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三井化学ら6社プラス中部電力、愛知県田原市にメガソーラー 50MW、風力6MWの発電事業を発表

 三井化学、三井物産、東亞合成、東芝、東レ、三井造船、6社に加え、中部電力とそのグループなど参加を協議中とされる企業連合は、それぞれの特長を生かし、愛知県田原市の三井化学の社有地において、50MWのメガソーラー 、2MWの風力発電機3基からなる、合計6MWの風力発電事業の計画を発表しました。

 計画では、2012年に着工し、2013年の9月に完成することになっています。計画通りに完成すれば、国内最大、世界にはこの二倍ほどの規模の太陽光発電所があるものの、世界有数の規模となることは間違いありません。また、渥美半島の田原市は、日本有数の風の強い地域としても知られ、隣接する土地では、田原臨海風力発電所(愛称:田原かぜりん)に、VESTASの2,000kW11基、合計発電出力22,000kWの大型風力発電施設がH.17年3月から運用されているということです。
 
プレスリリース / 三井化学、2011年10月21日
愛知県田原市における太陽光・風力発電事業の実施について - 国内最大規模のメガソーラー建設 -

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-----image(上-”完成予想図”、下-”位置図”) : 同リリースより-----
Pict_1021_01

" ..........愛知県田原市において、中部電力の協力のもと、再生可能エネルギーに関する知見、実績を有する他社と共同で国内最大規模の太陽光・風力発電所を建設するため、各社と事業化検討を実施することにつき基本合意に達しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1. 事業計画の概要(予定)
事業名称 たはらソーラー・ウインド共同事業
参加企業 三井化学株式会社、三井物産株式会社、東亞合成株式会社、株式会社東芝、東レ株式会社、三井造船株式会社
なお、中部電力株式会社又は同社グループ会社の参加を要請し協議中
発電能力 太陽光50MW、風力6MW
(発電した電力は、再生可能エネルギー推進特別措置法に基づき、全量を中部電力へ販売)
設置場所 愛知県田原市緑が浜(三井化学所有地約82万m2、東京ドーム約17個分)
総投資額 約180億円
工期 着工 2012年6月  完工 2013年9月
事業期間 18年間
*上記特別措置法に基づく買取価格、買取期間等の条件(2012年前半に決定の予定)により、計画の見直しを行う可能性があります。

2. 本事業の意義と当社の目的
本事業は、中部電力の協力のもと、太陽光・風力発電に関する技術、製品、事業運営等に知見・実績を有する6社が共同で、国内最大規模の太陽光発電事業(メガソーラー)及び風力発電事業を実践することに特色があります。
..........

3. 恵まれた立地条件及び関係者の協力
今回の建設地は、日照時間・平均風速ともに国内最高水準であり、太陽光・風力ともに高効率での発電が期待できる、非常に恵まれた立地です。
さらに、本プロジェクトは、愛知県、田原市の推進する新エネルギー推進施策にも合致することから、県・市当局からも支援をいただいています。今後も、県・市当局や地域社会と協力し、新エネルギー推進に貢献していきたいと考えています。
また、必要な資金は、株式会社日本政策投資銀行から融資を受ける予定です。

4. 環境への貢献
今回の発電事業により、次のとおり環境への貢献を果たすことができます。

太陽光及び風力発電合計の発電量:約67,500MWh/年(田原市総世帯の約9割に当たる約19,000世帯の使用電力量に相当)
二酸化炭素削減量:約32,000t-CO2/年
.......... "

関連
愛知県田原市における太陽光・風力発電事業への参画について 国内最大の発電能力50MWのメガソーラー発電プラントを建設-----TOSHIBA,2011年10月21日

愛知県田原市における太陽光・風力発電事業の事業化検討への参加について-----中部電力、2011年10月21日

愛知県田原市における太陽光・風力発電事業の実施について-----東レ、2011年10月21日

東芝ら6社、愛知県田原市に“国内最大規模”のメガソーラーを建設-----家電Watch,2011年10月21日

田原市 / 田原市の風力発電の状況

" .....また平成17年3月には(株)ジェイウインド田原が、出力22000kW(2000kW・11基)の売電用風力発電事業を開始..... "

参考
田原市 / 田原市の風力発電所の状況

電源開発 : 田原臨海風力発電所(愛称「田原かぜりん」

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イベント 10/25 「つながり・ぬくもりプロジェクト」説明会 Ustream中継あり

-----イベント案内より-----

" USTREAMで中継を行います!ぜひご覧ください

[東日本大震災から半年が過ぎました。
かねてから自然エネルギーの普及を目指してきた私たちは、この間、「つながりぬくもりプロジェクト」と銘打って、被災地に自然エネルギー(太陽光・太陽熱・バイオマス)を導入・設置することで、被災された方々の「生活支援」「安全の確保」「雇用の創出」をすすめてきました。

詳細はこちらから
http://tsunagari-nukumori.jp/

 そこで今回、本プロジェクトの半年間の活動、および今後の展開についてご説明させていただく場を設ける運びとなりました。
 当日は、宮城県漁連志津川支所運営委員の後藤様にお越しいただき、被災地からのメッセージもいただく予定でおります。

 説明会の会場は一般公開いたしませんが、ISEP USTREAMで中継・録画放送いたしますので、ぜひご覧くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。]-----以上メール版より

中継ページ/ISEP USTREAMチャンネルはこちら
日時:2011年10月25日(火) 13:00~15:30
場所:WWFジャパン事務所7階会議室
 東京都港区芝3-1-14 日本生命赤羽橋ビル
プログラム内容:
----------------
13:00~13:10 
 挨拶/「つながり・ぬくもりプロジェクト」の概要のご紹介
 竹村英明(環境エネルギー政策研究所/「つながりぬくもりプロジェクト」事務局長)

13:10~14:00
 講演「東日本震災と自然エネルギー政策、ビジネスチャンス(仮題) 」
 飯田哲也(環境エネルギー政策研究所 所長)

14:00~14:30
 質疑応答

14:30~15:30
・つながり・ぬくもりプロジェクトの最新状況 ~太陽光・太陽熱・バイオマス~
桜井 薫(自然エネルギー事業協同組合REXTA 理事長)
三井元子(ぐるっ都地球温暖化対策地域協議会会長)
泊みゆき(バイオマス産業社会ネットワーク理事長)

・被災地からのメッセージ「自然エネルギーがもたらした希望」
宮城県漁協志津川支所運営委員/戸倉出張所カキ部会部会長 後藤様(予定)

※誠に恐れ入りますが、今回の説明会は企業様向けで会場での一般公開はございません。
.......... "

関連
つながり・ぬくもりプロジェクト

つながり・ぬくもりプロジェクト
-----image : 上記サイトより

・Yahoo!ボランティア クリック募金つながり・ぬくもりプロジェクト

・Facebook : つながり・ぬくもりプロジェクト

イベント 10/25 「つながり・ぬくもりプロジェクト」説明会 Ustream中継あります-----自然エネルギー事業協同組合REXTA,2011年10月22日

つながり・ぬくもりプロジェクト・太陽光発電の活動のご報告-----自然エネルギー事業協同組合REXTA,2011年10月16日

 詳細、お問い合わせは、イベント案内をご覧ください。

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川崎重工、海洋エネルギー開発、潮流発電システム開発に着手

