農林水産省、宮城県大崎市における菜の花バイオディーゼル燃料製造事業を認定
農林水産省は、農林漁業バイオ燃料法に基づき、宮城県大崎市菜の花バイオディーゼル燃料製造事業計画を対象事業として認定しました。認定されると、農業改良資金助成法等の特例、バイオ燃料製造施設に係る固定資産税の軽減、中小企業投資育成会社法の特例、産業廃棄物処理事業振興財団の債務保証等の支援措置を受けることができることになります。
具体的な計画は、平成23年8月12日~平成28年3月31日の実施期間において、菜種を供給する、たじりエコベジタブルとバイオ燃料製造業者である企業組合労協センター事業団が連携してバイオディーゼル燃料を製造するというものです。菜種7.5トン/年の供給予定量により、 バイオディーゼル燃料を300kl/年製造する計画です。
プレスリリース / 農林水産省、平成23年8月12日
・農林漁業バイオ燃料法に基づく生産製造連携事業計画の認定について(第8回認定)
" 農林水産省と経済産業省は、本日、平成20 年10 月1 日に施行された「農林漁業バイオ燃料法(平成20 年法律第45 号)」に基づき申請された生産製造連携事業計画の認定を行いました。今回の認定は、「宮城県大崎市菜の花バイオディーゼル燃料製造事業」です。1.生産製造連携計画とは
農林漁業者又は木材製造業者とバイオ燃料製造業者が連携して、原料生産と燃料製造に取り組む計画です。
認定を受けた事業者は、農業改良資金助成法等の特例、バイオ燃料製造施設に係る固定資産税の軽減、中小企業投資育成会社法の特例、産業廃棄物処理事業振興財団の債務保証等の支援措置を受けることができます。2.今回認定された生産製造連携事業計画
事業計画名:宮城県大崎市菜の花バイオディーゼル燃料製造事業(宮城県)
事業概要:菜種を供給する「有限会社 たじりエコベジタブル」とバイオ燃料製造業者である「企業組合 労協センター事業団」が連携してバイオディーゼル燃料を製造しています。
(別紙参照)
(参考)農林漁業バイオ燃料法
農林漁業バイオ燃料法は、国産バイオ燃料の生産拡大に向け、農林漁業有機物資源をバイオ燃料の原材料として利用する取組を支援するため、平成20 年5 月28 日に公布、同年10 月1 日に施行されました。
(注)農林漁業有機物資源
農林水産物及びその生産又は加工に伴い副次的に得られた物品のうち、動植物に由来する有機物であって、エネルギー源として利用することができるもの。
.......... "
コメント続き
宮城県大崎市は、核汚染の懸念は少ないようですが、菜の花の栽培は、核汚染地帯の農地の回復のための一つの方法としても注目されています。残滓の適切な処理など、現在大きな課題として注目される核汚染物質の保管と隔離という問題への対処方法、農地の利用などの見地からも注目したいプロジェクトです。
福島県、宮城県、岩手県、そして茨城県、千葉県、さらに東北、東京まで、菜の花やひまわりなどの非食作物による農業収入を確保しつつ、除染のための農業技術の確保という点からも同様のプロジェクトの情報がほしいところです。(2t)
参考エントリー
・IHI ら、神戸大学 榎本 平教授らの高効率藻類バイオ燃料の開発技術を活用した新会社 IHI NeoG Algae の設立へ-----ソフトエネルギー、2011/07/13
[ カテゴリー : バイオ燃料 ]
ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
・東北関東大震災、福島原子力発電所事故対応サイト : crisis311 #disaster_kit311
greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost
---しなやかな技術研究会のGoogleマップ2
[PR]
| 固定リンク
« フルノシステムズ、太陽電池パネルを活用した自立型無線LANシステムを製品化 | トップページ | 独シーメンス Siemens、再生可能エネルギー部門を強化。水力、風力、ソーラー、そして海洋エネルギーにも注目 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント