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大阪市水道局、パナソニック電工と共同で太陽光発電パネルの発電効率向上を目的とした散水冷却システムを開発

大阪市水道局は、250キロワットの太陽光発電パネルを平成23年3月に柴島浄水場に導入しています。今回、その一部の太陽光発電システムを利用して、パナソニック電工と共同で散水冷却システムを平成23年8月1日から平成24年3月31日まで実施し、太陽光発電パネルの発電効率向上を目的とした、太陽光発電システムにおける、散水冷却システムの研究を実施すると発表しました。

 太陽電池は、発電時の温度環境が低いほど、発電効率が向上することが知られています。太陽電池の規格は、摂氏25度の際の出力です。それがたとえば50度になれば、10%以上効率が下がります。このことから、発電時の太陽電池モジュールを冷やすことで効率を上昇させようという試みは、国内外でいくつもあると聞いています。しかし、普通の太陽電池を水を散水して冷やす、具体的な試みを当ソフトエネルギーでもピックアップするのは、これが始めてのようです。
 この8ヶ月の実験でどんな結果がでるか楽しみです。

プレスリリース / 大阪市水道局、2011年7月28日
太陽光発電パネルの発電効率向上を目的とした散水冷却システムの開発をパナソニック電工(株)と共同で実施します~柴島浄水場で散水実験を開始します~

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-----image[”柴島浄水場に設置している太陽光発電パネル(250キロワット)”] : 同リリースより

" 大阪市水道局では、太陽光発電パネルの発電効率向上を目的とした、散水冷却システムの研究を、パナソニック電工(株)と共同で実施し、平成23年8月1日(月)から、柴島浄水場で散水実験を開始します。

 太陽光発電パネルは、日射によるパネル表面の温度上昇に伴い発電効率が低下することが知られています。本実験は、浄水を冷却水としてパネル表面に散水し、パネル温度を下げることによって発電効率の向上を図ることを目的とします。

 柴島浄水場には、本市市有施設の中では最大規模となる250キロワットの太陽光発電パネルを平成23年3月に設置しており、その一部を研究フィールドとして活用します。

 水道局では、今回の取組みはもとより、ヒートアイランド対策としての水道水ミスト装置の普及促進など、水道水を活用した都市環境貢献策を積極的に推進しており、今後も、水道が有する施設や技術を用いることにより、地球環境保全に貢献してまいります。

共同研究の概要
研究内容     太陽光発電パネルの発電効率向上を目的とした散水冷却システムの開発
散水実験期間  平成23年8月1日(月)から平成24年3月31日(土)
研究フィールド  柴島浄水場 太陽光発電パネル(250キロワット)(大阪市東淀川区柴島1丁目3-14)
共同研究者    パナソニック電工(株)
.......... "



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