 川崎重工は、海洋エネルギー開発、潮流発電システム開発に着手すると宣言しました。
 また、海洋エネルギー開発で世界の先端を行くスコットランドにある、欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC)での、本格的な試験を予定していることも発表し、世界市場での展開を画策していることもアピールしました。BBCによると、アレックス・サモンドスコットランド議会党首も、川崎重工の欧州での海洋エネルギーへの取り組みをアナウンスしたということです。

Kawasaki to test tidal energy technology in Orkney-----BBC News,20 October 2011

 この川崎重工の取り組みは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」において、「海洋エネルギー発電システム実証研究事業」に採択されています。この採択先リストは、日本の海洋エネルギー開発の本格的な夜明けへの、一つの大きな一歩となるかもしれない、重要なリストです。今後、リストにあがった企業の動きに注目です。
 
プレスリリース / 川崎重工、2011年10月19日
潮流発電システムの開発に着手

C31110192
-----image : 同リリースより

" 川崎重工は、再生可能エネルギーの一つとして期待される海洋エネルギーを利用した発電システムの開発に着手しました。
潮流エネルギーは世界中に広く分布しており、気象や天候の影響を比較的受けにくく、発電量が安定していることから、その実用化が有望視されています。当社は、船舶や舶用推進器、各種調査船、多様な海洋構造物等の開発・建造実績を有しており、さらに高効率を誇るガスタービン発電プラントなど、幅広いエンジニアリング技術を用いて、様々な事業を展開しています。これらの技術を活用し、独自の優れた高効率で信頼性の高い、世界市場で競争力のある製品となる、潮流発電システムを開発します。
このほど新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」において、「海洋エネルギー発電システム実証研究事業」の実施企業に採択されました。本事業では、発電事業者としてこれまで風力や太陽光等の自然エネルギーの系統連系など多くの実証研究で蓄積してきた技術・ノウハウを有する、沖縄電力(株)ならびに沖縄新エネ開発(株)に協力いただいて沖縄海域での実証実現に向けて検討していきます。
 今後、実証試験に向けた技術開発を加速し、海洋エネルギー開発で世界の先端を行く英国スコットランドの実証フィールド欧州海洋エネルギーセンターEMEC(European Marine Energy Center)での本格的な試験を予定しています。
さらに、英国など世界で今後大きな発展が見込まれる大規模プロジェクトへの参画や、日本国内での商用発電など、グローバルな事業展開へ向けた動きも進めています。
当社は、これまでに小水力発電システム、バイオマス、風力および太陽光などの再生可能エネルギーの利用技術・製品も提供してきました。潮流発電システムも含め、今後も温室効果ガスの削減、限りある資源の有効利用等を通じて、世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献していきます。
.......... "

関連
「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」に係る実施体制の決定について-----NEDO,平成23年10月19日

"..........
詳細

 NEDOは平成23年7月8日~8月8日の間に公募しました「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」 に対する応募提案について、外部有識者からなる採択審査委員会(別添1)及びNEDOの審査を経て採択予定先(別添2)を決定しました。
1.件名

 風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発

2.事業内容

(1)事業概要
 本事業では、実海域における実証研究として海洋エネルギー発電システム実証研究を実施し、発電性能や信頼性の向上等に関する要素技術の研究開発として次世代海洋エネルギー発電技術研究開発を実施します。
 また、各国の技術開発や市場動向の情報収集及び各々の海洋エネルギー発電システムの性能評価等に関する方法や手順のとりまとめとして、海洋エネルギー発電技術共通基盤研究を実施します。
 
(2)事業期間
 海洋エネルギー発電システム実証研究及び次世代海洋エネルギー発電技術研究開発は、平成23年度から平成27年度迄(平成28年2月末迄)の5年以内とします。原則として最初の2年間は複数年度契約で行うものとします。平成25年度以降の契約については、外部有識者等による目標達成度の審査を踏まえ、中間目標の達成が認められたものについて締結するものとします。
 また、海洋エネルギー発電技術共通基盤研究は、平成23年度から平成24年度(平成25年2月末迄)の2年以内とします(ただし、各国の技術開発や市場動向の情報収集については、1年以内とします)。
 
資料

別添1:採択審査委員会(60KB)
..........
「海洋エネルギー技術研究開発 採択予定先一覧
海洋エネルギー発電システム実証研究
発電方式 共同研究予定先
波力発電
三井造船株式会社

波力発電
三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社 東亜建設工業株式会社

波力発電
株式会社ジャイロダイナミクス 日立造船株式会社

潮流・海流発電
川崎重工業株式会社

次世代海洋エネルギー発電技術研究開発
発電方式 委託予定先
海流発電
国立大学法人東京大学 株式会社IHI 株式会社東芝 株式会社三井物産戦略研究

海洋温度差発電
国立大学法人佐賀大学 株式会社神戸製鋼所

海洋エネルギー発電技術共通基盤研究
テーマ 委託予定先
海洋エネルギー発電技術に関する情報収集・分析
株式会社三菱総合研究所

海洋エネルギー発電技術システムの性能試験方法等の検討
みずほ情報総研株式会社 」-----別添2:採択予定先(60KB)より
.......... "

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、潮流・海流、波力、海洋温度差などの海洋エネルギー発電システムなどの海洋エネルギー開発の実証研究実施体制を発表-----自然エネルギー、2011/10/21

潮の満ち引きを発電に利用 川崎重工が新システムを開発-----Sankei Biz,2011.10.19

" .....数十億円を投じて沖縄県とスコットランドで実証実験を進める.....沖縄に出力数百キロワット規模の装置を設置する。同事業は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業として採択されており、費用の3分の2は補助金..... "

Kawasaki to test tidal technology in Scottish waters-----Scottish Development International,20 October 2011

追加情報
日本の海洋エネルギー開発すすむ。川崎重工の動き、イギリスで、そして沖縄で実証試験へ-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/17

「潮の流れ」で電力を起こせ プロペラ、タービン、橋梁、総力結集する川崎重工業-----日経ビジネスオンライン、2011年12月27日

参考エントリー
スコットランドの400MW潮流発電所建設計画 MeyGen、発電機などのデザインは、ロッキード・マーティン Lockheed Martin が担当-----ソフトエネルギー、2011/09/30

スコットランドの自然エネルギー-----自然エネルギー、2011/01/04

スコットランド、2020年の再生可能エネルギーの導入目標を100%へと引き上げ-----ソフトエネルギー、2011/05/23

[ カテゴリー : 潮汐力・海流など海洋エネルギー ]

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産総研、フレキシブルなフィルム基板上に印刷して作る熱電変換素子を開発

 産業技術総合研究所(産総研)は、印刷によりフレキシブルなフィルム基板上に、熱を電力にエネルギー変換をする熱電変換素子を形成する技術を開発したことを発表しました。このフレキシブルな熱電変換素子は、携帯電子通信機器、センサーネットワーク端末機器、パーソナルメディカル・ヘルスケア機器などへの、充電や電池交換を必要としない局所電源として、広く普及活用することが期待される通信および小型の自動デバイスの電源として活躍することが期待されています。開発が進み、印刷による製造プロセスの低コスト化、省資源化が可能となれば、身近な環境エネルギーの利用としての「熱エネルギーの回収」がより身近な技術になりそうです。
 今回試作された、フレキシブルなフィルム状の熱電変換素子は、曲率半径5mm程度に折り曲げても機械的な損傷は見られず、曲面・球面形状への設置に対する高い適応性をもち、室温(25℃)と体温(36℃)程度の温度差でも、良好な温度差発電動作を示したとのことです。これにより、身近な環境エネルギーを利用して、効率的な熱電変換素子が製造可能になり、日常生活で利用されるさまざまな機器や物品に電源=「熱エネルギー回収装置」として利用される時代まで、そう長くはなさそうです。

