
(1) 原子力発電所の事故リスクコスト試算の考え方
(2) その他

配付資料:
資料第1号
原子力発電所の事故リスクコスト試算の考え方(PDF:351 KB)

資料第2号
東京電力に関する経営・財務調査委員会 委員会報告(PDF:25.2 MB)

資料第3号
原子力発電所の事故リスクコスト試算の考え方(PDF:701 KB)

資料第4号
原子力発

電・核燃料サイクル技術等検討小委員会メンバーからの提出資料(PDF:2.6 MB)
.......... "

 / 2011年 10月3日 第7回新大綱策定会議資料を掲載しました。

原子力発電 コスト試算始まる-----NHKニュース、10月11日

" 国の原子力政策の基本方針となる、原子力政策大綱の見直し作業を進めている原子力委員会は、11日から原子力発電にかかるコストを試算する作業を始め、原発事故が起きた場合の損害賠償などを含めたコストを新たに試算することになりました。
原子力委員会は、先月再開した原子力政策大綱の見直し作業の一環として、11日、原子力発電のコストを試算するための小委員会を立ち上げました。
.......... "

イベント10/3 経産省はエネルギー基本計画見直しに際し、総合資源エネルギー調査会基本問題委員名25人を公開-----ソフトエネルギー、2011/09/28

追加情報
原発事故の存在を無視した委員会審議に違和感 - インタビュー:大島堅一氏(立命館大学国際関係学部教授)-----ビデオニュースドットコム,2011年10月15日

" 今後のエネルギー政策を決定する上で重要な論点となる電源種別の発電コストを検証する政府の「コスト等検証委員会」の初会合が、先週、開かれたが、その委員会で原発のコストをいかに算出するかをめぐり、あり得ないような議論が交わされていることが明らかになった。 "

コメ-コスト検証委員会では、原発政策を維持するための議論が進められています!

第1回コスト等検証委員会での提出資料-----oshima's posterous,October 14, 2011

" この資料は確かに当日配布され、相当な議論にもなったものですが、配付資料としてアップロードされていないので、ここで公開します。 "

コメ-河野太郎衆議員議員、飯田哲也さんがこの問題にふれています。密室に光を!

闇に蠢く----河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり、2011年10月14日

・Twitter iidatetsunari : 「闇に蠢く」(河野太郎ブログ10/14→ http://p.tl/E6Sk ) コスト委は 非公開で大島教授イジメしつつ、これまで通り誤魔化し放題の「仮想プラント」評価って・・ありえない。そもそも原発事故や10万年残る核のゴミはコストではなく倫理の問題でしょう。



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