プレスリリース / 産業技術総合研究所、2011年9月30日
印刷して作る柔らかい熱電変換素子

Phot
-----image(”印刷により作製したフィルム状熱電変換素子”) : 同リリースより

" 身の回りのわずかな温度差を電力に変換
ポイント
・印刷によりフレキシブルなフィルム基板上に熱電変換素子を形成する
・高い柔軟性をもつので、さまざまな形状の設置箇所に適用可能
・熱電変換素子のフレキシブル化、低コスト化で環境発電の普及促進に期待

概要
 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)フレキシブルエレクトロニクス研究センター【研究センター長 鎌田 俊英】表示機能デバイスチーム 星野 聰 研究チーム長、末森 浩司 研究員は、プラスチックフィルムや紙などのフレキシブル基板上に、熱電変換素子を印刷で形成する技術の開発に成功した。本技術は、熱電変換素子をフィルム状素子とし高い柔軟性を付与することで、設置箇所の形状に制約されずに設置できるようにするものである。また、印刷による製造プロセスの低コスト化、省資源化が可能となる。

 熱エネルギーを電力に変換する熱電変換素子の利用を促進するためには、高変換効率化、低コスト化とともに、さまざまな形状の廃熱部へも設置できるように利便性を向上させることが必要となる。産総研では、低コスト製造プロセスである印刷法を用いて、フレキシブルな熱電変換素子を形成する技術の開発に取り組んできた結果、炭素材料を樹脂マトリックス中にナノレベルで分散させた複合材料が、印刷可能な材料としては従来よりも1.5倍以上高い発電能力を示すことを見出した。またこの材料溶液をインクとしてフィルム基板上に印刷素子形成すると、良好な温度差発電動作を示すフィルム状熱電変換素子が形成できることを見出した。今回開発したフィルム状熱電変換素子により、機器や設備からの廃熱や体温などをエネルギー源として電力に変換するエネルギーハーベスティング(環境発電)の利用普及が促進され、安全な電力供給に貢献することが期待される。

 この技術の詳細は、2011年10月13、14日につくば市で開催される産総研オープンラボ2011にて紹介する予定である
..........
開発の社会的背景
 熱・振動・電磁波などさまざまな形で環境中に存在するエネルギーを電力に変換して活用するエネルギーハーベスティング技術は、日常生活の中の身近なエネルギー源を効率的かつ安全に電力エネルギーに変換して活用する技術であり、携帯電子通信機器、センサーネットワーク端末機器、パーソナルメディカル・ヘルスケア機器などへの、充電や電池交換を必要としない局所電源として、広く普及活用することが期待されている。
.......... "
研究の内容
..........
高い変換効率を示す熱電変換素子を得るためには、構成材料の熱伝導率を低く保ちつつ電気伝導率を高くすることが重要である。今回は、乾燥焼成過程の制御などを通じて、CNT-高分子複合材料中の微細構造を制御することで高性能化を図った。高電気伝導性と低熱伝導性を両立できた結果、本材料は、従来法で作製したCNT-高分子複合材料よりも50%以上高い熱電変換性能(性能指数≒0.03)を示した。これは印刷で形成可能な熱電変換材料としては現時点の世界最高値である。

 上記のCNT-高分子複合材料のインクを用いて、厚さ20マイクロメートル(μm)のプラスチックフィルム基板上にステンシル印刷法でCNT-高分子複合材料のパターンを形成した後、乾燥焼成させることで、フレキシブルな熱電変換素子を作成した(図2)。今回試作した、フレキシブル熱電変換フィルムは幅0.5mm×長さ0.8mm×厚さ0.3mmの素子を1000段、直列に接続した構造を有する。試作した熱電変換フィルムは曲率半径5mm程度に折り曲げても機械的な損傷は見られず、曲面・球面形状への設置に対する高い適応性が確認された。また、室温(25℃)と体温(36℃)程度の温度差でも、良好な温度差発電動作を示し、効率的な熱電変換素子が製造可能なことを実証した。

Fig3Fig4

-----image(”図2 印刷法により作製したフレキシブル熱電変換フィルム(左)とその発電能力(右) 約10℃のプレート上に設置した試作素子に、手を置くことで温度差を加えた結果、108.9mVの電圧が発生している。”) : 同リリースより
.......... "

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ソーラーミレニアム Solar Millennium、加州の1GWの集光型太陽熱発電所建設計画を見直し。500MWをPVへ

 独ソーラーミレニアム Solar Millenniumは、カリフォルニアで計画されていた1ギガワットの集光型太陽熱発電(CSP)Blythe power plantsの建設を一部見直す方針を発表しました。当初は250MWの太陽熱発電所4基から構成される、完成すれば世界位置の規模ともなるといわれた計画でしたが、今回1000MWの計画の内、半分を太陽光発電に切り替えることを8月に発表していました。

独ソーラーミレニアム Solar Millennium、カリフォルニアで1ギガワットの集光型太陽熱発電(CSP)Blythe power plantsの建設認可を受け、2013年の完成をめざす-----ソフトエネルギー、2010/10/29

 残りの計画については、今後の状況で考えるということです。政府からの資金の保証を返上してまで、CSP用の工事を中止、PVに替えた理由は、太陽光発電のコストの急激なダウンと技術革新にあります。

 ただし、CSPを捨てたわけではなく、状況が許せば、またそのメリットがアメリカにおいて再評価される状況になれば、それが有効とされる他国同様に導入される自信があるとの見解を示しています。

 とはいえ、ここにきてPVへの評価がアメリカ市場で急速に高まったということは事実のようです。このPVに対する評価が定着し、大規模太陽光発電所の建設計画が続いていくのかに注目したいです。

プレスリリース / Solar Millennium,2011-08-18
Solar Millennium and Solar Trust of America Opt for Photovoltaic Technology at Blythe Project

" Solar Millennium AG (ISIN DE0007218406) and its US subsidiary Solar Trust of America today announced their plan to convert the first 500 MW phase of the Blythe Solar Power Project to photovoltaic (PV) technology. When complete, the Blythe Project will be 1,000 MW in size and thus the largest solar facility in the world. While Solar Millennium remains the international leader in Concentrating Solar Power (CSP) technology, the company cited favorable conditions in the PV and commercial lending markets in the United States as the main driver for the decision.
.......... "

関連
California Energy Commission : (Solar Millennium) Blythe Solar Power Project
Blythe_projectcsp
-----image : 上記サイト

 コメ-集光型太陽熱発電(CSP)から太陽光発電(PV)へ

Blythe Project
Blythe_projectpv
-----image : 上記サイト

500 MW of California Solar Shifts from CSP to PV-----Renewable Enerty World,2011/08/18

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千葉大学倉阪研究室と環境エネルギー政策研究所、2011年版「エネルギー永続地帯」試算結果(速報版)を公表

 千葉大学倉阪研究室と環境エネルギー政策研究所が、2011年版「エネルギー永続地帯」試算結果(速報版)を公表しました。国内の市区町村ごとに再生可能エネルギーの供給量を推計する「エネルギー永続地帯」研究の取りまとめです。
 
 いつも興味深い結果を報告してくれる注目のリポートです。是非、ご覧ください。

プレスリリース / 千葉大学倉阪研究室、環境エネルギー政策研究所、2011年10月17日
永続地帯 - Sustainable Zone / 「エネルギー永続地帯」2011年版試算結果(速報版)の公表について

" 国内の市区町村ごとに再生可能エネルギーの供給量を推計する「エネルギー永続地帯」研究の最新結果(2010年3月現在)によると、域内の民生・農水用エネルギー需要を上回る量の再生可能エネルギーを生み出している市区町村(「100%エネルギー永続地帯」)は、2009年3月から2010年3月にかけて6町村増加し、60市町村となった(市町村合併の影響で3町村減少)。エネルギー種ごとにみると、2009年11月の太陽光発電の余剰電力固定価格買取制度の影響で太陽光発電が32.6%増加したほか、風力発電(16.5%増)、バイオマス発電(8.5%増)が前年に引き続き増加した。しかし、小水力発電(1万kW以下)、地熱利用が微減し、太陽熱利用は微増にとどまった結果、国内の再生可能エネルギー供給は3.7%の増加にとどまった。これら増加傾向にない再生可能エネルギー種(小水力、地熱、太陽熱)が、日本の再生可能エネルギー供給の65%を占めている。

100%エネルギー永続地帯市区町村は、市町村合併により3町村減少したものの、6町村増加して60市町村に
 域内の民生・農水用エネルギー需要を上回る量の再生可能エネルギーを生み出している市区町村(100%エネルギー永続地帯)は市町村合併により3町村減少したものの、6町村増加して60市町村になりました(2008年3月時点:52、2009年3月時点:57)。また、域内の民生・農水用電力需要を上回る量の再生可能エネルギー電力を生み出している市町区村(100%電力永続地帯)は市町村合併で4町村減少したものの、4町村増加し、86市町村となりました(2008年3月時点:83、2009年3月時点:86)。

2009年11月の太陽光発電の余剰電力固定価格買取制度の影響で太陽光発電は32.6%増加、再生可能エネルギー熱利用は減少
..........
2009年3月から2010年3月にかけて、国内の再生可能エネルギー供給は3.7%の増加にとどまる
..........
増加傾向にない再生可能エネルギー種(小水力、地熱、太陽熱)が再生可能エネルギー供給の65%を占める
..........
8県で再生可能エネルギー供給が域内の民生+農水用エネルギー需要の10%を超えている
2010年3月において、再生可能エネルギーによるエネルギー供給が域内の民生+農水用エネルギー需要の10%を超える都道府県は8県あります(大分県27.5%、秋田県19.8%、富山県18.4%、青森県14.7%、鹿児島県13.3%、長野県12.2%、島根県11.9%、熊本県10.7%)。
..........
面積あたりの再生可能エネルギー供給量が最も多い都道府県は富山県
..........
プレスリリース詳細(試算結果表など)
「エネルギー永続地帯」2011年版試算結果(速報版)の公表について(PDF)
.......... "

関連
永続地帯報告書

" 永続地帯2010年版報告書(集計対象:2009年3月時点)
  報告書本体 - PDFファイル(2,493KB)
  都道府県別分析別表 - PDFファイル(2,911KB)

永続地帯2008年版報告書(集計対象:2008年3月時点)
  報告書本体(修正版) - PDFファイル(2,956KB)
  永続地帯2008年版報告書のデータ修正について - Wordファイル(27KB)
  修正項目一覧表  PDFファイル(151KB)

マッピングデータ
エネルギー永続地帯指標2010年版マッピングデータ(集計対象:2009年3月時点)
sustainable-zone-mapping2010.pdf "

「エネルギー永続地帯」2011年版試算結果(速報版)の公表について-----環境エネルギー政策研究所、2011年10月17日

再生可能エネルギー:自給率ランキング発表 千葉大など-----毎日jp、2011年10月17日

再生可能エネルギー:自給率、大分県トップ 地熱による供給量多く-----毎日jp、2011年10月17日

関連エントリー

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ヴェスタス Vestas、初の浮体式プラットフォーム WindFloat を建設中

Vestasvcover_2
-----image:ビデオクリップ、重いので移動しました。ご覧になるには、上記画像をクリックしてください。引用元は、以下のサイトです。
-----Launching Vestas’ first offshore floating platform

" Designed for offshore sites in waters deeper than 35 meters, the WindFloat is the world’s first floating platform facing the Atlantic. Carrying the well tested V80-2.0 MW turbine, the WindFloat is developed in collaboration with Key Account EDP and American offshore rig experts Principle Power. "

 今年の2月に、シアトルのプリンシパルパワー Principle Power は、ヴェスタス Vestasの2MW風力発電機 V80-2.0MW を独自に開発したフローティングプラットフォームシステムであるウィンドフロート WindFloatに搭載し、ポルトガル沖で初のフルスケール浮体式風力発電に挑むと発表しました。

プリンシパルパワー Principle Power、ウィンドフロート WindFloatに Vestas の2MW風力発電機を搭載しポルトガル沖で浮体式風力発電に挑む-----ソフトエネルギー、2011/05/13

Principlepowerwindfloatseascapes
-----image : Principle Power's WindFloat、Image of WindFloat (JPG)より

 このプロジェクトのビデオクリップが、Vestasからリリースされました。計画では、2011年中には実証試験が開始されることになっています。本格的な浮体式 フローティング 風力発電所の姿をまもなく見ることができそうです。

関連
Vestas : WindFloat - The floating turbine - about going beyond limitations

Floating Wind Turbine Ready For Deep Sea-----IB Times,10 October 2011

参考エントリー
ヴェスタス Vestas、翼の直径164mの7MW洋上風車 Vestas V164 offshore wind turbine を発表-----ソフトエネルギー、2011/05/10

浮体式洋上風力発電 Floating Wind Turbine / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2010/12/24

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資料「小水力発電事例集2009・2010」小水力利用推進協議会発行のオンライン版が公開されました

 小水力利用推進協議会の発行する小水力発電事例集の最新版「小水力発電事例集2009・2010」が公開されました。
 印刷版もまもなくできるということです。公開や配布情報が明らかになり次第、情報を追加します。

小水力利用推進協議会 参考資料

Microhydro20092010cover
-----image : 表紙

" 「小水力発電事例集」
【最新版】 小水力発電事例集2009・2010[PDF版(約14MB)]
[注意]容量が大きいのでご注意ください。

【2008年】小水力発電事例集2008(PDF:5MB)
【2007年】小水力発電事例集2007(PDF:13MB)
※2007年と2008年のものは印刷したものをスキャンしたものになります。
[注意]容量が大きいのでご注意ください。 "


関連
・Twitter @nikonikoJ :【小水力】「小水力発電事例集2009・2010」が公開されました。http://j-water.sub.jp/conference/?page_id=44  ようやく公開です。来月には、印刷版を作成し、小水力発電サミット@黒部にて無料配布いたします(`・ω・´)シャキーン

第2回全国小水力発電サミット
*参加申し込みは終了しております。

小水力発電事例集2007を無料配布中(配布は終了) / 全国小水力利用推進協議会-----ソフトエネルギー、2007/11/22

参考
【北海道】札幌市 水力発電を利用した電気自動車を導入-----小水力発電ニュース、2011年10月10日

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注目! 国家戦略室の動き エネルギー・環境会議 コスト等検証委員会

 藤村修官房長官が、エネルギー政策は、あくまでエネルギー・環境会議が中心にまとめていくと言ったことで、脚光をあびている国家戦略室のエネルギー・環境会議の動きに注目しましょう。

 総合資源エネルギー調査会基本問題委員会には、3.11以前よりはるかにさまざまな意見の委員が参加し、ニコニコ動画で放送されるなど耳目が集まりやすい状況です。しかし、この経済産業省の「総合資源エネルギー調査会」に加え、内閣府原子力委員会の「原子力大綱策定会議」、さらには閣僚らがメンバーとなる国家戦略室の「エネルギー・環境会議」と国のエネルギー政策を決める来年に向けての議論の場が別れ、それぞれの役割が問われています。そんな折り、以下の藤村修官房長官の発言が注目されることになりました。

藤村長官、エネルギー政策は「あくまでエネルギー・環境会議が中心にまとめていく」-----ニコニコニュース、2011年10月3日

"藤村修官房長官は2011年10月3日午後の記者会見で、今後のエネルギー政策を議論する政府の3つの会議の役割分担について、「総合資源エネルギー調査会、原子力大綱策定会議と連携をする」としながらも、「あくまでエネルギー・環境会議を中心にまとめていく」と述べた。"

 そして、あまり目立つことも、注目されることもなく、10月3日に第3回エネルギー・環境会議が、10月7日に第1回コスト等検証委員会が開催されました。コスト等委員会は、生での公開も検討されました(-2011/9/29エネルギー・環境会議「コスト等検証委員会」 インターネットライブ中継にご協力くださる事業者を募集.. )が結局当日は生で流れることはなく、後日2時間あまりの第1回コスト等検証委員会(平成23年10月7日)の様子の動画が公開されています。実は、この2時間の動画まだ見ていないのです。週末にチェックするつもりです。
 この議論重要です。できるだけ多くの人が関心をもっていることを示すためにも、是非見たいです。みなさんもご覧ください。

関連
国家戦略室
-2011/10/3第3回エネルギー・環境会議が開催されました。
-2011/10/7第1回コスト等検証委員会が開催されました。
/ 議事次第 第1回 コスト等検証委員会
/ 動画 : 第1回コスト等検証委員会(平成23年10月7日)

" 平成23年10月7日(金)15:30~17:30 合同庁舎4号館1208特別会議室

議題
1.コスト等検証委員会の開催について(報告事項)
2.これまでの議論の経緯について(報告事項)
3.コスト等検証委員会のミッションと論点について(討議事項)
4.原子力委員会への依頼について(討議事項)
5.<論点1>コスト試算の基本的なフレームワークについて(討議事項)
(1) 試算方法について
(2) 新たに取り組む課題について(3つのチャレンジ)
(3) 試算にあたっての主な前提条件について
配布資料

資料1 コスト等検証委員会の開催について
資料2 これまでの経緯について
資料3-1 コスト等検証委員会のミッション及び論点について(案)
資料3-2 東京電力に関する経営・財務調査委員会報告書の概要
資料4 コスト等試算への協力のお願い(案)
資料5 <論点1>今回の試算の基本的なフレームワークについて(案)
資料5-1 試算方法について
資料5-2 今回の試算で新たに取組む課題について
資料5-3 モデルプラントの主な諸元や試算の前提条件について
参考資料

参考資料1 発電コスト試算の比較(日本)
参考資料2 発電コスト試算の各国比較
参考資料3「革新的エネルギー・環境戦略」関係資料
  (7月29日 エネルギー・環境会議決定)
参考資料4 第3回 エネルギー・環境会議(10月3日)資料
参考資料5 第1回 総合資源エネルギー調査会基本問題委員会(10 月3 日)資料
参考資料6 新大綱策定会議の再開について(8月30日 原子力委員会決定) "

原発:コストに賠償費 検証委初会合、見直し着手-----毎日jp,2011年10月8日

参考
内閣府 原子力委員会
 / 2011年 10月13日 第2回原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会資料を掲載しました-----原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会
- 原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会(第2回)議事次第

" 日時:平成23年10月13日(木)13:00~15:00

場所:グランドアーク半蔵門 光の間

議題:
(1) 原子力発電所の事故リスクコスト試算の考え方
(2) その他

配付資料:
資料第1号
原子力発電所の事故リスクコスト試算の考え方(PDF:351 KB)

資料第2号
東京電力に関する経営・財務調査委員会 委員会報告(PDF:25.2 MB)

資料第3号
原子力発電所の事故リスクコスト試算の考え方(PDF:701 KB)

資料第4号
原子力発

電・核燃料サイクル技術等検討小委員会メンバーからの提出資料(PDF:2.6 MB)
.......... "

 / 2011年 10月3日 第7回新大綱策定会議資料を掲載しました。

原子力発電 コスト試算始まる-----NHKニュース、10月11日

" 国の原子力政策の基本方針となる、原子力政策大綱の見直し作業を進めている原子力委員会は、11日から原子力発電にかかるコストを試算する作業を始め、原発事故が起きた場合の損害賠償などを含めたコストを新たに試算することになりました。
原子力委員会は、先月再開した原子力政策大綱の見直し作業の一環として、11日、原子力発電のコストを試算するための小委員会を立ち上げました。
.......... "

イベント10/3 経産省はエネルギー基本計画見直しに際し、総合資源エネルギー調査会基本問題委員名25人を公開-----ソフトエネルギー、2011/09/28

追加情報
原発事故の存在を無視した委員会審議に違和感 - インタビュー:大島堅一氏(立命館大学国際関係学部教授)-----ビデオニュースドットコム,2011年10月15日

" 今後のエネルギー政策を決定する上で重要な論点となる電源種別の発電コストを検証する政府の「コスト等検証委員会」の初会合が、先週、開かれたが、その委員会で原発のコストをいかに算出するかをめぐり、あり得ないような議論が交わされていることが明らかになった。 "

コメ-コスト検証委員会では、原発政策を維持するための議論が進められています!

第1回コスト等検証委員会での提出資料-----oshima's posterous,October 14, 2011

" この資料は確かに当日配布され、相当な議論にもなったものですが、配付資料としてアップロードされていないので、ここで公開します。 "

コメ-河野太郎衆議員議員、飯田哲也さんがこの問題にふれています。密室に光を!

闇に蠢く----河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり、2011年10月14日

・Twitter iidatetsunari : 「闇に蠢く」(河野太郎ブログ10/14→ http://p.tl/E6Sk ) コスト委は 非公開で大島教授イジメしつつ、これまで通り誤魔化し放題の「仮想プラント」評価って・・ありえない。そもそも原発事故や10万年残る核のゴミはコストではなく倫理の問題でしょう。

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スペインのTorresol Energy、19.9MWタワー集光型太陽熱発電所 ヘマソラール Gemasolar Plant操業開始

スペインのTorresol Energyが、19.9MWタワー集光型太陽熱発電所 ヘマソラール Gemasolar Plantをオープン。関係者を招きその姿を披露し、操業開始しました。
 Gemasolar Plantは、ヘマソラール・プラントのように発音するということです。スペイン語はむずかしいですね。
 19.9MWのタワー集光型太陽熱発電所 ヘマソラール Gemasolar Plantは、185ヘクタールの広大な土地に展開、中心のタワーを取り巻く2650の反射鏡から構成されています。反射鏡で集められた太陽のエネルギーは、水蒸気タービンを回転させ25,000軒分の電力を供給することができます。熱は、溶融塩を使い蓄えることができ、日射に左右されず、1日平均20時間の発電も可能だということです。このタイプの商業的規模の発電所としては世界初とのことで、アラブ首長国連邦(UAE)のマスダールシティ・プロジェクトでの、共同実施者としての採用も決まっているということです。

プレスリリース / Torresol Energy,2011/10/4
His Majesty the King of Spain Juan Carlos I and His Highness Sheikh Mohamed bin Zayed Al Nahyan Inaugurate Gemasolar Solar Power Plant in Spain

関連
Torresol Energy : Gemasolar official opening

Gemasolar20119b
-----image(上-”Tower in operation.”、下-”Aerial view of the Gemasolar plant.”) : Photo library : Gemasolar plant in operation-----
Gemasolar20111b

Gemasolar solar power plant reaches 24 hours of uninterrupted production-----Torresol Energy,2011/7/4

" First thermosolar power plant in the world to supply uninterrupted power for an entire day
Technology offers real alternative to fossil fuel-powered plants
Gemasolar, the concentrated solar power plant located in Fuentes de Andalucia (Seville), a property of Torresol Energy (a joint venture between Masdar - Abu Dhabi’s future energy and clean technology company and SENER ? the leading Spanish engineering and construction company) has supplied its first uninterrupted day of electricity to the network.

This has been made possible by its innovative technique of storing solar energy in molten salt, a cutting-edge thermal-transfer technology developed by SENER. This system is capable of fifteen hours of electricity production without solar radiation which overcomes fluctuations in the energy supply.

Diego Ramirez, Director of Production at Torresol Energy, explained how it was possible to achieve 24-hour production in record time, after barely a month of commercial operation at the plant: "Gemasolar achieved optimal performance in its systems in the last week of June. The high performance of the installations coincided with several days of excellent solar radiation which made it possible for the hot-salt storage tank to reach full capacity. We're hoping that in the next few days our supply to the network will reach an average of 20 hours a day.

The salt storage system allows the plant to stretch its electrical production hours to beyond sunset, regardless of the cloud cover. Thus, Gemasolar, with its 19.9 MW steam turbine, is able to supply electricity to a population of 25,000 households.
.......... "

Gemasolar will be the main project presented by Torresol Energy in Solar Power International 2011-----Torresol Energy,2011/9/26

スペインの集光型太陽熱発電所「ヘマソラール」-----AFP BB News,2011年10月08日

Torresol Energy Gemasolar Plant Construction

(vidtix,2011/06/09)

Making light work of it: The world's first solar power station that generates electricity at NIGHT-----dailymail.co.uk,3rd June 2011

鏡の海..スペインの19.9MWタワー集光型太陽熱発電所 ヘマソラール Gemasolar Plant-----自然エネルギー、2011/10/12

Gemasolar - The World's First Baseload (24/7) Solar Power Plant

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JFEエンジニアリング、横浜本社に集光型太陽光発電システム CPVや太陽熱発電などの技術を集約。ソーラーテクノパークを開設

 再生可能エネルギーの分野に積極的に取り組むJFEエンジニアリングは、横浜本社にタワー型太陽光発電設備(CPV、HyperHelios ハイパーヘリオス)やタワー式太陽熱発電設備(CSP)、またリニアフレネル型太陽熱発電などの技術を集約し早期の技術開発につなげるために、ソーラーテクノパークを開設したと発表しました。タワー集光型太陽光発電設備は、「ハイパーヘリオス」と命名され、特に早期に開発を進めるということです。

JFEエンジニアリング、タワー集光型太陽光発電システム CPV の実用化に目処。ヘリオスタットの写真を公開-----ソフトエネルギー、2011/08/05

 さらに、太陽熱発電にも積極的に取り組み、海外では豪州などサンベルト地域において、営業展開をする予定だということです。

JFEエンジニアリング、独Solar Power Groupとリニアフレネル型太陽熱発電技術のライセンス契約を締結-----ソフトエネルギー、2011/08/01

 これによりJFEエンジニアリングの太陽エネルギー利用技術の顔触れの充実度は、国内外の展開に国内他社に一歩先んじた形となりました。同社は、さらに地熱、バイオガスなどの技術にも積極的に取り組むことで、再生可能エネルギーに積極的に取り組む企業としての姿勢をアピールしています。

プレスリリース / JFEエンジニアリング、2011年10月5日
横浜本社に太陽エネルギー発電の最先端技術集結

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-----image : 同リリースより

" ソーラーテクノパーク完成披露
 ..........このたび、太陽エネルギー発電の技術開発を進める拠点として、横浜本社(横浜市鶴見区)内にソーラーテクノパークを完成させ、施設を公開しました。
..........
 このソーラーテクノパークには、次世代の太陽エネルギー発電として注目されているタワー集光型の太陽光発電や太陽熱発電およびリニアフレネル型の太陽熱発電などの最先端の実証プラントが、設置されています。

 このうちタワー集光型太陽光発電設備につきましては、「ハイパーヘリオス」と命名し、早期に商用化を目指してまいります。この「ハイパーヘリオス」は、国内においては、従来型技術のシリコン系太陽光パネルに比べて、
・ セル発電効率 2倍
・ 単位面積当たりの発電量 1.5倍
・ 設備コストでkW当たり 25%削減
・ 発電コストでkWh当たり 30%削減
を目指した最先端技術です。

 一方、リニアフレネル型太陽熱発電は、既に商用化をしており、海外を中心に営業を展開しております。なお、国内においては、太陽熱発電は現在FIT(エネルギー固定価格買取制度)の適用外となっており、今後の適用に期待いたします。

 当社は、ソーラーテクノパークでの技術開発を進め、今後は、国内では震災復興地域を中心に、また海外では豪州などサンベルト地域において、展開いたします。
 太陽エネルギー発電分野において、2015年度売上500億円以上を目指します。

ソーラーテクノパークに設置されている各設備の概要
【タワー型太陽光発電設備(CPV)/HyperHelios(ハイパーヘリオス)】
・ ヘリオスタット(太陽追尾式ミラー)を用いて、太陽光を高さ20mのタワー上部に設置し、レシーバー(二次集光機能付き多接合型太陽電池セル)に集光し、直接発電する方式
・ 環境省の委託事業により、太陽光の集光倍率1,000倍下での発電技術の確立を目指して、安定な集光やセル冷却技術について、研究開発中
・ 同時に最新型の大型ヘリオスタットを用い、高精度の集光を維持したまま、コスト低減に向けた技術改良中
・ 今年度中に、ソーラーテクノパークにて発電量40~60kW 規模まで増強予定
2012年度以降は、MW級の実証試験を国内外で実証をし、2013年度商用化予定

【タワー式太陽熱発電設備(CSP)】
・ CPV(HyperHelios)と同様にヘリオスタットを用いて、タワー上部のレシーバー(受熱装置)に集熱し、発生した高温・高圧の蒸気でタービンを回して発電する方式
・ 今年度は、ソーラーテクノパークにて、さらなる高効率の蒸気回収のため、当社独自技術のレシーバーと蓄熱技術について技術開発を推進
・ 2012年度は2.5MW級の海外での実証が目標

【リニアフレネル型太陽熱発電】
・ 当社は、2011年5月にドイツのSPG(Solar Power Group)社より技術導入
・ 地上高2mに水平設置された平面形状の集光ミラーにて、上部に配管された集熱管に集熱し、蒸気を発生させる方式
・ 既存方式のパラボラトラフに比べ、風の影響を受けにくくシンプルな構造となり、低コスト化を実現
・ 発電コストを低減すべく、蒸気発生設備として既設石炭火力発電設備への増設をエンジニアリング提案中
・ 同時に、ソーラーテクノパークにて集光精度向上の技術改良を実施し、更なる低コスト化を図る予定
.......... "

関連
未来照らす“花畑”、横浜で太陽光発電/神奈川-----カナコロ、2011年10月8日

ソーラーテクノパークお披露目/神奈川新聞(カナロコ)

(kanaloco,2011/10/05 )

参考エントリー

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アメリカエネルギー省は、3つの浮体式を含む41の洋上風力発電の研究開発に4300万ドルを拠出

 アメリカエネルギー省は、世界的に今後飛躍が期待される、41の洋上風力発電の研究開発に4300万ドルを拠出すると発表しました。その中には、日本も積極的に取り組もうとしている浮体式 フローティング 風力発電に関するものも3つ含まれています。4300万ドルとは、35億円近い金額です。

 もっとも、日本が第三次補正にいれるかもといわれる金額はもっと多いのですが、アメリカは2020年代の技術としてタイムテーブルも明確化し、研究機関、企業、大学などにじっくりと時間とお金をかけているように思います。

国は、第3次補正予算案に、いわき沖の浮体風力発電所など、再生可能エネルギー関連予算を復興策として盛り込む方針-----ソフトエネルギー、2011/09/20

 世界的に注目され、日本が若干後塵を拝している分野だけに日本の国内の取り組み、この後の展開が大いに気になるところです。

プレスリリース / U.S. Department of Energy,September 8, 2011
Department of Energy Awards $43 Million to Spur Offshore Wind Energy

" U.S. Energy Secretary Steven Chu today announced $43 million over the next five years to speed technical innovations, lower costs, and shorten the timeline for deploying offshore wind energy systems. The 41 projects across 20 states will advance wind turbine design tools and hardware, improve information about U.S. offshore wind resources, and accelerate the deployment of offshore wind by reducing market barriers such as supply chain development, transmission and infrastructure. The awards announced today will help the U.S. to compete in the global wind energy manufacturing sector, promote economic development and job creation, and support the development of an emerging industry that will provide clean electricity to American families.
.......... "

関連
41 Offshore Wind Power R&D Projects Receive Energy Department Funding-----U.S. Department of Energy,September 7, 2011

"..........
Alliance for Sustainable Energy, LLC - NREL
Golden, CO
 $1,500,000
 This project will improve computer-aided-engineering tools to design and assess a wide range of floating offshore wind platform concepts.
..........
Nautica Windpower LLC
Olmsted Falls, OH
$500,000
This project will develop a conceptual design for a deep water offshore wind farm using lightweight floating platforms with improved access for maintenance.
..........
The Glosten Associates, Inc.
Seattle, WA
$400,000
This project will consider specific technology elements needed to integrate a floating foundation with an existing wind turbine for deploying offshore wind farms in water depths exceeding 60 meters.
.......... "

Offshore Wind Power Potential 212 GW?-----earthtechling.com,December 8th, 2010

 浮体式の中で、形となっている浮体式の風車への支援としては、Nautica Windpower社の名前があがっていましす。同社には、エネルギー省の資金が50万ドル投入されています。ホームページで紹介されていたのは、ユニークな方式の浮体式 フローティングウィンドタービンでした。最大の特徴は、海底に1本のケーブルに係留されている点です。建設も容易、ケーブルと浮体となる本体の構造により海上に自立することができる構造になっています。

Nautica Windpower
Nautica_windpowersite
-----image : 同サイト

Nautica Windpower's Advanced Floating Turbine

(lviterna,2011/01/11)

 上のビデオクリップをみると、以前他社でも同じような考え方で作られた浮体式の風力発電システムがあることに気づきました。今探しています。

関連
$43 Million From DOE Goes To Offshore Wind Power-----Earth Techling,September 21st, 2011

コメント続き

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三洋電機、ロンドンのブラックフライアーズ橋プロジェクトに1MW超の太陽光発電システムを供給へ

 三洋電機は、ロンドンのブラックフライアーズ駅、および周辺の再開発計画にともなうブラックフライアーズ橋プロジェクトに1MW超の太陽光発電システムを供給すると発表しました。採用されたのは、4,410枚のHIT太陽電池モジュール。合計、で1.103MWとなり、2012年夏の完成時に、世界最大のソーラーブリッジなるということです。
 また、この太陽光発電システムにより発電される年間900MWhにおよぶ電力は、ブラックフライアーズ駅で使用される電力の50%を賄うことができるということです。同駅の周囲には、有名な劇場などがあり、素晴らしい駅全体のデザインともあいまって、新たな名所となることが期待されています。

Blackfriars_stationlondon
-----Google マップ : BlackFriars Station

プレスリリース / 三洋電機、2011年10月4日
ロンドン最大の太陽光発電システムにHIT太陽電池モジュールを採用

1110040101
-----image(”ブラックフライアーズ駅再開発・完成予想図”) : 同リリースより

" ロンドン・テムズ川に架かるブラックフライアーズ駅再開発プロジェクト
英国ロンドン市内のテムズ川に架かる橋上にあるブラックフライアーズ駅の再開発プロジェクトにおいて、このたび、パナソニックグループ三洋電機株式会社製のHIT太陽電池モジュールが採用され、設置工事が開始されました。2012年夏の設置工事完成後は、世界最大のソーラーブリッジになります。
 採用されたHIT太陽電池モジュールは、4,410枚で1.103MW規模、発電される電力量は、年間900MWhが見込まれており、ロンドンで最大規模の太陽光発電システムとなります。この太陽光発電システムで、ブラックフライアーズ駅で使用される電力の50%を賄うとともに、年間約511トンのCO2排出量を削減します。
 ブラックフライアーズ駅は、乗客向けサービスのさらなる向上のため、英国 ネットワークレール社により、再開発が行われています。この再開発で取り付けられた駅舎の新しい屋根に、6,000平方メートル分のHIT太陽電池モジュールが設置されます。また、新しい駅舎では、太陽光発電システムに加えて、雨水の有効活用や自然光取り入れなどの最新の省エネ技術が採用される予定です。
.......... "

関連
Network Rail : The new London Blackfriars station

WORK BEGINS TO CREATE WORLD’S LARGEST SOLAR BRIDGE AT BLACKFRIARS-----Network Rail,04 Oct 2011
Blackfriarsfirstmoduleinstall3a4
-----image(”Blackfriars Solar Panels - 4,400 solar panels are being installed on the rolof of Blackfriars station”): 上記リリースより

" The new Blackfriars station ? which is being built on a bridge spanning the River Thames ? is on its way to becoming the world’s largest solar bridge after work started today to install over 4,400 solar photovoltaic (PV) panels.

The Victorian bridge, built in 1886, is the foundation for the new Blackfriars station, which is being upgraded by Network Rail to cater for more passengers and an improved train service. A new roof, added to the historic structure, will incorporate over 6,000m2 of PV panels, creating the biggest solar array in London.

The solar panels will generate an estimated 900,000kWh of electricity every year, providing 50% of the station’s energy and reducing CO2 emissions by an estimated 511 tonnes per year. In addition to solar panels, other energy saving measures at the new station will include rain harvesting systems and sun pipes for natural lighting.
.......... "


Whats_happeningblackfriars_southban
-----image[”Blackfriars station - new Southbank entrance (artists impression)”] : Network Rail : What's happening at London Blackfriars?より

The Financial Times: Solar bridge points to a bright future-----Solarcentury Holdings,04/10/2011

g>コメント続き

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ウィンド・パワー・いばらき、2012年ウインド・パワーかみすに+8機増設。さらに、鹿島港湾区域沖合に100基の洋上風力発電所建設計画へ

 わが国初の洋上風力発電所といわれるウインド・パワーかみすを運営するウィンド・パワー・いばらきは、来年度新たに8基増設するほか、鹿島港湾区域の護岸から500~4000mの海の中に外海洋上風力発電事業として2MW以上の大型風力発電所の建設プロジェクト「新エネメガサイト」計画をたちあげたとのことです。

【飛躍カンパニー】ウィンド・パワー・いばらき 鹿島灘沖に風力発電100基構想-----Sankei Biz,2011.9.30

" .....来年はじめにも8基着工するほか、鹿島港湾区域沖合に100基の大規模発電所を建設するプロジェクトも2013年度の事業開始を目指して動き始めた。..... "

 世界風力エネルギー協会が、ウインド・パワーかみすの2MW 7基が津波を乗り越えたことを伝えたことでも、有名になった洋上風車としても印象が深いです。今後の展開が楽しみですね。

 以前見たときは確か、まだGoogleマップには映ってなかったと思います。今回みたら、はっきりと写されていました。

Windpowerkamisus
-----image : Google マップ : ウインド・パワーかみす洋上風力発電茨城県神栖市北浜地先の大型風力発電機100基程度の建設計画地をのぞむ-----
Windpowerkamisul

関連
ウィンド・パワー・いばらき 小松﨑都市開発
/ ウィンド・パワー・いばらき : ウインド・パワーかみす洋上風力発電所
/ ウィンド・パワー・かしま洋上風力発電所

"茨城県神栖市北浜地先 2,000kW程度以上8基予定"

/ 新エネメガサイト
" 事業計画地 "茨城県 鹿島港 鹿島港湾区域の護岸から500~4000mの海の中
事業目的 外海洋上風力発電事業
建設台数 約100基 程度 "

参考

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オリックス、群馬県の13600kW吾妻木質バイオマス発電所の営業運転を開始

 オリックスは、群馬県吾妻に、木質チップを利用する、13600kWの吾妻木質バイオマス発電所の営業運転を開始したと発表しました。剪定枝や廃木材などを破砕しチップ化した木質チップ専焼発電としては、国内で3番目の発電規模となるとのことです。
 また、同発電所の発電設備は、日本エネルギー経済研究所グリーンエネルギー認証センターよりグリーン電力発電設備の認定を受け、発電電力は、自然エネルギーから発電されたグリーン電力として、その環境付加価値部分は一部を証書化され、グリーン電力証書として販売されるといことです。

プレスリリース / オリックス、2011年09月29日
木質バイオマス発電所の営業運転を開始

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-----image : 同リリースより

" オリックス株式会社(略)は、このたび、「吾妻木質バイオマス発電所」(群馬県吾妻郡)の営業運転を開始しましたのでお知らせします。吾妻木質バイオマス発電所は、木質チップ専焼発電の発電所としては、国内で3番目の発電規模となります。

 木質チップ専焼発電は、木質チップ(剪定枝や廃木材などを破砕しチップ化したもの)を燃料としてボイラ内で燃焼させ、発生した蒸気でタービンを回転させて発電する仕組みです。化石燃料の代替としてバイオマス(*1)を燃料とすることで、CO2排出量の低減につながるだけでなく、サーマルリサイクル(*2)技術を活用した、より環境に配慮した発電を実現します。さらに、廃木材の適正処理の促進にも寄与します。

吾妻木質バイオマス発電所の発電規模は13,600kW、年間送電量は8,500万kWhを予定しています。これは、一般家庭に換算した場合、約24,000世帯分の年間電力使用量に相当します。燃料となる木質チップは群馬県内および近隣県の木質チップ業者から購入し、発電した電力は、特定規模電気事業者(PPS)を通じてお客さまへ供給する予定です。
 また、当発電所の発電設備は、「財団法人日本エネルギー経済研究所グリーンエネルギー認証センター」よりグリーン電力発電設備の認定を受けています。これにより、当発電所で発電した電力は、自然エネルギーから発電された「グリーン電力」として認められ、その環境付加価値部分は一部を証書化し、「グリーン電力証書」として販売します。

 オリックスは、ESCO事業、太陽光発電システムの販売、電力小売事業や電力一括購入サービスなどの電力関連ビジネス、廃棄物処理施設の運営など、環境・エネルギー分野においてさまざまな事業を展開しています。今後も、再生可能エネルギーの有効活用をはじめ、さまざまな事業へ積極的に取り組むことで、事業ノウハウの蓄積とお客さまへの新しい付加価値の提供を目指してまいります。

(*1)化石資源を除く、再生可能な生物由来の有機性資源のこと。
(*2)廃棄物を単に焼却処理するだけではなく、焼却の際に発生するエネルギーを回収・利用すること。

■ 発電事業概要
発電所名:吾妻木質バイオマス発電所
所在地:群馬県吾妻郡東吾妻町大字岡崎460-1
発電方式:蒸気タービンによる汽力発電方式
主燃料:木質チップ 
年間使用量:約13万t
発電規模:13,600kW(発電端出力)
年間送電量:8,500万kWh

運営会社概要
会社名:株式会社吾妻バイオパワー(英語表記:Agatsuma Bio Power Co., Ltd)
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-----image(上-”内部循環流動床ボイラ”、下-”木質チップ”) : 同リリースより-----
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関連
東京ガスが木くずを使用したバイオマス発電へ参画 / クリッピング greenz-----ソフトエネルギー、2008/09/05

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ソーラーデカスロン Solar Decathlon 2011、総合優勝はメリーランド大 University of Maryland

 9/23から10/2までワシントンD.C.で開催されていた、環境にやさしい住宅の評価を競う大学対抗国際コンテストである、ソーラーデカスロン Solar Decathlon 2011が終了しました。今年は、メリーランド大 University of Marylandが合計ポイント951ポイントで総合優勝を果たしました。

Sd2011result
-----image : solardecathlon.gov - Current Standingsより

 二位は、Purdue University、三位には外国勢最高位でニュージーランドのVictoria University of Wellingtonが入りました。
 また、来場者などの一般が選ぶ People's Choice Award には、総合順位では12位に留まった、Appalachian State University92,000票あまりを集め選出されました。

Maryland's Solar Decathlon 2011 Video Walkthrough

(DOESolarDecathlon,2011/08/16)

University of Maryland : Team website- 2011.solarteam.org

関連
Maryland Team Wins Solar House Contest-----NewYork Times-Environment,October 1, 2011

 環境を意識した家の国際的なコンテストが終了しました。2012年のソーラーデカスロンヨーロッパには、千葉大学のおもてなしハウスも参加します。この大会は現地に行かれなかった人もYouTubeやツイッター、フェースブックなどで進行をモニターすることができるので、本当に楽しいです。今後も期待していきたいと思います。(2t)

Solar Decathlon 2011: Closing Ceremony

DOESolarDecathlon,2011/10/02)

関連エントリー
ソーラーデカスロン Solar Decathlon / おまとめサイト-----自然エネルギー、2011/09/16

イベント9/23-10/2 ソーラーデカスロン Solar Decathlon 2011-----ソフトエネルギー、2011/01/20

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